2005年09月24日

ドンファン

ドンファン

【映画的カリスマ指数】★★★★★

7度目の鑑賞。

『怪優』としてではなく、『俳優』としてのジョニー・デップをみれる作品。

監督: ジェレミー・レヴィン
出演:ジョニー・デップ,マーロン・ブランド,フェイ・ダナウェイ,ジェラルディン・ペラス,ボブ・ディシー
製作年・国:1995/米
鑑賞日:2005/9/23:DVD
系統:ラブロマンス
ストーリー:現代のN.Yのとあるビルの屋上にたたずむ一人の青年。彼はまるで怪傑ゾロのような格好で腰には剣をさし、顔には仮面をつけ、自分を伝説の伊達男ドンファンと名乗る。今まさにその屋上から飛び降り自殺を図ろうとしている彼を、定年間近の精神科医ジャックが止めに入った。
精神鑑定のために青年を病院に連れ帰り、彼の担当医としてカウンセリングを始めたジャックだったが、その正体不明の男が語る美しいラブロマンスにジャックの心は徐々に揺れ動いていく・・・。

評:フランシス・フォード・コッポラ製作のラブロマンス。
そういえば同じくジョニー出演の『スリーピーホロー』もコッポラ製作ですね。ついでに、これまたコッポラ製作の『ドラキュラ』。ゲイリーの役どころを本来はジョニーが演じる予定だったというのは有名な話。コッポラがらみの作品には、結構ジョニーが関係していたりする。美しい作品にはやはり、美しい役者が必要ってことですな。

監督のジェレミーはこの作品の脚本も手がけているが「ドンファン役にはジョニーしかいないと思って書いた脚本」と明言している。


    個人的に。
    この作品が大好きで大好きで・・何度も観ているんですね。

ジョニー・デップって難解で奇妙な役どころを多く演じていて(まあ一番タイムリーなのは『チャリチョコ』のウォンカ役でしょうけど。他にもいっぱいあるんだよ!!)、そのためか、その「怪優」っぷりばかりがとりだたされている感がありますが。

    ・・・当たり前のことですけど、彼は普通に「俳優」もできます。

この作品は「怪優」ではなく「俳優」としてのジョニー・デップをみれる作品なんですね。
彼の類稀なる上品かつ美しい顔立ちや、しなやかな身のこなし。そして何よりあの絶品な色気・・そういったジョニー・デップ本来の゛素材゛を余すところなく出しまくっている作品。屈折・湾曲なしのまったくストレートな『かっこいいジョニー・デップ』がみれてしまうんです。

ジョニーファンの「好きなジョニー映画」の中に、何故かなかなか『ドンファン』の名が上がってこない・・・。だいたい「怪優ジョニー」作品が目立っちゃう。普通のジョニーでは物足りないって思うのかなぁ?
私もかなりのジョニー狂いですけど、やっぱこういうノーマルなジョニーも相当愛してます。


この作品。
巷では、メロメロのラブロマンスとか、デートにうってつけの映画とか・・・エロス全開な感じで言われてますけど。

     個人的にはこの作品、『人間の心の映画』と思っています。

もちろん、初めて観たときはエロス全開と思いました。ジョニーの色気に抹殺されかけて、何度鼻血におそわれたことか・・・(恥)
けれども観る回数を重ねていくうちに、実はこの作品にあるものは『人間の心』だと気づいたんです。
゛美しいラブロマンス゛というオブラートに包まれた、とってもデリケートなものです。

真実なのか虚言なのか分からない、ドンファンが語るその美しい世界観。いつしかそれに引き込まれていくジャック。おそらくジャックにとってその話がウソかホントかはさほど重要なことではないんですね。
その世界観に酔いしれている自分自身を素直に受け入れ、それによって変化していくモノの見方や、浄化されていく心にきっちり向き合えるようになることが・・・大事なんです。

この作品のドンファンの存在意義って。
単純に゛1000人以上の女を抱いた色男゛だけではない。
彼に関わる人々が、硬くなった心を自由で情熱的な柔らかい心へと解きほぐされていく・・彼はいわゆる『柔和剤』のような存在ではないでしょうか?

この作品を観て、自分自身の゛心゛のあり方を見つめ直せる気がします。



   ・・・まあ。
   この映画のキャッチフレーズ『観た後誰もがベットインしたくなる』
   これもかなり゛有り゛だけどね・・(恥)



clockworkorenge at 03:22│Comments(7)TrackBack(5)clip!映画論 た行 

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この記事へのコメント

1. Posted by ぴむ   2005年09月24日 11:48
TBありがとうございました。
「普通のジョニー・デップ」を見られる映画もいいですよね。
「ギルバート・グレイプ」のジョニーもかなりいいと思いましたよ。
2. Posted by まっつん   2005年09月25日 14:02
まっつんです。

自分も『ドンファン』が素敵な作品だと思います。
特にマーロン・ブランド扮する精神科医の老夫婦に再び
愛の情熱をもたらしてしまう過程が微笑ましくて。(^0^)

まさに睦月さんの言うようにジョニデのストレートな演技が
この作品で発揮されている証ですね。

3. Posted by 睦月   2005年09月25日 14:11
■まっつんさんへ
コメントありがとうございます!

うんうん。マーロン・ブランドとフェイ・ダナウェイ。すごくよい夫婦を演じてくれていました。あの老夫婦に見事に癒されてしまいますよね。

ところで、この作品のジョニーって・・・。
ドラゴンアッシュのボーカルに似てません?コレ観てた頃、巷ではアッシュが流行ってたんですけど、何度観ても「似てるなぁ・・」って思ってたんです。
まあ。
レベルが違い過ぎますが・・・。
4. Posted by まっつん   2005年09月25日 14:34
古谷一行の息子に似てますよね。(^0^)

ドラゴン・アッシュが流行っていた頃、
赤坂ブリッツでライブを観に行った憶えがあります。
スタンディングだったので、みんなダイブしたりするから、
首蹴られたり、背中けられたりして大変でした(笑)

今、思うと若かったなぁと・・。

僕のブログをリンクに貼ってくださるんですか?
ありがとうございます。
僕のブログは映画だけでなく、サッカーとか、芸能ネタとか
いろいろとやっていますが、よろしくお願いします。

でも、方向性として映画とサッカーあたりに絞りつつ
あります。(^0^)

5. Posted by 睦月   2005年09月25日 14:44
■まっつんさんへ
アッシュのライブ行ったことあるんですね?!ステキ!!私も一時ものすごいハマッて大好きだったんです。ライブは行ったことないですが。

実はサッカーも割と好きなんです。先日、アジア最終予選の日本VSイラン戦を日産スタジアムで観戦してきました。ああ・・ステキだったわ、宮本(←ありがちでごめんなさい)。

ところで。
ご承諾いただきましたのでリンク貼らせていただきまーす!
たくさん遊びにいきますね♪
6. Posted by galaxie500   2005年11月14日 01:09
これこそ格好いいジョニー楽しめる一作品。かなり好きな作品です。
基地外なとこがたまらん。役柄やっぱちょっと変わってると思う
普通な役といったら、ノイズ、ニックオブタイム、シークレット・ウィンドあたりじゃないかな。ちなみこの三作品は私のワーストに入りますな。
7. Posted by 睦月   2005年11月14日 01:18
■galaxie500様へ
コメントありがとうございます!
私この記事書いたあと気づいたんですよね・・・「あ。別にこのジョニーも普通なわけではないなぁ・・・」と。ちょっとやっぱりどこかおかしいですものね。けど、この作品のジョニーは抜群に素敵です。
galaxie500さんがあげた3作。私も全く同じでワーストに入ってますね。『ノイズ』にいたっては、ジョニー本人でさえあまりお気に召してないようですよ。
酷かったですものね、あれは・・・。

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