2006年03月12日

マンダレイ

マンダレイ

【映画的カリスマ指数】★★★☆☆

 自由という名の不自由が生む皮肉と悲劇





監督:ラース・フォン・トリアー
出演: ブライス・ダラス・ハワード,イザック・ド・バンコレ,ダニー・グローヴァー,ウィレム・デフォー,ジェレミー・デイヴィス
製作年・国:2005/ デンマーク,スウェーデン,オランダ,フランス,ドイツ,アメリカ
鑑賞日:2006/3/11:日比谷シャンテ・シネ
系統:シリアス
配給:ギャガ
翻訳:松浦美奈

ストーリー:ドッグヴィルを離れ、父と共に新たな居住地を求めていたグレースがたどり着いたのは、いまだに激しい人種差別が行われるマンダレイの大農園だった。
「奴隷制度を生んだのは白人。同じ白人として責任を取らねば・・・」と考えたグレースは、そこの黒人奴隷達に自由を与え教育を施そうと、父と離れその場に残るのだが・・・。

評:『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『奇跡の海』で知られるラース・フォン・トリアー監督の最新作。

前作『ドッグヴィル』に続き、゛アメリカ3部作゛の第2弾目となる本作品。
主人公のグレースは、ニコール・キッドマンからブライス・ダラス・ハワードへ引き継がれ、舞台演劇を思わせる演出はそのままに・・・やはり同じアメリカを舞台に物語は進行する。


『ドッグヴィル』では、権力も武器も持たない弱い立場でしかなかったグレース。それがゆえに、奴隷のような扱いと理不尽な暴力に虐げられた彼女だったが・・・マンダレイにたどり着いた彼女は違う。
ドッグヴィルで学んだことを胸に、のっけから絶大なパワーと行動力で大農園に理想郷を築いていくのだ・・・。

前作では、人間の衝撃的な精神世界を描いてみせたフォン・トリアー監督。そして今回は、いまだにアメリカに根付く人種差別を取り上げ、またまた斬新な切り口で描いてみせた。

   うーん。一体この監督の頭の中はどうなっているんだろう?興味深い・・・。


自由の定義ってなんだろう・・・と考えたことはないだろうか?
規制もルールも拘束もないことが自由・・・。そう、単純にそうかもしれない。

んじゃあ・・・「目の前にある中から自由に好きなものを選んでいいよ」「会社も学校も辞めて、自由に暮らしていいよ」そう言われて・・・選んだり、決定したりすることが妙にしんどく感じたり、どうしたらいいのか困ったりしたことはないだろうか?

            ・・・自由なのに。好きにしていいのに。
         人間は案外、自由という名の不自由に苦しむものだ。


グレースがマンダレイの黒人奴隷たちに持ち込んだ自由=民主主義体制は、彼女の尺度で計った完全なる理想主義の押し付けでしかない。
彼女はそれを、絶対的な正義の方法であると信じて止まないのである・・・。
彼女の一方的な思惑は、もちろん元奴隷たちとの間に温度差を生む。突然、解放され自由を与えられても・・・彼らは困惑し、簡単には順応できないのだ。


私達は、その誰しもが何らかの檻の中に存在している。
国という檻、宗教という檻・・・会社や学校、家族という檻・・・。そこにあるルールや規制といった不自由の上に、私達の自由は成り立っているもの。

一方、マンダレイの奴隷達はその逆だ。人種差別という理不尽な檻の中にいながらも・・・その不自由な中に、ある程度の自由を見出し生きてきた。それが彼らにとって健全で、あたりまえな暮らしのあり方であったのに・・・・。

         マンダレイの均衡を保ってきたその構図は・・・
        グレースの傲慢さよって、破綻を迎えるのである。

      
一見、グレースの理想郷は問題なく構築されたかのように見えるが。
それはあくまでも彼女の独りよがりでしかなかったことに・・・皮肉にも気づかされる。

          全ては仕組まれた自由・全ては計画された不自由。

結局は、居心地のいい暮らしと生き方を得るために・・・人間は傲慢になり、利己主義に走り、他人を裏切る。

       あきれるほどに明快、吐き気がするほどに浮き彫りにされた・・・
               マンダレイという名の人間社会。



フォン・トリアー監督、やはりその究極的な人間の描き方は実に見事。
しかしながら・・・やはり前作に比べると見劣りするのは否めない。
結末のオチの付け方はさすがではあるものの・・・・そこで逆上し、マンダレイに見切りをつけるグレースの心理状態にあまり深みが感じられなかった。

        「もお!思い通りにいかないからあったまにキタ!」
    ・・・と単純に癇癪を起こした子供のようにしか思えなかったのだ。


 まあ・・フォン・トリアー監督のことだから、それが狙いなのかもしれないが(笑)


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原題:MANDERLAY 製作国:デンマーク/スウェーデン/オランダ/フランス/ドイツ/アメリカ 製作年度:2005年 上映時間:139分 監督:ラース・フォン・トリアー 脚本:ラース・フォン・トリアー 出演:ブライス・ダラス・ハワー〉Q
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『マンダレイ』 ++ あらすじ ++ 『ドッグヴィルの町を焼き払ったグレースは、新たな居住地を求めるうちに、アメリカ南部の荒野に広がる大農園へとたどり着いた。 鎖と南京錠で閉ざされたこの農園の名は ??á??i
32. マンダレイ  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2008年07月31日 20:16
 『美しき救世主があらわれ、 そして、自由が消えた。』  コチラの「マンダレイ」は、「ドッグヴィル」に続く「アメリカ三部作」の第2弾となったR-18指定のヒューマン・ドラマです。スタジオの床に白線を引き最低限のセットのみという舞台形式は前作同様だったんですね...

この記事へのコメント

1. Posted by 狂犬   2006年03月12日 11:59
おはつです、狂犬です。

岩手人キタ━━(・∀・)━━!!!って感じです(笑)僕は岩手在住ですが…。

僕もブログやってます。良かったら見てやってください。ごく一部に映画のことも書いてあったりしますが、気にしないでください(笑)僕はあまり映画に詳しいわけではないので…。
2. Posted by まっつん   2006年03月12日 20:21
睦月さん、お久しぶりです。

ラース・フォン・トリアー監督の作品は、
『奇跡の海』や
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の2本しか
観ていないのですが、観終わった後のあの
感覚がなんとも言えないです。

それ以来、彼の作品は避けていたのですが、
睦月さんの今回の作品の詳細の解説を読んで、
『ドッグヴィル』から観てみようかな〜て
思いました。

結局は、みんな仕組まれた自由に
踊らされているのかな?
なんか尾崎豊っぽくなっちゃた。
それだけ哲学っぽい作品なのかな。
3. Posted by Ken   2006年03月12日 20:50
睦月さん、どうも、TBありがとうございます!
この映画を観て、『自由からの逃走』という哲学書を思い出しました。いや、読んでないんですけど・・・(笑)。
確か、自由であることに不安になったドイツ国民の心理がナチズムの台頭を招いた、みたいな分析だったような気がします。

>癇癪を起こした子供のようにしか思えなかった
グレース=現代アメリカ政府と考えれば、監督は強烈な皮肉をここにこめたかったのかもしれませんね・・・。
4. Posted by 狂犬様・まっつん様へ   2006年03月13日 01:18
■狂犬様へ
コメントありがとうございます!
おお!岩手在住ですか!素晴らしい!同じ故郷同士、仲良くしてくださいね!よろしくです!

■まっつん様へ
まっつんさーん!お元気?
私もね、『ダンサー〜』は非常に嫌いな作品の一つなんですよ。けど、このアメリカ3部作シリーズはなにげに相性いいみたいです。
けど、後味は悪いし、胸くそ悪くなるのは変わりないけど・・・(笑)機会があればぜひ鑑賞してみてください。ドッグヴィルもマンダレイも上映時間・・・結構長いです。
5. Posted by Ken様へ   2006年03月13日 01:34
■Ken様へ
コメントありがとうございます!
グレースはまさにアメリカを象徴しているんだと思います。
アメリカ3部作と名づけているこのシリーズですが・・・結局、アメリカだけとは限らず、全ての人間社会や人間関係にありうる問題を、フォン・トリアー監督は強烈な皮肉で描いているような気がしますよね。
6. Posted by コブタです   2006年03月13日 21:57
睦月さん こんにちは、、

ラース・フォン・トリアー監督はすごい監督だとは思うのですが、、コブタの鬼門てき存在で 観るのが怖いのよね、、
でも 気にはなる、、 困ったものです><
ドックウィルは HDの中に入っているので それからを怖がらずみてみようかしら(’’
7. Posted by コブタ様へ   2006年03月14日 02:21
■コブタ様へ
睦月も、ダンサーインザダークがホントに嫌いな作品で・・・。コブタさんも嫌いだったよね?
だから、ドッグヴィルは避けていたのですが。それがそれが・・・いざ観てみたら結構相性が良かったんですよ。確かに、後味の悪さは健在だし、人間の汚さが克明に描かれていて胸くそが悪くなる作品ですけどね(笑)
コブタさんも勇気を出してぜひ鑑賞してみてくださいな!んで感想が聞きたいです!
8. Posted by charlotte   2006年03月17日 16:13
こんにちは〜
お元気ですか?見てきましたよ〜ドッグヴィル未見なのに。
ちょっと、いつもの自分とは違って辛口よ。どうも舞台設定がはまらなかった原因かな。
でも、監督が目指したグレース像があのとおりだったら、それにちゃんとはめられた気もするけど。苦笑
なんとなく長く感じましたわよっ^_^;
9. Posted by charlotte 様へ   2006年03月19日 20:13
■charlotte様へ
charlotteさん・・・あんまりお元気じゃないのよ・・。疲れちゃって。
ごめんなさい、お返事遅くなって。
これね、やっぱり合わない人がいて当然の映画なんですよ。だから、辛口になっても全然構わないんです。だって、睦月はこの監督の『ダンサーインザダーク』がさっぱり合わなかったもの・・・。
けどね、今回のマンダレイよりはドッグヴィルの方が出来はいいと感じました。
でも、マンダレイより上映時間は長いですけど・・・。
10. Posted by orange   2006年03月20日 19:14
睦月さん。こんばんわ☆
トラックバックどうもありがとうございます〜!
自由の尺度って難しいですよね・・・
権力の使い方を間違えた未熟な女性の話ですが・・・ブライス・ダラス・ハワードの未熟さは実はこの映画のウリなんじゃないか。と勘ぐって観てしまいました。
自分が正しいと思った事が上手く行ったかに見えた後に、勘違いしていたと気付いた時の、グレースはお子ちゃまでしたもんね。
それが逆に皮肉なのかな・・・とも思ってしまいました♪
11. Posted by Puff   2006年03月21日 12:35
そうよねー・・・、確かに前作の「ドッグヴィル」と比べると見劣りしちゃうかも。
同じ舞台設定と演出だから新鮮味は無いものね。
何だか毎回不快な気分にさせられちゃうけど、引き寄せられるように観に行ってしまうわー!!笑
恐るべし、トリアー監督!!!
第三部もあーだこーだと語り合いましょう。ウフッ
12. Posted by orange様へ   2006年03月22日 02:30
■orange様へ
コメントありがとうございます!
そうなんですよね。今回のグレースには、ニコールでは大人すぎると思いました。なので、ハワードで適役だったと思います。さすがトリアー監督、目の付け所が違いますね♪

この作品は、完全に皮肉の塊みたいなもんですが、そういう描き方が実に絶妙で素晴らしいんだと思います。
完結作、『ワシントン』。早く観たいです!
13. Posted by Puff様へ   2006年03月22日 02:33
■Puff様へ
コメントありがとうございます!
そうそう・・メチャクチャに気分が悪くなるんだけど、妙に魅力を感じてしまうトリアー作品。完結作の『ワシントン』も楽しみにしちゃってますわ(笑)
睦月はオバカなので、こういった難しい作品についてはあんまり多くを語れない感じですけど・・・またたくさん意見の交換が出来れば嬉しいっす♪
14. Posted by CINECHAN   2006年04月22日 11:39
こんにちは。
睦月さん、映画観てますか? 映画を観て、元気になりませう。
と言っても、この作品ではそうはならないか。
ストーリーはよく考えると単純なんですよね。グレースの傲慢さがよく表されていた作品でした。良かれと思ってやったことが裏目、裏目になる。結局だんだんと締め付けるようになるんですよね。
最初ムチ打ちを止めに入ったグレースが、ラストはムチを打つ。
支配者側も郷に入れば郷に従う。そうでなければ上手くいかなかったりするんですよね。
15. Posted by kimion20002000   2006年08月29日 02:21
tbありがとう。
トリアーは、頭のいい人ですよ。アメリカを皮肉っているけど、この「自由」を巡るアイロニーは、いまのところ、現代社会でもすべてが持っている矛盾だと思いますね。
16. Posted by kimion20002000様へ   2006年08月30日 20:10
■ kimion20002000様へ
コメントありがとうございます!

≫トリアーは、頭のいい人ですよ。

私もそう思います。
皮肉に溢れ、人間というものを恐ろしく浮き彫りにする描写をしますが、彼の世界観に惹かれずにはいられない。

3部作の3作目もすごく楽しみです。
17. Posted by swallow tail   2007年01月22日 20:55
睦月姐さん、おばんです。

マンダレイ・・・微妙でした。
スワロの中ではね、『ドッグ・ヴィル』は
スワロを映画好きにさせてくれた功績ある作品として崇められているの。
だから3部作の2作目である本作もちょっと扱いが違ったんだけど・・・

でも、姐さんのカリスマなコメントには脱帽!
>人間は案外、自由という名の不自由に苦しむものだ
>全ては仕組まれた自由・全ては計画された不自由
おお〜、まさしく!という感じでした。

話は変わるけど、姉妹密会計画のために姐さんに返信したのでチェックお願いしまーす
18. Posted by swallow tail様へ   2007年01月26日 00:45
■swallow tail様へ
コメントありがとうございます!
お返事遅くなってすみません・・・。

私もね、やっぱドッグヴィルを観たとき
ほどの衝撃は感じなかったなあ・・・。
ドッグヴィルはあまりにも完成度が高くて
あまりにも不快で、あまりにも皮肉
だった・・・(苦)
それは人間の深層心理をひどく明確に
浮き彫りにした泥ついた世界観。
あんなふうに描き出せる監督ってラース
くらいしかいないんじゃないかな?

2作目はやっぱどうしてもハードルが高く
なるから仕方ないけれど・・・・さて
3作目は一体どんな世界を見せてくれるのか
とても楽しみです。

それよりも密会計画の方が楽しみですが(笑)

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