2008年03月16日

ノーカントリー

ノーカントリー

【映画的カリスマ指数】★★★★★

 『突然』の残酷、『予想外』の運命

 

監督:ジョエル・コーエン,イーサン・コーエン
出演:トミー・リー・ジョーンズ,ハビエル・バルデム,ジョシュ・ブローリン,ケリー・マクドナルド
製作年・国:2007/米
鑑賞日:2008/3/15:TOHOシネマズ六本木
系統:サスペンス
配給:ショーゲート
翻訳:松崎広幸

ストーリー:1980年代のアメリカ・テキサス州。荒野で狩りをしていたルウェリンは、死体の山と大量の麻薬と200万ドルもの大金を発見する。そのまま大金を持ち去ったモスは、冷酷な謎の殺し屋シガーに追われるはめになる。一方、あらゆる事態を察知した保安官ベルは、ルウェリンとシガー2人の行方を追跡するのだが・・・・


評:『ファーゴ』、『ビック・リボウスキ』などのコーエン兄弟の最新作。
コーマック・マッカーシーの小説『血と暴力の国』を原作とし、コーエン兄弟が脚本も手がけた作品だ。

この映画は第80回アカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を獲得し、GG賞では脚本賞・助演男優賞などを受賞。非常に高い評価を得ている作品である。



・・・それにしてもなんてすごい映画なんだろう。
122分間ぶっ続けの緊迫感のあまり、私はすっかり張り付けになったかのように身動き一つできず、呼吸をするのも忘れてしまうほどで、上映後に押し寄せてくるダーキーな余韻にすっかり参ってしまったのだ。


      こんなにも、「”静寂”が怖い」と感じた映画はまるで初めてだ。

この作品は、全編に渡ってほとんどBGMが使用されない。
観客一人一人の呼吸音が聞こえそうなほどの”静寂”が効果的に使われ、ルウェリンに迫り寄る殺人鬼シガーの恐怖の存在感をますます増幅させている。

”静寂”という息を飲む緊迫感の中で、心拍数は上昇するばかりだし、「何かクルぞ、何か起こるぞ」と目を薄目にして覚悟を決めているのに・・・・。

    こちらが期待するタイミングとは微妙にずれて鳴り響く予想外の銃声に、
            何度呼吸が止まりそうになったことだろう。


            そう・・・この物語には、”秩序”がないのだ。

私たちは常に、全く知らない赤の他人に接して生きている。
この人間社会で生きていくために、唯一我々が無意識にすがり信用できるものは、人間の『理性』と『ルール』で形成された”秩序”であろう。

だけれど、気づけば世の中は・・・根拠も動機も存在しない理不尽な事件が氾濫し、銃社会のアメリカと限らず我が国日本においても、もはやたった数mの夜道を歩くことにも、たった一個のギョーザを食べることにも、気さくに他人に話しかけることにも・・・いちいち危険と不信感がついてまわるようになってしまった。

            『ルール』は破られ、『秩序』は壊される。

               『いつ何が起こるか分からない』
  ・・・その恐怖の中に、私たちはいつの間にか首まで浸かってしまっている。


                 殺人鬼シガーとはまさに
       『いつ何が起こるか〜』の『何か』を象徴する存在ではないか?

人間を『突然』襲う『予想外』の死に慈悲も情も存在するわけがなく。
秩序をはるかに逸脱した、この理不尽で邪悪な死神に出会ってしまった瞬間、その人間はもはや最期であって。

酸素ボンベ片手に幾多もの人間を殺害しながら、笑いを通り越すほど最悪なオカッパ頭で、まるでロボットのようにルウェリンを追い詰めるシガーの様子は、まるでギャグのように可笑しすぎて笑いがこみ上げるほどで。

     結局私も・・・この”無法地帯な物語”に完全に麻痺させられたのだ。

         自分の中の秩序を奪われ、理性さえすっ飛ばされながら
         同時に震えの止まらぬ恐怖を感じていたんだろうと思う。


圧倒的不条理の中で、唯一そこに秩序でもって抗おうとする存在が保安官ベルだ。
しかし、もはや正義や常識など虫の息ほどにかすんでしまった世界観に、ベルはあまりに非力に感じる。
変わらない変えられない・・・こんな世の中で、彼が選択した諦めと嘆きの決断に思わず胸がうずいた。


ただ。
この作品がすごいのは、単なる無常感や絶望感でオトさないところだ。
ラストの衝撃で、やっとこの物語の言わんとすることが完璧に形となる。
           
        ルールは突然破られ、恐怖と危険は常に予想外に降り注ぐ。

あまりにもいきなりの裏切りで、チビるほどビビったあのラストの展開に・・・私はなぜかこの物語の中で一番の『人間臭さ』を感じてしまったのだ。


    まるで、この物語のすべてを皮肉ったかのようなおとしまえのつけかたに
        いつまでもいつまでもあっけにとられ、鳥肌がたっていた。



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この記事へのコメント

1. Posted by じーま   2008年03月16日 00:26
お!★5つですね!
凄そーう!観たーい!
劇場公開があれば良いのですがなくてもいつか必ず観ます!!

今日テレビで髪を切られてどうなったかを見る前にコーエン兄弟が笑って…
鏡を見て笑ったのを納得したとハビさまがおっしゃってました。

インタビュアーのRRコさんは映画を先にご覧になってから
ハビ様にお会いになったようで良い人で良かったとホッとされてましたが
それほど劇中では凄い人物なんですね。
ひょっとしてトミーさんを食ってしまっているのかな?
ああ、観たい!
2. Posted by るみりん   2008年03月16日 15:45
バビバビ、こわそう…これは一人じゃ観にいけんかもしれん…かといってお友達や恋人(夫)とルンルン行く感じでもなさそうですよね…
コーエン兄弟って『ファーゴ』でも脚本賞かなにか取ってましたよね?『ファーゴ』も凄かった…
3. Posted by にゃむばなな   2008年03月16日 16:30
私はコーエン作品もハビエル・バルデムもお気に入りだったのですが、そんな私の期待をはるかに超える素晴らしい映画でしたよ。

確かにこんなに静寂が怖い映画はないです。風の音などの自然音でも恐怖を感じてしまうこの演出、コーエン作品史上最高傑作ですよ!
4. Posted by やままま   2008年03月16日 17:16
こんにちは、睦月さん。じーまさんちでお世話になってるやまままです。
年末にコメしようか、年始にコメしようか、ジョニー記事の時にコメしようか散々迷ったあげくやっと決心した意気地無しです。
どうぞよろしくお願いします。

★5つですね!!観たい!観たい!!地元では4月末の公開なのです。あと1ヶ月、楽しみに待ちます!!
静寂が怖い…なんてほんとに怖そう。睦月さんの感想読んでるだけでドキドキです。心臓鍛えて観に行かなきゃいけませんね。
5. Posted by cinema_61   2008年03月16日 17:23
こんにちは。
観てきました!
ほんとうに今までのオスカー獲得作品の中でも群を抜く衝撃的な映画でした。
ただ、エネルギーが落ちているときに見に行くと疲れます。
今夜は「アントン・シガー」の顔が目に浮かび、夢に出てきそう・・・・・。
アメリカも日本も年寄りが安心して生きることができないのは同じ。でも「ファーゴ」同様に最後で全てが理解できる映画でした。
6. Posted by じーま様へ   2008年03月16日 19:00
■じーま様へ
コメントありがとうございます。
いつもコメントいただくばかりでホントにごめんなさい・・・不義理な私をお許しくださいませ・・・。

ハビ様のあの髪型は、優秀なヘアメイクの方がパっとやって出来上がったんだそうですよ(笑)

≫それほど劇中では凄い人物なんですね。

すごいです。凄まじいです。
クルクルオートマトイレで見た、垂れ目のグッドルッキングーなハビ様と同一人物には思えません(涙)。ジョニーに匹敵(?)するほどのカメレオン俳優さんですね。

完全にトミーをくってます。
先日はエドさんにくわれていたハビ様ですが(笑)、映画の中では助演ではなく主演級の存在感・・・これはぜひ味わってほしい凄まじさでございました(汗)
7. Posted by るみりん様へ   2008年03月16日 19:03
■るみりん様へ
コメントありがとうございます!

るみりんさんからいただいていたコメントにほぼお返事させていただいておりますので、ぜひご覧になっていただければと思います♪いつもまめにコメントいただけてホントに感謝してるんですよ!ありがとうございます!

バビバビ(←面白すぎ・・爆笑)、ものすごい怖いです(苦)。ハビ様の怖さはもちろんのこと、映画全体に漂う陰惨な空気そのものがホントに不気味です。誰かを連れてみんなでGO♪っていう映画でないことはたしかですが・・・でもるみりんさんにもぜひこの異様な世界観を味わってほしいなあっておもってます!
8. Posted by にゃむばなな様へ   2008年03月16日 19:06
■にゃむばなな様へ
コメントありがとうございます!

≫そんな私の期待をはるかに超える素晴らしい映画でしたよ。

これ、ホントにやたら凄まじい映画でしたね。もう今年のベストムービー上位入り決定ですよ。

≫風の音などの自然音でも恐怖を感じてしまうこの演出、コーエン作品史上最高傑作ですよ!

うんうん。普通のホラーやサスペンスの静寂の質とは全く違うんですよね。なんていうかこう・・・生々しいというか、リアルというか・・・おかげで心臓が何度も飛び跳ねて、このまま心停止するんじゃないか?と思ったほどにドキドキしましたです(汗)
9. Posted by やままま様へ   2008年03月16日 19:18
■やままま様へ
初めまして!ようこそいらっしゃいました!コメントありがとうございます!

今回思い切ってコメントを入れてくださり、大変感謝しております!
じーまさんのところからお越しになってくださる方が非常に多くて、じーまさんにはなんとお礼を申し上げたらいいか・・・。

やまままさんのお名前はじーまさんのところで拝見しておりました。こうして実際にお話させてもらえるだなんてホントに嬉しいです。

ウチではなんの遠慮もなく、自由に気軽に遊んでやってくださいまし♪こちらこそこれからどうぞよろしくお願いいたします!

この作品、やまままさんのとこでは4月に公開なんですね♪ぜひぜひこの凄まじさをスクリーンで味わってほしいなあと思います。

ただ、空腹時には静寂シーンでお腹の音が鳴り響くのでご注意を(笑)。私が観たときもいたるところで「グーグー」と鳴っておりましたです(笑)。
10. Posted by kazupon   2008年03月16日 21:00
睦月さん ちょっとお久しぶりです。
試写で珍しく観たんですが、昨日の初日も
また観にいってしまいました。いやいや
面白ドキドキそして考えさせられるすごい作品ですねー。
二回目見て、トミーリーとバルデム&ブローリン組ってそういえば一度もからむ場面が
無い事と、音楽が劇中ほとんど無いのに
気づきました。^^
バルデムさん、来日イベントいらしてたん
ですね!記事拝見しました。
今日たまたまテレビ見てたらその時の様子
やってましたけど、バルデムめっちゃ
いい人やなぁと思いました。^^
11. Posted by るみりん   2008年03月16日 21:40
いつも丁寧なお返事を頂いて、こちらこそとってもうれしいです♪ありがとうごじゃります☆
実は、先ほど決心して一人で観ようとシネコンに行ってきました!『ノーカントリー』はこちらでも公開になってるんで^^子供達は旦那に任せてウキウキバビバビ出かけたのですが、行ってみたら上映始まってました(爆)10分ほどなんですけどねぇ、時間、見間違えてたみたいで…すごすご帰宅しました(;へ;)コレって一人で観るな…ってコトかな?
12. Posted by 朱色会   2008年03月16日 22:36
3 私たち「文明人」が共有するとりとめの無い不安の象徴がシガーということになるのでしょう。貴方がいうようにこの映画は、観客の心に不安定を強いるものです。映画の中にもやはり見えざるルールがあり、観客はじつはそのルールというかレールの上で映画を楽しむのですが、この映画にはそれがないために、異様なる不安感のなかでこの映画を観ることになります。そしてそれは現実にも繋がる・・・無法地帯か。
私も異なる表現で同じことを書きましたのでご覧になってください。
13. Posted by コブタです   2008年03月17日 01:45
いや〜凄い映画でしたね!私も思わず★5つけてしまいました〜

殺人鬼シガーの恐怖というより、映画そのものが出すオーラに、観ている私の体温や感情とかすべて持っていかれた感じがしました。

映画の端々に出てくる 洒落た台詞に思わずニヤリとさせられそこで、ホッと一心地つくのですが、それでけではこの世界から抜け出せるほどのパワーはなく引きずり込まれたままでした。
14. Posted by きらら   2008年03月17日 12:02
睦月さーん☆
私、結局これ初日に観れなかったんです。
でも思い出してくれてうれしい♪

で、昨日地元で鑑賞してきました☆
いやいやいや〜ホントすごかったです!
★5この満点も納得です!(自分はつけてないけど。。)
なんかね、全然別物だけど「バベル」観たときのような感覚になりました。観終わった後も続く緊張感とか。。。
あれだけ静かな雰囲気なのにあれだけの恐怖感をあおってくるとは!
ハビ様、ほーんと怖かったです。
あのコンビニ?みたいなところのじーさん、絶対殺されると思ってたのに何もないからビックリ。あの人の行動まったく読めないところも恐ろしかったですね。
そしてあのラスト。。。ビックリなのに何も語られずー!それまたビックリデシタ。
15. Posted by cinema_61様へ   2008年03月17日 15:56
■cinema_61様へ
コメントありがとうございます!
お返事遅くなってすみません・・・。

≫ほんとうに今までのオスカー獲得作品の中でも群を抜く衝撃的な映画でした。
ただ、エネルギーが落ちているときに見に行くと疲れます。

たしかに本当に凄まじく秀逸な1作で、高い評価を得るのも納得の作品でしたね。でもおっしゃるように、ひどく精神力を消耗する作品なので、コンディションを考えて観にいくべき作品かもしれません(苦笑)

≫アメリカも日本も年寄りが安心して生きることができないのは同じ。

この作品って単なる殺人鬼の物語じゃないんですよね。そこに隠されているものってとっても深刻で複雑です・・・
16. Posted by kazupon様へ   2008年03月17日 16:05
■kazupon様へ
コメントありがとうございます!

kazuponさんはもう2回観にいかれたのですね。これは観終わった後にすぐさま「もう一度観なければ!」と思わせられる作品だったような気がしました。

≫二回目見て、トミーリーとバルデム&ブローリン組ってそういえば一度もからむ場面が無い事と、音楽が劇中ほとんど無いのに気づきました。^^

そうそう。
あの主要3人が一度も絡まないってのは結構驚愕ですよね。音楽の少なさはもう、見ている最中に気づいてしまいましたよ。あんなに長いこと静寂が続く映画も滅多に見かけませんもの(涙)。

ハビ様のイベント、楽しかったです!
シガーの恐ろしさのかけらも感じさせない素敵な俳優さんでした♪
ハビ様は今後ますます注目の演技派俳優さんですね♪
17. Posted by るみりん様へ   2008年03月17日 16:09
■るみりん様へ
コメントありがとうございます。

≫子供達は旦那に任せてウキウキバビバビ出かけたのですが、

ウハハハ!!ウキウキバビバビ(爆笑)!!やべーウキウキバビバビだって(大爆笑)!!超ウケた!メッチャウケた!!今仕事中なのに・・・(涙)。

るみりんさん、せっかく一人で観る覚悟を決めてお出かけになったのに・・・なんて残念な・・・。でもね、この作品って恋人や友達や家族で観るような映画でないこともたしかなので・・・やはり一人がベストかと思うのですよ。
かなりダーキーな気持ちになりますので、ご覚悟をお決めくださいませ。次はるみりんさんが無事に鑑賞できますように!
18. Posted by 朱色会様へ   2008年03月17日 16:24
■朱色会様へ
コメントありがとうございます。

≫私たち「文明人」が共有するとりとめの無い不安の象徴がシガーということになるのでしょう。

そうですね。

≫観客はじつはそのルールというかレールの上で映画を楽しむのですが、この映画にはそれがないために、異様なる不安感のなかでこの映画を観ることになります

そうです。私が伝えたかった事はまさにそれでございます。
この作品から希望とか、人間の素晴らしさなど・・私は一切感じられませんでしたが、現代に根付く闇をこういったアプローチで描き出した映画としては大変秀逸なものを感じました。

19. Posted by コブタ様へ   2008年03月18日 09:25
■コブタ様へ
コメントありがとうございます。

ホントに凄まじい作品でした。
今年のベストムービー上位に入ること間違いなしです。

この凄まじさって、シガーという存在の恐ろしさだけじゃないんですよね。
この映画全体に漂う異様なムードが受け手の精神力を消耗させるんだと思いました。

コーエン兄弟ならではのユーモアも垣間見せながら、それでもあの不気味な世界観に受け手を引き止めるエネルギーに満ちていて・・・ぶっちゃけ、私はあんまり笑ったりする余裕もありませんでしたよ(苦笑)
20. Posted by きらら様へ   2008年03月18日 09:53
■きらら様へ
コメントありがとうございます。

きららさん、初日には行かなかったんですね。そっか・・・んじゃ、連絡しなくてかえってよかったのかな?

それにしてもすごい作品を観ました。
これはホントに凄まじい・・・。

≫なんかね、全然別物だけど「バベル」観たときのような感覚になりました。観終わった後も続く緊張感とか。。。

うん。
良質な作品を観た後の余韻ってのはなにやらただ事ではないですよね。これを見終わったあとは、あまりにもズーンとしすぎてしばらく席が立てませんでしたわ。

行動が読めないシガーにはとことんドキドキさせられました(涙)。ああいうドッキリ効果はほんとに心臓に悪いですー!!
21. Posted by となひょう   2008年03月18日 22:01
こんにちは。
大絶賛されていますねー
私は、ラストの保安官の夢の話がよくわからないんですよ。
パンフレットを読んでみたんだけど、やっぱりよくわかりませんでした。
もう1回、ジックリと見直せたらいいなと思っています。
何かアドバイスがあったら教えて頂きたいのですが
22. Posted by ノラネコ   2008年03月19日 00:29
カリスマ指数高そうだなと思ってましたが、五つ★ですね。
それにしても映画でしたね。
先月の「アメリカンギャングスター」で、早くも今年のベスト映画に出会ってしまったかなと思ってたんですが、これにはいい意味で予想を裏切られました。
コーエン兄弟の映画は昔から好きなんですが、ここしばらくはイマイチ突き抜けない作品が続いてただけに、余計にインパクトがありました。
23. Posted by ジグソー   2008年03月19日 01:40
どうも!

恥ずかしながらコーエン兄弟の作品はコレが初めてだったんですが、演出の巧さに驚きました。
BGMが無いことや、あえて描かないかと思ったらじっくり描いてるところもあったりという巧みな演出が好きになりました。

確かにシガーには『コイツは急に何を仕出かすのかわからない』という怖さがありましたよね。

緊迫感がすさまじい作品でしたね。
ホテルでのドア越しの緊迫感は尋常じゃなかったなと感じましたね。
あの状況で平気な顔してポップコーンを食える奴がいるのかな?(笑)
まぁいたらシガーさんに殺ってもらうか(苦笑)
24. Posted by ななな   2008年03月19日 20:16
睦月さーん。
こんなに2時間も恐怖に拘束される映画って最近なかったです。
もうシガーが出てくると「何かが起こる」と思ってしまって身構えていました。
彼が人と話すたびに、近づいてくるたびにドキドキドキドキ・・・・。
顔を見ただけで殺されちゃう正にシガーは「死神」ですね。

っと、そんな感じのところはなかなか面白かったのですが、宇宙人ジョーンズの役どころがどうにもこうにもひっかかってしまって。
わかんないよー!とちょっと途中で切れそうになりました。
今色んな方々の意見を読んで、だんだん解決してきたのでもう一度観てみようか悩み中。
でもシガー怖いからもう会いたくない。
25. Posted by やままま   2008年03月19日 21:51
ドキドキの初コメにお返事ありがとうございました!
>空腹時には静寂シーンでお腹の音が鳴り響く…のですね。それは大変です!!
仕事帰りに即駆けつけて観ようものなら大変恥ずかしい思いをする羽目になりかねないって事ですな。
「ノーカントリーを心置きなく楽しむ方法その1・入門編」って事で気を付けます。
26. Posted by 松子   2008年03月20日 09:14
睦月さん、こんにちは。

観てきました。
舞台は80年代とはいえ、今現在の異常な世界のまさに入り口を描いているんだろうなと思います。

今までの常識が覆されていく。その中で「無力感」と「あきらめ」が広がっていく。

私、どちらかというと、映画を感覚や感情で観る人だからかもしれませんが、この映画は終始感情が動くことがありませんでした。
まさに「無力感」と「あきらめ」だったのかも。

そういう意味では、凄みのある映画かもしれません。
27. Posted by となひょう様へ   2008年03月21日 12:19
■となひょう様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・・。

≫私は、ラストの保安官の夢の話がよくわからないんですよ。

うん。
実は私、その前のシガーのクラッシュがあまりにも衝撃的すぎて、保安官の話をよく覚えてません(苦)。でも、お父さんのお話をしてましたね。オヤジのあとを辿っていきたい・・みたいなニュアンスのことを言い残していたような。

私、保安官の存在って、古きよき時代に郷愁を感じながらも、徐々に変化していく世の中の流れを寂しく思い嘆く象徴だと思っています。
親の背中を見てそこに追いつき、そこを越して成長していくのが人間のならわいみたいなところがあった時代・・・その一方で、モラルや秩序の軌道から外れた人間が増加し、それゆえに世の中は残酷なほどに不安定で恐怖が増幅してしまった。
保安官の言葉の意味(←よく覚えてませんが・・)には、そういった要素が含まれているのでは?と思いましたけれど・・・かなり的はずれかも。なんせあまり覚えてないので(涙)。

出来ればもう一度鑑賞したいです。
28. Posted by ノラネコ様へ   2008年03月21日 14:13
■ノラネコ様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・。

ノラネコさんも満額をつけていて、大変感激いたしました。この映画は間違いなく今年のベストムービー上位に入る作品だなあと確信したので・・・。

これまでで一番コーエン兄弟らしくなく、それでもやはりコーエン兄弟らしさが存分に散りばめられた映画だったような気がしています。

凄まじい1作でした。
29. Posted by ジグソー様へ   2008年03月21日 14:18
■ジグソー様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・。

コーエン兄弟ってホントに天才的な映画の作りかたをしますね。
本作品は間違いなく彼ら史上最高の傑作になるだろうと思います。

≫ホテルでのドア越しの緊迫感は尋常じゃなかったなと感じましたね。

そうそう!!あのシーンはホントに心臓が止まりそうなほどに怖かったです(涙)。

≫あの状況で平気な顔してポップコーンを食える奴がいるのかな?(笑)
まぁいたらシガーさんに殺ってもらうか(苦笑)

実は私の隣の席の女が始終何か食いながら観てました。バリバリボリボリ鳴らして、娯楽映画さながらの鑑賞態度ですよ(苦)。ホントにシガーにヤってもらいたいほどに苛立ちました。そういう人間の神経が信じられませんわ(苦)
30. Posted by ななな様へ   2008年03月21日 14:22
■ななな様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・。

この映画はホントに凄まじかったですわ・・・。もうずっと緊張の糸が途切れる事がなくて、ホントに心停止しそうなほどにドキドキしまくってました(涙)。

≫宇宙人ジョーンズの役どころがどうにもこうにもひっかかってしまって。
わかんないよー!とちょっと途中で切れそうになりました。

シガーと宇宙人ジョーンズ(保安官)の存在意義はまったく真逆に位置するものと私は考えます。古きよき世の中を愛おしみながら、変わり行く世の中を嘆き悲しむ保安官。シガーとはまさに狂気なる現代の象徴的存在だろうとも思いました。
私ももう一度観たいなあって思ってます。でももうあんな緊迫感に耐えられる自信がないのも事実です(苦)
31. Posted by やままま様へ   2008年03月21日 14:49
■やままま様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・。

やまままさん、既にノーカントリーはご覧になったかな?それとも仕事帰りを避けて土日に行くのかな?ぜひご覧になったら感想をお聞かせいただきたいなあって思ってます♪

あと、コメントは改まらずにもっと気軽な感じで入れてくださって構いませんからね。好きな時に、時間があるときに、興味があるときに・・・やまままさんとお話させていただければ嬉しく思います!
32. Posted by 松子様へ   2008年03月21日 14:53
■松子様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・。

≫今現在の異常な世界のまさに入り口を描いているんだろうなと思います。

まさにおっしゃるとおりと思いました。

シガーという殺人鬼を異常と捉えるよりも・・・私はむしろ、突然災難や事件や通り魔にあって命を落とす人々というのは、ああいう感じで亡くなっていってしまうのかも・・・という恐怖で観ていた部分が大きいです。
もはや、シガーのような人間は珍しくも特別でもなく・・・私たちのすぐそばに潜んでいるような気がしてなりません。
33. Posted by bonta   2008年03月22日 17:47
ハロー睦月さん☆

観終わった後、
クタクタでヘロヘロだー
ようやく家に辿り着いたー。

こんな緊張感なかなか味わえないね。
おかっぱ横分け、きみは何なんだー
おかっぱは絶対来て確実に目的を果たす。

それを認めたくないから、もがこうとするけど、叶わないから、もうひどい虚無感。

おかっぱは「死」だったり、「不安」、「闇」のメタファーなのかもしれないけど、なんであんなに人間的にも描くのだろう。難解だ。
34. Posted by bonta様へ   2008年03月23日 23:28
■bonta様へ
コメントありがとうございます!

≫観終わった後、
クタクタでヘロヘロだー
ようやく家に辿り着いたー。

うん・・・すごく分かります。
私もこの作品を観たあとは、あまりの衝撃と緊迫感から解かれた解放感でしばらく席を立てませんでした(苦)。

≫おかっぱは「死」だったり、「不安」、「闇」のメタファーなのかもしれないけど、なんであんなに人間的にも描くのだろう。難解だ。

ホントですね。
でもそれは間違いなくシガーも我々と同じ人間だからなんだと思います。
今日も、どこかの駅で突然ナイフを持った男が通りがかりの人々を切りつけたという事件がありましたね。動機は「誰でもよかった。人を殺してみたかった」なそうです。・・・ああ、間違いなく私たちのすぐそばにシガーはいるのだなあと思って身震いがしました・・・・。
35. Posted by swallow tail   2008年03月24日 03:32
睦月さん、こんばんは〜。

姐さん、たぶんスワロも姐さんと同じような格好で見ていたと思う(苦笑)
ほんと、体が緊張のあまりフリーズしちゃったよ!
モスが死体になったシーンでやっと
「あぁ、おちり痛い・・・床ずれちゃう・・・」
と体がリラックスできました。
ものすごいパワーを持った作品でした。

シガーの髪型は評判ですね〜(笑)
アカデミー授賞式の時は髪型が全く違うのでどこぞのオペラ歌手かと思いましたよ。
あの髪型、某ドクターの髪型にそっくりなんだよねー。
いい先生なんだけれども「おかっぱ、おかっぱ」と陰で言われちゃって。
そんなスワロも昨日髪の毛切って、シガー風になりました。
36. Posted by びーぐる   2008年03月25日 01:42
やっと観にいってまいりました〜!

睦月さんがおっしゃる通り、この静けさがものすごい
緊張感を醸し出していましたね。
バビバビ(笑)が、“ただ”しゃべっているだけなのに、
ただ事ではないことが待ち受けている気配。
ものすご〜く怖かったです・・。身動きできませんでした。
そして、私も、バビバビの予想外の結末に驚き、
保安官の夢の話は覚えてません(爆)
ん〜・・なんか大事なことを言っているよう
な気はしたんですけど・・。
でもこの映画、すごいとは思いましたが、「好き」ではないかな〜。後味が悪いですね^^;
37. Posted by スワロ様へ   2008年03月25日 12:30
■スワロ様へ
コメントありがとうございます。

≫「あぁ、おちり痛い・・・床ずれちゃう・・・」

ダハハハ。
でも私は床ずれさえも気づかないほどに思い切り見入っちゃいましたよー(涙)。少しでも微動だにしようもんならシガーの強烈空気銃が飛んできそうな気がして(大泣)

スワロもシガーヘアーになったのね♪
あの髪型、流行るかも(笑)。
ちょっとミッドセンチュリー系の味わいがあって何気に可愛いんよねー(爆笑)。

スワロのニューヘアを見るのが楽しみです。
38. Posted by びーぐる様へ   2008年03月25日 12:35
■びーぐる様へ
コメントありがとうございます。

うひょー!
バビバビをついに観てきたんですね♪

怖かったでしょー!?恐怖だったでしょー!?あの緊迫感はホントにただ事じゃないですよね・・・(涙)。

あのラストの衝撃にあまりにも唖然として・・・やっぱりびーぐるさんも保安官の話、覚えてない!?でしょ!?やっぱりあのショックのあとじゃ、何も頭に入ってこないもん(涙)。

≫でもこの映画、すごいとは思いましたが、「好き」ではないかな〜。後味が悪いですね^^;

うん。
世の中、後味の悪い事だらけになってきましたね(苦)
39. Posted by じょん   2008年03月30日 18:56
睦月さんこんにちは♪
やっと観てきました!!!
もう始めから緊張しっぱなしで、かなり体に力が入っちゃいいました。
シガー怖すぎです…。だんだん私の中で『シガーはサイボーグ』になっていたみたいで、足の怪我を手当てしているのを見たときに『あ、シガーも人だった』と我に返り何故か少しホッとしました。
なんだか上手く言えないんですが、無意味に殺されていく人たちを見て他人事とは思えないと思いました。
ホントに今どこで何が起こるかわからないですよね。
しかしシガーとウェルズが話をしている時に鳴った電話のベルには、座席から飛んでしまいそうなくらいドキーッ!!!っとしました。
そして私の後ろに座る外人さんが何度も座席を蹴ってきて集中できない事が何度もありました。最後の保安官のお話の時にはガクッとくる程蹴られたので、ムカッと振り向きスクリーンに向き直した時にはエンドロールでした…(涙)
40. Posted by じょん様へ   2008年04月01日 23:16
■じょん様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・・。

シガーってホントにサイボーグみたいです。なのに、妙に人間くさいところも垣間見えるんですよね。最後のクラッシュで骨が飛び出ちゃった彼の姿をみたときに・・・一番「あ、コイツも人間なんだ」って感じました(汗)。・・・間違いなく、彼も人間に他ならないってことなんでしょうね、きっと。

最近も無差別通り魔事件が起こったばかりでしたね。あのニュースをみたときに即座にシガーのことを思い出しました。私たちのすぐそばに常にシガーは存在しているんだと思ったら、ホントに身震いがしたんです。

それにしても席を蹴ってくる外人は大迷惑でしたね・・(苦)。案外、外人さんってマナーがよくない人が多くて困ってしまうことがあります(苦)。
最後の保安官の言葉・・・私もよく覚えてなくて悔しいっす(涙)。チクソー・・・。
41. Posted by SGA屋伍一   2008年04月04日 22:21
おばんです
我々は何かにつけて「死」に意味や理由を求めたがるわけですが
本来死というものには意味も理由もないんだよね・・・ということを睦月さんの記事を読みながら思いました

そしてそんな圧倒的な死ガーに対し、懸命に抵抗し、あがくモスの姿が、とてもまぶしい映画でもありました

シガーもモスも見知らぬ若者からシャツを売ってもらうシーンがありましたよね
たぶんあれには深ーい意味があると思うんですが、よくわかりません(笑)
ただ誰の命も屁とも思ってなかったシガーが、(恐らく)その最後に無力な少年たちにすがらざるをえないというのは、なんとも皮肉なことに感じられました

42. Posted by SGA屋伍一様へ   2008年04月06日 22:31
■SGA屋伍一様へ
コメントありがとうございます。

≫本来死というものには意味も理由もないんだよね

うん。
人間ってのは、生死の問題に意味を求めないことには、そこにある恐怖から少しでも解き放たれることが出来ないような気がするんでしょうね。

≫死ガー

いいですね、このネーミング(笑)。

≫その最後に無力な少年たちにすがらざるをえないというのは、なんとも皮肉なことに感じられました

そうそう。
だから私は、最後の最後にこの作品の中で一番の人間臭さを感じたんです。
モスもシガーも、どちらも紛れもなく我々と同じ『人間』なんですよね・・・同様のシーンを導入することでそれがすごく強調されているように感じましたです。
43. Posted by ジャックのバンダナ   2008年05月10日 20:44
かなり、遅ればせながら、ようやく観ることができました!!
GWに公開されたんですよ…睦月さんが鑑賞されてから、2ヶ月遅れ…信じられないっ!
酸素ボンベの驚愕の利用法…知ってる人は知っていたのでしょうか?
殺人平気、じゃなくて『兵器』みたくて、怖かった〜いや、シガー自体が殺人兵器でしたね…
体が固まったまま、エンドロールが唐突に始まり、『え????』な終わり方でした。
私の頭の中は、『起承転』まで、行っていたのですよ。アレ?『結』は?どうなのよ?保安官と悪者の対決は??って
…脳が古いので、物語風な展開を期待していたのですね。
睦月さんの記事を読んで、あの終わり方を理解することができました。
で…モスって、誰に殺されたのかよく分からなかったのですが…?モスの義母さんに親切に近寄って、ホテルを聞き出した男の一味でしょうか…彼らって誰??(汗…)
44. Posted by ジャックのバンダナ様へ   2008年05月11日 22:50
■ジャックのバンダナ様へ
コメントありがとうございます。

ご覧になられたんですねー!
ちょっと公開が遅くたって、スクリーンで観れるというのはホントにありがたいことですよね。

酸素ボンベの使用法は、私、全然知らなかったんですよ。でも、シガーって実弾を一つも使ってないんですよね。そういう意味ではエコな殺人鬼かも(苦笑)。

この作品ってすごく特殊というか・・・コーエン兄弟の作風って結構独特なんですよね。だから私も、ラストに保安官が何か語っているところで終わってしまったときには「へ?」って思っちゃった(苦笑)。

≫モスって、誰に殺されたのかよく分からなかったのですが…?

そうそう!!いつの間にか死んでましたね(苦)。
この映画って、何度か観ないとよく分からないかも・・・(苦笑)。
45. Posted by 健太郎   2008年07月30日 21:58
2 久しくご無沙汰しています。
忘れた頃にやってくる健太郎でございます。
5月6月7月とblogをほったらかしにしていましたが、今更ながらに上半期の決算です。

>『ノーカントリー』
殺し屋が冷徹すぎて、「あんたそれで商売に何の?」と終始疑問でした。
そのせいか作中のトミー・リー・ジョーンズの如く理解不能でした。
コーウェン兄弟監督は好きなのですが、これはどうもダメでした。

また宜しくお願いします。
46. Posted by なな   2008年08月11日 20:57
こちらにも・・・・
DVDでやっと観たのですよ。
これを観た翌日にジョーカーを観にいったので
半端じゃない悪役を二日続けて観たわけで・・・。
なんだか悪のパワーに酔って,まじめに努力して生きる気が一時的に失せました。
このシガーも,ジョーカーにはかないませんが,不気味さは特筆に値しますね。
彼のファッション(似合ってねぇ)やあの髪形を考案したスタイリスト(それとも原作にあるのか?)って天才ですわ。
彼が不条理な死の化身,というのは私も思いました。
そしてジョーカーは悪魔の化身・・・
どちらも,見込まれたら最後,人間は叶わないでしょうね。
47. Posted by なな様へ   2008年08月12日 10:18
■なな様へ
コメントありがとうございます。

≫これを観た翌日にジョーカーを観にいったので
半端じゃない悪役を二日続けて観たわけで・・・。
なんだか悪のパワーに酔って,まじめに努力して生きる気が一時的に失せました。

ななさん、へヴィーすぎますって(苦)。
シガーの翌日、ジョーカーだなんて(涙)。そりゃあ、ヤツラの悪意をもってすれば、人の生きる気力を奪うことなんか屁のカッパですって(苦笑)。危険な組合せにトライしましたね〜ななさん(汗)。

≫彼のファッション(似合ってねぇ)やあの髪形を考案したスタイリスト(それとも原作にあるのか?)って天才ですわ。

あれはたしか、スタイリストさんのオリジナルだったはずですよ(苦笑)。
ちなみにジョーカーのメイクもヒース自身が自分で塗りたくったものなんですってね。

≫彼が不条理な死の化身,というのは私も思いました。
そしてジョーカーは悪魔の化身・・・
どちらも,見込まれたら最後,人間は叶わないでしょうね。

まったくです。
ジョーカーが現れる前までは、シガーが今世紀最大の悪役なんて言われていましたが・・・上には上がいるもんだ(苦)。
今年は、悪の象徴を主題においた映画が多いですね。スウィーニー・トッドもしかり、シガーもしかり、そしてジョーカーもしかり。それほどに世の中が病んでいるということでしょうか?
48. Posted by せつら   2008年11月02日 19:36
こちらもおじゃましますね、とてもシガーが怖くて
作品自体とてもおもしろかったけどどうしても
モスの最後の演出が釈然としないし納得できないので
原作を読んでみることにします。
あれだけがんばったのに最後はシーンが戻ったら
やられてたってそれはないでしょう・・・
49. Posted by せつら様へ   2008年11月04日 11:27
■せつら様へ
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません・・・・。

≫モスの最後の演出が釈然としないし納得できないので
原作を読んでみることにします。

たしかにこの作品って、何度か観ないと解釈に悩む部分がありますね。
私ももう一度観たいなあと思っている映画なんですよ。原作の方はどうなんでしょうね?

≫あれだけがんばったのに最後はシーンが戻ったら
やられてたってそれはないでしょう・・・

映画的解釈ではなく、現実的解釈としての展開だったのでは?と私は思いました。
「どんなに劇的な逃避行を続けても、死ぬときなんてあっさりとあっけないもの」ということを言いたいのでは?と私は思いました。
なんと言うか・・・人の死などというものは、ドラマティックでもなんでもなく、予期せず突然くるものであったり、とても孤独でわびしいものであったりするものなんだろうなあと。
あえて彼の死をあんな風に描いたのも、唐突であっけなくてわびしい・・・そんな人間の死を皮肉ったのでは?なんて思ったりもしましたです。

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