2009年10月19日
【NO.2802】石川遼18歳・急成長の秘密は
18歳になったばかりの石川遼選手の快進撃が止まらない。先々週行われた東海クラシックで劇的な逆転優勝を果たし、ここまで既に4勝。15日(木)から始まった国内最高峰のツアー「日本オープン」では2位。史上最年少の賞金王も視野に入ってきた。強さを支えるのは貪欲な向上心と吸収力。より完璧なスイングを目指し大会の直前に大胆にスイングを変えることもいとわない。バンカーショットやパターの成功率も日本トップレベルまで上がってきた。精神面でも、マスターズや全英という世界の舞台を経験することで、たくましさも増したという。石川選手の急成長を支えるものは何なのか、その「心技体」に迫る。
※NHK「クローズアップ現代」番組HPから転載(↓)
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2009/0910-4.html
番組を見て、石川遼選手がゴルフをプレイする最大の目的と動機は、勝つこと以上に、「もっと上のゴルフプレイヤーになること」、つまり、「ゴルフプレイヤーとして昨日よりも今日、今日よりも明日と成長し続けること」であるような気がしました。
それと、石川選手がバーディを積極的に狙うのは、また、大会の最中にも他の選手の研究に余念が無かったり、スイングの改良を厭わなかったりするなど、試合と練習の別無く学習能力&意欲の高さを不断に発揮するのは、失敗経験値の低さに基づくリスク評価の甘さ以上に、「最良の成長機会&リスクヘッジは可能性への飽くなき挑戦と成長の自己評価である」旨の思考&行動習性に依存しているような気がしました。
勝つという結果を目標/目的化し過ぎるあまり、リスクに過敏反応したり、勝つためのプロセスをなおざりにしてしまわないよう、石川選手が、成長を旨とするプロセスそのものにゴルフをプレイする目的と動機を意識的(戦略的?)に設定し、それに自らを従わせ続けているのは、とても賢明かつ素晴らしいと思いました。
同時に、私は、石川選手にこうした思考&行動習性を習得せしめたご両親の教育姿勢&指針に感服しました。
石川選手のお父さまはかつて会社員をなさっていたようですが、お父さまは、ゴルフに限らず、優れた指導者であられると思いました。
機会があれば、フィーをお支払いしてでも教示いただきたいと思いました。
最後になりますが、私は、アーチェリー銀メダリストである山本博さんの「(スポーツは)結果が保証されないから、大きな夢が持てる」という思考&行動習性にも感服しました。
そうなのです。
この世で保証されている結果など殆どありませんし、あっても内容は知れています。
そもそも、この世は不確実を旨としており、安心できるのはあの世だけです。(笑)
そんなこの世で、いかにして自分が生きる目標/目的/動機を見つけ、モチベーションを担保し、満足度の高い人生をおくるかのヒントが、山本さんや石川選手の思考&行動習性からうかがえました。
★印象に残った石川遼選手のコメント
★印象に残った国谷キャスターと山本博さん(ゲスト/元アテネ五輪アーチェリー銀メダリスト)の対談
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石川選手のお父さまはかつて会社員をなさっていたようですが、お父さまは、ゴルフに限らず、優れた指導者であられると思いました。
機会があれば、フィーをお支払いしてでも教示いただきたいと思いました。
最後になりますが、私は、アーチェリー銀メダリストである山本博さんの「(スポーツは)結果が保証されないから、大きな夢が持てる」という思考&行動習性にも感服しました。
そうなのです。
この世で保証されている結果など殆どありませんし、あっても内容は知れています。
そもそも、この世は不確実を旨としており、安心できるのはあの世だけです。(笑)
そんなこの世で、いかにして自分が生きる目標/目的/動機を見つけ、モチベーションを担保し、満足度の高い人生をおくるかのヒントが、山本さんや石川選手の思考&行動習性からうかがえました。
★印象に残った石川遼選手のコメント
他の人に全員が理解できる話かわからないですけれど、バーディを取ることによって自分自身のゴルフのリズムが生まれてくるというか。
バーディを取る度にどんどんキレが良くなったり、プラス志向になれたり。
中学校三年生くらいの時から、ボギーを気にせずにバーディを取りにいくっていうゴルフをずっと意識的にやっているので、なんかその方が、簡単に言って、「ゴルフをしてて楽しい」というか、そういう気持ちでやってたんですけども、プロになってからは、それ以上にバーディの大切さとかもわかるようになってきた。
もっと上を目指すためには何をすべきかって考えた時に、大げさかもしれないけれど、試合も練習の内というか、試合を通してどんどん自分が成長していくもんだ、と思っているもんで。
この選手は、こういう足の動きをしているから飛ぶんだとか、だから曲がんないんだとか、そういうのを毎試合毎試合感じ取って、それを次の週の自分に活かしていこうと今しています。
★印象に残った国谷キャスターと山本博さん(ゲスト/元アテネ五輪アーチェリー銀メダリスト)の対談
【国谷さん】
彼にとって今このゴルフというスポーツというのが楽しみ?
【山本さん】
そりゃあもうね、見ててだって楽しそうでしょ。
僕は、スポーツというのは原点は遊びだと思っていますから。
多くのスポーツが、遊びがどんどんどんどんルール化してスポーツになっていってますんでね。
やはり、子どもたちが遊びに興ずる時というのは、本当に楽しそうで、なおかつ、すごく集中してるでしょ。
楽しいことですから。
ですから、今、石川君がゴルフをやっている時っていうのは、本当にものすごく自分の中で大好きな遊びを、六歳、八歳でしたっけ、ゴルフを始めた時から、同じ気持ちで今もプレーしているんじゃないかと思います。
【国谷さん】
じゃ、難しい局面に立たされても、それを乗り越えて、で、乗り越えてまたすごく楽しくなっていくんですか。
【山本さん】
遊びってね、どんどん自分で工夫をして、より難しい遊びに挑戦していくじゃないですか。
もうそういったところにあるんじゃないでしょうか。
【国谷さん】
(石川選手は)学習能力が高くて、とにかく向上心が強い。
しかし、試合中にスイングを改良するということは、選手にとって怖いことじゃありませんか?
【山本さん】
他のプロなんかも、試合中自分のフォームを常に修正しているはずなんですよ。
トッププロっていうのは、感性が普通の人よりもずっと研ぎ澄まされていますんでね。
たとえば、ウェア一つだって、半そでと長そで、これによってスイングのフィーリングが多少変わってくると思うんですね。
そんなことも全部修正していると思うから、まあ、そういった点では、彼の場合は、もっともっと高い大会で優勝する自分を描いて、今フォームをどんどん創っている最中ですから、そういった点では、練習よりも試合で実際に成功体験、新しいフォームで成功したほうが次に大きな自信になるので、あえてチャレンジしているんだと思うますね。
【国谷さん】
それにしても、タイガーウッズのスイングを間近で見て、中嶋(常幸)選手のスイングを間近で見て、学習する材料がね〜。
【山本さん】
中嶋さんがね、「(石川選手は)学習能力が高い」。
もう正にその通りなんですけど、彼は、学習する場が、普通18歳のねゴルファーって言いましたら、高校生で行われるゴルフのトーナメントで学習していくのに、彼はもうトッププロ、世界のトッププロの中で学習していくんですから、そりゃもうものすごい、我々の枠にはまらない形で成長していける可能性があるっていうことですよね。
【国谷さん】
これから伸び盛りの石川選手をどうやってより花開かせていけると思いますか?
【山本さん】
僕はですね、ゴルフという枠ではなくて、一般的なスポーツの流れでいくとですね、自分よりも優れた選手が居るフィールドで戦うことがすごく大事なことだと思うんですね。
今やはり、ものすごく感性が研ぎ澄まされて、理論理屈よりも、自分が見たもの感じたもので体が吸収していける時に、アメリカだとかそういう舞台にどんどん行ってもらいたいな、と思いますね。
【国谷さん】
自分よりも強い選手が居るところにもっと身をいたらせた方がいいという・・・。
【山本さん】
今でしたら、やはり彼がもっとも言葉の中に出てくるのがタイガーウッズですから、ものすごい憧れを持っていると思うんです。
で、私も初めてアメリカへ行った時に、アメリカのトップ選手と出会った時に、もう私は日本に帰りたくないと思いました。
この人とずっと練習していたいと。
そうしたら、自分が彼のようになれるんじゃないかと思いましたから。
やはり、今遼君の中にそういう思いってすごく強くあるんじゃないかと思いますね。
【国谷さん】
優勝するプレイヤーになりたいと思っているでしょうけども、そういう意味での一歩一歩向上していく努力も並々ならぬものが必要だと思うんですけれども、長い間競技をされていて、今の石川選手にどんなことをして欲しいと思いますか?
【山本さん】
そうでうすね。スポーツは体を使う競技ですので、やはり、とにかく体のケアを十分大切にしながら、そして是非、このですね、失敗体験が蓄積される前に、やはり早く世界のトップに行けるように、ゴルフにずっと集中してもらいたいな、と思いますね。
まあ、それができる選手だと思いますけど。
【国谷さん】
山本さんも夢を持ち続けて、ロスアンゼルスの銅から、そして、二十年後のアテネで銀を獲得した。
やっぱり、その思いというのを強く持ち続けることの大切さもあるんじゃないですか。
【山本さん】
そうですね。スポーツの素晴らしさは、結果が保証されないということなんで、そこが夢の大きいところなんですね。まあ、年齢問わず、いつまでも夢を追って、みなさん頑張って欲しいですね。
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