野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』リアルタイムで読んでいます。

毎度この作品には個性豊かでディープな変態さんが登場してますけど
この姉畑支遁という男もご多分に洩れずですねー。
すごいねー。
こうして野生のヒグマと念願のウチャヌプコロを果たしたんだから
そのまま喉笛食いちぎられてもきっと後悔はないに違いない(笑)。

ところでこの『ゴールデンカムイ』の元ネタは
手塚治虫先生の『シュマリ』だそうで、
ああ、言われてみれはそうなのかもと納得。

シュマリも内地の軍人上がりの人間で
囚人に施された刺青をもとに埋蔵金を手に入れようと奮闘、
老若男女、キョーレツな自我を持つ人間が登場し
過酷な環境のなかアイヌの子供を引き取ったり
生き残った土方歳三が登場したりと
類似点が多くみられます。

読んだのが中学一年生ぐらいだったのうろ覚えですが
土方歳三が目の前の愛する女性に向かって
「南無阿弥陀仏…」とつぶやくシーンや
北海道の吹雪の中、シュマリと野ざらしで外で括りつけられても
頑として生きるのをあきらめようとしない高齢の囚人、
こういう何気ないシーンがとても鮮烈でしたよ。

うまく言えないのですが、とにかく迫力があり
手塚治虫先生の作品はいざ読んでみると
やはりすごいなあと感じ入る次第です。


傑作なので、読んだことのない人は、ぜひ一読をおすすめします。

2017年03月26日
P・古賀弼子・理想さんの日記