2018年09月24日


#714   Z/S×C  This is the time of our life


こんばんは!水城です。


おほほほ、早速、書き上がりました。

さすがに指が痛い この感じ、久しぶりです。腱鞘炎ですね。
もう動かすのもツライのでこの辺で。

とうとう ここまで来たなあって感じです。たぶん次回からは進む進む、ですね。
もう自分でも次が知りたくなってます。
こうなりゃ一気に書くぞ~!


よろしかったら続きをどうぞですo(^-^)o




□  This is the time of our life  11  □



「………え?…そうか…」
〈 電波状態があまりよく無いから、なかなか連絡出来なくなると思う。メールは打つが
天気が良ければ届く、かな 〉
「はっきり分からないんだ。まあアイシクルじゃな。…そうか、……急だな」
〈 いつも こんなものだ。ただ今回は長いから。それは珍しいな 〉
「………1ヶ月、だもんな」


ふたりだけで二日間、ゆっくり過ごせた後、スコールはアイシクルへ長期の任務を与えられた。
詳しい内容は教えて貰えなかったが 今回も危険が伴う任務なのだろう。
任務期間が長ければ長いほど危険に身を置いているわけで、スコールが優秀なソルジャーだと
分かっていても やはりクラウドは心配なのだ。

それが言葉に出てしまっていたのか。
思わず暗くなったクラウドの耳に、少し嬉しそうなスコールの声が聞こえてくる。


〈 心配、してくれるのか? 寂しい?〉
「…ッ、さ、みしい、って言うか…」
〈 声が寂しいって言ってる。俺も、寂しい。離れたくない。ずっと傍にいたい 〉


今 スコールはどこにいるんだろう、とクラウドは思った。
昼休み時間とは云え、勤務時間内にこんなことを言うなんて、普段のスコールには無いことだ。
「お前、今 何処にいるんだ?」
〈 今? 自分の部屋だ。準備しにな 〉

スコールの言葉に クラウドは時計を見上げる。
休み時間終了まで30分ある。

「そこに行ってもいいか?」
〈 大丈夫なのか?もちろん。待ってる。じゃあ 〉

ぷつり、と切れた携帯を閉じるとクラウドは慌てて研究室を飛び出して、スコールの部屋へと
走って行く。
ソルジャー宿舎は さほど遠くない。


「クラウド、走って来たのか?」
弾む息と上気した頬のクラウドを見て 驚いた顔のスコールがいた。
「…何時に出発なんだ?」
部屋に入るとカンパニーのロゴが入った黒いバックが置いてあった。
「14時。お前、昼は食べたのか?」
心配顔のスコールより クラウドの顔は暗く、不安そうに見える。
まるで死地に赴く恋人を見るかのようなクラウドに、スコールは逆に心配そうに顔を曇らせる。


「そんな顔をするな。基本は寒冷地訓練がメインだから さほど危なくないんだ」
「……そうなんだ。…そうか…」
ほっとしながらも まだ心配顔のクラウドに、スコールは安心させるように抱きしめる。
「なんだ?お前、そんな心配症だったか?」
「……そうだな、…そうかもしれない」

自分の腕の中で不安そうに顔をうずめるクラウドに、スコールは戸惑いながらも強く抱きしめる。

「そんな風だと こっちが心配になる。…1ヶ月なんてすぐだ。愛してる、クラウド。お前は?」
「……おれも……あ、愛し…てる…」

やっと。たどたどしく、照れながらではあったが愛してると返してくれるようになったクラウド。
スコールはクラウドの身体を抱いて振り回したいくらいに嬉しかった。


「……ん、…ぁ、…スコー…ル…ンんッ…」
何度も角度を変えて、食らい付くように口づけると クラウドが縋るようにしがみついてくる。
「…行きたくなくなるな。まさか会えると思ってなかったから」
「……うん…」

淡く色づく頬に口づけながら、スコールはお前は? と問いかける。
「お前は? 忙しいのか?」
「…そうだな。明日、バーマン博士と一緒に古の森に行くんだ」
「は?ホントか?」


古の森に一般人が行くなど狂気の沙汰だ。
スコールの青灰色の瞳が きつく光り出す。
「近くまでだけだ。森の中には入らないから」
「当たり前だ!近くってどれくらいだ?絶対に中に入るなよ!」
「大丈夫だ。おれ達も命は惜しいからな」
「古の森?…お前、俺の心配してる場合か!……俺の方が心配だ…お前が行かなきゃ
ダメなのか?」

今度はスコールが不安そうに顔を曇らせて、クラウドは言ってしまったことを後悔する
くらいだった。

終いには互いを心配することに笑い出してしまうほどで、そんなことすら幸せを感じて
口づけを交わし合い、抱きしめ合った。




「クラウド、向こうも雨みたいよ。レインコート、持って来てたかしら」
「大丈夫ですよ。準備してあります」


クラウドとバーマン博士は、カンパニーのヘリポートで輸送ヘリの準備が出来るのを
待っていた。
待合室のガラス窓の向こうは どんよりと黒い雲が広がり、雨粒も落ちてきていた。
「お天気 悪いけど大丈夫なの?」
「はい、これくらい、何ほどのモノもありません。ご安心を、博士」

傍にいた一般兵は きびきびと答えるから、逆にバーマン博士は ため息をつく。

「まあ、任せるしかないけど。なら何故 出発しないの?」
「は、ソルジャーの到着が遅れているようです」
「…ラザードは何してるの?向こうに着くのが夜になってしまうわ。…まったく、あの子の
オシメの時から知ってるけど、こんな不手際 珍しいわねえ」
「…………」


バーマン博士の言う通り、確かにこのままだと陽のあるうちに到着出来ないかもしれない。
ましてや この天候だ。
バーマン博士が痺れを切らしてラザード統括に電話を入れようとした時、やっと出発となった。

「出発なの?ソルジャーは?」
「ソルジャー・エンリケは間に合いませんで、代わりのソルジャーが現地で合流します」
「何だかバタバタしてるわねえ。代わりのソルジャーって誰?」


案内されながら苛立った口調の博士に 兵は申し訳なさそうに答える。
「申し訳ありません。自分は知らされておりません」
兵の言葉にバーマン博士はクラウドに向かっておどけたように肩を竦める。
二人は小さく笑い合いながら輸送ヘリに乗り込んだ。



《 ねえ、クラウド。ガストが言ってた事だけど 》


ヘリに揺られながらマイク越しにバーマンが話しかけてきた。
その内容に、クラウドは顔を曇らせる。
《 あなたも大変ね。ガストは あなたが お気に入りだから。困った男よね 》
《 …おれのことを何か言ってたのか? 》
《 んー、まあね 》
《 ………… 》


眼下に広がる大平原は雨に濡れて緑が濃い。
黄色いチョコボが三頭 並んで走っているのを見ながら クラウドはため息をつく。
そんなクラウドを見て、バーマン博士は戸惑いながら化粧っ気のない唇を湿らせて
話し始める。

《 ………ねえ、クラウド。道が無い訳じゃないのよ?もうアレは完成してるのだし… 》
《 そんな簡単な事じゃない。人の人生を狂わせるモノだ。おれは最初から反対だった 》
《 …一概にそうとは… 》

思いの外 きついクラウドの口調に、バーマン博士は口ごもる。
《 キャシー、人の心や価値観は変わるものだ。それを、…その責任は重い。例え本人が
望んだとしても、だ。しかもまだ検証も行われていない危険なモノだ 》
《 それは、そうだけど… 》


キャシー・バーマンは、同僚と云うよりも友人としてクラウドを心配していた。
その気持ちに疑いはなく、クラウドは心からありがとう、と言った。
《 ありがとう、キャシー。おれを思って言ってくれてるんだよな。…分かってはいるんだ。
わがままだって 》
《 …クラウド……その、》
《 そろそろ到着します 》

キャシーは何かを言いかけたが、パイロットの声に口をつぐむ。

互いの会話はパイロット達には聞こえていない。
そんなバーマン博士を見て、クラウドは安心させるように微笑む。
《 ……クラウド、わがまま言ってもいいのよ?あなたは我慢しすぎだわ 》
《 ……それ、エアリスにも言われたよ 》
《 ずっと、…ずっとなんて無理よ。あなたが壊れてしまうわ 》
《 ………それはイヤだな。…わかった、わかったよ、キャシー 》

むん、と睨み付けてくる顔に、クラウドは降参したように両手を上げる。
《 ホントよ? わたしもエアリスも、みんなが心配してるって忘れないでね 》

《 降下します。衝撃がありますから注意して下さい 》




闇の中に 先に現地入りしていた兵が作った簡易テントがいくつもあって、その中の
一番 大きなテントにクラウドとキャシーは案内される。
「こちらをメインに お使い下さい」
「ありがとう、快適だわ。3日間よろしくお願いします」

外は もう真っ暗で雨がテントを叩く音が激しくなる。
もう今夜 出来ることは何もない。

「では博士、明日は7時からですので。……目覚ましをお忘れなく」
「はいはい。お休み、クラウド」

お休みなさい、と言い残し クラウドが出て行くと バーマン博士はパソコンに向かい
キーを打ち始める。
少し雨足が弱くなったかしら、と思った時、テントの外から声をかけられる。

「博士。1Stソルジャーが到着しました。入って頂いてもよろしいでしょうか」
「…どうぞ」

やれやれ 勿体ぶった登場ね、と毒づきパソコンを畳む。
( ……あら、どこかで…見たような… )


テントに入って来たソルジャーを見上げて、バーマン博士は小首を傾げた。









2018年09月23日

#713     Z/S×C     This is a time of our life

 こんばんは、水城です。

最近めっきり暗くなるのが早くなってホント、悲しいかぎりです。
6時を過ぎたらもう真っ暗って言ってもいいくらいですし、今まで通り
残業してたら駐車場まで懐中電灯で足下を照らさないとマズイくらい暗い。

は~やだなあ。また冬が、冬のヤツが来やがる。
まあ、冬が来ないと美味しい水も飲めませんし…ふぅ…

たぶん去年の今頃も おんなじことを言ってると思います。

実は今週 三連休で、出来たらここで書き進めたいなあと思っております。
今までになく ずっと同じお話を書き続けているので、他のお話を書くのを
躊躇ってます。

自分的には書いたら書いたなのですが、ここで他のに行く?とか思われちゃう?
とか思うと ひよってしまいます。

なんせ書いて書いて書きまくるしか、とは思いますが、ひとつ お話が終わると
次どうしようって迷ってます。

今、これ読まれてるなあ、とか思うと続きを書きたくなっちゃいます。



と、おはようございます

寝オチしてしまったです。は~富山はイイお天気。秋晴れです。
今日はホットカーペットを買いに行きましょう。PLANT3に行こうかな。

ではでは。


そうそう、最近、黄色いチョコボ車が近所を走ってて、にまにましてます。
でもドライバーさんの姿を見たことがなくって。
大抵 走ってる後ろ姿とか駐車してる姿とかなんですよ。

う~ん、想像力 わくわあ (*´∇`*)


ではでは、This is a time of our life 、続きをどうぞです。
次回は いよいよ、やっと、お天気が崩れそうです


□  This is a time of our life   10  □


「クラウド、少しいいかね」

「……はい、博士。片付けたらすぐ行きます」

 

終業のチャイムが鳴り、白い白衣を着た研究員達は机の上を片付け始める。

 

週末の今日、金曜日の夕方から日曜日にかけて研究棟の点検が行われる為、
出入り禁止となる。

その為、いつもなら遅くまで研究に没頭している者達も追いたてられるように
帰り支度をしていた。

そんな中、ガスト博士に声をかけられたクラウドは机の上を片付けると彼の
研究室に入って行った。

 

「そこにかけてくれ。出て行かなきゃならんから手短に言うが、クラウドは最近
ソルジャーと仲良くしているらしいね」

「…まあ…そうだな」

いきなり言われて、クラウドは曖昧に答える。

いったいガスト博士は何をどこまで知っているのか。

大企業である神羅カンパニーのトップにいるガストは、その穏やかな見かけで
判断するのは危険な人物なのだ。

クラウドは あえて何も言わず、ガスト博士の言葉を待った。

 

「うん、別に咎めているわけではないんだ。ただクラウドが、珍しいなと思ってね。
かなり親しいようだね」

「……気が合っただけだ」

クラウドはソファに座ると感情のこもらない声で答えるが、ガストは気にした風もない。

 

「そう。…まあ、君は頭のいい人だから さほど心配はしていないけど。君はね」

「…………」

含みのある言い方に、クラウドの形のいい眉がしかめられる。

 

「心配なのは向こうだよ。前の時は いろいろ大変だったからねえ。エアリスも
そりゃあ心配して

「余計な詮索をされるのは気分が悪い。話はそれだけか?」

無表情でガストを見る青い瞳は冷たい光を放ち、声にも温かみが感じられない。

そんなクラウドをガストは さらりとかわす。

 

「仕方ないだろう?君は…君達は大切な人達なんだから。そこらの有象無象ごときに
傷つけられては堪らな」

「くどい。過ぎたことを蒸し返すな」

ガストの言葉を、ぴしりとムチのような声が遮る。

冷たく、ぞんざいな口調は20才にも満たないクラウドが壮年の、しかも上司である
博士に対する態度ではないだろう。

ソファから立ち上がるクラウドを、だが やはりガストは気にした風もなく苦笑い
するだけだった。

 

「わかったよ。でも私達の立場も分かってくれるね。それに これは君の為でも
あるのだからね」

「…………」

蔑むような、何かをのみ込むかようなクラウドの顔を、ガストは憐れむように
見上げる。

 

「そんな顔しないで。別にかかわり合うなとは言っていないよ。ただ、…そう、
ヒマつぶしくらいにしてくれと言ってるだけだよ」

「……………」

「だから 向こうが嫌がるなら また

「ガスト!スコールには手を出すな!」

白い顔を怒りに染めてクラウドは言葉を遮る。

ゆっくり立ち上がるガストには それまでの笑顔が消えていた。

 

「分かっているならいいんだ。我々だって貴重なソルジャーだ。また失うのは
痛いからね」

「…………」

ぎゅっと握られた拳を見ながら ガスト博士は淡く笑う。

 

「クラウド。そんな顔をしないで。彼はまだ若い。すぐ他をみつけるだろう。
まあ、ごねるようなら言ってくれ。こちらで後はやるから」

「………スコールに手を出すな」

 

静かな怒りをこめて そう言うと、クラウドは研究室を出て行った。

 

「……やれやれ、どうしたものか。これは手を打った方がいいかね?」

ガスト博士がそう呟いた時、研究室にアナウンスが響きわたる。

 

〈 研究棟職員は17時30分までに退室してください。繰り返します。研究棟
職員は

「おっと、急ぐか」

 

ガストはパソコンの電源を切ると慌ただしく部屋を出て行った。

 

 

部屋のチャイムが鳴り玄関のドアを開けると、そこにはスコールが立っていた。

「……早かったんだな」

「そうか?」

 

クラウドはカンパニーの一般社員棟で生活している。

棟はソルジャー、一般兵、一般社員、上層部関係者に別れており、一般社員に
知り合いのいないスコールには初めて入る棟だ。

クラウドに連絡を入れると週末は会社に行かないと聞いて、大車輪で任務を
片付けて来たのだ。

 

「……案外 広いワンルームなんだな」

「そうだな。一人ならこれくらいで充分だ」

部屋は天井も高く圧迫感がない。

見上げればロフトが付いているようで、そこで寝ているらしい。

スコールは一般兵を飛び越えて いきなりソルジャー試験に受かったので、他の
部屋を知らない。

モノ珍しそうに見ている姿に、クラウドは笑ってしまう。


「そんなに珍しい?」

「人の部屋に入ることがないから、まあ」

「ソルジャー宿舎に比べたら狭いだろう?」

「まあ。だが こっちの方が居心地がいい。落ち着く」

 

スコールは そう言いながら手に持った紙袋をクラウドに渡す。

「適当に見繕ってきたから」

「…へえ。すごいな。こんなのがあるんだ」

スコールはテイクアウトの出来る店で夕食を買ってクラウドの部屋を訪れた。

適当に、とは言ったが本当は何がいいだろう、何を買って行ったら喜んでくれる
だろう、と悩んだのだ。

心配するスコールに、クラウドはどれを見ても食べても喜んでくれて、スコールの
苦労も報われると云うものだ。

 

「最近、落ち着いてきたのか?」

「まあ、そうだな。さすがにソルジャーが増員されたからな」

スコールが買って来たものを 二人ですべて平らげるとクラウドが紅茶を淹れてくれた。

 

「ラザード統括はなかなか頭のまわる人みたいだな」

「見かけは そうでもないが社長の息子ともなると ぼんやりもしてられないんだろう」

「…そうだな。何か……無理はしてないか?」

「無理?」

心配顔のクラウドに、スコールは不思議そうに顔を向ける。


「いや、…お前は優秀なソルジャーだから、無理な任務をやらされるって、
聞いたから」

「…まあ、そもそも危険じゃない任務なんてソルジャーにはないからな」

「……そうか」

 

スコールはデザートにと、鮮やかなライトグリーンの大きな葡萄まで買って来ていた。

クラウドは普段 あまり果物は食べないらしく、久しぶりに食べたと言って房から
ちぎっては口に運んでいた。

「スコール、食べないのか?」

「お前の為に買って来たんだ。好きなだけ食べればいい」

「…お金を出したのは自分だろ?これ、高かったんじゃないか?さっきの食事だって…
やっぱりおれも払うよ」

 

食べる前に払うと言ったのに スコールは頑として受け取らなかったのだ。

「いらない」

「いらないって……困ったな」

 

出会った頃は年下なのに浮わついたところがない、落ち着いた物腰が好ましいと思った。

会話をしても 大抵カンパニーのことを話すくらいだったが、クラウドの言葉には
なかなか穿ったものが多く、素直に楽しいと感じていた。

トモダチとすら云えないような関係の時は どこか壁のようなものを感じていたが、
今は素のクラウドが目の前にいると思える。

 

少し困ったようにしながらも またひとつ葡萄を口に入れる姿が可愛いと笑ってしまう。

「気にするな。……美味いか?」

「……何 笑ってる」

「別に」

「いいや、笑ってる。何で笑ってる」

「何でって」

「ちゃんと言え。何がおかしいんだ?」

「お前が好きだな」

 

淡く微笑いながら そう言われて、クラウドは う、と言葉に詰まる。

「…ごまかすな。ちゃんと…」

「好きだ。お前は?」

「……ちょっ、と…待…ん、ッ…」

思わず後ずさりそうになるクラウドに、スコールは小さく唇を合わせて離れて行く。

「甘い。葡萄のせいか?それとも あんたが?」

「……何を…葡萄に決まって…」

スコールは葡萄から一粒 取ると口に入れて難しい顔をしている。


「………そんなに甘くない」

「……ふ、…ウソつけ!甘いだろ?」

難しく小首を傾げるスコールに、クラウドは吹き出してしまうが、スコールが
また一粒 取って口元に差し出して来るから戸惑ってしまう。

「…ッ、な、何…」

「口を開けろ」

「…ッ、…ぅ…んむ……ンんッ…ぁ…」

 

口に押し込まれ 仕方なく噛み砕いていると艶めいた顔が自分を見ていて、あ、と
思った瞬間 口を塞がれた。

スコールの手が頭にまわされ、強く引き寄せられて深く口づけられる。

まだ葡萄が残る口の中に スコールの舌が味わうように暴れだす。

 

「…ん、ぅンん…やッ…ス、コー…ル…待、て…って…」

「……やっぱり甘い。お前が一番…」

低く囁く声に、クラウドの背中に戦慄くような痺れが走る。

 

こじ開けるように口を大きく開かせられ、熱い舌が絡みつくように嬲るように蠢く。

息すら飲み込まれ、重なる唇の間から唾液が溢れてクラウドの顎から首もとに
流れていく。

 

「…ぁ、…や、…はぁ…ッ…んぁ…あ…」

「……クラウド、クラウド…」
首もとから鎖骨を辿る舌の動きに、クラウドは縋るようにスコールにしがみつく。

スコールの唇が嬉しそうに笑うと、そのまま二人は倒れ込む。
静かな部屋で、恋人達は抱きしめ合い愛し合うことだけに夢中になる。

ガラスのテーブルの上で、スコールの携帯がメールを受けて光ったが、持ち主に
気づかれないまま点滅し続けた。







2018年09月09日

#712   FF雑記

こんにちは、水城です。

おいで下さってありがとうございますありがとうございます(^o^)

富山県、今日は朝から雨が降ってて風も結構 強いです。
家が揺れるくらい。

北海道や大阪の方々は不安な毎日かと思います。
国の偉いかたは率先して動いて下さいよ!
早く元の生活に戻られますようお祈りしております。

ワタクシは午後から お買い物に行こうと思ってたのになあ。
冷蔵庫にあるもので済ませますかな。

お昼ご飯を食べてソファに座ってたら天真がぴったりくっついて→ きゃわいい(^^)
寝ちゃったので動けずVITAで過去の話を読んでました。
何となくスコールの now or never を読もうと。
これはホントに一番 最初に書いたお話で、あまりに拙くて書き加えたモノです。

で、これ読んで自分のダメダメさを見つめ直そう、と思ったのですが…

え、こんなだっけ、とちょっとびっくりしちゃいました。
なんかイイ感じじゃんって → スミマセン(>_<)
やっぱり初めて書いたもので、なんの あーだこーだもなく スコールがクラウドを
襲っちゃってるので自分の中では一番 失敗した~って思ったお話なので。

そんな意味では、レノにいちゃんは思いきり あーだこーだ出来た気がします。
正直ザックスも悔いが残るのですが。

や~なんか新鮮だわ~
ちょっと お話を読み返してみようと思います。
あと、目次。about story も何とかしなきゃ。読みにくいですよね。

おお、また雨脚が強くなっております。
27時間テレビ、結構 面白い。これを見ながら色々やろうかな。
ふむふむ、確かに日本人は肉食で体格がよくなりましたよね。
今の平均身長171センチなんだあ。

何でもアメリカや欧米が優れてると この頃刷り込まれたのかなあ。
たしかに190センチのペリー提督と平均身長155センチの日本人じゃね。
劣等感を感じても無理ないかも。

でも日本は世界規模で見ても有色人種の中で唯一といっていいほど植民地に
ならなかった国なんですよね。
うっかり思ってますが あの時代、有色人種はもれなく白人に侵略されてましたから。
日本が偶然 侵略の対象にならなかったワケじゃないんですよね。
日清戦争→ロシア戦争で負けたら植民地になっただろうに、日本は死に物狂いで
戦って、あの大国ロシアを打ち負かした。

それまで100%植民地になってた有色人種が!
けして優勢ではなく、戦わず黙って植民地になって非道な扱いを受けるか、例え負けても
日本人の心意気を後世に残すか。
今、日本が日本でいられるのはおじいちゃんや そのまた おじいちゃん達が死に物狂いで
ロシア戦争に勝ってくれたから。
もちろん他の戦争でも、ですが。
少なくとも負けてたら今はロシアの属国かもしれませんね。

このことは当時 植民地だった国に勇気を与え。
あんな ちっぽけな島国が頑張ったって。
その後、独立戦争があちこちでありましたからねえ。

日清戦争もロシア戦争も改めて経緯を調べてみると凄く繋がってて、改めてそっか~って
なります。
世界の国々の思惑や利害や、いろんなものがまぜこぜで、それこそ麻のように乱れ、
だったんでしょうね。

一兵卒も死に物狂いでしょうが、国を背負う上層部も死に物狂いですよね。
相当な葛藤と……う~上手く言えませんが大変だったろうなあ。
判断間違えたら万人単位で日本人が死ぬのですものね。
戦争はイヤだ。

負けたら植民地で、日本国民には今なら考えられない残忍で悲惨な末路しかなかった。
本当~にヤバいですよ。
人間ってどこまで残忍になれるのかって思う。
それはナチスもですが。
ドイツは過去の過ちを受け止めて頑張ってらっしゃいます。

何が言いたいかと云うと、FF7はあんな世界なんで、そういう闇や光を書けたらなあ、と
思うのです。

腕がついてけてませんが頑張って書いて行きたいです。


こんなとこですがよろしかったらお付き合い下さいまし。


さってと!
昨日 買ったケーキ食べて頑ろうっと!


あ、寝てた相方が起きて徹子の部屋にチャンネル変えられた!
も~(*_*) 面白いからイイけど。

ではでは!







2018年09月06日

#711  FF雑記 


こんばんは!水城でございます。


おいで下さってありがとうございます!


台風一過、富山は晴れておりました。

昨夜は二時間ほど停電しちゃったりして まいっちんぐ状態でしたが、大阪などでは
大変な被害だったですね。
二時間停電しただけでも電気のありがたみが解るんですから今なお停電中な方々は
いかばかりかと思います。

一分でも早く復旧されますように。
電気が点いた瞬間 声が出ますよね。


声が出たと云えば!
ニャムシー様!

コメント、ありがとうございますありがとうございます(>_<)
好き過ぎですか(o^∀^o)
にゃは~、分かります~と言いたいですが、自分の好きはちょっと斜めを向いてるから、
ニャムシー様みたいにピュアじゃないかも。

ちょっとイジメテ うがうがしちゃうスコールが大好きなんです。
だから うちのスコールはちょっと悶々としてるかと。

そんなスコールですが読んで頂いただけでも嬉しいのに、ごろんごろんもしてくださるとは!

こちらこそ、熱いコメント頂いて ごろんごろんしちゃいました!
昨夜は停電で真っ暗だったもんですから なんだか眠たくなって、復旧しても眠たくて眠たくて。
10時には寝ちゃったんで朝 起きてコメントに気づきました。
ですからホントに ベッドでごろんごろんしましたよ!

やっぱり十代なんてヤりたい盛り → 偏見ですかね? だろうと思うので、じっと 待て状態は
キツイだろうなあと妄想する次第でして。

で、クラウドはお約束でニブい、と。
察しのいいクラウドなんて想像出来ませんが、いつか書いてみたいかも。
面白そうです。


DDの世界を書いたのは久しぶりだったのですが、楽しかったです。
他のメンバーと絡ませると楽しくて楽しくてナンボでも書けそうですが なかなか時間が…

加えてザックスとレノでも書いてますので回り道が多いサイトではありますが読んで
頂けると 嬉しいです(≧∇≦)


コメント、本当にありがとうございましたo(^-^)o


見に来て下さった方、拍手して下さった方も ありがとうございまーす!





2018年09月02日

#710  S×C    give me what I need  


こんにちは、水城です。


いらっしゃいませ~
見に来て下さってありがとうございますo(^-^)o


ちょびちょび   と秋めいて来たかな?と思うと暑くなったり、体調がおかしくなりますよね。
なんか熱とかは出ないけど咳が続く風邪が流行ってるらしく、気管支が弱いワタクシは気をつけないと。
やっと涼しくなるわけですし、お出かけの予定も立てたいですよね。
風邪ひいてる場合じゃねえぜ!頑張りましょー!


で、かなり間が開きました。
ホントは23日のスコールの お誕生日に、と思ってたのに、アリ?
すぐ仕事が詰まってきたのもありますが、最近 Ⅶ をプレイし出したのとか、あと…

実は つば九郎にハマっちゃって……てへ。

ようつべで見たら むっちゃ面白くて。
あの前園さんの始球式がきっかけで見たらホント 面白い。
相方もハマっちゃって、一緒に見てます~
つば九郎ぶろぐも見てるしグッズも注文しちゃった


野球とかにご興味の無い方は、は?つばくろう?かと思います。

https://youtu.be/x5wFYuqe2tg

これこれ、この方?鳥? つばめさんです。(ペンギンではナイ)
ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターさんです。

なんせ つぱ九郎つば九郎 言っちゃっててマジやばい。
神宮球場に行ける方、いいなあ。

おっと、では、スコールお誕生日オメデトウってことで書きました、give me what I need .
よろしかったらどうぞです。

ちょ~っとスコールに優しすぎたかなあ。クラウドがちょっとスイートです。




□   give me what I need   □


あんただけなんだ、それが出来るのは。

あんただけが俺が欲しいモノをくれるんだ


「じゃあ あんたの世界は一年何日だ?」
「365日だな」


異世界に召喚された戦士達は皆一様にほとんどの記憶を無くしていた。
最初は それを悲観していたが、記憶は少しずつではあったが戦士達のもとに戻りつつあったから、ベースキャンプである 秩序の聖域で集まった時には戻った記憶を話し合い、自分の世界について語り合ったりしていた。


「あまり変わらないんだな。こっちは366日だ」
スコールとクラウドは 月の渓谷で休息を取ることにし、スコールの出したコテージでくつろいでいた。
「ジタンの世界は362日で誕生日は9月って云うから12の月があるのも一緒だったな」
「………」
(は?何をクラウドに!いちいち言うことか?)


クラウドの周りには必ず誰かしらいる。
恋人である自分ですら なかなか一緒に行動することは無いのだ。
やっと会えた時ばかりは自分を優先させろと思うが、クラウドはなかなか思う通りにはいかない恋人だった。
こうやって会えば、話すことといったらカオスのこと、コスモスや異世界のこと。
ライズしたアイテム、武器のこと仲間のこと。
彼の口から愛の語らいが出ることはまず無い。
なのに傍にいて青い瞳に見つめられると、もう頭がおかしくなりそうだった。

(やっと一緒にいるのに!他のヤツの誕生日なんか知るか!)
「…そうか」
頭の中では髪を掻きむしらんばかりに絶叫していたが、スコールは表面上は穏やかにしていた。
本当は今すぐ抱きしめて その香りを吸い込んで。
名前を呼びあって、触れ合いたい。
クラウドがイヤなら我慢する。
だが許してくれるなら、唇に、その白い肌にキスして痕を残したい。
離れていても思い出してもらえるように。想ってもらえるように。
愛したい。愛し合いたい。


そんな思いをスコールはぐっと堪えて大人しく自分のベッドに座っていた。
余裕のないヤツだと思われたくない、その一心で。
なのにクラウドは そんなスコールの努力を気にもしないで話を続ける。

「みんな自分の誕生日を思い出せたら嬉しかったんだろうな。おれに教えてくれて。一緒にいたバッツなんかモーグリにペンをもらって忘れないようにって腕に書いてて」
「……へえ」

もう相槌を打つ力も無い。
スコールは脱力しきった声で それでもクラウドのために淡く笑う。
だが続く言葉に顔を強張らせた。

「みんなのを書いたら書く場所がなくなって…おれのは腹に書いたんだぞ?あれは」
「クラウド」
「え?」

それまで微笑っていたスコールは、全身に殺気に似た怒気をみなぎらせてベッドから立ち上がる。
「え?え?」
鬼神のごとき形相でクラウドを見下ろすと、驚き見上げるクラウドの肩を押してベッドに押し倒す。
「………おれは何かまずいことでも…」
「………………そこが あんたの美点であり欠点だ」
「……………」


冷たい声で言い切られてクラウドは言葉もない。
その青い瞳を大きく開いている様子は幼くすら見える。
「……あんたは否定するが誰にでも イヤな顔ひとつしないから あいつら寄ってくるんだ」
「………………」
「裏も毒も無いから」
「…そんなの、みんなあるわけないだろ?おれだけじゃ」
「あんただけだ」
「…………いや、それは…ッ…おい」

きっぱりと言い切られて思わず言葉に詰まるが、何とかして反論しようとするとスコールがいきなり動いた。
ベッドの端にいた身体を、軽々と真ん中まで持ち上げられると押さえ付けるようにのしかかってきた。
「おれがどんな思いで座っていたか分かるか?」
「どんなって…」

微笑って話を聞いてくれてたじゃないか、と言いたかったが、目力が有りすぎて反論出来ない。
言葉に詰まり、口ごもるクラウドに スコールは淡く笑った。
だがそれは いささかタチの悪い笑みだった。


「ここに触れたら あんた、何て言うか、とか」
「…ッ、う…、んぁ…」
スコールの指はクラウドの淡い色の唇をなぞり、歯列を割って嬲るように入り込んでいく。
「…お、い、…ぁ…んんッ…」
「ちゃんと俺を見て…」
「…ぁ…」

ぐっと近づく青灰色の目に どくん、と鼓動が脈打つ。
「名前を呼んでくれるかとか…」
「…ぁ、…はッ、…」
唾液で濡れた指を見ながら そう呟いたスコールは、ぎゅっと手を握りしめると、きろりと目を光らせた。


「…あんた、自分の誕生日、思い出してたのか?」
「は?…ま、まあ…」
「何でバッツが知ってて俺が知らないんだ!おかしいだろう!」
「…は?」

その、さも気づきもしてませんでした的な反応に、スコールの大して長くない導火線に火が点いた。

「毒がないと云えば聞こえがいいが鈍感なんだ、あんたは!」
「…え、…ちょっと…」
「まるっきり無防備で!鈍くて!全然 俺に優しくない!」

口角泡を飛ばさんほどの勢いで捲し立てられて、クラウドはハト豆状態だ。
「いつだ!」
「はい?」
「だから いつだ!」
「あ、…8月、11…てゆうか おれだってお前の知らない…わ、…おい!」

一方的に怒鳴られてはクラウドだって反論したくなる。
自分だって教えてくれてないじゃないか、と言おうとするとスコールにくるりとひっくり返されてしまう。

「…おい、スコー…おい!…やッ…」
何だと思う間もなくスコールは背中から腕をまわし服のジッパーを一気に下ろす。
流れるような動きで黒い服を後ろから剥ぎ取られてしまう。
じたばたと暴れるが馬乗りになられては大した抵抗にもならず、今度は器用にベルトを外され慌ててしまう。
「スコール!」
「…あんたが知ってるはずがない。俺だって知らないんだから」
「………」

背中から聞こえてくるスコールの声はどこか悔しそうに聞こえて、クラウドは戸惑ってしまう。
何と言おうかと思っているうちに またスコールの声が降ってきた。

「……どうせ子供じみてるって思ってるんだろ」
「…ぁッ、…ん、…」
「すぐカッとなって、わがままなヤツだって。思い出しもしないんだ、あんたは」
「………はッ、ぁあ…ッ、」

いつも一緒にいられるわけではなかったから どうしても安心出来ない。

今頃どうしているんだろう
誰かと一緒にいて笑ってるんだろうか
楽しそうに?心から安心して笑ってるんだろうか

俺といるより?


「……わがまま、なんて思って、ない…いつも、…ケガしてないか、とか…思ってる…」
スコールの指と唇が背中をさ迷うたびに どうしようもなく身体が跳ねる。
こんな風にされて熱く反応してしまうのはスコールだけなのに。
「…ホントに…?」
「当たり前だろ?そんなに冷たい、薄情なヤツに見えるのか、おれは」
見える、と言いたいが それはきっと自分が不甲斐ないからだ。
自信が無いから不安になる。


「……あんたは誰にでも心配してるし、だから…」
「心配の度合いが違うだろ。それに…優しくない?」
「…………」
こんな格好で押さえつけられ黙り込まれては スコールの表情が分からない。
「……おれは そういうことは不馴れで…どうすれはいいのか…」
「…………… 一緒の時、他のヤツの話は減らせ」
「…分かった」


尊大な物言いに呆れてしまうが、クラウドは大人しく頷いた。
「……少しは おれに……」
「…おれに?何だ?」

聞き返したがスコールからの返事はなく、代わりに肩に口づけが与えられた。
「……んッ、…スコール…?…ぁ、ン…」
背中をさ迷う唇は舌に変わり、まるで味わうように滑っていく。
「……んッ、んぅ…ぁ…あッ…」

クラウドは背中が弱い。
ここを攻めたら感じ過ぎて声を抑えられない。
クラウドは右手で口を押さえて堪えようとしていたが、スコールはそれを許さず無理矢理 離すとベッドに両手を縫いつける。

「…今 俺と二人だけだ」
「……やッ、…ぁ、あッ…ぅんッ…」
スコールはクラウドの肩に歯を立て べろりと舐め上げる。
「…抑えないで言ってくれ。あんたの声が好きだ」
「……ッ!…そ、んなこと、…言われて…ぁ、…ぁ…んッ…出来る…わけ…」


クラウドは背中にいるスコールに そう言い返すが、腰と脇を攻められて身体が魚のように跳ねてしまう。
のしかかる身体はクラウドの身体を抑えこんでいて、何とかして抜け出そうともがくが、その抵抗もスコールには子猫ほどにも感じていない。
平らだが滑らかな胸を両手で抱きしめると、感触を楽しむように下へと滑らせる。
すでに硬く反応していたモノを解放するように取り出しこすり上げると、スコールの身体を押し上げる勢いで細い身体が跳ね上がる。

「…あッ、あ…んぁ、あッ…や、ッやぁ…あぁッ…!やッ、イヤ…だ…イヤ…ッヤ…ぁ…」
腕の中の身体は あられもなく喘ぎ、背中をなぞる舌と指に翻弄されて びくびくとよがり、昇りつめて行く。
クラウドは子供のように金色の頭を振ってイヤだ、と言い続けるが スコールの手の中の昂りは腹に付かんばかりにそそり立ち、限界を迎えようとしていた。

「…クラウド、クラウド…」
「………ぁッ、あ…スコー…ぅ、む…ん、ンふ…ぅッ…ん、……ッ!」

無理矢理 顔をねじ曲げ唇に吸い付き、乱暴に舌を差し込み掻きまわす。
いつもの表情の乏しさなど嘘のように、うっすら色づく頬や蕩けるように潤む青い瞳。
それは己しか知らぬモノだと思うと、ひねくれた気持ちも霧散していく気がする。

身を震わせて達し、クラウドは くったりとシーツに沈むが、休む間もなくスコールの指が差し込まれ声もなく喘ぐ。
震える身体に差し込まれる指は数を増し、吐き出したものを絡ませながら くちくちと濡れた音を立てる。

ぐるりと掻き回すように暴れていた指は中の一点を攻めだし、クラウドは嬲られるまま抵抗も出来ず喘がされる、
「…ぅ、んッ、…はッ、はッ…ぁあッ…か、い…深い、スコー…ル…ッ…」


解れたとは云え、まだ狭いそこに突き入れられる時は あらゆる感情がない交ぜになる。
来る、と思った時は羞恥で なりふりかまわず逃げてしまいたいくらいだ。
なのに逃げることも出来ず、押し入られ圧迫感に息も出来ない。

クラウドとて男だ。
平然と女のように貫かれていられるわけがない。
苦しくて恥ずかしくて、だから早く終わって欲しいと思いさえするが、優しく抱きしめられると身体が熱くなる。

「…ッ!…んッ、ん…ぁぅッ、ん、ンッ…」
獣のように後ろから突かれては、いつもは見える顔が見えなくて不安になる。
だが、顔を見られずにすむと思うと逆に声を抑えることが出来なくなる。

白い身体に熱杭を穿ちながらスコールの右手はクラウド自身を包むように擦り上げる。
感じて早くなる甘い息にスコールは堪らなくなって、男にしては細い肩に きつく吸い付く。
「………思い出した…」
「…ぇ…え……?…」

クラウドの背中を指がすべる。
数字だ…と思った途端また深く穿たれる。

クラウドから小さく堪えるような声が上がると 白い背が弓なりにしなり、手の中のモノが熱く弾ける。

「…ッあ…あぅ…ッ、あッ、…はッ、あ…んぁ…ッ…」
「……く…ッ、…ん、…は…ッ…」

きゅうっと何度も伸縮されて、スコールは苦し気に眉をしかめるが、己も解放に向かって駆け上がる。
「…ぁ…ぅ、…や…熱…ぁあ…ん、んン…」
「………クラウド、愛してる…クラウド…」

荒く息をつきながらふたりは互いを貪るように口づけ合い、束の間の会瀬を愛し合った。



「お前こそ優しくない!」
「よく言う。あんたには負ける」
「………ぅ~…お前、ホントはおれがキライだろう!」
「本気で言ってるのか?そうか、言わせたいんだな?」
「……え、…や、いい。言うな」
「愛してる、クラウド。あんただけしか」
「わかった、いい、やめろ!…おい、ちょ、…んッ、んーッ!」
「まだまだ足りない。安心しろ、優しくする」
「安心って……ぁッ、ん…スコール!」










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