クローヴィスの冒険

魔法戦士クローヴィスの冒険を綴ります。主にゲームブックのリプレイです。 ※ネタバレあり。

火吹山の魔法使い

総括と感想

さて、最終的な冒険記録紙を見ながらあれこれ、記念すべき初冒険の総括を。


***


【能力値】
技術点=14/14(魔法の剣で+2)
体力点=20/20
運点=13/13

【金貨】74枚
【宝石】サイクロプスの宝石(金貨50枚の値打ち)
【飲み薬】なし
【残り食糧】7

【装備明細】
革の鎧
ザック
カンテラ
「99」と彫られた青銅色のカギ
姿の見えなくなる薬
黒い絹手袋
弓と銀の矢
甘い匂いのするチーズのかけら
「111」と刻まれたカギ
魔法の剣(原技術点+2)
銀の十字架(金貨4枚の価値)
本1冊
Y字形の棒
古い耳飾り2個
羊皮紙
「111」と記された赤いカギ

【メモ】
「龍火」の呪文
(エキル エリフ エカム エリフ エリフ エリフ)
渡し守には下手に出ろ
通路の突きあたりの鉄の門をあけるには前の壁の右側のレバーを引く
ボート小屋のカギは一人の男と飼い犬が護っている
北の部屋「…険」、東の部屋「ちい…人」


***


まさか1回でクリアできるとは思いもしませんでした。

たくさんの道順と、他数個のカギもあったようですが、今回はかなり正確な道順を通って来たのではないでしょうか?

カギも3/3の正解率ですし。

もちろんサイコロの目はすべてそのまま、攻略サイトなども一切参照していません。
(一部、画像だけはいただきました)

初期設定の能力値が高かったのも幸いしましたが、もう少し低い方がドラマが生まれ、面白い冒険になったかもしれません。
今後の参考とします。

久しぶりのゲームブックでしたが、難易度がこんなに低かったのは驚きでした。

とはいえ、全体的に無理のない、理不尽な死の危険も少ない、バランスのとれたゲームブックではないでしょうか。
本当におもしろかったです。


では、これにて『火吹山の魔法使い』は終わります。

その後…。

さて、財宝をオークたちに運ばせ、火吹山から村に戻った俺、クローヴィス。


・・・


出迎えてくれた村人たちは…文字通り狂喜した。

なにせ火吹山の魔法使いを倒し、財宝を持ち帰ったのは俺が初めてらしい。



連日の大宴会が催された。


画像1



・・・


ワハハハ!

呑めや!

喰えや!

歌えや!

カネならいくらでもあるぞ〜!

世の中カネや〜!

酒だ酒だ〜!

この世は俺のモンじゃい〜!

村のおなご、すべて連れてこい〜!

ガハハハハハ…!


(一部、お見苦しい放送があったことをお詫びいたします)


・・・


ほんのジョークですからね…。
(⌒-⌒; )




俺の英雄譚を聞きながら、村人たちは手に汗を握り、時には慄き、そして涙し、自分のことのように楽しみ、喜んでくれた。


さて、俺は…。



いつの間にか村の英雄と化していたのだが…。

…やはり俺は生まれつきの冒険者。


ある日、俺は人知れず村を去った。


少なからぬ財宝と伝説を残して…。

魔法使いの箱

魔法使いを倒した。

この冒険も終わりに近づいている。


・・・


俺の前に錠前が二つある扉がある。

カギは特にこれといった指定がないので、2本以上持っていれば開くのであろう。

幸い俺は3本のカギを持っているので、扉を開くことができた。


・・・


そこは小さな、ほの暗い部屋だった。
壁には金糸銀糸を使った華美なカーテンがかかっている。

片隅に一つだけ灯った明かりが、床の中央の低いテーブルに光を投げかけている。
テーブルの上には大きな箱がある。

俺が歩み寄ると、どこともなく周り中から謎めいた雷雲の轟きのような音が湧き起こり、室内を満たした。


・・・


箱は3つの錠前で閉ざされている。

カギは3つ必要なのだ。

しかし、俺が持っているカギがすべて正解なのかは、試してみないとわからない。


俺が持っているカギは、


「99」と彫られた青銅色のカギ
「111」と刻まれた小さなカギ
「111」と記された赤いカギ


の3つだ。

俺は慎重に、ひとつ一つのカギを錠前に合わせていく…。


・・・


3本のカギはそれぞれカチャリと音をたてて錠前の中でまわる。


3本とも正しかったのだ!


俺は箱を開けた。


・・・


画像1




火吹山の魔法使いはもはやなく、その富のすべてはいまや君のものだ。少なくとも千枚の金貨、宝飾品、ダイヤモンド、ルビー、それに真珠が箱に納められている。その下に隠されていた魔法使いの呪文の書のページを繰るうちに、君はこの書物こそ宝物全部をひっくるめたよりも貴重な品ではないかと思いあたる。火吹山の秘密のすべてーーそして怪物のすべてーーをあやつる方法が説明されている。この本があれば無限の力が君のものとな。、村へもどる旅の安全は保証されている。いや、望むなら、このままとどまって火吹山の領主たることもできるのだ……



『火吹山の魔法使い』





パチパチ……


ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
(・ω・)ノ



画像1


魔法使いザゴール

細長い廊下に沿って洞穴を出る。
数百メートルの長い通路の後、少し開いている大きな扉に突き当たる。
慎重にもう少し開けて、部屋の中を見た。

・・・

灰色の髪と髭の小柄な老人が、一人でテーブルにむかってひと組のカードで遊んでいる。


俺は扉を叩き、あいさつをする。

老人は俺を見て、座れと言う。


テーブルにむかうとじっと睨めつけられる。
突き刺すような視線を見るうちに、何だか眠くなる…。


ハッ!


俺は嫌な予感に目を逸らす。

・・・

老人が口を開くと年寄りの声の代わりに、壁そのものから発せられているような、力強い声に変わっている。

そして老人は目の前で変貌していく。


・・・


堂々たる長身、ビロードと金の衣、真っ黒な瞳…。


画像1




こいつが魔法使いザゴールであることはもはや疑いもない。


だが俺もなぜか落ち着いている。

選択肢は3つ。

・・・

剣をしっかり握って迫っていくか?
使えそうな武器を求めてザックの中をさぐるか?
他の攻撃もしくは防御方法を求めて室内を見まわすか?

・・・

俺はザックの中をひっかきまわす。
選択できるのは次の5つ。

・・・

姿の見えなくなる薬
サイクロプスの目
チーズ一切れ
弓と銀の矢
Y字形の棒


・・・




チーズ


画像1



…もしここで使うヤツがいたらスゲぇ…。


・・・


そして俺は前の対決の時、すでにザゴールの弱点をつかんでいる!


俺はサイクロプスの目をかざす。


宝石は鈍い光を放ち始めた。


突きつけると、魔法使いは悲鳴を上げる!


やはりな!
おまえの弱点はこれだ!



魔法使いが後ずさりして隅に追いつめられた時、宝石から一条の光がほとばしる!


光線に撃たれた魔法使いは床に倒れ込み、何と徐々に老い始める!

皮膚はしわがれてひび割れ、次第にはっきりした形を持たぬ物が隅に残った。


宝石は光を納めた。


残ったのは魔法使いの衣だけだった。


・・・


俺は魔法使いザゴールを倒したのだ!


***


【能力値】
技術点=14/14(魔法の剣で+2)
体力点=20/20
運点=13/13

【金貨】74枚
【宝石】サイクロプスの宝石(金貨50枚の値打ち)
【飲み薬】なし
【残り食糧】7

【装備明細】
革の鎧
ザック
カンテラ
「99」と彫られた青銅色のカギ
姿の見えなくなる薬
黒い絹手袋
弓と銀の矢
甘い匂いのするチーズのかけら
「111」と刻まれた小さなカギ
魔法の剣(原技術点+2)
銀の十字架(金貨4枚の価値)
本1冊
Y字形の棒
古い耳飾り2個
羊皮紙
「111」と記された赤いカギ

【メモ】
「龍火」の呪文
(エキル エリフ エカム エリフ エリフ エリフ)
渡し守には下手に出ろ
通路の突きあたりの鉄の門をあけるには前の壁の右側のレバーを引く
ボート小屋のカギは一人の男と飼い犬が護っている
北の部屋「…険」、東の部屋「ちい…人」

龍とディ・マジオ

さて、ここからは…。


・・・


マッピングをしながらさまようこと30分以上…。



画像1



※実際のMAP。汚くてすみません…。



何とか次の展開へ…。


・・・


通路はしばらくはずっと北へと続く。

やがて西に折れ、小さな岩のアーチにたどり着く。
身をかがめてくぐると、大きな洞穴になっていた。
天井からは外の光が流れ込んでいる。

カンテラで洞穴を照らしだす。


ゴロゴロ…。


ん?


何の音だろう…?


暗闇の中で鈍い光がちらっと見える。

その瞬間、いきなり洞穴の奥から一筋の炎がほとばしる!

地面に突っ伏し、危うくかわす!


顔を上げると…そこには巨大な龍が!!

体長は15メートルはある!


画像1




選択肢は2つ!

・・・

剣を抜いて攻撃の用意をするか?
べつの方法を求めて記憶をさぐってみるか?


・・・

ハイ、2番!


ここからは本文の素晴らしい描写をそのままお楽しみください!


・・・


君はディ・マジオの小さな革装丁の本を思い出し、そこに記されていた呪文を声を出さずに唱える。
大声で龍をどなりつけると龍はぴたりと立ちどまる。小首をかしげて疑い深そうに君を見る。君がその頭めがけて石を投げつけると鼻に当って跳ね返る。怪獣は怒りの叫びとともに深く息を吸い込み、のどの奥で咆哮のような音をたてる。龍が息を吐くや、牙の間から新たな火の玉ができつつあるのが見える。君は身構え、火の玉が吐き出されると同時にこう叫ぶ。

エキル エリフ
エカム エリフ
エリフ エリフ
ディ マジオ

火の玉はそれより先へはこない。苦悶の悲鳴を上げて龍は炎を鼻面からふりはらおうとする。だが火はそのままそこで燃え続ける。
苦しさのあまりひいひい泣きながら龍はくるりと背をむけ、頭を左右にふりまわしながら暗闇に躍りこむ。



・・・


今は亡きファリーゴ・ディ・マジオのジイさん!
ありがとう!
あなたの呪文は絶大な効果でした!


俺は少し休憩をとり、まだ飲んでいなかった「ツキの薬」を飲み干す。
これで原運点は11→13
2回分の運だめしが必ず成功する計算になる。


俺は準備を整え、西へ続く通路を見つけ、そちらへ向かう。


いよいよという感じがしてきたぞ!


***


【能力値】
技術点=14/14(魔法の剣で+2)
体力点=20/20
運点=13/13

【金貨】74枚
【宝石】サイクロプスの宝石(金貨50枚の値打ち)
【飲み薬】なし
【残り食糧】7

【装備明細】
革の鎧
ザック
カンテラ
「99」と彫られた青銅色のカギ
姿の見えなくなる薬
黒い絹手袋
弓と銀の矢
甘い匂いのするチーズのかけら
「111」と刻まれた小さなカギ
魔法の剣(原技術点+2)
銀の十字架(金貨4枚の価値)
本1冊
Y字形の棒
古い耳飾り2個
羊皮紙
「111」と記された赤いカギ

【メモ】
「龍火」の呪文
(エキル エリフ エカム エリフ エリフ エリフ)
渡し守には下手に出ろ
通路の突きあたりの鉄の門をあけるには前の壁の右側のレバーを引く
ボート小屋のカギは一人の男と飼い犬が護っている
北の部屋「…険」、東の部屋「ちい…人」