FullSizeRender

シャッター通りと化した路地をリノベーションして再生を図るという動きをよく耳にします。

尾道では空き家となっていた古民家をリノベーションしたオシャレなカフェやパン屋さんを見かけました。

沖縄や石垣島でも多く見かけます。

熊本にもありました。

応援したくなる取り組みです。



FullSizeRender

FullSizeRender

白川に架かる長六橋の西側にあたる河原町は、熊本駅から市電で3つ目。

戦後、ここにヤミ市(戦時下および敗戦直後の統制経済下で、統制を逸脱して物資の売買を行なう自由市場)が生まれました。

熊本市街と川尻を結ぶ川尻電車(1927年~1965年)と熊本市電の乗り換え地であった為、人の往来が多かったからだそうです。

そのヤミ市を発祥とし、のちに衣類関係の問屋街として栄えていたという河原町繊維問屋街…


FullSizeRender

DSCN3406

2016年の火災の影響で、問屋街建屋は半減してしまいましたが、敏感な若きクリエーターが反応し続け、アトリエや、カフェ、個性ある雑貨店などがオープンしています。


FullSizeRender

1958年頃に建てられたという鉄筋2階のビル。

沖縄に来たのかと見間違う採光ブロックが印象的です。

当時、ここで商いをしていた人々は日本人に在日朝鮮人や華僑、沖縄の人たち…アジアな雰囲気があるのは当然のことかもしれません。


FullSizeRender

FullSizeRender

この路地の屋根はトタン葺き、当時のままのアーケード。


FullSizeRender

頭上から視線を感じる…


DSCN3422
FullSizeRender

とっても可愛い猫ちゃんでした。


FullSizeRender

モラトリアムという個性的な雑貨屋さん。

この日はお休み。


FullSizeRender

映画のワンシーンのような階段がありました。


FullSizeRender

松田優作が歩いてたら…まるで探偵物語…工藤探偵事務所みたい。


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

階段の上の店舗跡をのぞくと火災の爪痕が残っています。


FullSizeRender

FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender

祖父が仕立屋だったので、このミシンは懐かしくて食いついてしまいました。


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

至る所に当時の道具がさりげなく並んでる…


FullSizeRender
FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

所有権が入り組んでおり、全体を再開発するのは難しく、やはり空き店舗も多い…。

それ故に、昭和の空気の中にタイムスリップしてしまったかのような、静かで不思議な場所が残っていて心地良かったりします。

FullSizeRender

前回アップした押戸石の丘から阿蘇カルデラを挟んで反対側の火砕流台地、波野高原にある荻岳。

ガイドブックには…

『西に阿蘇五岳、北に九重連山、南に祖母山の峰々と、360度の見事なパノラマを満喫できる。標高843m。四季折々の山菜の宝庫であり、山菜摘みに多くの人が訪れている。古くから信仰の対象であり、現在も多くの神を祀った碑や神社がたくさん存在している。』

とあります。この表現に偽りなく、とても素晴らしいところでした。


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

山頂直下まで林道が続いていますが、Googleマップでは途中の荻神社と中江神楽殿までしか道が表示されません。

それでも、要所要所に小さな案内板があるので迷うことはないと思います。


FullSizeRender

最初の目的地は阿蘇神社の末社、荻神社。


FullSizeRender

阿蘇神社と同じく、開拓の神「健磐龍命(たけいわたつのみこと)」をはじめ阿蘇にゆかりの六神がまつられています。


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

静寂さにつつまれた神社…凛とした空気が流れ全身の毛穴がキュッと引き締まるような感覚になります。とてもスピリチュアルな神社でした。


参拝をすませ荻岳へ。


荻岳には大きな駐車場を挟んで2つの峰があります。


DSCN2912

DSCN2913

IMG_1128

FullSizeRender

まずは西側の峰の下にある朝日稲荷神社に行ってみましたが、入口は固く閉ざされたまま。


丸太の階段を登って南展望所へ向かうと気持ち良い草原が広がっていました。


FullSizeRender

くじゅう連山を望むミニラピュタの道。


FullSizeRender

こちらは阿蘇五岳。


FullSizeRender

こういう角度は新鮮です。


FullSizeRender

東屋の中から祖母連山。


FullSizeRender

そしてくじゅう連山…


FullSizeRender

この辺りには、日本最南限のスズラン自生地があるそうですから、春から初夏にかけてが良いかもしれませんね。


FullSizeRender

反対側の峰、荻岳の山頂に行ってみます。


FullSizeRender

FullSizeRender

ここからは北東側の景色が素晴らしい。

“神様の足跡”はこの碑の下の方にあります。


FullSizeRender

画像下の巨石群が神様の足跡。

阿蘇神話によれば、神武天皇の孫、健磐龍命(たけいわたつのみこと)はこの山上に立ち、阿蘇開拓の構想を練られたそう。


FullSizeRender

由布岳や鶴見岳まで見えるんだ…凄いなぁ…


FullSizeRender

阿蘇大噴火の時に起きた火砕流によっても頂上部分が埋まることなく残った独立峰。

林道は狭くアクセスは決して良いとは言えない荻岳。それでも阿蘇周辺観光スポットの中では訪れる人も少ないのでちょっとした秘境感を味わえます。

そして、押戸石の丘同様、景色がとても素晴らしい場所です。

FullSizeRender

火砕流台地の上に、モノリスのように佇む巨石群。

巨石文化遺跡と認められた押戸石の丘に立つと…とても神妙な気持ちになります。

そしてこの丘を守っている方々の姿勢に感動します。


FullSizeRender

前回アップした北山展望所や大観峰のそば。

マゼノミステリーロード沿いに案内板があるのでアクセスはわかりやすいです。


FullSizeRender

協力金は¥200。立派なパンフをいただき丘の上へ向かいます。


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

脚に優しいウッドチップの道を登ると大きな石が見えてきました。

カルスト台地とははっきり違うとわかる巨石群意図的に置かれた石であることが素人でも理解できます。


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

それぞれの石には役割りがあるそうで、それはそれで興味深いのですが、それにしても圧巻の展望…視界は360度。


FullSizeRender

カルデラ周りの波打つ火砕流台地に阿蘇五岳が浮かんでいます。


FullSizeRender

左奥には祖母連山も台地に浮かんでる…


FullSizeRender

そして九重連山…

馴染みある百名山を新鮮な角度で眺めることができて幸せな気分になります。


FullSizeRender

一際存在感のある押戸石。


FullSizeRender

FullSizeRender

まるでモノリスのように、なにかを訴えかけているような…


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

たしかにパワースポットだと思いますしスピリチュアルな場所。

でもそれにも増して景色が素晴らしい。

吹き抜ける風が心地よい。


“NPO法人 押戸石の丘”のHPから一文、

『大自然に癒されながら頂上付近の草原でゆっくりお弁当。寝っころがって昼寝。求道者をまねてたまには瞑想。音楽を奏でるもよし。愛犬家の方には、最高のドックラン。普段は散歩の時もリードで繋がれたままのワンコたちも、ここでは大喜びで自由に走り回れます。時間は無制限。ここでは百人百色の楽しみ方、くつろぎが待ってます』

こういう姿勢って凄いことだと思います。

↑このページのトップヘ