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駒ヶ岳から恵山(えさん)へ向かいます。
今回の旅で最後の山歩きとなる恵山。
この山もとても思い出深い山で、札幌在住時に山頂から津軽海峡越しに下北半島と岩木山を見た時、年甲斐もなくホームシックになった記憶があります。
恵山へのアクセスも気に入っていて、函館市街から直接向かわず、遠回りですが太平洋沿いのR278で南茅部町の「真昆布ロード」(勝手に命名)から向かうようにしています。
ちょっと紹介しますね。
「南茅部の真昆布」
ご存知の方も多いと思いますが世界一旨い出汁のとれる昆布。
関東圏では馴染みが薄いかもしれませんが、今も関西圏へ出荷されることが多いようです。
黄金のカーテン
日本各地を旅しましたがこんな干し方するのはここで初めて見ました。
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おまけに干してるうちから香りが凄くて…
この辺りは延々と料亭の中を走っている気分。
走っていて目を閉じるわけにはいきませんから車を止めて大きく息を吸ってみて下さい。
不思議な気分になりますよ(^^)
あっ彩雲だ…幸福を届ける雲
恵山が見えてきました。
凄い山肌。
ここは道南で人気の波乗りスポット。
道外ナンバーの車も見かけます。
短い夏を楽しんでますね。
恵山の登山口駐車場に到着しました。
うわ〜っ地獄だ…
ここからの絵が2015年ツーリングマップルの表紙になってます。
山歩きをしなくても整備された遊歩道(賽の河原を通り太平洋を見渡す展望台まで)が別にありますので子供からお年寄りまで安心してこの異空間を楽しめます。
駐車場から登山口まではしばらく足慣らし。
左手には賽の河原が広がり積み上げられた小石やお地蔵様が点在しています
凄い岩…
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どうしたらこんな岩になるのかな…?
なんでしょうかね…
霊場というか独特な雰囲気を持った山。
そりゃ信仰の対象になるはずです。
山頂までは1時間弱なんですが景色にたまげて前に進みませんね…
ようやく山歩き開始です。
登山道はこんな感じの歩き易い木階段と砂じゃりの繰り返し
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見た印象と違ってとても歩き易いです。
子供でも大丈夫!
ただ風向きによってはガスをまともにくらう箇所があるので、硫黄臭が苦手な方はもう一枚タオルを持って行くのがベスト。
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もうなんなんでしょうか?
濃い緑と青い海と地獄感…このアンバランスさがたまらなく魅力的。
ちょ…燃えてる?
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絶景だぁ。
まるで海に向かって飛んで行くような登山道…なかなかこういう風景には出会えませんね。
ここからが広くて平坦な山頂部。
山頂に近づくにつれ緑が増えてくるから不思議なんです。
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ちょっとした高原だと思いませんか?
今までの景色からは想像が出来ません。
まるで天国だ…
でも崖から覗くと…
現実に引き戻されてしまいます。
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海岸からいきなりそそり立っていることがわかります。
青森県のどこの部分とくっ付いていたんだろう?