2018年01月

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先日の大雪をもたらした大寒波によって、氷柱(ツララ)も見頃かな?と楽しみにしながら房総半島・養老渓谷へ向かってみたものの首都高が通行止めで下道は大渋滞。

現地に到着したのは10時を回っていました。

いくら寒いといっても溶けちゃいますね。


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以前アップした例の“2段トンネル”、

▶︎http://blog.livedoor.jp/club007/archives/2382372.html

「共栄トンネル/向山トンネル」を抜け、共栄橋の先に車を止めて、誰も居ない養老川沿いの中瀬遊歩道を歩きます。このあたりは紅葉が美しいところ。


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早速ツララを発見。

崖から染み出る水が苔をつたい、たくさんのツララが垂れ下がっていました細ッ少なッ


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とはいえ、大雪の後のこんな時期に訪れる方など皆無。房総の冬景色を独り占めさせて頂きました。


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ちなみに、数百m先の下流に天井部が崩壊した川廻しの隧道・弘文洞跡があります。


せっかくなので養老川の支流・夕木川(蕪来川)を遡り素掘りのトンネルを見に行きます。

房総半島にはたくさんの素掘りのトンネルがありますが、このあたりにも個性的かつ芸術的な隧道が集中しています。

今回はそのうちの一つ、牛尻下トンネルをメインにアップ。


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車に戻り、筒森地区へ向かう舗装道を道なりに進んでいくとAの地点。ここから先は狭い林道(大多喜町道葛藤筒森線)となるので邪魔にならないところへ車を止め歩いて行きます。


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のどかな田園地帯の先に現れたのは2連の素掘りのトンネル。

まずは蕪来3号トンネル。

冬枯れの時期よりも新緑の時期の方が写真映えしますね


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抜けて反対側から。

このあたりでは珍しい、赤みの強い砂岩。


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続いて蕪来4号トンネル。


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坑口上部に凶器のツララが垂れ下がっています。


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短いながらも無骨な隧道。

地層によって下り坂になっているような錯覚に陥ります。


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抜けて振り返ると意外なことに浸食崖のような滑らかな崖。


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たいして歩いていませんが、トンネルを抜ける度に気温がグッと下がってる気がします。

ツララが増えてきました。


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そしてお目当ての牛尻下トンネル。

いい面構えをしています。


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80mほどあるので坑内は真っ暗ですが、はっきりと地層を確認できます。

この隧道は、抜けて反対側から見たほうが写真映えします。

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平衡感覚を失ってしまうほど、斜めに地層が走っていてこれほどまでにダイナミックかつ“美しい”素掘りの隧道は他にはないでしょう。


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近くの塚越林道に、坑口が縦長長方形で大蛇が口を開けているようなダイナミックな隧道があります。そちらはまたの機会にアップしますね。


房総半島は本当に奥深く、季節を選べば何度来ても退屈することありません。

ちなみに夏場はNGですけど

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嵐山の渡月橋南側にある桂川(保津川)沿いの小道を15分ほど歩き、つづら折りの石段を約200段登ると静かな山寺・大悲閣千光寺(だいひかく せんこうじ)があります。

こじんまりとした客殿から眺める景色はとても美しくまさに嵐山の秘境。

喧騒から逃れてのんびりしたい方へおすすめの、桜・紅葉の隠れた名所です。

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いつもと変わらない桂川桂川は場所によって呼び方がころころ変わります。渡月橋までを保津川と呼ぶらしい。

近年、台風の影響をモロに受けてますね


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このシュールな案内板を目にした方はけっこう多いはず。海外からの観光客にも人気があるようです。


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ものの数分美しさと静けさが増していき、嵐山に居ることを忘れてしまいました。


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小道は“星のや京都”さんで行き止まり。


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ここからつづら折りの石段を登っていきます。


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ところで法衣姿で石割斧を持ち、片膝を立てて座っているこの方角倉了以(すみのくらりょうい)といいます。

南蛮貿易で財をなし、さらに徳川家康の朱印状を得て朱印船貿易を行い莫大な富を得た豪商です。

地元京都では商人としてよりも、商品を流通させるために土木事業にも力を入れたので、琵琶湖疎水の設計者である田辺朔郎(たなべさくろう)と共に「水運の父」として有名です。


保津川(大堰川)や高瀬川を私財で開削し、丹波の農産物や材木が効率良く京に運ばれるようになりました。

私財といっても船賃を徴収することで短期間で資金回収ができたといいますが、当時の社会においては、発想自体が驚くべきことです。


大悲閣千光寺は、保津川(大堰川)開削工事で命を失った霊を慰めるため、もとは嵯峨中院にあって荒廃していた千光寺を、了以がこの場所に移して隠居したお寺さんです。


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嵐山の中でもこの辺りは日が陰ると一気に気温が下がります

あまり汗をかかないよう、ゆっくりと登って下さい。


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嵐山観音さま越しに見えてきたのが、岩肌に立つ客殿。


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山門を抜けると立派な屋根瓦の鐘楼があります。


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梵鐘は3回までつくことができ、「グォ~ン♪」と重く余韻のある音が山全体に響き渡ります。

この時点で1月の14時過ぎ。

日が陰るのが本当に早い保津川を望むには正午ぐらいがベストかもしれません。


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渡月橋から写真を撮りながらゆっくり歩いて30分ほど境内に着きました。

春になれば、辺り一面に花が咲き乱れ、甘い香りがたちこめます。


切り立った岩肌に立つ客殿で冷えた身体を暖める前に、客殿の渡り廊下をぐるっと回ってみます。


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絶景というよりもロケーションが抜群です。

まるで計算し尽くしたような贅沢な風景。

眼下に保津川、そして比叡山から大文字山、清水から京都タワーまで。

大河内山荘と比べると、距離もあって視野も狭いのですが、嵐山がもえる紅葉の季節はとても美しくて、これだけの景観を望める場所は、他にはないでしょう。


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温かみのある客殿内には、住職さんがコピーした様々な資料が所狭しと並んでいて、まるで寺子屋の様相。


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なんかいろいろあります。


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算盤で作られた三重塔

千光寺は算盤上達の寺とも呼ばれ、最近では数学、理系上達の寺としても有名だそうです。


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ここだけで何時間でも過ごしていたくなるほど居心地がいいんです京都でそういう気持ちになるお寺さんはここと直指庵だけ。


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右側に見える建屋に住職さんがお住まいになっています。


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元々あった本堂は、1959年の伊勢湾台風で大きな被害を受けて解体されたそうです。その後建てられた仏殿には本尊の先手観音菩薩などが祀られています。


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そして角倉了以の像も


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本当に静かなところです。

松尾芭蕉に、夏目漱石や谷崎潤一郎も訪れ、近年では司馬遼太郎が「街道をゆく」の中でも紹介している嵐山の隠れた名所。

四季おりおりの風景が楽しめる素晴らしい山寺です。

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近いようで意外と遠い小河内貯水池(奥多摩湖)。

小さい頃の遠足は狭山湖や秩父の芦ヶ久保だったし、中学生の頃は夏になると五日市の秋川でキャンプとかしていました。


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でも思い返すと青梅に鉄道公園があって、家族全員でよく来てたんです。

でも奥多摩あたりは成人してからの記憶しかないな車を買ったばかりの頃ですね。


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ただ、この湖の色と朽ちたロープウェイだけは鮮明に覚えています。

奥多摩ロープウェイ(川野ロープウェイ)は

1962年(昭和37)年~1966年(昭和41)年までのたった4年間しか運行されませんでした。

それから50年以上経過してますが、現在も駅舎や支柱、さらにワイヤーロープやゴンドラまでもが放置されたまま残っています(撤去されない本当の理由はわかりません)。


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奥多摩周遊道路(R206)は、休日ともなるとマナーの良い“走り屋”さんが訪れます。走り屋さん達の休憩ポイント(旧料金所)の山側に奥多摩ロープウェイ三頭山口駅があります。


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多少古びたものの昔とほとんど変わっていない。


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ここが駅入口


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都の職員さんが定期的に清掃しているのでしょうか?それとも訪問者の皆さんのマナーが良いのか?

雨・風に晒されながらもとてもクリーン。


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なんかほんわかする可愛らしいフロントマスク。50年以上経過しているとは思えません。

心臓部である機関室に入ってみます。


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ロープ駆動用の巨大な滑車。錆びついているもののメンテナンスすれば動きそう。保存状態がすこぶる良いですね。


同じ廃ロープウェイでも、岡山の湯原ロープウェイの機関室は油の匂いが充満していて生々しさが半端なかったのですが

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湯原ロープウェイ▶︎http://blog.livedoor.jp/club007/archives/19352304.html


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裏手にある鉄階段を上ってみます。


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屋上は大変なことになっていました。

自然の力ってすごいなぁ


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対岸の川野駅へは行った事はありません。

どなたかのブログ記事を見たことがありますが、機関室にはここより多くの計器が残されているようです。

東京の廃墟として有名な奥多摩ロープウェイですが、保存状態の良さと澱んでいない空気など廃墟というよりは、乱開発への警告高度経済成長期の負の遺産だと捉えたくなります。

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東京や埼玉にもたくさんの鍾乳洞があります。

だいたいが小規模なもので、残念ながら既に廃業(入洞禁止)されているところもありますが、日原(にっぱら)鍾乳洞は巨大で、全国的にも名が知られており、夏場は涼を求めて多くの家族連れの方々で賑わいます

特に夏休み中の休日・お盆休みなどは、日原街道が大渋滞して辿り着けないこともあるようですたしかに日原街道は、Uターン出来る場所は少ない)。


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奥多摩駅の先から日原街道(R204)に入り案内板どおりに進めば迷うことはありませんが、道中はかなり狭い道です。おまけに山深い所なので台風などの被害を受けやすく工事中箇所も多い。


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観光洞は新宮洞と新洞併せて800mほどでピストン型です。

実は鍾乳石はとても少ないです。

過去アップしてきた鍾乳洞の中では一番少ないかな

どちらかというと巨大洞窟を楽しむという感じでしょうか。


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2014年にLEDを導入してリニューアルされた新宮洞最奥部の幻想的な大ホールと高低差のある新洞は、鍾乳洞に馴染みのない方にとって刺激的なはずです。


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水琴窟(すいきんくつ)水滴音を地中に埋めた甕 (かめ)に共鳴させてその音を楽しむという日本独自の造園技術です。

なんだろう?耳を澄ませば、インドの民族楽器のような心地よい音色でした。楽しませるための面白い試みです。


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新宮洞最奥部の大ホール。

鍾乳石に覆われていたら壮観な眺めなんでしょうけど残念です。


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たぶんここ大昔に崩落してますね?


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“十二薬師”の一画に埋め込まれた一円玉の数々ノーコメントです


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新洞に入ると細く急な階段が続き、高低差が増します。足もとに注意が必要です。


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そして鍾乳石はあちこち金網が張り巡らされていてちょっと残念。マナーを守れない人達から守る為には仕方がない事ですね。 


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他の鍾乳洞と比べると見劣りするかもしれませんが、一口に鍾乳洞と言ってもいろんなタイプがあります。都内にこれほどの大洞窟があるなんて驚きですし、子ども達は大喜びするでしょうね。

個人的には、日原鍾乳洞をきっかけに他の鍾乳洞にも興味を持って頂けたら嬉しいですね。

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川崎市溝の口にある、有名なデザイナーさんが手掛けたマンションの螺旋階段は巨大なスロープでした。


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日常生活で使われることは少ないと思いますが、酔っ払ってここを歩くのは怖い。

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