2018年04月

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まともに坑道見学したことがあるのは、秋田の尾去沢鉱山に佐渡金山と石見銀山ぐらいなのですが、以前からずっと気になっていることがありました。

それは空気、酸素。

どのようにして通気して酸欠を防いでいたのだろう?


調べてみると、坑内通気は現在でも特に大切な分野で、坑内の環境の改善のために、日々努力が続けられているようです。


*通気の目的は?

①坑内で働く人への酸素の供給。

②坑内で発生するメタンガス、その他を新鮮な空気で危険のない程度にうすめて排出する。

③人の呼吸時の炭酸ガスや、石炭・坑木の酸化(酸素の消費が最も著しい)、発破のあとガス、その他の有毒ガスをうすめる。

④地熱、機械の熱、石炭や坑木の酸化熱を下げ、そして坑内の湿度を下げて働きやすいようにする。


*通気の方法は?

①主要通気

排気坑口に主要扇風機を設置し、これを回転させ空気を吸出すことによって行う。

②局部通気

局部扇風機等によって、坑内の隅々まで風を通すこと。これは圧気又は電気の局部扇風機にビニール風管を使い、殆んどの場合吹込式としている。


頭ではわかるのですが、そういった施設を実際に見たことがないので、いつか機会があればと思っていました。


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佐賀県のほぼ中央に位置する大町町。

この町にはかつて佐賀県最大の杵島(きしま)炭鉱がありました。


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1909年(明治42)に操業を開始、1969年(昭和44)に閉山。

裏通りに入り、ボタ山の西側の家屋などの町並みを見てみると、今でも炭鉱町の面影が残っています。

杵島炭鉱には五つの坑口があって、そのうちの一つ第四坑口で通気の役目を担った通風坑が残っていました。


GoogleMapsで杵島炭鉱第四坑通風坑跡と検索するとピンポイントで表示されます。


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JAさんの裏にある溜め池の横にありました。


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いも虫のような形をしたコンクリートの塊。

大きく開いた扇風機の穴が目で、尻尾側が地中に潜っている感じです。


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手前と奥に巨大な扇風機が設置されていたであろう丸い穴ジャンボジェット並ですね。

小さな穴は扇風機の軸受け部分かもしれません。


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中に入ってみます。

中央部には天井がありません。


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想像していなかった空間がありました。


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空気抵抗を減らす流線型にとがった造形

そして天井の換気穴から光が射し、植物が垂れ下がっている

アイアンマンみたい


この先、坑内へ通じる穴はコンクリートで塞がれています。

ここから見ると穴の大きさや位置、その数など、造りが左右対称になっていないことがわかります。

この施設ひとつが排気と給気を行うシロッコファンタイプ(ダクト排気式)の巨大換気扇の役目を果たしていたのでしょう。


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反対側へ回ってみます。


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通風坑を初めて見ました。

面白いですね。なんとなくですが仕組みが理解できたし、気になっていたモヤモヤが解消されました。

大町町には杵島炭鉱変電所跡(現:大町煉瓦館)や

炭鉱町の面影が残る町並み、そして炭鉱鉄道の隧道跡があるようです。

次回はゆっくりと訪れてみたいと思います。

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以前、“残念な展望所”と題して福島の白岳をアップしたことがあります。

▶︎http://blog.livedoor.jp/club007/archives/6614308.html


その後、コメントを頂戴しまして教えていただいたのが、あぐり山。

念願叶って訪れることができました。


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その前に…福島に渡って白岳へ。


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もう…訪れるたびに酷くなってる…

行くの止めようかなぁ…


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ただこの日は、今までで一番いい天気だったので、ベソかきながら行ってきました。


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……美しい……


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ただ、もういいかなっと思いました。落ちつける場所もないし…


さて、あぐり山へ向かってみます。

場所はだいたいわかっていました。

R204沿いにある波多津ふれあい広場と波多津公民館を通り過ぎると、2車線から減少する区間があります。


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注意して走っていると、あぐり山公園の案内板が。


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林道を走っていくと左手に第2駐車場があります。ここから先は、アールがキツい急勾配の坂道(200mほどです)。

キレイなWCのある駐車場に到着です。


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ここいいところだなぁ…

どうなんでしょう?最近になって新たに整備されたのでしょうか。


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白岳やいろは島展望台(満越展望台)より、いろは島までの距離はありますが、狼煙台跡だけあって見通しが素晴らしい。


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抜群の開放感…風がとても気持ちよかったです。


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コンクリート製の監視哨跡


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現在の名村造船所の先には、解体された川南工業浦之崎造船所(川南造船所)がありましたもんね。

人間魚雷を大量に建造していた造船所です。

敵ならば真っ先に攻撃したくなります…


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遺構を残しつつ、キレイに整備された公園というのは本当に貴重です。

地元の子どもたちの俳句がありました。

「戦が残した宝物」という句が胸に刺さります。


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来てよかった…あぐり山はイイところですね。

何度でも訪れたくなりました。

教えていただき本当にありがとうございます。

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今年はいろんな花の開花が早く、遠方からの観光客にとっては、事前に計画したスケジュール通りにコトが進まない、なんて声が多いようでなんともうらめしい春のような気がします。


桜が散ってつつじの季節。

皆さんにとってお気に入りのつつじの名所は何処ですか?


僕は九州に2ヶ所あります。


1つは、以前アップした九重・平治岳のミヤマキリシマ。

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深い山に咲くツツジ

長者原から山頂までは約3時間、厳しい登山道ではありませんが、たどり着くまでかなりの時間を要するという意味では、まさに秘境の楽園という感じです。


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そしてもうひとつが長串山(なぐしやま)公園。

九十九島の多島美を見下ろすロケーションに、鮮やかな赤やピンクと白のつつじが咲き誇る光景に言葉を失います。


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九十九島八景のひとつ長串山公園は、山の斜面全体に拓かれているので、想像以上に広く高低差のある公園です。トレッキングシューズがよいかもしれません。


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地元の園児たちの笑い声につられウキウキしながら散策します。


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中腹の舗装路を境に海側に花の大きな平戸つつじ。山側に花の小ぶりな久留米つつじが植栽されています。この日は、平戸つつじがほぼ満開、久留米つつじは見どころが過ぎていましたが、それでもじゅうぶん綺麗でした。


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平戸つつじ

素晴らしいロケーション。


山頂にある金刀比羅神社まで登ってみます。

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神社までまっすぐ続く木段がありますが、つつじに囲まれた迷路状の遊歩道を登るとより楽しいですよ。


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蒼い空と海、新緑の多島美、そしてつつじのグラデーション


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いつまで眺めててもまったく飽きません。


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素晴らしい時間を過ごすことができました。

感心したのは運営スタッフの皆さんの対応。

地域全体で盛り上げて行こうという姿勢が伝わってきて、来年もまた訪れたくなりました。

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前回、ストリップ劇場の廃墟、明野劇場をアップしましたが、茨城に来たのは、筑波山周辺にあるワインディングをドライブするのが目的でした。

気持ちの良いワインディングだけでなく、筑波嶺(つくばね)周辺の林道には、パラグライダーのテイク場が多く、じっくり見学もできるので楽しめますよ。


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今回走ったルートはこんな感じ。

交通量が多い石岡市と筑西市を最短ルートで結ぶ県道7の上曾(うわそ)峠から「林道北筑波稜線」に入ります。

このあたりには、今話題の動物園、東筑波ユートピアがありますね。


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アップダウンを繰り返しながら11.5車線ほどの林道を走るとAの地点左手に最初のパラグライダーのテイク場が。


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そしてBの地点には林道を挟んで左右にパラグライダーのテイク場があります。


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こちらが西側、筑西方面のランチャー


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そして東側、石岡方面のランチャー


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霞ヶ浦も望めます。

左右見晴らしがよく、風の通り道になっていてとても気持ちの良いところ。


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さらに走って一本杉峠の先のCの地点にあるのがウィンドパワーつくばのプロペラ。

ここからは「林道丸山線」と名称が変わり、県道64までダウンヒル。

排水溝の段差が大きいのでお尻が痛くなる。


Dの地点、県道64に突き当たったら左折してほんの200mほどのEの地点から民家の間を右折して板敷峠を通る「北筑波稜線林道」に入ります。さっきが「林道北筑波稜線」で、この林道の標識は「北筑波稜線林道」……?よくわかりません


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そしてFの地点にもパラグライダーのテイク場があってちょっとした公園みたくなっています。


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ここはランチャーが3つ。


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大きく開けているので気分爽快です。


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筑波嶺の山並みと里山がとても美しい


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Gの地点、県道42の道祖神峠に降りて本日のワインディングドライブは終了。

GWでもそれほど訪れる方は多くないんじゃないかと思います。

ドライブ好きの方におすすめのワインディングロード。ただ走るだけでなく要所要所に絶景ポイントがあるのも嬉しいですね。

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新劇と映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍し、2012年に他界した小沢昭一さんは、ストリップを最後の放浪芸と表現していました。

つまり、ストリップ劇場はエロだけでなく、芸を見せる場だったということ。


筑西市に残る有名なストリップ劇場の廃墟。

苦手な廃墟ですが、訳あって渋々訪れることになりました。

なのでアップするつもりはなかったのですが、トップ画像の写真を見て一目惚れするハメに

当時の踊り子さんでしょうか?


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この劇場は1995年前後に不審火によって火災にあっています。その後20年以上も取り壊されることなく放置されているのですが、風俗ですからこの地に建てられた経緯や経営陣、その運営状況など諸説あり、真実はよくわかりません。


立地に関しては「えっ?」という場所にあります。それでも地方の劇場にありがちなパターンで、なにも繁華街や温泉地にだけ劇場があったわけではありません。

戦後の焼け野原で産声をあげたストリップは、女性の裸を晒し、性を見せる場所でしたが、昭和50年代に入って、性そのものを売る場所となって多くの客が詰めかけました。

下館駅から車で15分ほど、畑の真ん中にある林の中というのは、運営側や客にとってむしろ好立地なわけです。


不思議に思ったのは別のこと

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これは現在のgoogleの航空地図。

劇場の前に複数の住宅がありますが、実は取り壊されており、何故か厳重にバリケードで覆われていました。

解体するのなら劇場が先でしょ?と思ったのです。なにせ現在、隣は、J◯さんですから


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入って目にする光景

入口付近はコンクリートなので火災現場跡にしてはしっかりしています。左側が受付とモギリの窓口のようです。


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そして入場してすぐにあるのが、ステージのデベソここが回転するわけです。


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照明で温度が上昇し、踊り子さんのきつめの香水の香りと汗の匂いが交じり合い、そこにお客さんの体臭と煙草やアルコールの匂いがブレンドして、すざまじい匂いが充満していたはず


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どのようなサウンドが流れていたのかわかりませんが、まさにトランス状態ですね

まな板ショーに花電車

映画・タイタニックのエンディング回顧シーンのように、瞼を閉じながら往時を偲んでみると、不思議と居心地が良かった


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箱の大きさはオーソドックス。踊り子さんとの距離も近くてとても良いつくりだと思います。


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劇場の裏には踊り子さんたちの控え室なのか?ピンク部屋なのか?わかりませんが大きめの別棟(和風)がありました。


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訪問者になぜか人気のある青いトイレ。

開放感のある大きめな窓からの採光がいいんでしょうね。


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入口に戻って、踊り子さんを舞台裏で支えた裏方さんの仕事場を見てみます。


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階段を昇ると、


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手前に音響や照明の調整室


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奥にスタッフルームがありました。


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裏方さんには、踊り子さん以上に『わけあり』の方が居るようです。


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彼らの多くは深い事情を抱え、しかも、日が当たることは決してありません


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照明係、音響・音楽・アナウンス係、清掃係、チケットのもぎり一人で何役もこなす「オールマイティな雑用係」。踊り子さんと裏方さんは一心同体なのです。


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劇場の数はだいぶ減りましたが、まだ100人以上の踊り子さんが現役として頑張り、愛情と情熱をもって“芸事”を追求しています。

そして近年、外国人観光客や女性ファンも増えており、外国語の案内シートや女性優先席を設置する劇場も出てきているそうです。

社会の片隅にある性文化というイメージがありますが、昭和を代表する日本の文化なんですよね。

焼けただれた廃劇場でしたが、不思議と居心地が良かったです。

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