2019年01月

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数多くのグスク跡をアップしてきましたが、今回は世界遺産に登録されている読谷村にある座喜味城跡。


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他の世界遺産に登録されたグスク(今帰仁城跡・勝連城跡・中城城跡・首里城跡)と比較すると規模が小さめです。

しかし辺り一帯が緑に囲まれた無料の公園となっており、観光地というより地元の人々の憩いの場という感じがしてとても居心地の良い所でした。


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公園に入ると琉球松の並木道が城跡までまっすぐと続きとても静か…他のグスク跡とは雰囲気が違います。


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二の郭の城壁が見えてきました。

第一印象はとてもキレイ。城壁の修復具合はもちろんあたりにはゴミひとつ落ちていません。


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右側のせり出した石垣は物見台になっているようです。


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Googleの航空地図で見ると城壁はこんな感じ。

コンパクトで城壁の張り出しの曲線がとても美しい…そして張り出しが横槍の役割を果たしており防御性を高めています。

小さいながらも姿は万里の長城のよう。


ちなみに座喜味城は、琉球王朝によって三山(北山・中山・南山)が統一された後、旧北山王国残党の蜂起に備える為に、尚巴志(しょうはし)の命により当時築城の名人と呼ばれた護佐丸が築いたといわれています。


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二の郭へ続く石門…今まで訪れたグスクの中で一番綺麗かもしれない。

天井部分は2つの大きな石がアーチ型に組まれていて、かみ合う中央部分は薄いV字型のくさび石が打ち込まれています。

とても繊細な仕事っぷりです。


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ちなみにこちらはアーチ型の石門が残る知念城跡…荒々しいですね。


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二の郭に入ると広々とした空間で、緑の芝が敷かれていました。

一の郭へ向かう前に城壁周りを歩いてみます。


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屏風状の城壁。

沖縄のグスクの大きな特徴は石垣が複雑な曲線を描いて続き、石垣の出隅が尖らずに丸みを帯びていること。


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そして訪れてみるとわかるのですが、この辺りは坂が多い地形で平地が限られています。


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限られた傾斜地をうまく利用していること、さらに横槍の役割を果たす城壁の張り出し具合がよくわかります。


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往時であれば敵を欺く袋小路状態…今となっては美しく穏やかな光景です。


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一の郭へ続く石門。

こちらも綺麗なアーチ型で、くさび石を見てみると二の郭はV字型でしたが一の郭は四角いくさび石でした。ちなみにこの石門は修復されたものだそうです(戦時中は日本軍の砲台となり、戦後は米軍のレーダー基地として使用されていました…返還後に史跡整備されて現在に至ります)。

アールを描き微妙に歪みのある石段も素敵です。


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知念城跡の石段も微妙にアールを描いています。


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一の郭では城壁の上に登ることができ、他のグスク跡と同じく眺めがとても素晴らしい。


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カラダを包み込む風が気持ちいい…


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世界遺産に登録された他のグスクや糸数城・具志川城・玉城城のようにワイルドなグスクと見比べてみると面白いと思います。

直線的な城壁や単純な曲線構造から、曲線や曲面に歪みを強調する構造へと進化していったことがわかります。

石造技術とともに発達した石造美…

ナイチの城とは異なり、聖域を内包した琉球独特の城塞です。

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前回の素敵なフォトウェディングスポットからザネー浜(Beach51)へ降りてみます。


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横幅120m程度の小さな浜ですが想像していたより開放感があります。広いリーフはダイビングにとても適していて、ここからビーチエントリーできるのが魅力的。


ところでSNSでも話題になっている“岩の窓”…フォトジェニックというより、かなりスピリチュアルな場所でした。


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浜の中央にある突き出た岩場…アダンの木に覆い尽くされており、一見すると岩場とはとうてい思えません。


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岩場の南側…穴が開いていますね…この岩場の内部は海蝕洞になっています。


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浜から回り込み北側へ…ありました“窓の岩”。

海蝕洞の岩陰を利用して設けられた人工的な砲座の跡…そして銃眼(じゅうがん)。

ここは戦争遺構でした。

戦時中、西海岸からの敵の上陸に備えて、真栄田岬の南西の海岸線には多くの軍事力が充てられていたそうです。


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天井の低い海蝕洞の内部に入ってみます。

琉球石灰岩剥き出しですから、頭をぶつけると流血します…。


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“岩の窓”の正体…銃眼の右下には弾薬置き場らしき穴が切られていました。


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切り取ることで絵的にはフォトジェニックになりますね。


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当時の兵士たちの状況を思い浮かべることはとうてい出来ませんが、やはり神妙な気持ちになってしまいました。


ちなみに房総にも素掘りの“窓の岩”はたくさんあります。

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▶︎http://blog.livedoor.jp/club007/archives/22872620.html

こちらは以前アップした小浦海岸の“窓の岩”。


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南側にも砲座跡があります。


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風化によって崩れ落ち、辛うじて砲座であった事が判る程度ですが、弾薬庫跡らしき切り込みが残っています。


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今となっては岩場を飲み込もうとするアダンの木とエメラルドグリーンの海が南国らしい雰囲気を醸し出しています。


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順光の南側から海蝕洞の内部を撮影すると切り込みがよくわかります。


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ヘビやキャタピラの跡ではありません…みなさんご存じヤドカリが歩いた跡。

洞窟内もヤドカリが歩いただけで足跡がつくほどさらさらの砂。

この洞窟の今の住民は、ザワザワと歩く小さな命です。

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沖縄中部の絶景スポット…ザネー浜(Beach51)。

知り合いのカメラマンに教えてもらった場所で、フォトウェディングスポットとして人気が高いそうです。

訪れてみると納得!…フォトウェディングとして絵になる高台と、フォトジェニックな岩の窓がありました。


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ダイビングやシュノーケリングスポットとして定番の真栄田岬。

有料駐車場から農道を西へと歩いて向かいます。


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5分ほどで左側にオシャレで美味しそうなピザ屋さんがあります。


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ザネー浜(Beach51)へは、ピザ屋さんの向かいにある細い小道をぬけて行きます。

観光客や地元の人々にもあまり知られていないのでとても静か。


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右へ降りればザネー浜(Beach51)。

左の木々に囲まれたけもの道を進めば素敵なフォトウェディングスポットです。


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ワクワクする瞬間…


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この日は天気が残念でしたが、それでも美しいエメラルドグリーンの海。

快晴の日だったらどうなっちゃうんだろう…


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奥さんと子供たちは言葉を失って呆然としていました…大切な人と訪れるべき場所です。


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ザネー浜(Beach51)の“岩の窓”へ行ってみます。

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本島南部、八重瀬町安里の慶座絶壁(ギーザバンタ)と海へ流れ落ちる滝。

イノー(礁池)から眺めると、「ここは知床なんじゃないか…」と錯覚するほど、険しくも美しい光景が広がっていました。


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何度かアップしている具志頭浜あたりから、大戸浜海岸(ジョン万ビーチ)にかけての海岸線は切り立った崖が続き景色の良い所ですが、平和記念公園が近くにあることからわかるように沖縄戦当時はとても悲惨な場所でした。

戦争の話はここではひとまず置き、景勝地の慶座絶壁。


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アクセスは平和祈念公園から車で5分。


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具志頭浜から15分ほど(サザンリンクスGCの入口付近…R331沿いにコンビニがオープンしていました)。


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具志頭浜から慶座絶壁方面の展望。


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サザンリンクスGC西側の道を進んでいくと駐車スペースがあります。

ピンを付けてある所が崖上の展望スペース、矢印は崖下の海岸へ下りる遊歩道です。


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展望スペースから見た慶座絶壁。


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崖下の海岸を見下ろすと、ヘルメットを着用した男性が散策中。左側に滝が見えます。


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玻名城海岸・具志頭浜方面。

僕らは古くからある遊歩道を利用して、赤丸印付近のイノーに向かってみます。


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ルートはこんな感じ。


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サザンリンクスGC横の脇道…現在は地元の釣り人しか使わないかもしれません。


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干潮から満潮へ変わりつつあります…


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脇道の先には樹々に囲まれた穴がぽっかりと口を開けています。歩き続けると…


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斎場御嶽の三庫理(サングーイ)のような岩の割れ目…


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潮風が海の香りとともに洞窟内を通り抜けとても心地よい…胎内くぐりのような感じ。


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くぐり抜けて振り返るとかなりスピリチュアル…。


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この先は足元が見えづらい藪こぎの坂です。

もちろんビーサンはおすすめしません。


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海岸へ下りました…駐車場から10分ほど。

潮が満ち始めていますが素敵なイノーです。


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ただ歩きづらいのが難点…


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画像でははっきりしませんが天然の水族館状態。色鮮やかな熱帯魚や貝などの海の生き物がたくさんいます。


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そしてこの地層…


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イノーの先まで歩くと慶座絶壁の滝が見えてきました。

厳密にいうとこの滝は、農業用水確保のために建設された地下ダム(慶座地下ダム)から放水された水が断崖から流れ落ちているもの。

地下ダムの貯水量によって水量が変動します。


滝を近くから見るよりも、この辺りから慶座絶壁と一緒に望むと、知床にいるような気がします。

ちなみに右上の展望スポットからこちらを見ている方がいます…この崖の大きさが伝わるでしょうか?


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沖縄戦で多くの人々の命をのみ込んだ絶壁ではありますが…沖縄らしくない太平洋へ流れ落ちる滝、湧き水で削られた岩、崖から崩れ落ちた岩、波に削られた岩、剥き出しの地層、イノー、色々な植物に熱帯魚…そしてスピリチュアルな洞窟…今となってはとても興味深いところです。

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与那覇前浜のずっと先…さらに東急リゾートのずっと先。与那覇湾に突き出た西浜崎の西側にある静かな名もないビーチです。

旅の最終日…フライトまでの空き時間や、静かに夕日を眺めたい方におすすめです。


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グーグルマップでは表示されませんが、東急リゾート側からだと大きく右にカーブする左手に、トウキビ畑に囲まれた離合出来ない細い農道があります(カーナビでは表示されていました)。


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ゆっくり進んでいくとびっくり…いつの間に駐車場が出来ていました。

やっぱりここは地元の人々に愛されているんですね。


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長崎遊歩道。

東急リゾートのある西側からサニツ浜がある東側まで半島をぐるりと半周できる遊歩道です。

歩いている人はあまり見かけませんが、サイクリングしている方を見かけたことがあります。

この遊歩道をのんびりとサイクリングすれば、自分だけのお気に入りのビーチが見つかるかもしれませんね。


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そして、身体中にまとわりつくぐらい蝶の多い遊歩道…前浜とは違った環境です。


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ほんとにびっくりするぐらい静かな浜。

対岸には伊良部島と伊良部大橋。

砂浜の色を見るとわかりますが、この浜は満潮になるとほとんどが消えてしまいます。

干潮時限定の静かで貴重なビーチ…秘密の浜です。

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