2020年03月

FullSizeRender
波穏やかな浅瀬に広がる六角形の飛び石とタイドプール(潮溜り)。飛び石の上を歩きながら、タイドプールで海の小さな生き物たちと触れ合うことができる海の上の散歩道です。
前回アップした能登鹿島駅からの続きです。

FullSizeRender
日本海の荒波が押し寄せる半島西側の海を外浦。対照的に、一年を通して波穏やかな富山湾側の海は内浦と呼ばれています。能登半島の先端のちょこっと下にあたる内浦の海に九十九湾(つくもわん)があります。

FullSizeRender
九十九湾は石川県では珍しいリアス海岸。複雑に入り組んだ美しい入江と小さな蓬莱島が箱庭のような景色を作り出しています。

FullSizeRender
湾の入り口にある“のと海洋ふれあいセンター”は、九十九湾の魅力を伝える施設で、シュノーケリングなどのアクティビティの受付窓口となります。

FullSizeRender
入り組んだ海岸線沿いにウネウネと続く六角形の飛び石…ワクワクしてきます。

FullSizeRender
海が透きとおっているので、踏み外しそうになったり…

FullSizeRender
海蝕洞をくぐったり、

FullSizeRender

FullSizeRender
ちょとした浜辺があったり…子どもたちにとっては大冒険です。

FullSizeRender
小雨まじりの曇り空でも、この透明度。画像では伝わりませんが、たくさんの小魚やヤドカリなどの海の小さな生物が、手の届くところに棲んでいます。

FullSizeRender

FullSizeRender
タイドプールが見えてきました。

FullSizeRender

FullSizeRender
満潮時にはこの辺りから大物も入ってきそう。

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender
飛び石や石橋がまるで迷路のように置かれていて、造成に携わった関係者の方々の遊び心が伝わってきました。

FullSizeRender

FullSizeRender
キャンプ場の前にはボードウォークがあり、小さな子供やお年寄りも安全安心に散策できる工夫も。

FullSizeRender
穏やかな海だからこそ体験できる海上散歩。大きな水槽のある水族館もいいですが、海に生きる小さな命を身近に感じることのできるこの発想は素晴らしいと思います。

FullSizeRender
近くには真脇遺跡もあって、子供たちの夏休みの自由研究にもってこいの場所ですね。

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender
この日はずっと曇り空…さらに雲が厚くなってきました。明日は立山へ向かう予定ですが、天気はどうでしょう…それにしてもこの光景は見事です。

FullSizeRender
能登半島の桜の名所である能登鹿島駅。海の見えるホームには桜のトンネルがあり、“能登さくら駅”の愛称で知られています。訪れた時は、残念ながら葉桜…満開の桜のトンネルをイメージしながら歩いてみました。前回アップした御手洗池からの続きとなります。

FullSizeRender

FullSizeRender
2面2線のホームは緩くカーブしており、桜の木が駅を包み込むように植えられています。見頃が過ぎたとはいえ見事な桜のトンネルです。

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender
これならば、新緑の時期は蝉の鳴き声が聞こえ、秋の紅葉も楽しみ。穏やかな内浦ですが、寒さ厳しい冬には波の花が飛んでくるのでしょうか?。四季を問わず美しい景色が楽しめそうです。

FullSizeRender
無人駅ですが、とてもキレイに手入れされています。

FullSizeRender
葉桜越しに見えるのは七尾湾と能登島。やはり一度はここで満開の桜を見てみたいですね。

FullSizeRender
能登鹿島駅から北に車で1分ほど、

FullSizeRender
水田の先には、鹿島神社の鎮守の森…海に浮かぶトトロの森のようです。

FullSizeRender
その先の漁港には、ぼら待ちやぐらが残されています。

FullSizeRender
海の上に立てたやぐらの上で、ボラの群れを見張り、魚が入ったら網をたぐるという江戸時代に始まる伝統漁法…なんとものんびりとした漁です。

FullSizeRender
あいにくの天気だというのに穏やかな海です…能登半島の東にあたる富山湾に面した沿岸域は内浦と呼ばれ年間を通して波穏やかです。中でも内浦の中央に位置する七尾湾そして湾内に浮かぶ能登島は、さらに穏やかなイメージがあります。来年の春…天気の良い日に再訪してみたい場所のひとつです。

FullSizeRender
深い森に囲まれ、淀みが一切ない澄んだ御手洗池からは、変な意味でなく凛とした冷気が漂っており、どこか神聖な雰囲気を感じさせます。数年前の4月中旬に訪れた、能登半島 内浦の旅の備忘録です。

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender
能登半島の七尾市、和倉温泉からも近い赤蔵山憩いの森に御手洗池はあります。なんと駐車場から徒歩1分です。

FullSizeRender
苔に覆われた巨木の先にひっそりと息づく御手洗池。
仏教を篤く信仰し、東大寺に大仏様をつくらせたことで知られる聖武天皇の東宮(皇太子)の眼病治療に用いられたと言い伝えられている霊泉で、昭和の全国名水百選に選ばれています。

FullSizeRender
水面に深い森が映り込んでいます…見事な水鏡です。

FullSizeRender
飛び石の上から水に触れてみるとその冷たさに驚きます。凛とした冷気の正体は水温でした。

FullSizeRender
これだけ藻が繁殖しているのに透明度が凄い。

FullSizeRender
じっくり観察すると、淀みが一切ないことに気づきました。ゆっくり静かに澄んだ水が動いています。

FullSizeRender
柄杓が苔むした台座に置かれていました。伏流水が湧き出ている場所なのかもしれません。

FullSizeRender
赤い花はなんだろう?

FullSizeRender

FullSizeRender
平日ということもあってあたりは静寂に包まれており、雰囲気に呑まれて怖いくらいでした。

FullSizeRender
これから暖かくなってくると、いろんな虫が出てきそうです。好みが分かれる場所かもしれませんが、個人的にはとても印象に残った池のひとつです。

FullSizeRender
木製シャンデリアのある駅舎の壁一面には色鮮やかなマリメッコのファブリックパネル…。そして木製改札口の先には桜並木…。天竜浜名湖線の都田駅は、一度訪れたら忘れられない無人駅となりました。

FullSizeRender
茶畑、天竜川、奥浜名湖、みかんの段々畑…。温暖な遠州地域をのんびり走る天竜浜名湖線は、天浜線と呼ばれ、沿線に住む人々だけでなく多くの鉄道ファンからも愛されています。そういえば静岡県には魅力的なローカル線が多いですね。

FullSizeRender
天浜線が鉄道ファンに人気のある理由のひとつに、多くの駅や橋、施設が昭和初期に開通した当時の姿を残していることがあげられるかもしれません。
39ある駅のうち11の駅が、さらに橋や駅施設などを含めると、全部で36施設が登録有形文化財に指定されています。
今回、フォトジェニックな都田駅だけでなく、過去何度か訪れたことがある天浜線の春の風景をまとめてアップしてみます。

FullSizeRender
掛川駅から3つ目、ヤマハの工場に隣接する桜木駅。天浜線の無人駅は、郵便ポスト大きさや設置場所が違うだけで、だいたいこのようなつくりです。

FullSizeRender

FullSizeRender
春の花に彩られた構内。

FullSizeRender
登録有形文化財制度の長所は、現状とほぼ同じ外観であれば、建物内に手を入れても構わないということ。桜木駅の駅務室はケーキ屋さんと工房にリノベーションされていました。

FullSizeRender

FullSizeRender
愛らしい案山子がお見送り、お出迎えしてくれます。駅が無人で寂しくなるよりも、お店として使われれば地域の人々のコミュニティになります。天浜鉄道さんにとっても、駅が荒れる心配がないし、利益を得ることもできます。

FullSizeRender
こちらは原谷駅。“姫乃”という駅名標は、“ウォーターボーイズ2”のロケ地となったからです。

FullSizeRender
使い込まれた木製改札口。

FullSizeRender
踏切が鳴り、ディーゼル独特のエンジン音とともに列車が入線してきました。ホームに桜並木があるのどかな駅です。

FullSizeRender
遠江一宮駅。ここの駅務室はお蕎麦屋さんにリノベーションされていました。

FullSizeRender
排気口の上には燕の巣…春ですね。

FullSizeRender
緩く曲がったホームとレールが印象的で、ついつい長居してしまいます。

FullSizeRender
天浜鉄道の本社と車両基地がある天竜二俣駅。

FullSizeRender
この車両基地の先には、開業時から現在まで稼働している転車台と扇形車庫があり、見学ツアーを毎日実施しています(時間は天浜鉄道さんのHPにて)。機会がなく、見学会に参加したことはありませんが、週末は賑わうそうです。

FullSizeRender
天竜二俣駅にはたくさんの登録有形文化財があります。そのうちのひとつが、島式のホームに建てられた重厚感のある上屋。柱や梁の一部には古レールが転用されていました。

FullSizeRender

FullSizeRender
木製ベンチが歴史を感じさせます…夜はどんな雰囲気になるのだろう。

FullSizeRender
そして都田駅…登録有形文化財に指定されてはいませんが、マリメッコのファブリックパネルと木製改札口の先の桜並木がなんともフォトジェニックです。

FullSizeRender
地元の企業さんによって、駅cafeとしてリノベーションされています。

FullSizeRender
グッドデザイン賞のパネルが貼られていました。古いモノを活かしつつ、若い人が集まる要素が取り入れられており、地域の町おこしに一役かっているようです。

FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender
もともと、都田駅は桜並木の美しい駅。マリメッコと桜並木…春にしか見ることができない風景です。
マリメッコのカーテンとヘッドレストカバーに模様替えされたイベント車両も運行しています(運行日は天浜鉄道さんのHPにアップされています)。

FullSizeRender
都田駅の2つ先の金指駅。ホームと一体となった独特な形状の旅客上屋と、

FullSizeRender
高架貯水槽(蒸気機関車に吸水するためのコンクリート製貯水タンク)が登録有形文化財に指定されています。

FullSizeRender
ここは寸座駅…ちょっと座りたくなる駅です。西気賀駅を過ぎたあたりから奥浜名湖が見えてきます。ところが、ホームから湖が望める駅は意外と少ないのです。

FullSizeRender
湖からは少し離れていますが、峠に作られた高台の駅なので開放感があります。ホームには雨がしのげる程度の待合室と、地名の由来となった“大きな石”があるだけでとても静か。

FullSizeRender
この駅は昨年単行本化された“いぬじゅん”さんのケータイ小説「無人駅で君を待っている」の舞台となって話題になりました。どうやらストーリーのクライマックスは夕暮れ時なので、天気の良い夕方は賑やかになるのかもしれません。たしかすぐ近くには、本州で一番夕日が美しく見えるサービスエリア(個人的な感想です)浜名湖SAがあります。寸座駅のホームから湖に沈む夕日は見えないかもしれませんが、オレンジ色に色づく奥浜名湖は楽しめるはず。機会があれば見てみたいですね。

FullSizeRender
最後は浜名湖佐久米駅。11月〜3月にかけて、多くのユリカモメが訪れる駅として話題になっています。

IMG_9929
駅舎内に貼られていた写真…凄いですね。こういうの苦手な方も居ると思いますが、子どもたち大人気です。

IMG_9931
鳥インフルエンザの影響で餌やりは自粛されていましたが、ホームに立つだけで、こちらの様子を伺うユリカモメが集まってきます。離島へフェリーで旅をしたことがある方なら共感してもらえると思いますが、人間から餌を貰ったことがあるカモメの執念と体力は凄まじいものがあります。

FullSizeRender
天浜線の無人駅は、トイレを含め清掃や整備が地元の人たち主体で行われています。だから駅の建物が古くても清潔でキレイ。

FullSizeRender

FullSizeRender
これが訪れた人の好印象を生み出しファンが増える要因なのかもしれません。
人里離れた山間部を走り、秘境駅もある大井川鐵道。車内から工場夜景が楽しめる岳南電車…静岡県は良い意味でローカル線の宝庫ですね。

FullSizeRender

樹齢三千年といわれる大楠の根元にぽっかりと開いたトンネルのような空洞そしてその空洞へ続く石段。まるで大楠の胎内くぐりのようで、ここをくぐり抜けると、新しく生まれ変わったような気持ちになれるのでしょうか。

一昨年の4月上旬に訪れた際の備忘録です。


FullSizeRender

FullSizeRender
FullSizeRender

しまなみ海道の大三島にある大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)。全国に一万社余りある山祇神社と三島神社の総本社です。

祀られているのは天照大神の兄神である大山積大神。山の神として、さらに海の神、軍神、鉱山、農業に関わる神様など、その御神徳は多岐にわたります。


FullSizeRender

源氏・平氏をはじめ多くの武将が武具を奉納して武運長久を祈ったため、国宝・重要文化財の指定をうけた甲冑や鎧兜、刀の約4割がこの神社に集まっています。

巴御前の薙刀、弁慶の薙刀、源義経の太刀や鎧に鶴姫の鎧……

大三島は瀬戸内海に浮かぶ島。しまなみ海道がなければ船でしか渡れない場所です。だからこそ、古から大事に守られてきたのかもしれません。


FullSizeRender

大山祇神社の境内には有名な二本の御神木がありますが、今回アップするのは境内の外、奥の院の手前にある生樹の御門(いききのごもん)”と呼ばれる樹齢三千年の大楠です。


FullSizeRender

神社の境内を出て、民家の間の細い路地を進んで行くと、みかん畑の先にひと際大きな巨樹が目に入ります。


FullSizeRender

巨樹と呼ばれる木で、本当の樹齢が分かっている木はほとんど無いと思いますが、この大楠樹齢三千年というのは、あながちオーバーな表現ではないと思えるほどの雰囲気を持っています。


FullSizeRender

なるほど、生きた樹でできた門昔の人々は、この大楠の空洞をくぐって奥の院へ参拝していたようです。つまり奥の院へ続く参道です。


根元にトンネルのような大きな穴の開いた木というのは根上がりの木といって珍しくはありません。

樹木もやがて寿命がきて倒れてしまいます。その倒木の上に種が落ち、やがて芽を出した若い木は、倒れて腐った木から養分を吸ってだんだん大きくなってゆきます。

倒木はやがて腐ってなくなりますが、倒木の上で成長した木はそのまま根を張って大きくなるので根上がりになるのです。

東京タワーの塔脚4本を根だとすると、タワー足元にあるフットタウンの部分が穴みたいなイメージです。


ちなみに京都伏見稲荷大社の奥社奉拝所にある根上がりの松(膝松さん)が有名で、2つの御利益があることで知られています。

松の木肌を撫で、それから自分の身体の痛むところを撫でるとその痛みが治ると言われています。また地表に持ち上がった根元の下をくぐることでも御利益を得ることができるそうです。

もうひとつの御利益は根上がりの松を値上がりの待つに読み替えたもの。

株などの値が上がることに通じるので、証券マンや株に関わっている人にとっては縁起が良いとされています。


生樹の御門が根上がりの木なのかどうかは解りません。斜面で育ったため、根がむきだしになって穴が開いたのかもただ、佐賀県・武雄神社の大楠のように、スケールがあまりにも大きすぎて、心にズシンと響きます。


FullSizeRender

個人的な考えですが、古木には何か強い力が宿っているような気がしてその中に入ってくぐるという体験はなんともミステリアスです。

御利益ではなく、永い時を生き抜いてきた強い生命力を全身に浴びて生まれ変わるような気分になります。


FullSizeRender

FullSizeRender

大楠をくぐり、振り返ります。画像だと大きさが伝わりませんね


FullSizeRender

大楠の参道から奥の院に続く桜がキレイでした。


FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender

春だからこその自然の演出大袈裟ですがまるで天国にたどり着いたかのような気がしました。


FullSizeRender

FullSizeRender

弥生時代に生まれた樹齢三千年の巨樹を間近で見ること自体稀なのに、その幹の中の空洞が参道となっていてくぐることが出来る樹となると、大変珍しく貴重な場所だと思います。

↑このページのトップヘ