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日光・大谷川の渓流沿いにずらりと並んだ、赤い前掛けと毛糸帽を身につけたお地蔵さま。
合掌した立ち姿ではなく、腹前で定印(じょういん)?を結び、深い瞑想に入ったように静かに座っています。

徳川家康、秀忠、家光の三将軍に仕えた慈眼大師・天海大僧正の門弟たちが寄進したものだと伝わる憾満ヶ淵の地蔵群。
よく見ると一体一体顔つきや表情、輪郭が異なります。
各々が石仏師に彫らせた自刻像のようでもあり、不思議とほっこりしてしまいます。

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大谷川沿いの憾満公園の駐車場から、聖徳太子を祀る朱色の太子堂を過ぎると、正面に見えてくる山門。
1654年、輪王寺の住職であった晃海僧正によって建立された慈雲寺です。
ちなみに晃海は、天海大僧正の四大弟子(公海・盛憲・晃海・豪俔)の一人といわれた高僧。

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対岸は日光植物園。
余程のことがない限り、この自然が壊されることはないでしょう。

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本堂…阿弥陀如来と天海大僧正の仏像が祀られています。

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小さな橋を渡ると霊庇閣と名付けられた護摩壇。
護摩を焚いて不動明王をお迎えし、天下泰平を祈祷したのでしょう。

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河原に降りればわかりますが、台風などの影響により洪水被害を受けやすい地形です。
建立当時の本堂・霊庇閣は明治の頃に流失し、現在の建屋は昭和に入ってから復元されたもの。

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100体あったお地蔵さんもかなりの数が流失したようで、篤志のある人々によって集められたものの、首のないものや台座だけのものがあったりします。

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何回も数えてみても数が合わないところから別名“化け地蔵”…昔の人はネーミングの感性が豊かです。

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東電の放水路。
時間があればこの先、大谷川沿いに大日堂跡まで歩いてみるのもおすすめです。

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豪華絢爛で煌びやかな輪王寺や東照宮が日光の表舞台なら、この辺りは舞台裏という感じ…渓流のせせらぎと木洩れ日に包まれながら歩いていると心が癒されます。