カテゴリ: 佐渡島












一見廃神社のようですが、とても由緒ある神社です。

前回の記事で、

北沢浮遊選鉱場跡を眺めた総源寺の隣にある大山祇(おおやまずみ)神社。

全国各地にある大山祇神社は山を鎮めるための神社で、林業や鉱山関係者に崇拝されています。

荒れているようですが、マーガレットが咲き乱れていて清潔感が溢れている

引き寄せられるように参道へ足を踏み入れ、阿吽の狛犬挟まれた石段を登り境内に入ると











正面に稲荷社殿











左手には立派な拝殿











そして右手には社務所?住居?


画像では伝わらないのですが、コンパクトな境内ながらもとにかく威厳が凄い鳥肌がたちました。











稲荷神の使い、お狐さまは阿吽の一対

阿形のお狐さまの表情が可愛い

吽形のお狐さまは、どういう訳か顔が欠けてました。




















それにしても立派な拝殿

至る所に三菱マークが











寄贈のほとんどがゴールデン佐渡さんからのようですね。


後日調べてみると、

佐渡金山の繁栄を祈願して、慶長10年(1605年)に佐渡奉行・大久保長安が建立

400年以上も前ですか

通称「山の神」の名で呼ばれ親しまれているそうです。


身近な話でいうと、

「鉱山祭」「両津七夕まつり・川開き」「小木港祭り」が佐渡三大祭。

その三大祭のオープニングを飾るのが、金山労働者の慰労と鉱山の繁栄を祈願する「鉱山祭」


祭の最初は、まずここで神事式を行います。

硬い岩盤を神の力で「柔らかくする」為の、神事「やわらぎ」です。


その後、地域ごとに手作りした山車を先頭に練り歩き、夜は天領通りでの佐渡おけさの民謡流し、能楽などの娯楽、花火大会と

723日~24 日の2日間、相川は祭り一色に染まります


大山祇神社は歴代のお奉行に手厚く庇護され続け、「やわらぎ」という神事を行ってきました。そして神事の際には必ず能が披露されていたそうです。











「鉱山祭」のルーツは、ここで行われていた神事なんですね。

今となっては鉱山の衰退とともに訪れる人も減り、かなり寂れた感じになっていましたが、さすがに威厳は保たれたままです。


















北沢浮遊選鉱場跡を訪れる際には、一度立ち寄ってみて下さい。

とてもスピリチュアルな空間です。












佐渡の鉱山事業の中でも生産ラインの拠点となった北沢地区。

訪れてみるとわかりますが、すり鉢状の傾斜地の中央に貴重な川が流れ、両岸に重要な施設が建設されています。











まずは佐渡奉行所の向かいの相川病院からの眺めです











自然の地形をうまく利用して建てられたのが一目瞭然











基礎のみとなった選鉱場跡は劣化が激しい











シックナーや











鋳造工場跡











赤レンガの火力発電所を鳥の目線で眺められます。駐車場に行って近づいてみましょう。


















日本初の空中ケーブル(ロープウエイ)跡











































選鉱というのは、山で採掘された石から金銀のみを取り出す作業











そして一歩進んだ浮遊選鉱は

石を粉にして、油と混ぜて水に入れ、かきまぜると、金銀と油が泡になって浮いてくる







































やはり迫力ありますね

そして対岸の遺構













































気になったのはジャングル状態の旧選鉱場跡


















……

相川高校から総源寺へ向かいます。

ここからは、視野は狭いのですが理路整然とした浮遊選鉱場跡をじっくり覗き込めます。





























眺める角度をちょっと変えるだけで、違った表情を見せてくれます。

ここでは、佐渡おけさが労働歌として歌われていたそうです。












チャップリンが来日時に「その国の文化を見るには、監獄を見るのが一番良い」との事で見学に訪れたのが東京拘置所旧庁舎。

建物の立派さに絶賛しまくったそうです。


一般の人は普段滅多に立ち入ることの出来ない場所の一つが刑務所や拘置所。

人権団体に入って見学を申し込むか、法的に悪い事をしなければ入れないんですが、昨今では矯正展と称して、定期的に見学出来る施設があるようです。

地元の理解や市民に刑務行政への理解を深めてもらおうというのが目的。

東京拘置所などがその最たる例で、「開かれた拘置所」を目指しているそうです。


ところでここ相川拘置支所跡。


つい先日、新人女性刑務官を追ったドキュメンタリー番組を観たのですが

収監された立場でなく、刑務官の立場から収容施設を見学出来る所なんてあるのかな?と思っていたら……ありました、偶然にも佐渡に。











京町通りを山側に上っていった、僕の感覚では一等地佐渡奉行所跡や北沢浮遊選鉱場跡よりも見晴らしの良い高台です。

無料で一般公開されており自由に見学できます。











蔦が絡まる鉄格子

そして入口はホビット仕様のくぐり戸

築約60年の建屋はL字型。

扉の上下にある丸落し(まるおとし)の鍵を開けて木造の拘置所へ入ります。











入って直ぐ右手にあるのが面会室

鉄網なのが意外











居房棟

すべての扉が開け放たれていてドキッとします


































扉の内側は鉄製外側は木製

逃げられないようというよりは、恐れているようにも感じる













































どうしても絵になるのは居房なんですが、この施設の凄いところは、すべてを見学出来ること


































支所長室の朽ち果てた金庫

一畳あまりの当直室など



























刑務官側の境遇もしっかり観察することができるのは凄いこと。

どちらも辛い

とても貴重な遺構だと思います。












佐渡の小木港から宿根木に向かう途中

虫谷集落の手前に車を止め、民家の間を歩いて行くと、舟屋の先に美しい入り江がありました




































秘密にしておきたくなる幻想的な入江です




















この日は曇天でしたが驚きの透明度











モーターボードに乗ってやって来たのは小学生…歓声を上げていました




















カンゾウと岩ユリが5月下旬から6月上旬に咲き誇るので、この時期に訪れる機会が多いのですが、ここは季節を変えて、晴れた日に訪れてみたいなぁ












3年ぶりの佐渡島

久しぶりのお湿りに、しっとりと濡れたカンゾウがとても綺麗でした。











雨の中で美しく咲く大野亀のカンゾウ











潤いを取り戻したので、来週末の610日(前夜祭)~ 11日に行われるカンゾウ祭りは、大盛り上がりでしょうね


大野亀は登山道立入禁止でした。

ご注意下さい。

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