カテゴリ: 旅/和歌山

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平野部の少ない和歌山県において随一ともいえる展望の良い里山が、紀の川市にある最初が峰(百合山)かもしれません。


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関空から和泉山脈を越えて車で40分。ちなみに、たま駅長で有名になった和歌山電鐵の貴志駅までは20(駐車場はありません)ほど。関西圏では夕日・夜景の素晴らしいスポット(和歌山県朝日夕陽百選に選ばれています)として、またパラグライダーのテイク場があることからスカイスポーツをされる方々に広く知られているそうです。


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この案内図がとても分かり易くて感心しました。

パラグライダーが空を舞い、麓では新四国⼋⼗⼋カ所巡りが出来て、紀ノ川流域には桃源郷のように桃の花が咲き乱れています。


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山頂付近はメサ地形のような台地状になっており広々とした展望広場になっています。そして標高300mに満たない里山なのですがびっくりするほど高度感があり、紀ノ川流域に広がる田園地帯の眺望を楽しむことができます。


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そして桜が多い。この日は2月の中旬、まだ新芽すら出ていない桜の木桜と桃が満開になる春が、この山のハイライトでしょう。


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山も町もピンク色に染まるんでしょうね贅沢な眺めです。


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紀ノ川以前アップしたことのある奈良県と三重県の県境にある大台ケ原に降った雨は、吉野川と北山川となって流れ出し、吉野川は和歌山県に入ると紀ノ川と名を変えて紀伊水道へ注いでいきます。

豊かで穏やかな流れも昔は大変だったそうです。治水・利水に取り組んだのは、紀州藩五代目藩主である徳川吉宗候(幕府八代目将軍に就任後は利根川や荒川の治水・利水に取り組み、関東平野の大規模灌漑事業に結実します)


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当時、ここから見た眺めはどうだったのだろう。


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季節を変えて何度も訪れてみたい場所がたくさんありますが、最初が峰(百合山)は桜の咲く季節に再訪したいと思っている場所。そして旅の合間に一休みするにはぴったりの場所です。

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白色の石灰岩に囲まれた幻想的な環境の中で、マリンアクティビティを体験したりオートキャンプを楽しんだりできる人気スポット、由良町の白崎海洋公園。

20189月の台風21号による強風と高波の影響で閉園状態になっていましたが、現在は復旧作業が進み、道の駅を含むパーク内一部施設の営業を再開され、展望台へも行けるようになっているそうです。


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今回は本州最南端の串本から和歌山方面へ向かって紀伊半島を北上していますが、白浜町から有田にかけての海沿いは絶好のドライブルート。晴れた日なら冬場でもぽかぽかしていて、関東でいえば房総や南伊豆をドライブしているような感じです。


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由良町であれば国道42ではなく海側の県道23(御坊湯浅線)が気持ち良くおすすめ。海岸線だけでなく眺めのよい高台を走るこの県道は、衣奈(えな)集落の高台からの眺めがとてものどかで心落ち着きます。


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みかん畑と海の景色。


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海洋公園の手前、白崎海岸沿いにそそり立つ大きな岩は立厳(たてご)岩。


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どうしたらこのようにスパッと穴が開くのか不思議でしょうがない


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白崎海洋公園はもともと石灰石の露天掘り鉱山の跡地。明治から昭和にかけて採掘が盛んに行われていました。第二次世界大戦中にはその坑道を転用し、軍事基地(旧海軍の水中特攻基地である第十六回天隊など)が置かれたこともあります。ここは軍事遺構でもあるんですね。


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園内は氷山のような白い石灰岩で囲まれ、ちょっと異質な風景です。


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展望台へ向かい、海が見えてくると


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碧い海に白亜の岩肌が映えますたしかに地中海ムードが漂っているような。

洗練された美しさというより、荒々しさの残る自然が創り出した景観美という印象を受け感動しました。沈む夕陽に赤く染まる岩肌も美しいでしょうね。

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サンゴ台から望んだ橋杭岩と紀伊大島。本州最南端の町、和歌山県串本町の日の出です。


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夜明け前、朝焼けの赤・紫・オレンジ・濃紺と微妙なグラデーションはとても美しく心惹かれます。特にサンゴ台からの眺めは、紀伊大島と海上を行き来する漁船の軌跡が良いアクセントとなって、なんとも言い表せない風景です。


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日の出は未来を感じさせ、夕日にはない美しさがありますね。


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羽田沖縄便の上空から見た本州最南端の町、串本町。町の上空は、空のハイウェイになっています。険しく複雑な地形をしているのが紀伊大島と潮岬。数年前の2月中旬に訪れた和歌山の旅の備忘録を数回に分けてアップします。


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南紀熊野ジオパーク、串本町の有名な観光スポットは橋杭岩。潮が満ちている時に訪れると、紀伊大島に向かってニョキニョキと約900mにわたって続く橋脚のような岩塔は、海に浮かんでいるように見え、さらに朝日や夕日に映えて、多くの観光客やカメラマンを魅了します。


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でも気になるのは干潮時……橋杭岩のあたり一面に転がっている岩が露わになり、まさに異空間です。


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宝永地震(1707)で起きた大津波によって移動したといわれる津波石。

沖合いから転がってきたわけではなく、橋杭岩が形成されるにあたり崩れた岩で、本来なら岩塔付近にあったはずが、大津波によって広範囲に散らばったというわけです恐るべき津波の流速。


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各地にある災害記念碑付近は特に注意が必要ですが津波石も防災の参考資料になります。

この風景を心に留めておくだけで、いざという時の心構えが変わるはずです。


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くしもと大橋を渡って紀伊大島へ向かうのですが、

この橋が上手く考えられた設計になっています。潮岬側の紀伊半島と紀伊大島の間にある小島が苗我島。そこまでは海中道路のような堤防になっています。


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苗我島から紀伊半島側を望んだ画像。


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そして苗我島に上陸するとループ橋になり、一気に高低差が激しくなって、ぐるっと一周した後にアーチ橋を渡って紀伊大島へつながる設計。上空からの映像がとても絵になります。某自動車メーカーのCMロケ地にもなりました。

紀伊大島側のポケットパークに駐車して、橋を散歩してみるととても気持ちがいいです。


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苗我島のループ橋下は潮通しがよく、魚影が濃い釣り場として人気があります。

紀伊大島へ渡ると、東側の樫野崎へ至る樫野串本線沿いに集落が無いことから、人通りの少なさに驚きます。とても静かな島です。

紀伊大島の観光スポットというと、樫野崎灯台と海金剛。印象に残ったのは海金剛です。

日米修交記念館(教科書には載っていませんが、ペリー黒船来航の62年前の1971年に、中国との貿易が不成立となった2隻のアメリカ商船が紀伊大島に上陸し貿易を申し出ました。これが公文書に記録された初めての日米間の接触であるとされており、史実を後世へ残すために建てられた小さな記念館です)の駐車スペースから最果て感の強い海を眺めてみます。


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凄い数の船舶が沖合いを航行しています。画像では4隻ほどですが、肉眼では20隻を超えていました。海・空の通り道なんですね。

日米修交記念館の裏手にある、遊歩道を抜け展望台へ向かいます。


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遊歩道は西日本の海岸線で多く見られる、ウバメガシのトンネル道の先からは砕けちる波の音が聴こえてきます。


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海金剛南伊豆の石廊崎に似ています。奥に見える灯台が樫野崎灯台、穏やかな日なら潮風が気持ちよく、


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荒れて波立っている日ならより一層壮観です。


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反対側の裏金剛へ向かうと、太平洋がドーンと広がっています。


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入り組んだ入江と断崖が続く海岸美紀伊大島の南側は断崖絶壁が続いています。


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紀伊大島の至るところで河津桜が咲いていました。来週はもう2月です。関西圏の方なら、ひと足早い春を探しにツーリングするにはもってこいのスポットですね。












ここに行きたい!と思ったキッカケは…
昔、熊野本宮大社を参拝し、湯の峰温泉にある世界遺産の湯“つぼ湯”に浸かっている時にふと思い立ったドライブスケジュール。

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湯に浸かりながら、「酷道R169経由でオトノリを観て大丹倉ヘ行こう!」 となんとなく漠然と思い立ったわけです。












オトノリ 












大丹倉
この2つは次回紹介します。
今でこそ一部快走路となったR169ですが、ちょっと前までは酷道。
酷道時代に走って偶然見つけた風景がこれです。












凄いなぁ…。
ここは竹筒集落。ちょっと見かけない風景…

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有田川町のあらぎ島を見た時に、風景というより人間の知恵に驚きましたが、ここは凄い!。

そしてツーリングマップルで確認すると、この辺りには他にもたくさんの見所があるようです。


自宅に帰りネットサーフィンすると
"嶋津観光協会"ヘ辿り着きました。
地元の自然を愛してやまない私設の観光協会。
どこぞの観光協会HPよりも充実しています。
場所はというと…
和歌山県には飛び地が2つあります。




























川崎市麻生区にも飛び地がありますね
小さい飛び地に嶋津観光協会があり、北山川の蛇行によりつくられた素敵な木津呂集落の自然美を眺めることができるツアーを開催しています。












僕はツアーでなく個人で訪れてみました。












協会の方に「たくさんの踏み跡で迷ったら右へ右へ」と親切なアドバイスを頂き、 
登りはじめて1時間後にはビュースポットヘ辿り着いてました。


































要所要所に心のこもったプレートが












ビュースポットの入口付近には案内板はありませんが、すぐにわかりました。












風水では"気が集まるところ"と言われる「龍穴」…これは凄いな…
竹筒集落で感動した風景を超越した風景…
何度でも訪れたくなります。





















注意点。
実は下山時間も1時間近くかかりました。
非常にわかりづらいんです。
自然保護の為に意図的に案内板やプレートを設置していない低山なんですが、下手に山歩き経験があるが故、下山時に悩みます。
基本、協会主催のツアーをおすすめしますが、個人の場合は、登りは右へ右へ、 下りは 左へ左へ」という協会の方のアドバイスを忘れずに。
素晴らしい風景を堪能しましたが、それ以上に、この土地を愛している嶋津観光協会のご家族の幸せそうな表情がとても印象的で。
とても素敵な時間を過ごせました。
また来ます!













初めて友ヶ島(沖ノ島)を知ったのは、













これを食べたいがために。













この宿に泊まった時でした。
海を挟んだ小さな島に展望台があり、「なんであんな所に…」
と不思議に思ったものです。
淡路島の由良に訪れた時にも同じように感じました。













淡路島の由良からの沖ノ島。
10年以上前の話しです。今となっては土日祝ともなると阿蘇のラピュタの道同様大変な賑わいです。あまりにも有名になってしまったので細かい話しは省略しますが、整備されている砲台跡は第2と第3です。





































これは第3砲台跡。沖ノ島の一番メジャーな場所。他の砲台跡や施設跡は手入れがされていないのでけっこう荒れ放題です。



















荒れ放題の第4砲台跡。ここが一番ラピュタっぽい場所。ここにはリスが棲みついてます。
島全体には鹿や人気者の孔雀が放されています。沖ノ島は遺構廻りを楽しみつつ、軽い山歩きをしながら自然に触れ合う場所です。
しかし訪れるには多少ハードルが高めです。季節による便数や天候による欠航など、確実に渡れる保証がありません。遠方から訪れる方にはリスクが大きい。
実は、季節や天候を問わず、気軽に沖ノ島の雰囲気を感じることができる場所があります。













深山地区にある加太砲台跡。加太港から車で数分のところにある休暇村紀州加太の麓にあります。

























規模は小さいですが、造りや役割は全く一緒です

















































整備されているぶん安心感もあります。

























紀淡海峡を見渡す展望広場…ここは気持ちの良いところです。
手前が地ノ島、左奥が沖ノ島、そしてさらに奥が淡路島。













ここに来ると沖ノ島より魅力的に感じます。夕陽の名所だったんですね…
さらに、この辺りに多くの砲台が何故築かれたのか?を理解することが出来ます。













大阪を守るには格好の場所!
戦争は嫌いですが先人の知恵には頭が下がります。
沖ノ島に渡れなかった方、渡れた方にも立ち寄って頂きたい場所です。

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