カテゴリ: 旅/熊本

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前回アップした千葉県の細田隧道の記事を書いている時に、ふと思いだしたのが熊本県南小国町の満願寺隧道。

天井が低く、流線型を描く緩やかなS字カーブという共通点がありますが、固い岩盤をくり抜いたようなワイルドさがある隧道です。

数年前の画像ですがアップします。


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熊本の南小国町といえば味のある温泉郷がたくさんあります。

大人の雰囲気溢れる黒川温泉やレトロ感満載の杖立温泉をはじめ、田の原温泉、城川温泉、扇温泉と盛りだくさんです。

なかでも満願寺温泉はこじんまりとした温泉郷で、「日本一恥ずかしい露天風呂」といわれる川湯が有名…ここは行ってからのお楽しみ。

感覚的にいうなら、町の中でスッポンポンになるのとほとんど変わらない感じのシチュエーションです…が、足元から源泉が湧き出ているという貴重な湯です。

 

R40沿い、その川湯の近くにある満願寺駐車場(印をつけた地点)に車を止め、南小国町役場方面へ1分ほど歩き、志津川に架かる小さな橋を渡り、里山へ向かう志津川沿いの町道を250mほど進みます。

この町道はグーグルマップではでてきません。


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国土地理院の地図だとこのとおり。


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満願寺隧道の狭い坑口が現れました。この段階では中の様子はうかがえません。


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入口と出口にある、波形鉄板で補強された区間だけが直線で…


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素掘り壁の区間はウネウネと曲がりくねっています…カーブミラー?…


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まるで鉱山へ向かう坑道のようです。


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歩いている最中に、軽車両がものすごい勢いで突っ込んできて危うく轢かれそうになりました…普段の交通量はどうなんでしょう?

曲がりくねっているのにはワケがあると思うのですが…とても気になります。

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前回アップした倉岳の近く。

龍ヶ岳も倉岳と同じく、山頂まで車で行くことができます。

山頂付近はびっくりするほど広々とした自然公園になっていて、キャンプ場や天文台まであります。


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そして展望台の下にある巨石からの眺めがとても素晴らしい。


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御所浦島への玄関口である大道港。


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樋島へは橋が架かっています。

奥に見えるのは芦北町。


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右側の岩がハート岩、ちょっと行ってみます。


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ハート型の岩ではなく、ハート型の溝がある岩…縁結びのパワースポットとして注目を集めているそうです。


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八代海に浮かぶ島々を眺めながらボケ~っとするには良いところ。

天草松島と教会を巡っておしまいと言う人も多いと思いますが、素朴な海沿いを走って、倉岳や龍ヶ岳、そして竜洞山など、車で山頂まで行ける展望スポットが多いのも天草の魅力です。


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天草諸島の最高峰である倉岳は標高682m。

山頂には倉岳神社があり、石舟が祀られ地元の人たちが航海の安全を祈ってきました。


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以前、天草の旅行記でアップしたことがありますが、初めて訪れたのは2014年の秋。

車で山頂まで行けるということもあり、楽をして訪れ、絶景だけを楽しんだ記憶があります。


2016年4月の熊本大分地震の影響で、倉岳神社も御神体が傾くなどの被害があったそうで、気になって足を伸ばしてみました。

暑さに負けて今回も車です。


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雲仙普賢岳が見える駐車場から…


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鳥居をくぐり石段を登ると山頂。


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神社に向かうと…

八代海を見下ろすように、新しい石鳥居が立っていました。


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以前はこの場所には立っていなかったはずですが、場所を変えるだけでさらに威風堂々と、そして神々しく見えるから不思議です。

この鳥居…地震の後に奉納されたものだと思ってましたが、実は地震の2日前に奉納されたもの。

幸い、鳥居自体は無傷でしたが、御神体である祠が傾いた為、基礎から修復されたそうです。


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山そのものが御神体となっている倉岳。

そして倉岳神社は、山頂を3つの鳥居で囲まれた御神域となっていました。

いつか、季節を変えて歩いて訪れてみよう。

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シャッター通りと化した路地をリノベーションして再生を図るという動きをよく耳にします。

尾道では空き家となっていた古民家をリノベーションしたオシャレなカフェやパン屋さんを見かけました。

沖縄や石垣島でも多く見かけます。

熊本にもありました。

応援したくなる取り組みです。



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白川に架かる長六橋の西側にあたる河原町は、熊本駅から市電で3つ目。

戦後、ここにヤミ市(戦時下および敗戦直後の統制経済下で、統制を逸脱して物資の売買を行なう自由市場)が生まれました。

熊本市街と川尻を結ぶ川尻電車(1927年~1965年)と熊本市電の乗り換え地であった為、人の往来が多かったからだそうです。

そのヤミ市を発祥とし、のちに衣類関係の問屋街として栄えていたという河原町繊維問屋街…


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2016年の火災の影響で、問屋街建屋は半減してしまいましたが、敏感な若きクリエーターが反応し続け、アトリエや、カフェ、個性ある雑貨店などがオープンしています。


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1958年頃に建てられたという鉄筋2階のビル。

沖縄に来たのかと見間違う採光ブロックが印象的です。

当時、ここで商いをしていた人々は日本人に在日朝鮮人や華僑、沖縄の人たち…アジアな雰囲気があるのは当然のことかもしれません。


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この路地の屋根はトタン葺き、当時のままのアーケード。


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頭上から視線を感じる…


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とっても可愛い猫ちゃんでした。


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モラトリアムという個性的な雑貨屋さん。

この日はお休み。


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映画のワンシーンのような階段がありました。


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松田優作が歩いてたら…まるで探偵物語…工藤探偵事務所みたい。


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階段の上の店舗跡をのぞくと火災の爪痕が残っています。


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祖父が仕立屋だったので、このミシンは懐かしくて食いついてしまいました。


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至る所に当時の道具がさりげなく並んでる…


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所有権が入り組んでおり、全体を再開発するのは難しく、やはり空き店舗も多い…。

それ故に、昭和の空気の中にタイムスリップしてしまったかのような、静かで不思議な場所が残っていて心地良かったりします。

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前回アップした押戸石の丘から阿蘇カルデラを挟んで反対側の火砕流台地、波野高原にある荻岳。

ガイドブックには…

『西に阿蘇五岳、北に九重連山、南に祖母山の峰々と、360度の見事なパノラマを満喫できる。標高843m。四季折々の山菜の宝庫であり、山菜摘みに多くの人が訪れている。古くから信仰の対象であり、現在も多くの神を祀った碑や神社がたくさん存在している。』

とあります。この表現に偽りなく、とても素晴らしいところでした。


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山頂直下まで林道が続いていますが、Googleマップでは途中の荻神社と中江神楽殿までしか道が表示されません。

それでも、要所要所に小さな案内板があるので迷うことはないと思います。


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最初の目的地は阿蘇神社の末社、荻神社。


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阿蘇神社と同じく、開拓の神「健磐龍命(たけいわたつのみこと)」をはじめ阿蘇にゆかりの六神がまつられています。


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静寂さにつつまれた神社…凛とした空気が流れ全身の毛穴がキュッと引き締まるような感覚になります。とてもスピリチュアルな神社でした。


参拝をすませ荻岳へ。


荻岳には大きな駐車場を挟んで2つの峰があります。


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まずは西側の峰の下にある朝日稲荷神社に行ってみましたが、入口は固く閉ざされたまま。


丸太の階段を登って南展望所へ向かうと気持ち良い草原が広がっていました。


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くじゅう連山を望むミニラピュタの道。


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こちらは阿蘇五岳。


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こういう角度は新鮮です。


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東屋の中から祖母連山。


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そしてくじゅう連山…


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この辺りには、日本最南限のスズラン自生地があるそうですから、春から初夏にかけてが良いかもしれませんね。


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反対側の峰、荻岳の山頂に行ってみます。


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ここからは北東側の景色が素晴らしい。

“神様の足跡”はこの碑の下の方にあります。


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画像下の巨石群が神様の足跡。

阿蘇神話によれば、神武天皇の孫、健磐龍命(たけいわたつのみこと)はこの山上に立ち、阿蘇開拓の構想を練られたそう。


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由布岳や鶴見岳まで見えるんだ…凄いなぁ…


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阿蘇大噴火の時に起きた火砕流によっても頂上部分が埋まることなく残った独立峰。

林道は狭くアクセスは決して良いとは言えない荻岳。それでも阿蘇周辺観光スポットの中では訪れる人も少ないのでちょっとした秘境感を味わえます。

そして、押戸石の丘同様、景色がとても素晴らしい場所です。

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