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幾分涼しいと思ったら、今日は最高気温が34℃だという。
最近では35℃を下回れば涼しいと感じてしまうらしい。
しかしまだまだ猛暑は続く。

熱中症は子供や老人には大敵。
部屋内でもこまめな水分補給が大切だ。

それで、老人の僕は水分補給に氷水を飲むことにしている。
暑い時の氷はたまらん、甘露!

今日も氷をガリガリ齧っていると、細君がバカにしたように
「余り氷ばかり食べると、毛が抜けるよ!」という。
氷を食べると毛が抜けると彼女は信じているらしい。
そんな、、、今さら、、、。つるっ禿の僕に向かって言うなんて!

かき氷の史実上の記録は古い。
平安時代、清少納言の「枕草子」に「あてなるもの(上品なもの、良いもの)」の段に
「削り氷に、あまかづら入れて、あたらしき金椀(かなまり)にいれたる」
(金属製の器に氷を刃物で削った削り氷に、甘葛(あまかずら:甘い樹液)をかけたもの)
と記述されている。

成る程、氷を食べながら上品に平安貴族の美女を想像してみようか。
小野小町、右大将藤原道綱母、藤原道長娘倫子、、、、ああしもぶくれの顔もいい、。

「何、ニヤニヤしてるのよ!」
今日も配偶者より、厳しくもお叱りのお言葉。
それにしても、いつまで続く、この暑さ!!

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お盆の連休は暑くなる前に、毎朝近くの田圃のあぜ道を散歩する。
しかしそれが怖くなった。

先日、朝倉の実家にお盆に帰った時のこと、いつものように親戚一同が集まって食事をした。
そのとき、従弟が最近マムシにかまれて12日間入院したと言う話を聞いた。

マムシをここらでは「ヒラクチ」という。
頭が三角で口が平べったいからだろうか。

従弟は夜、自宅の玄関を出たところで敷石の上にいたマムシを踏んだのだった。
痛みを感じたので、足を持ち上げると足先に噛みついてぶら下がっていたという。
びっくりして、履いていた草履で叩き落し、その草履で殺したらしいが、今年は6匹もマムシに遭遇したという。

従弟の家は農家で、家は周囲を田んぼで囲まれているのでマムシが寄ってくるという。

市立病院に行ったら、血清は副作用で急性腎不全の可能性があるので、なかなか打ってくれず、足はみるみる電信柱ほどまで腫れあがったという。
結局血清を打って治まったのだった。
市立病院には年間数人マムシの被害者が運ばれてくるという。

他の蛇と違ってまむしは人が近づいても逃げない。そして噛みつく。田の畔などに卵を生むらしい。
むむむ、なんだか田んぼの周りが怖くなった。

今朝の田圃は、台風一過、爽やかな風が吹いている。
白鷲がその美しい姿とは不似合いな「グルルルル」と無粋な声で鳴きながら飛び立った。
川千鳥がそわそわとクリークで遊んでいる。

今日は幾分涼しいなあ。
そしてマムシに気をつけねばな。
しかし、最近のニュースを見ていると、マムシより怖いのは人間の世界かも。
何よそれ!
細君の眼はマムシより怖い。


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むかし、中国の話しである。

漢の高祖劉邦の功臣に曹参(そうしん)という者がいた。
漢の天下が定まってから、斉の国の丞相に任命されたが、政治には全く疎かった。
どんな政治をしたら良いか解らず考えていたところ、たまたま「老子の政治学」を極めた老人がいるといううわさを聞いた。

曹参はさっそく老人を探しだし、招いて教えを請うた。

老人は言う
「政治は統治する者があれこれ言わず、民間の治力に任せれば、自ずと定まるものだ」
と政治のコツを伝授してくれた。

曹参が老人の教えに従って政治を行うと、なるほど斉の国は良く治まった。
そして曹参はのちのちまで賢宰相と称されることとなったのである。

何事も力ずくで強制することよりも、自発に任せた方が発展するということだが、これは現代の「新自由主義」と同じ考え方だといえる。

民衆は上からあれこれ統制されることを嫌うが、いったん不都合が起こるとそれは上の責任にする。

しかし、しかめ面で正論の「儒学」があってこそ、体制を揶揄する「老子」である。
陰と陽、清濁併せるのが世の中の現実。
真面目ばかりでは息が詰まるし、物事を斜めから見るばかりではものごとは前に進まない。

まあ、時と場合だがね。

「あなたは、陰陰濁濁よね」
細君の鋭い一言、
ああ、清廉潔白、僕の心の中の澄み切った青空を誰も知らないのかなあ、、、。

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