2015年06月

鶏の死

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いつも鶏舎に近づくと私が来たことに気がついてソワソワ動く鶏が、今日は見えないのでどうしたのか、と思っていたら樽と柱の間にはさまって死んでいました。 
高い場所で糞が見られなくなり、もう体力があまりなかったようですが、虫でも見つけて追いかけて樽にはさまって、抜けなくなったのか、可愛そうな死に方でしたが3年と2か月の命でした。
栗の木の根本に埋めました。
体から溶け出したカルシウムなどが木の成長を助けてくれるでしょう。
植物に骨はなくてもカルシウムは細胞を活性化して根や実の成長を助けるそうです。




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一方でOさんの鶏舎には今年生まれたヒナがやってきました。
卵を産まなくなった老鶏は一緒に入れるとヒナを突くので別の鶏舎に移動しています。
継続して飼うには最低2つの鶏舎が必要です。
ヒナが小さい間は家の台所で飼っておられたそうですが、まあ毎日賑やかだったでしょうね。^^;










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大きさは中ヒナですが、すでに好奇心の強いのや気の弱そうなのや、個性が出ています。
好奇心の強いのが板を乗り越えて出てきますが、ちょっと探検してすぐに戻っていきます。^^;

種類は「岡崎オーハン」ですが、卵の黄身が大きいのが特長でケーキ屋さんで需要が高いそうです。









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畑ではキャベツやサニーレタスが旬ですが、すこし前までモンシロチョウがペアで乱舞していました。
キャベツとレタスを混植していますが、小さい苗のころからモンシロチョウは見ているとキク科のレタスを避けてアブラナ科のキャベツにだけ留まって卵を産んでいます。
1000分の1 グラムもなさそうな脳でどうやって識別しているのか、驚きです。
このところ食卓では毎日レタス1個がノルマです。^^;






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自分で野菜を作りはじめると、優雅なモンシロチョウの舞いも作物を食い荒らす害虫にしか見えないので素直に楽しめなくなるのが困ります。^^;
新鮮なキャベツは個人的には炒めて食べるのが一番おいしいですね。











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今年は梅の実を見落としていて、青梅の梅酒は作っていませんが、地面に落ちていたのを見つけて残りの実をすこし収穫しました。
これは梅ジャムにしていただきましょう。












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堆肥箱の中にコガネグモが巣を張っています。
足が2本ずつペアで4本足に見えます。
脚の先端の糸に白いジグザグ模様がついていますが、「隠れ帯」とい名前でクモの姿を隠すものという意味だそうですが、この程度ではあまり隠れ効果はなさそうな・・・(笑)
最近は紫外線を反射させて獲物を引き付ける、という説もあるようです。

自分の体の数十倍の構築物を作るのは蜘蛛だけですが、尻から出した糸を足で外側に持って行って、3次元を認識して器用に糸を操る様子は圧巻です。




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トウモロコシも70cmくらいに育ってきました。















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近くの小さい田んぼに水鳥が3羽いました。
このまま居ついてくれると稲につくカメムシ、ウンカなど害虫を食べて土をかき混ぜることで光を遮って雑草も育ちにくくなります。












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湯気が上がるような面白い巻雲です。
鉤状雲というのになりそうな感じですが小さい氷の粒が流されて途中で気流の速いところで吹き流されたものでしょう。

鶏がいなくなって餌やりも必要なくなり、梅雨で野菜の水やりも必要ないので、しばらく家にひきこもることにします。^^;









モンシロチョウや蜘蛛にも驚くべき知性が見られますが、小鳥にも人間に近い情動があるようです。
メス鳥の死を悼むオス鳥





ニンニクの収獲

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どこから種が飛んできたのか、ヒルガオが咲いています。














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Oさんが2mくらいあるアオダイショウを捕まえて見せに来ました。
鶏小屋の中に入り込んで卵を飲み込んでノドが膨れていたそうです。












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現場の鶏舎を見に行くと蛇が入れそうな隙間は見当たらないのですが、屋根の方から入ったのでしょうね。













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10日ほど前にサツマイモと黒豆の苗を定植しました。
畝に堆肥を入れて水でびしょびしょに濡らして黒マルチを敷きます。












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サツマイモはカッターナイフでナナメに切って苗を舟形に植えます。















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黒豆の方は40cm 間隔で穴開け器で穴を開けて苗を植えました。














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これが10日後、本日の黒豆の状態です。















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同じく10日前、玉葱とニンニクを収穫しました。















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収獲適期を過ぎると肥大しすぎて割れてしまうこともあるらしいので葉っぱの倒れていない玉葱まで全部抜きました。
茎がえらく太くなっていますね。
この部分を切ってみたらかなりの肉厚で汁がしたたり落ちました。
茎はマーボー豆腐などに入れても美味しいそうです。
生物学的には茎と葉の区別は不明瞭だそうですが、丸い食べる部分は葉の下の葉鞘(ようしょう)とよばれるところが成長するにしたがって肥大したものなので、実は葉っぱなのだそうです。





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去年は200個くらい作りましたが、今年は半分にも満たないですが小屋につるしておいて少しずつ持って帰って調理します。













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20本くらい収穫したニンニクはあまり肥料をやってなかったので小ぶりですが、剥いてみると十分実用的な大きさでした。
低温の油で揚げたものを健康のために毎日2粒ほど食べています。











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最近畑でなにか匂うな、と思っていたら栗の木の花が咲いてました。
栗はブナ科ですが、スペルミンという物質が匂いの犯人のようです。
今から秋の栗ごはんが楽しみです。^^;










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ナスができ始めました。
細長い長ナスはいろいろ料理の使い勝手が良いので大目に植えました。













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イチジクが大きくなってきました。
背も高くなって防鳥ネットを突き破りそうです。
木は上に成長するものなので、ネットを破って自然に成長させることにしました。












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カボチャも受精して花の下がふくらんで実になっています。
今年はメロンが発芽しなかったので、予定していたスペースにスイカやカボチャを多目に植えました。












恐竜の骨

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平成18年 兵庫県丹波市山南町の篠山層群で1億1千年前(白亜紀前期)の巨大恐竜の全身骨格が見つかりました。
レプリカがあると聞いて現地の「化石工房ちーたんの館」を訪ねてみました。

舞鶴自動車道 丹南篠山口で下りて西へ10kmほどの場所です。
建物は壁から恐竜の頭と尻尾が突き出た愉快なデザインでした。







mSN3O3498館内には多くの恐竜骨格のレプリカが置かれています。
最大の丹波竜=タンバティタニス・アミキティアエはまったくの新種だそうで、学名のタンバティタニスが苗字でアミキティアエは名前のようなものだと説明されました。
ティタニスはギリシャ神話の女の巨人、アミキティアエは発見者のお二人の「友情」の意味だそうです。
新しい苗字ができたほどの新発見だった訳ですね。
どれほど大きいかは下の公園の模型写真をごらんください。
恐竜の他にもカエルや恐竜の卵の化石を含む2万点近く発掘されています。




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この日、たまたま第一発見者の村上さんがおられて入館者も少なかったので発掘現場のレプリカを前にして30分くらい直接質問したり、発見当時の興奮が伝わるお話しを聞くことができました。

素人が見ると骨と岩石の区別もつきませんが、骨を見ただけでどこの骨かわかるというのは相当な知識が必要でしょう。
村上さんは恐竜の絵本を書いたり子供たちへの普及活動もされていますが、既に新しい発見をした小さな考古学者もいるそうです。
日本で巨大恐竜の全身骨格が見つかったのは北海道のむかわ町穂別とここだけという事ですが
第一頸椎や脳函まで見つかるのは世界でも例が少ないそうです。



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ジュラシック・パークに出てくる恐ろしげなティラノサウルスの顔のレプリカ。
ティラノサウルスの歯を見ると捕食竜のそれですが、小さな前足は狩りに向いていない、ということで死肉をあさる掃除屋だったという説もありますが、小型の肉食恐竜も多くいたので大型のティラノサウルスより先に小型肉食恐竜が食べてしまったのでは?とも言われます。
大腿骨の遺伝子情報からワニなどの爬虫類より鳥類に近いことがわかったそうです。

草食竜にも割としっかりした同じくらいの数の歯があり化石が見つかっています。
丹波竜はシダ類を食べていたと言われます。



mSN3O3495ティラノサウルスに良く似た名前のティタノサウルス。
丹波竜はこのタイプで国内最大級の大型草食恐竜です。
卵は50cm くらいで生まれてから毎年1トン単位で成長して長さ十数メートル、体重十数トンになるそうです。 (脳の重さはわずか 100〜150g らしい)
全長30m のティタノサウルスなどは100トン近くあるある体を支えるのに毎日1トンくらいの葉っぱを食べていたといわれますが、白亜紀は温暖でそれくらい植物も豊富に生い茂っていたということですね。
これから長周期的には氷河期に入るらしいので、地球温暖化は大変結構なことではないかと私は思うのですが。。


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館内のクリーニングルームで小さな削岩機を使って骨と岩石を分離しています。
大きなかたまりを石膏で固めてまるごと持ち帰って何年もかけて部屋の中で発掘するようです。
最初に足まわりが見つかって、その後6回くらいの調査で全貌がだんだん見えつつあるようです。

北海道大学 小林発掘隊の見つけたハドロサウルスの全身骨格は死んだ恐竜が海をプカプカ流されて海底に沈んだため全身が保存されたそうですが、丹波竜は地上で死んだものだそうで、よく大きな全身が壊れずに残ったものです。





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車で10分くらいのすこし離れた場所に発掘現場があり、その近くに記念公園ができていました。
丹波竜の大きさがわかるでしょうか。













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奥に恐竜の尻尾すべり台などもあります。^^;















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公園から発掘現場に向かう農道には恐竜の足跡マークが。














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現場はこの裏の河原になります。















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上滝発電所記念館の横から河原に降りる階段がありました。
上滝発電所は篠山川の灌漑用水を利用してわずか70kWですが大正11年から昭和38年まで8集落に給電していたそうです。
殆ど人の来ない山中(川中?)にこんな意匠をこらした建物を大正時代から村民の力で作るところに日本の底力を感じました。









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急斜面のためか、扉に鍵がかかっていて川代渓谷の現場を踏むことはできませんでしたが、こんな場所でよく見つけられたな、という感じですが、川の浸食がなかったら見つかることもなかったのでしょうね。












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反対側には合鴨農法の田んぼなどもあります。
鳥が恐竜から進化したのなら恐竜もここの合鴨のような鳴き声だったのでしょうか。
中生代の恐竜に思いを馳せながら のどかな光景を楽しむことができました。












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