医局用PCとして使っていたZBOXが起動しなくなりました。
主に手術動画の圧縮と観覧、書類の印刷に使っていました。
有線LAN接続しないと医局プリンターに繋がらないので面倒。

お金も無いので取りあえず安物を購入。
2012年製のDELL VOSTRO 270sです。
CORE i5-3470s、HDD500GB、RAM4GBという構成。
メルカリで送料込み(重要)で8000円。
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ヤフオクの相場は3870~10380円(平均7514円)。
送料込みで8000円は良い買い物だったと思います。
沖縄だと送料が3000円とかしたりするんですよね…。
しかもOffice2007付でした(使わないけど…)。

企業からの払い下げ品のようです。
プロダクトキーもしっかり。元はWin7 Proです。
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Win10 Pro 64bitでライセンス認証も問題無し。
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i5はいいにして、RAM4GBが社畜PCって感じですね…。

一応ホコリはあるも中身は意外と綺麗でした。
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PCファンのホコリも取り除かれてました。

RAMはDDR3 PC3-12800 2GB×2枚差し。
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無線LAN対応。
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その他レビューは下記が参考になりました。

DELLスリムタワーが更なるコンパクト化!Vostro 270s
http://www.pasonisan.com/vostro-pc/vostro270s-dell.html

そのままでも使えますが少しはパワーアップしたい。
メルカリで中古の8GBメモリを3200円で購入。
これでRAM10GBになって動きに余裕がでました。

PCI Express x16があるのでM.2SSDも導入します。
アダプターは色々ありますがAmazonで中華製を購入。

アダプタは1300円程度。
M.2SSDはメルカリでSamsung 256GBを3400円で購入。
SAMSUNG MZVLM256HEHPというものです。

小型ファンが付いているのが決め手でした。
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取付は問題無し(若干挿さりにくいですが)。
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青いアクセスランプが眩しいです。

問題無くデータドライブとして認識されました。
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NVM Expressで動いています。
中古ですがあまり使われてなかったようですね。

定番のCrystal Diskmarkを…
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比べものにならない程の圧倒的な性能差です。
これは是非ともブートドライブにしたい。

しかし、データドライブとしては認識されはしますが、
Win10起動前はBIOSにも認識されません。
B75チップのM/Bですが古すぎるようです。
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SATAではないのでダメなようです。
当然Internal HDD devicesでもありません。
M-keyのM.2SSDなのでSATA接続も出来ません。

余談ですがSATAだと速度は落ちるようですが、
体感的はあまり差は感じないようですね。

ただ、Win10のインストールUSBからは認識できます。
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インストールまではできるのですが再起動でこけます。
BIOSで起動ドライブとして認識されていないからです。

仕方ないのでキャッシュでも置いてお茶を濁すか…
と思ったらCLOVER EFIなるものがありました。

やっぱりみんな似たような事を考えるのですね。
下記を参考に導入します。

NVME非対応マザー(?)で改造無しにブートしようとした顛末
https://cresrock.wordpress.com/2017/05/17/nvme-boot_with_nvme-unsupported-uefi/

古いNVME非対応PCにNVME無理やり搭載高速化
https://ameblo.jp/okadatk/entry-12459241851.html

上記を参考にCLOVERの起動USBドライブを作成します。
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NvmEpressDxe.efiを下記にコピー。
EFI > CLOVER > drivers > UEFI

今後は挿しっぱなしになるので小型USBにしました。
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1回Win10をインストールして汚れたM.2SSDはクリーニング。
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このままだと再インストールできません。

「回復」画面に行きますが、この先にすすめない。
2020-03-16 08.37.20
起動ドライブとして認識されないのが原因?

DISKPARTを使って真っ新にします。
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パーティションも含めてきれいに消えます。

その後はGPTで初期化しておきます。
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BIOSのSecure boot controlを無効にしておきます。
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当然起動順序はUSBを1番にしておきます。

元々のメインドライブは物理的に外しておきます。
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まずはWin10のインストールUSBだけ挿します。
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HDDが繋がっていないとでますがF1キーで続行します。
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HDD繋げば出ませんが、今は起動ドライブでもあるので。

先述の通りインストール自体は可能です。
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再インストールなのでライセンスは後で認証されます。

Win10のインストーラーからは認識されます。
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何か警告が出ますが気にせずインストール続行。
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問題無く進みます。
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この後再起動しますが、当然またこけます。
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電源ボタンを押していったん電源を切ります。

Win10のUSBを外してCLOVERのUSBに換えます。
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もう壊れるまで挿しっぱなしです。

やっぱりまたHard-disk drive failureはでます。
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F1キーで続行するとCLOVERが起動します。
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左端がWin10の入ったM.2SSDになります。
ダブルクリックすると起動します。
2回目からは5秒で自動的に選択されます。

これで無事起動できました。起動は爆速です。
ブラウザの立ち上げとかもサクサクです。
Officeはまだ試していませんが爆速でしょう。

8GB×5回の書き込みで負荷をかけてみます。
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室温20度程度ですが44度まででした。
小さいながらファンが良く効いているようです。
音は気になりませんね。

元の500GB HDDは初期化してデータ用HDDとして再利用。
これでHard-disk drive failureはでなくなりました。
CLOVERのtimeoutを0秒にして爆速起動です。

結局トータルの費用としては下記の通り。
PC本体   :8,000円
M.2SSD  :3,400円
アダプタ :1,300円
8GBメモリ:3,200円
計:15,900円

転がっているSATA SSDを繋ぐだけでも良かったんですけどね。
面白かったので良しとします。
正直手術動画のエンコはかなり時間がかかって厳しいので、
将来的にはi9爆速エンコマシンを作ってみたいですね。
4K出力も今の構成ではできませんし。


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