日本でも、もう初滑りのニュースが入ってきているようです。
ニュージーランドはもうすっかり初夏で、冬の冷たい空気がちょっと懐かしい。



ヘリスキーガイドとしての初シーズンは、これでもないくらいの大当たり年!
特に8月初めの2週間はニュージーランドでは珍しいくらいのドライパウダーだった。






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Photo by Kevin Boekholt @ライシェック氷河





初年度はもっとテールガイドが多いのかなと思っていたけど、そんな事はなく結構あっという間にグループを渡されガイディングがスタート。


メスベンヘリスキーを立ち上げ、30年以上のヘリスキー経験のあるボスのケビンを含め、たくさんの経験豊富なガイド連中に囲まれ、これ以上ないトレーニング環境だった。






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Photo by Jamie Robertson @メキシカンマッドネス






朝のガイドミーティング、天候・雪質のチェックから、雪崩の安定性の判断、滑るラインの決定などなど、アロースミス山脈で30年間滑ってきたケビンの知識、経験は凄まじく、毎日彼の一語一語を聞き逃さないようにしていた。









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Photo by Jamie Robertson @ライシェック氷河





特にシーズン初めのまだ積雪が少ない頃、6月7月と雨が降り、凍った層の周りにこしもざらめ雪が発達。徹底的にこの弱層となりえる層の情報集めと観察を行った。

普通のスキー場の百倍近いエリアでツアーをやっているので、ものすごい広大なエリアが相手となり、情報集めもかなりスピーディでピンポイントに欲しい情報だけに絞る。








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Photo by Kevin Boekholt @ワイヤーフェンス






ケビンとの初日も、ヘリで山の上に降ろされたら、まず彼からピンポイントでスノーピットを掘る位置を言われ、素早くモグラのように雪を掘り起こして、雪の層をチェック、テストをしてノートに取る。

その間に、ケビンとお客さんはもう滑り終わってピックアップポイントにいるから、さっさと板を履いて雪を楽しむ間もなくほとんど直滑降で滑り降りて、足がパンパンになりながらまたヘリに乗り込む。そんな1日だった。






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Photo by Kevin Boekholt






地図で見比べても、他のヘリスキーのエリアに比べると、断然アロースミス山脈の地形は素晴らしい。

どこの方角から雪が降っても、必ず良質なパウダーが滑れて、なおかつ一番の強みは他のオペレーターがいない事。複数の会社が同じエリアでヘリスキーをすれば、もちろん鉢合わせる事もあるし競争になる。

アロースミス山脈でヘリスキーをしているのは、メスベンヘリスキーだけなので本当に広大な山々を贅沢に貸し切る事が出来て、質の高いスキーを体験できる。








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Photo by Wes  @カリプソ



誰かが、ニュージーランドのスキーをケーキに例えるとヘリスキーはケーキの上のイチゴだなんて言ってたけど、そうかもしれない。

こんな最高な環境に恵まれたことに感謝しつつ、新しいステージでのこれからが楽しみです。