新年早々の大地震と飛行機事故で人並みに驚いている。聞けば事故を起こした海保の機体というのは、被災地支援のために新潟に向かう機だったというではないか。

オリンピックをやれば汚職まみれ、万博をやれば費用の爆増、災害支援をやれば飛行機事故。なんでもつなげて考えてはいかんのかもしれないが、国家的オペレーションの遂行能力が落ちているように思う。

確かに政権与党はカルト教団と見境のない乱交状態のうえ、大量の裏金に溺れているわけで、そういう連中が官僚の人事を握っていれば、有為の人材ほど国家機構からは離れるだろうから、国力も衰退するというものだ。

よりにもよって災害の中心地である石川県の行政トップは、官房機密費でアルバムを作って買収工作したことを明け透けに語るプロレスラーである。しかも彼は帰郷できずに官邸にいるというのだからブラックジョークのようだ。

災害派遣の自衛隊員には頭が下がるが、どういうわけかこの国は災害派遣時に自衛隊員に迷彩服を着用させる。被災した倒壊家屋や土砂災害現場で視認性を下げるなど、危険極まりないとかねがね自衛隊員のために心配している。蛍光色のビブスくらい身に付けされるべきだ。国家的非合理の犠牲になるのは軍人の宿命とはいえ、不憫なことだ。犠牲者が出るまではこのままなのだろう。

こんなにもだらしのない国になってしまったのかと、絶望を禁じ得ない。やはり国政選挙ですら4割が無投票の国は、政治が腐敗して国力が落ちるのだ。