コーラス ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、
ジャン=バティスト・モニエ、
マクサンス・ペラン、ジャック・ペラン
出演のヒューマン。
公開日:4月9日

☆ストーリー☆
1949年、フランスの片田舎。
失業中の音楽教師クレマン・マチューは、「池の底」という名の寄宿舎に赴任する。
この学校には、親をなくした子供や、
素行に問題があり親元を離れた子供たちが集団生活していた。
暗い瞳の子供たち。
複雑な思いを抱いたまま学校内に足を踏み入れたマチューは早速、
過激ないたずらで用務員に大ケガを負わせた子供たちと遭遇する。
さらに、驚いたことにそこには「淋しさ」ゆえに心のすさんだ子供たちに、
容赦ない体罰を繰り返す校長先生がいた。
学校全体が温かさのかけらもない殺伐とした雰囲気で溢れかえっていた。
しかし子供たちの心を理解したマチューは決して彼らを叱らず、
体罰も加えないと決意する。
子供たちに本来の純粋さや素直さを取り戻してもらおうと、
マチューは彼らに「あること」を教えることを思いつくのだった。
それは「合唱団」を結成し、歌う喜びを教えることだった。
最初は面白半分だった子供たちも、
徐々に歌うことの素晴らしさ、楽しさに目覚めていく。
そんなある日、マチューは誰もいないはずの教室から"奇跡の歌声"を耳にする。
驚いて教室の扉をあけたマチューの前にいたのは、
学校一の問題児、ピエール・モランジュだった。
歌うほどに磨かれていくピエールの才能に触れ、
この天からの授かり物を埋もれさせてはいけないと考えたマチューは、
面会に来た母親ヴィオレットにピエールの進路を
真剣に考えるように相談を持ちかけるのだった。
美しいヴィオレットの微笑みに淡い恋心を抱くマチュー。
しかしマチューと母親の親密さに嫉妬したピエールは
マチューに心を閉ざしてしまう。
そんなピエールの気持ちを理解しつつも、
マチューはピエールに対してあえて荒療治に出る。
それは、彼から歌を取り上げ、
無視することで逆に自らの才能に気がついてもらいたいと願ったうえでの決断だった。
ある日、噂を耳にした伯爵夫人が歌を聞きに学校にやってくることに。
伯爵夫人のご機嫌とりに忙しい校長先生を尻目に、
生徒たちは日ごろの練習の成果を披露する。
合唱団から離れてひとりぼっちで佇んでいたピエールに、
遂にマチューは「歌え」と合図を送る。
マチューに許され、歌うことの歓びを実感したピエールは、
失意の中から燃え上がった幸福をかみしめながら歌いはじめるのだった。
発表会も大成功に終わったある日、
校長先生の出張中にマチューは子供たちと遠足に出かける。
しかし学校に戻ってみるとある悲惨な事件が起こっていた…。

☆cocoaの感想☆
世界的指揮者に成長したピエール。
幼い日に自分の生き方を変えてくれたひとりの音楽教師と彼、
彼らたちの絆を描いたストーリー。
またも音楽映画ですが、この映画のコーラス隊の歌は
リヨンに実在する「サン・マルク少年少女合唱団」の子供たちが歌っている。
なのでほんとに美しく、耳心地がよかったです。
実際に出演しているのはピエール役のジャン=バティスト・モニエ。
そのソプラノは「天使の歌声」と呼ばれているそう。
マチューは心を閉ざした少年たちに、歌うことを通してなにかをすることの楽しみ、
人との触れ合い、将来の希望、生きる喜び、を伝えようとする。
そしてそれは、少年たちだけではなく
学校で働く教師たちの価値観をも変化させていった。
予告を観た感じでは、泣くような感動作なのかな?って思ってたけど
マチュー役のジェラール・ジュニョの、コミカルで優しい笑顔と演技が
笑いをもたらし、ほのぼのさせてくれる。
観終わったあとはさわやかな感じがします。
さすが“文部科学省特別選定”の映画、って感じです。
主役のピエールとならび、とっても可愛かったペピノを演じたのは、
なんとジャック・ペランの息子さんだとか。
映画デビューであの存在感。うーん、これからが楽しみな感じです。

コーラス ←公式サイト
★★★★☆