母の高校受験の話しを聞く。

試験の休憩時間に
控え室にいた祖母に
出来た?と聞かれ
「私が落ちるなら
ここにいる全員が落ちる」
と言い放ち、室内が
ドン引きの空気になったらしい。
まったく母らしいエピソードだ。

親の考えで勉強が出来たにも関わらず
不本意にもランク下の高校に行く事になり
進学しても回りと馴染めず
アイドルにきゃぁきゃぁ騒ぐ同級生を
見下していたそうだ。

その話しをそのまま次男にしていて
「そのアイドルに騒いでたタイプが かかやなぁ」
と言うと
「誰から生まれたんや」と笑われた。
まっ いわゆる反面教師ね。

優等生だった母に
いつも正しく真っ直ぐな道を
先に先に振り翳されると
とりあえず反発した娘時代。

正しいかも知れないけど
それだけが正解ではないという
屈折した考え方が身についた。

けれどその事が
自分の子育てには
大いに役に立った。
他人と比べて
どうこう思わずに済んだ。

そんな事を思い返せば
歩いて来た道は
回り道でも
少しも無駄じゃなかったと
今なら思える。



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花唐草鉢 石井桃子さん