2010年02月11日

彼とその仲間たちは、
それぞれに重い荷物を背負いながら旅をしてきた。
それは愛するものとの別れだ。
故郷を離れ、それぞれの目的を持ちながら、
仲間同士の強い絆に導かれて一緒に旅をする彼らにとって、
背負った荷物が重ければ重いほど、
仲間との絆をより深める原動力となるように見受けられる。

音楽家は仲間すべてを失った。
考古学者は母と故郷を消された。
剣士は古い親友を、医者は恩師を失った。
狙撃手と料理人は故郷に愛するものを残し離れた。
船大工と航海士は育ての親を殺された。
そして彼らは信じる船長の下、
仲間として集まり、旅を続けている。一繋がりの財宝を求めて…。
彼らの求めるすべてのものはその財宝を探す旅の途中にあるのだ。

彼らを率いる船長、
数奇な生い立ちとたとえようのない不思議な魅力を持った船長が、
今、かけがえのない大事なものを失った。
実はその船長、彼は今まで大事なものを失っていなかった。
というよりもその度量の広さゆえ、
失ったという意識すらなかったのではと思われる。
だからこそ船長は、その一番大切な「兄弟」を失うことを
極端に恐れていたのではないだろうか。

彼が一度も経験したことのない別れ、大切な「兄弟」を失う痛み。
今の今まで奇跡的にそれを経験してこなかった彼が、
とうとうその痛みを眼前に突きつけられた。

いったい彼はどうなってしまうのだろうか。
自分の野望を追い求め、その姿勢と魅力で周囲をひきつけ、
自分の命をその野望に簡単に賭けることが出来る男が、
一番恐れ、忌み嫌う、「兄弟」との別れ。
どれだけの辛さを今後、彼は味わうのだろう。

少なくとも私は、こんな展開を望んでいなかった。
読者は作家の意思に従うより他に術はない。それは知っている。
嫌なら読まなければいい、それだけだ。
そして私は次も読むだろう、このままではすまされない。
ただ、これだけは作者に言っておきたい。

尾田先生、ちゃんと責任とってくださいよ。

saxでした、

エースが死ぬなんてねぇ…。そりゃないぜぇ…。

…んっ?ONE PIECE第574話のことですが、何か?
sax252


(16:02)

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