2013年04月08日

館長 庵野秀明 特撮博物館
  〜ミニチュアで見る昭和平成の技』
先日から愛媛県立美術館で開催されております。
昨年の夏、東京で開かれていたこの展覧会、
今年になって地方巡業することになったらしく、
松山が最初のドサ廻り地になったんですねw

昨日は強風のため、
いろいろ予定していたことが中止・変更になりまして、
ぽっかりと身体が空いてしまいましたんでねぇ。
先日から道々のポスターで気になっておりました
この展覧会に行くことにしたわけです。
sax2013040804

結論から言うと、思ったより楽しかったw
sax2013040803

こんなことしてしまうぐらい、楽しかったw

特にこの会場内で上映されている10分足らずの
短編映画「巨神兵東京に現わる」…。
全編CG禁止というシバリのもと、
日本の誇る特撮技術者たちが、
惜しみなくその発想と技術を披露してくれています。
メイキングのビデオ上映もあって、
このブースだけで2〜3周できますよw

6月23日までやってますからね。
これはみんな、観にいったほうがイイです!
>ワタシはもう1回、行くつもりですw

saxでした、

この博物館のコンセプトの1つとして、
「失われていく特撮技術の継承を模索する」
というのがあるみたいですね。

CGでなんでも簡単に表現できてしまう昨今、
局地的・特異的に日本で発達した特撮技術の
そのほとんどが、もはや無用のものと化す。
必要とされなくなった技術は、いずれ、
継承されることなく衰退し、消滅するわけですなぁ。

ここで問われるのは、
特撮映画というのものの捉われかたでしょうな。
虚構・ウソの世界を、それと解って楽しめないと
決して成立しない映像を、限りない手間と労力を
惜しまずつぎ込んで、まるで本物と見まがう
ディテールで作り物を造作して表現する。
でも観ている観客には、アレは作り物だ、と
ちゃんと解っている。解っているからこそ、
その作り手の表現したい世界観を共有できる。
わかりやすい言葉で言うと「マニア向け」です。

近年、どこやらの政治家が
「文楽に存続する価値があるのか?」という
テーゼを投げかけていましたね。
万人に必要とされなくなった娯楽に、
万人の公僕たる役所が金をかけて存続の労を
費やすことが許されるのかという投げかけでした。

特撮映画も、もはやその域にあるのかもしれないですね。
石膏とFRPで作ったビルが圧縮空気でなぎ倒され、
バルサ材と針金で作られた東京タワーがひん曲がり、
段ボールと銀紙でできた飛行機がピアノ線で空を飛び、
発泡スチロールでできた潜水艦がゼリーの海を泳ぐ。
それらを観た子どもたちや若者たちが、
「あんなモンは作り物じゃん、興醒めだよねぇ」と
いうならば、特撮映画は文楽と同じ道をたどるでしょう。
それもまた時代の流れということなんでしょうかなぁ?

芸術とその表現方法、娯楽とその提供方法、
文化としての芸術と、商業としての娯楽、
動いた金額の多寡だけでは、その2つに
線を引くことはできないと思いますが、
金というのはわかりやすい指標であることも事実。

ワタシがガキのころ、テレビをつけたら
毎日のようにアタリマエにやってた娯楽が、
伝統芸術として保護されなければ消滅すると思えば
ほんのちょっとだけ、文楽協会のジイちゃんたちの
言い分も解るような気がしたんですよねw

まあ、まだ、特撮映画は間に合うよw
皆さん、手先の器用で純真な(単純なw)ガキを連れて
この展覧会を観にいってくださいな。
ほんで「ボクも特撮映画を作りたい!」と言わせましょうw

(12:56)

この記事へのコメント

1. Posted by BOB   2013年04月08日 21:44
戦隊モノのシリーズ辺りだと。。。
CGで、がちゃがちゃ合体していく巨大ロボには、なんとなく違和感を
覚えるわけですよ。
が、次男あたりは当たり前だと思ってる。

しゃあないっすね。。。

昨日、ヤマトのリメイク版が始まったけど、フルCG戦艦の動きが気持ち
悪くってw
物理法則を無視しまくった動きだから、余計にヤダww
2. Posted by sax   2013年04月08日 22:30
やっぱり『サイエンス・フィクション』じゃないとねぇw
屁理屈だろうと小理屈だろうと、それなりの理屈が
通ってこそ、力業で観客をねじ伏せる迫力が生まれるのさねw
目ェに見えんディスプレイの内側だけで感動せぇっちゅうのが
あざといのは、みんな直感的にわかってるのよねぇ。

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