前回にMaisonDe「Because of Summer」の記事をポストいたしましたが、その直後に新作「The MaisonDe Ⅱ」がリリースされまして4曲EPと少々こじんまりした感じですがその4曲でメンバー全員が参加してしっかり作り込んでおり、立派なリリースペースだなぁと。前作のヌケの良い作風は完全に飛び去り、今作はマイナー調の重心低いトラップものに。

4曲中、ガツガツとラップするスタイルのものは「Over Flow」の1曲に限られ、その他3曲はゆったりとしたラップで統一されておりまして、なんとなくローテンションな印象ですがリリックが何れも情緒に満ちた柔らかなものが中心に展開しておりますので総合的に非常に豊かな作品だなと。

ビートは非常にシンプル。音数を絞ってミックス等で一つの音を濃くする方向で曲に深みを出しており現代的で非常に良いなと。ラストとなる4曲目はよりメロウな方向で締めたいということなのか、極力シンプルながらも音数を増やして厚くしてる感じでEPとはいえメリハリあって良い感じです。

MaisonDeが良いなと思うのが、ヒップホップに良く散見されるオラついたエピソード、不幸自慢にほぼ頼らず「仲間」を意識した世界観だなと。『音楽での成功への期待』がめちゃくちゃ強いのでリスナー的に共感とまではいきませんが親しみは持ちやすいんじゃないかなと。ぜひ聴いていただければ。


- おまけ感想 -

・ こういう大所帯グループにおいて良くあるのが『声で誰が誰かわからない問題』。本作、1曲目から人数が4・3・3・2と非常に把握しやすい割り振りになっておりますので、何周か意識して聞けばすぐに分かるようになるかと。

・ グループ内では誰がディレクションとってるでしょうね。

・ 既に人気と知名度はかなりのものだと思いますが、グループの今後を決定づけるようなアンセムが早く出て欲しい。

・ 楽曲は毎回一定以上のクオリティを保っているもののグループとしての色がイマイチはっきりしてない気がします。

・ 「Because of Summer」のカラッとした雰囲気が好きだったので、出来るならそっちに進んでくれたほうが好きになれたなと。

・ ツイッターでの更新通知してます
 

スタジオの隅でイージーに撮った用な感じがビンビンなんですが…
panda

本作はMVも即公開。こちらのほうが聴いてほしい感じなんでしょうかね。