介護の仕事をし始めたころ、Uさんはまだ70才代だったかと思う。
当時、定員10名の一軒家を改装したデイサービスで働いていた。
こじんまりとしたアットホームな雰囲気で評判の事業所だったように思う。

僕は介護のことは右も左もわからず、唯々利用者さんが喜んでくれることを
自分の喜びのように日々していたように思う。
よく弁当作って外出もしたし、コーヒー飲みに出かけたり、
時には高速飛ばして豊浜まで海水浴にも行ったたことがある。
利用者さんからの要望で結構怪しいレクもしました。

今のデイサービスでは畏れ多くておいそれとはできませんが
もう時効かな(笑)

さてその施設から、社内移動で移動し、転々としているうちに
Uさんとは年賀状のやり取りを除いては疎遠になっていました。

でもUさんが入院し、自宅での生活が難しいとなり、施設を検討することとなり
健やかガーデンココロンに入居し、運命(?)の再開が一昨年あった。

そして保安官が『愛コンシェルココロン』に移動し
またUさんも引越し。

そのときの第一声が忘れられない
『ここで死ねますか?』
そのときは何の気なしに軽い気持ちで『大丈夫ですよ』と答えましたが

先月末にその言葉が急に重みを増した

つい先日Uさんとゆっくり話す機会があり、
『いろんな時代でいろいろあったがその時々で私は満足でした』
『あなたという人に会えたことはよかった』と淡々と話されていた。
人生に後悔もなく、穏やかで、
まるで季節が移ろい冬に向かうように
自然な人生を過ごされたような
諦観の境地を感じた。

最期はわからない。

愛コンシェルココロンの保安官として、慌しく業務をこなしていますが、
一人の介護バカ人間として初心を思い出しながら、
喜んでいただけることをし、関われたらいいと思う。

そして施設の職員さんの力を借りて、満足のいく人生を過ごしてほしい。


介護保険制度は本当にそこで役に立ってくれるかな?

いかん、最後にいらん邪念が浮かんでしまった。

これも妙な経験の長さか???