本の紹介

2011年11月03日

我が家の書籍事情が元の路線に戻る

 以前「我が家の書籍事情が・・・」というタイトルで、珍本の紹介をさせていただきましたが、あれらの本を自力で発見する能力が無いため、今まで通りの本棚に戻ってきました。

 ほっとしたような、残念なような微妙な心持です。

WEB+DB PRESS 総集編 [Vol.1〜60]



 過去号を一気に整理できるお馴染み総集編です。
 これは本当お得!! と思いながらDVDで付属している過去号のDVDを読むことが無いのは自分だけではないはずw

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(たまーに過去号の記事を読みたいときがありますよね。全号のタイトルだけでもいいので索引があるとGood!!)

日経ソフトウエア 2011年 12月号 [雑誌]



 今月号の日経ソフトウェアはWindows Phone 7特集です!!
 付録もVisualStudioの入門冊子とMSづくしですねぇ。

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(表紙とか中身の漫画が公共の移動ツール内で開き辛いですw)

iPhoneデジカメプログラミング



 カメラアプリ楽しいですよね!!
 ちょっとiPhone勉強中。

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作ればわかる!Androidプログラミング



 Android一年生です!!
 手を動かす系の本に興味があったので購入。

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 Unity本をまとめ買いしようと思ったけど、
 読んでない本がこんなにあることに気が付いた今日この頃でした。








2011年10月26日

我が家の書籍事情が・・・

 多忙につきなかなか本を読む時間が作れないのですが、
 ある出会いをきっかけに我が家の書籍事情が変な方向に遷移しつつある気がします。

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 「レーション・ワールドカップ」世界の軍隊のご飯をレビューした命を懸けた熱いドキュメンタリーです。

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 「お艦の味」これまた死を覚悟した記者の勇気により生まれた一冊。戦艦にも食堂のおばちゃんはいるのでしょうか?

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 はい、広島には旅行の友という由緒正しいふりかけがあると知り、期待に胸を躍らせましたが、なんだのり玉じゃんな感じでした。
 (これは広島の人の前で言うと危険な発言かもしれない・・・)

 とても楽しく読ませていただいております、はい。


2011年04月09日

読書メモ:新世界より

 貴志祐介の「新世界より」を一気に読み終えた。
 水曜日の夜に容疑者Xの献身を読んでいるから、木金の平日二晩で文庫本で上・中・下に渡る長編に目を通したことになる。一気呵成に読み切らせる力を持った作品でした。

 読んでいる途中の感じはスティーブン・キングの長編の持つ中毒性に近いです。

 上巻は近未来の生活、生物達を描きながら、破滅への予感を感じさせるまさしくホラーなじわじわくる恐怖を味わえます。
 続く中巻で、いくつかの謎が明らかになり、革新に近づきならが大きな別れと、下巻に繋がる出会いを体験します。
 そして、最後の下巻はまさに楽園時代の終わりともいえるカタルシスと終幕。

 読み応えのある長編をお探しの方はぜひどうぞ。


 (貴志祐介といえば天使の囀りも是非読んでほしい作品です)





 

 

2011年03月03日

読書メモ:ジーン・ワルツ

 面白かったら映画を見に行こう位の気持ちで読んだのですが、

 本を読んだ後に映画を観る気力は起きない

 という気持ちになってしまいました。

 いえ、批判とかではなくて今年一番の賛辞を送りたい書籍です。

 ただ同じ衝撃を立て続けに味わうには辛すぎて、

 本を読んだ後に映画を観る気力は起きない

 という、とても賛辞に聞こえないけど全力の賛辞のつもりという表現になってしまいました。

 本書「ジーン・ワルツ」(遺伝子のワルツですね、タイトルも好いです)は、産婦人科を舞台に現代医療の問題などを交えつつ、出産の悲喜を描いていくのですが、悲の方が非常に読んでいて胸が締め付けられました。

 悲しい運命を前にするのは常に女性で、彼女たちはそれを正面から受け止めていく・・・。
 作中の一人の男性がその現実と向き合えず逃げてしまう様は、この悲しみを受け止められる女性の強さと、物語だとわかっていてもショックを受けてしまう自分の駄目っぷりを象徴しているようでした。

 良い本です、心を揺さぶられました。でも、映画はブルーレイになったころに見たいと思います・・・。

 
 

2011年03月01日

読書メモ:ザ・チョイス



 エリヤス・ゴールドラットの書籍はいつも教えられることが多い。
 一冊目の「ザ・ゴール」から一貫して突き詰めた洞察と、事象を簡潔に表現する理論的な美しさは損なわれることなく綴られ続けている。

 本書の副題に「複雑さに惑わされるな!」とあるように、著者は複雑な企業構造から簡潔でシンプルな解を見つけ出すことで、問題がクリアされると述べている。

 この感覚の小なりはプログラミングしているときにかんじる"もっとシンプルになるはず"というあれに近いのかもしれない。

 突き詰めて考える際に、トートロジーに陥らないことも警告している。
 日ごろの失敗やできなかったことに「あいまいで形の無い」理由をつけていることは多い。

 あんまり深く考えるのが得意ではないだけに勉強になる一冊でした。今日より明日はちょっと時間をかけて考えるようにしよう。




2011年02月27日

読書メモ:ICO

 今日はクリーンインストールして以来放置していたメインPCに開発用のソフトをインストールしたり、VPSサーバーをレンタルしたりと主に環境構築をしていた。

 ブログの更新頻度も上がってきて、これからガシガシWindows Phone 7開発して記事を書くぞ、という気運が感じられるね、と我ながら思ったりする今日この頃ですが、実は単に"コタツから抜け出した"ことによる副産物に過ぎなかったり・・・。

 「コタツには魔力がある」

 といった先人は誰だっただろうか。
 けだし、昔の友達というオチだったのだと思うけど、最近までコタツの引力から抜け出せないオールドタイプ状態でした。

 コタツ期間はノートPCメインで作業していたけど、やはり画面も小さいしタッチパッドもイマイチ使い慣れない、なによりコタツでTV見ながらミカンを食べるという黄金パターンの誘惑は強い!!

 暖かな日差しに誘われて地上に出たクマよろしく、コタツを抜け出したわけで、今日も環境構築中に読んだ本を紹介。

 宮部みゆきのICO、宮部みゆき=ミステリという思い込みで読み始めましたが、ゲームのノベライズ&ファンタジーでした。

 そういえばブレイブ・ストーリーという先例もあったなぁ、と読みながら思い出す。

 宮部みゆきといえば新潮文庫の赤い背表紙のミステリー達が真っ先に浮かびます(揃えて並べると結構壮観なんですよね)がファンタジー作家としても味がありますね。

 本書は魔物が住むお城の生贄として主人公が奉げられるという、わりかしよくある展開から始まるのですが、主人公を取り巻く人々の心情描写が流石というか、ホロリと来ます。

 そして最後で明らかにされる真実は、ミステリー作家お得意の驚愕の事実。この辺は期待を裏切りません。

 じっくりミステリーの予定が思わずファンタジーになった一日でした。

  





coelacanth_blog at 23:05 この記事をクリップ!

2011年02月26日

読書メモ:最近読んだミステリー

 先週ぐらいから北村薫と三津田信三の小説まとめ読みしました。



 これまで紹介して来たた同じ著者の「師匠と私シリーズ」とは違って、こちらはコミカルで気軽に読めます。
 一冊のページ数も半分くらいなので一気にシリーズ3作品を読んでしまうことも可能。

 内容はお嬢様で作家で名探偵担当の覆面作家さんと、編集者でワトソン役のコンビが事件を解決しているほのぼのミステリー。

 最初に師匠と私シリーズから入った学生時代にこういうライトな作品も書けるのだなと驚いた記憶がよみがえりました。

 シリーズは残り2冊で完結。
 ライトなミステリーをお求めのあなたにぴったり。






 続いては、以前紹介した「師匠と私」シリーズ。

 







 これまで六の宮の姫君がシリーズ最後だと思っていたが朝霧という作品があるらしい。
 学生時代の記憶を振り返ってみると、どうも六の宮の姫君という作品が気に入らず、続編への興味を失っていたよう・・・。六の宮の姫君は私の好きな太宰と平安時代物という取り合わせなのだが、どうも物語より薀蓄が勝ちすぎる構成が不満だったの思う。同じような感慨を京極夏彦の鉄鼠の檻で感じたのを強く覚えている。

 読み返してみても、シリーズの魅力より太宰、菊池寛などへの言及に文字を割きすぎている感じた、この辺は成長してない。
 ただこれまでの作品と違い"私"が謎を解き明かす展開は、その喜びを共感できて楽しめた。
 読み返すことで印象が好転した。朝霧を読んでみたいと思えたのも収穫といえるのではないだろうか。


 引き続いて三津田信三オンパレード。
 先週の水曜日ぐらいに一冊目の作者不詳を本屋の特集コーナーでふと手にしたのが皮切りだから、読みに読んだものだ。



















 ミステリーとホラーの融合というテイストで、ミステリー小説とB級ホラー映画を愛する私の嗜好にぴったりと当てはまる。
 全体的に呪われた古い家、霊感を持つ主人公という話が多い。北村薫にしろ三津田信三にしろ作中での書籍への言及が豊富で書籍好きとしてはこういうところも嬉しい限り。

 

 これもライトな感じのミステリー。若竹七海の作品は何作か読んでいるのだけど同じ架空の市を舞台にしたシリーズの5作目とか(ぜんぜん気がつかなかったシンクロしてるのかほかの作品も読み直してみよう)。

 2週間でこれだけ読めたのだからミステリー好きとしてはなかなか充実した時間といえそう。
 (プログラマーとしてはサボり気味ということなんだけど・・・。)

coelacanth_blog at 23:27 この記事をクリップ!

2011年02月24日

本の紹介:Begining Windows Phone 7 Development

 Windows Phone 7のアップデートが来ているはずですが、全端末というわけではないのか、少しずつ更新が来るのか自分の端末ではまだアナウンスがありません。
 (早くアップデートを試してみたい・・・)

 というわけで、アップデートが来ないので、Windows Phone 7の書籍を紹介。

Beginning Windows Phone 7 Development は入門書としては網羅的で適した書籍だと思います。

 チャプターを見ても

1. Introducing Windows Phone 7 and the Windows Phone Platform
2. Building Windows Phone 7 Applications
3. Using Cloud Services As Data Stores
4. Catching and Debugging Errors
5. Packaging, Publishing, and Managing Applications
6. Working with the Accelerometer
7. Application Bar
8. WebBrowser Control
9. Working with Controls and Themes
10. Integrating Applications with the Windows Phone OS
11. Creating Trial Applications
12. Internationalization
13. Isolated Storage
14. Using Location Services
15. Media
16. Working with the Camera and Photos
17. Push Notifications
18. Reactive Extensions for .NET
19. Security


 基本的な機能はしっかり押さえていて、なおかつマーケットプレイスへの登録も解説してくれているのがうれしいポイント。

 SilerlightなりC#の知識があることが前提で書かれていますので、その部分は別の書籍や入門サイトで学んでおく必要があるかもしれません。

 今自分はカメラからの画像を使った機能を実装しているのですが、この本が役にたっています。

 (最近思うのは洋書ってPDFなどのデジタル形式の方が翻訳サイトにさくっとコピペできて楽ですね…。いや、紙は紙で味があるんですが)



2011年02月22日

読書メモ:秋の花

 Windows Phone 7ネタを色々溜めていて、そろそろアウトプットしなければ、と思っているのですが、

 2作紹介したんだから3作目も、と勢いに任せて北村薫の秋の花 (創元推理文庫)を紹介します。

 これまで紹介してきた「空飛ぶ馬」「夜の蝉」に続く師匠と私シリーズの3冊目。

 今回はいつものような短編集ではなく長編となっています。

 これまでが日常に潜むちょっとした違和感を掘り下げるミステリーであったのに変わって、今回は一人の少女の死の謎を紐解いていくという点も、これまでの作品とは異なるところ。

 とはいえ、どうして殺すのか、殺人方法は? という謎解き風味はあまりなく、

 先に逝くもの、残されたもののどちらがより悲しいのか?

 というような喪失について考えながら読み進めることになるはずです。

 そんな感慨を抱きながら読んでいくうちに「野菊の墓」について言及が始まったときには「ずるい!!」と思わず非難してしまいました。

 野菊の墓を読んだのは高校の頃だったと思いますが、あのときのやるせない悲しみを思い出してしまいました。

 (格言:秋の花の正しい読み方は「野菊の墓」を一読してから読むこと)

 脱線しますが、自分の中の高校時代に読んだやるせない悲しみ本ベスト1,2が「野菊の墓」と宮本輝の「青が散る」です。

 脱線から戻って――
 本書は先に逝ったものの母親が口にするこんな一言で終わります。

 「――眠りました」

 前に読んでから10年以上立ちますが、この結びは覚えていました。
 優しい言葉でありなおかつ、目覚めというまだ続きがあることを思わせる一言。

 どちらがより辛いのだろう・・・

 悲しいけれど優しい物語をぜひ読んでみてください。



 

読書メモ:夜の蝉

 読み終えると誰かに話したくなる、感想を書きたくなる本というのは良い本の証なのではないかと思う。
 流れとしては面白味がないのだけど、先日に引き続いて北村薫の本について書くのは、そういう衝動にかられたからであり、もうその時点でこれ以上何かを書く必然性は無いのかもしれない。

話したくなるような良い本です

 以上、おしまい。



 まぁ、これでは衝動が収まらないわけで…。

 「夜の蝉」は前作「空飛ぶ馬」に続く、師匠と私シリーズの2作目。
 落語家の円紫さんが探偵役で、女子大生の「私」(多分作中で名前が出たことは無い)が日常に潜むミステリーを解き明かす推理小説なのだが、「私」の文学的でそして初心な視点というフィルターを通して体験する物語の中で、ふっと垣間見える「悪意」であったり「残酷」さにゾッとさせられるホラー小説としての側面もある。

 表題でもある「夜の蝉」がやはり本書のエピソードの中でも秀逸で、ほのぼのメイン、そしてちょっと切ない気持ちで読み進めていくとスッパリと心を切りつけられてしまう。
 
 夜中の怪談ではないが、このお話にはお化けが出ます。

 宮部みゆきの火車を読んだ時に近い、ゾッとする気持ちになれること間違いなし。

 個人的におすすめするのは「夜の蝉」を読んだら間をおかずに三作目である「秋の花」を読むこと。
 「夜の蝉」の夏祭りのシーンでほんの少し登場する2人の女子高生を記憶にとどめた状態かそうでないかで「秋の花」の出だしのイメージがかなり変わると思います。

 学生だった頃に読んだときは、2作目と3作目を読むのにかなり間があったので気が付かなかったので一幕だけ登場した2人連れについてはほぼ失念していたと思います。

 こうやって本の感想を書いていると、まさに「良さを伝えたい気持ち」と「ネタバレ」の凌ぎ合い、言葉で何かを伝えるというのは難しいなぁと嘆息します。

 まだ読んでない人が一人でもこの本を手にするきっかけになれば幸いです。




 

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