読書記録

2011年04月10日

読書メモ:「食堂かたつむり」「四畳半神話体系」

食堂かたつむり



 タイトルと表紙に惹かれて購入。
 映画化もされているようで、読み終えて即映画をレンタル。

 原作は料理とその材料の説明が非常に楽しく、おなかが減る作品でした。
 全体の展開は朗らかで明るいのですが、最後のエピソードは親子の和解という点では予想していた通りでしたが、内容は予想以上に胸をつかれるものでした。

 映画は・・・良いところも色々あったのですが、総合的には微妙・・・。メルヘンな演出と、あまりおいしそうに見えない料理が残念。





四畳半神話体系



 こちらもタイトル買い。
 調べてみるとこちらはアニメ化されているよう。

 本書は4つの章で構成されており、それぞれが同じ時間を主人公が別々の選択を選んだとして描かれるパラレルな展開。
 それぞれの選択で、他の章で描かれなかった部分に答えが与えられるなどのシンクロを見せる。・・・というSF的な面白さもあるけど、本書の魅力は登場人物の奇抜ぶりと、猫ラーメン、海底二万マイル、カステラというモチーフ達、これらが合わさって不思議な世界を醸造しています。

 アニメ化向きなキャラクター達だと思いますが、この世界を映像化するのは難しそう。アニメも見てみようかなぁという気になりました。



2011年04月09日

読書メモ:新世界より

 貴志祐介の「新世界より」を一気に読み終えた。
 水曜日の夜に容疑者Xの献身を読んでいるから、木金の平日二晩で文庫本で上・中・下に渡る長編に目を通したことになる。一気呵成に読み切らせる力を持った作品でした。

 読んでいる途中の感じはスティーブン・キングの長編の持つ中毒性に近いです。

 上巻は近未来の生活、生物達を描きながら、破滅への予感を感じさせるまさしくホラーなじわじわくる恐怖を味わえます。
 続く中巻で、いくつかの謎が明らかになり、革新に近づきならが大きな別れと、下巻に繋がる出会いを体験します。
 そして、最後の下巻はまさに楽園時代の終わりともいえるカタルシスと終幕。

 読み応えのある長編をお探しの方はぜひどうぞ。


 (貴志祐介といえば天使の囀りも是非読んでほしい作品です)





 

 

2011年04月07日

読書メモ:最近読んだミステリー



 ガリレオシリーズはドラマから入ったので俄ファンです。
 容疑者Xの献身も映画が先でした。

 映画は堤真一さんが影(表?)の主役である犯人を見事に演じており、福山、柴崎ペアに期待して見たのですが、良い意味で期待を裏切られました。
 魍魎の匣、ローレライといい、彼が出ると芯が一本通ったように映画が安定しますねぇ。

 原作の小説版は、短く記述された犯人の最後の慟哭が印象に残りました。
 映画でも良いシーンでしたが、少ない言葉で描画された小説のラストも見事。

 TVシリーズもレンタルして再びみたいなぁという気になりました。
 

2011年04月03日

読書メモ:最近読んだミステリー

 自分の中では三月に好評開催中だった宮部みゆき月刊の最後の一冊、
 鳩笛草を読了。
 
 何らかの超能力を持った3人の女性が主人公の短編が3つ収録。
 燔祭は「クロスファイア」にも登場する青木淳子の初登場作品。このクロスファイアはスティーブンキングの傑作キャリーの影響を受けた作品であり、本書の「朽ちてゆくまで」という物語のラストもキャリーをイメージさせる炎に包まれる展開。宮部みゆきの超能力ものは随所にキングへのオマージュが感じられます。

 個人的に印象に残ったのは「朽ちゆくまで」、最後にちょっと救いがあるものそこに至るまでが悲しすぎて電車待ちの駅で目頭が熱くなりました(怪しい人だ…)。

 それにしても超能力者は現代を舞台にすると不幸になっちゃいますね。ファンタジーだったら異能者として大活躍なんですけどねぇ。



2011年04月02日

読書メモ:最近読んだミステリー

 3月は宮部みゆき月刊でした。
 手元にもう一冊読み残しがあるので4月頭もキャンペーン継続。

 長い長い殺人は、各章の語り手が登場人物の持つ財布という趣向が面白い。
 それだけではなく社会の病理を描く筆致は(毎度ながら)見事。ミステリーとしても楽しめる作品でした。



2011年03月27日

読書メモ:東京下町殺人暮色



 宮部みゆき月刊引き続き。
 近所の古本屋に並んでいる分を読み切ったら別の作家に移ろうと考えながら、書架の一角を削っています。

 宮部みゆきさんは下町を描くのがすごく上手な作家ですが、今回の舞台は下町らしさを残しつつもウォータフロントとして変わりゆく様子を描いています。この時代背景が作品に良い刺激を与えていると思います。

 こうやって立て続けに読んでみると、主人公が子供の作品が多かったのだなぁと気が付きました。
 昔読んだイメージだと女性が主人公の作品が多かった気がしたのですが。

2011年03月21日

読書メモ:最近読んだミステリー

 10年くらい前に読んだ本を色々読み返しているのですが、昔の印象と今読むと随分感じが違って、昔の自分は当てにならないというか、自分もものの捉え方が違ってきたのだなぁと思います。



 突然5億円の遺産を贈られることになった家族の物語。
 世の中の好機の視線をシビアに描くあたりは後の模倣犯などの作品を予感させます(予感というか知っているんだから傾向が見受けられるとかですかね)。
 最後に宮部みゆきらしい驚きの展開が待っています。



 今夜は眠れないの主人公2人が登場するシリーズ第二段。
 今回は主軸のひとつに主人公の一人の恋が描かれています。一人称視点での恋の話って読んでて恥ずかしいですね。

 最後はちょっと悲しい結末・・・。

(余談)このシリーズ内容は結構大人の残酷な世界を描いているんですが対照的に挿絵が子供向けのお話風なんですよね。前に読んだときにこのイラストとのギャップが上手いなぁと感心した記憶があったのですが、どうも角川文庫で今風のイラストに変わってしまったようです。
 もちろん私は昔のイラストのやつを買いました。



2010年10月10日

本日購入書籍(10/10)

 8月と9月は仕事に明け暮れゆっくり書店に行く暇もない状態でしたが、ようやくほとぼりも冷め(?)、久しぶりに市内の大型書店にぶらりと立ち寄りました。

 年末も近づき財布のひもはしっかりね、な時期にもかかわらず、書店から出たときには小脇に紙袋に入った書籍が…

 

Silverlightリファレンスブック 応用編



 データバインディングやリソースの利用、ビヘイビアなどの他の本にはあまり紹介されていない機能が紹介されているので買って損はないと思います。
 Silverlight4についても書かれています。

 ただリファレンスとしての網羅性があまりないのと、リファレンスという体裁のせいか各項目の説明やコードが非常に少ないのが残念。

 

 

言語設計者たちが考えること



 自分が触ったことのある言語や、その日触った言語をつまみ読みすると面白いですね。
 なんというか「この言語のここが嫌いなんだよなぁ」と小生意気に愚痴りながらコードを書いていたけど、設計者の項目を読むと良くわからないなりに親近感がわいてきて許せてしまいます。

 来年のテーマとしてC#はまだまだ継続学習中だけど、AWKとPerlを便利に使いこなすという目標があったのでAWK、Perlの章は楽しく読ませていただきました。



 もちろん嫁や子供にはこの散財は内緒です・・・


2008年08月24日

本棚に追加しました

 読んだ本の紹介ページに何冊か本を追加しました。
 本の追加は、CakePHPのbake機能で簡単なデータ追加ページを作成して、そこからデータを追加しています。
 こういう処理が簡単に行けるのが、scaffold機能付きのフレームワークの便利なところですね。

 今回追加した本はオブジェクト指向の入門書という感じで、
 自分が新人時代にオブジェクト指向について読んだ2冊の本を追加してみました。

 結構前の本なんですが、
 最近出たオブジェクト指向の入門書で良書とかありましたら、
 教えてください。

2008年06月01日

本の紹介:ウェブ時代5つの定理

 今更ですね。
 グーグル、アップルや、シリコンバレーの熱あふれる人々の金言を、
 著者の経験も交えながら紹介する、非常に熱い本です。

 グーグルのCEOなった、
 エリック・シュミットがまず過去の経験則を捨てて、
 自分の振る舞いを変えたという逸話などは、
 ただただ刮目。

 新しく何かを始めるときや、
 ちょっと後ろ向き、下向きになったときに、
 活力をくれる本として、手元においておきたい一冊です。




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