2010年12月31日

初めの挨拶

2008年11月8日、開設。
「クアールと風変わりな同居人」にお越し頂き、ありがとうございます。

当サイトは、株式会社トミーウォーカー運営のPBWでの活動を綴ったブログとなります。

『TW2:シルバーレイン登録キャラクター』
◆ケーシィ・リガルジィ
◆ネリム・アイギルス
◆ヴァスカ・ハスクリー

『TW3:エンドブレイカー!登録キャラクター』
◆ウィアド・ブランク
◆ティグレ・フィガロ

2009年10月31日に、
ツクモガミネット運営のPBW「螺旋特急ロストレイル」での活動を開始しました。

『ロストレイル登録キャラクター』
◆アルド・ヴェルクアベル
◆オルグ・ラルヴァローグ
◆クアール・ディクローズ
◆ベルゼ・フェアグリッド

以下は注意事項とさせて頂きます。
初めて観覧する方は、一度だけ目を通してもらえたら幸いです。

こちらのブログでは"同居人"の知人、結社の名は伏せるつもりでいます。
ただ、ご本人からの許可を得られたならば、この限りではありません。

更新内容は、部屋の住民達(PC)のロールプレイを交えてお送りしております。
たまに個人的な趣味の一環として、ショートストーリーも書いています。

コメントに関しましては、個人への中傷、攻撃、挑発、批判発言は禁止です。
その様なコメントは発見次第、こちらで然るべき処置をさせて頂きます。

それでは改めまして、宜しくお願いします。

coeurl6461 at 22:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年11月13日

螺旋:空中庭園の一時

ディクローズの拠点、ベルゼの空中庭園にて。
ハロウィンパーティももうじき終わりと言う頃。


アルド「あっ、秋のセクタン大量発生の報告書、出来てたみたいだね」
キリル「……?」
アルド「ああ、キリルは知らないんだっけ。少し前にセクタンっていう……この世界の不思議な生き物がいっぱい出てきたことがあるんだ」
キリル「セクタンなら聞いた、聞いたことある」
アルド「うん、なら話は早いね……で、その大量発生してる中に僕が巻き込まれちゃったんだよ」
キリル「……大変、だった?」
アルド「最初はねー。 しばらくしたら慣れてきちゃったから、少し遊んでたけど」

キリル「……。(読んでいた本を閉じる)」
アルド「あれ、その本って」
キリル「ベルゼ。 ベルゼが買ってきた本。 貸してくれたの」
アルド「へぇ〜、ベルゼが本を……あ、この白い蝙蝠って」


ベルゼ「おぉーいアルドーっ、林檎酒持ってこーいっ! キシシシシッ!」
アルド「あーもう、酔っ払いめ! 今行くから待っててってばーっ!」


キリル「……この、白い蝙蝠って、きみ? きみのこと?」
???「……。 そうかモ、しれないネ」


ツィッター上でのキリルの人気がすっごいです。
イラストを製作してくださったくうあ絵師様、ありがとうございました。
ふわふわもふもふーなかわいい子になりました、スカーフのアクセントが素敵です。

キリルは狼族、猫族の間に生まれた混血種、といった感じの獣人です。
姓は『ディクローズ』となっていますが、クアールとの血縁はありません。
背後設定の一つに『生まれ故郷の名を姓とする風習がある』とあるので、出身地は同じですが。



さて、本日の感想レポートは
アルド・ヴェルクアベル参加の【トレインジャッカー】、
ベルゼ・フェアグリッド参加の【古書店『Pandora』】の二本立てとなります。

ご覧になられる際は、『続きを読む』からどうぞ。


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coeurl6461 at 22:36|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 普通の雑記。 

2010年11月06日

螺旋:階段の塔にて

ディクローズの拠点、階段の塔にて。


ベルゼ「ったく、世話焼かせやがって」
???「……。」

ベルゼに手を引かれている狼頭の獣人は、猫尾を力なく揺らしながらうつむく。

ベルゼ「そーいやお前、キリルっつったか?」
???「ぼくの名前、名前。なぜ知ってるの?」
ベルゼ「鞄に書いてあったぜ、キリル・ディクローズ」
キリル「……でぃくろーずなんて名前、知らない、知らないの」
ベルゼ「そうかよ、けどまァ時期にわかるこったなァ?」
キリル「……。」

ベルゼ「(コイツがもしも、ディクローズの村に関連してるヤツだとしたら……)」
キリル「手が痛いよ、痛いから放して」
ベルゼ「放したらテメェ逃げるだろ」
キリル「うん」
ベルゼ「じゃあ放さねェ」
キリル「……。」

ベルゼ「(……俺の夢に出てきた、ワードの手掛かりを何か握ってるかもしれねェ)」
キリル「……?」
ベルゼ「(絶対に逃がさねェぞ……、このガキも、ワードも、絶対に……絶対に。)」


またもや更新が止まっていました、すみません。
お知らせすることが沢山溜まっております、以下の続きはベルゼの夢レポートを二件になります。


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coeurl6461 at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 普通の雑記。 

2010年10月16日

螺旋:本の傷

ディクローズの拠点にて。

黒いローブを着込んだ南瓜(クアール)が、ぼんやりとリビングの椅子に腰掛ける。
テーブルを跨いだ先には、オルグとアルドがなんとも複雑な表情を浮かべていた。

クアール「……さて、どう話すべきかな」
オルグ「報告書は読んだ……ヤバい状況だったらしいな」
クアール「ああ、不注意とはいえここまで追い込まれるとはな。 シャレにならない」
アルド「まだ痛むところある? 必要なら治癒の魔法とかも」
クアール「俺は診察を受けたから大丈夫だが……本がな」

クアールは腰紐に下げていた本を、テーブルの上に置く。
表紙は爪痕に抉られ、酸化した血で赤黒く染まったそれにオルグが顔を顰める。

オルグ「うわ、派手にやられてるな……直せるのか?」
クアール「修繕は俺じゃできない。 医療スタッフにいい腕の古本屋を紹介してもらう」
アルド「古本屋? そこで直せるの?」
クアール「恐らくな」


オルグ「ところで……」
クアール「……?」
オルグ「……その、ツッコんでいいかどうか迷ってたんだけどな。 なんで南瓜被ってんだ?」
アルド「かぼちゃと言うか……ジャック・オ・ランタン?」

クアール「もうじきハロウィンだから」


椅子ごとずっこける狼と猫を残し、クアールは本を手にして自室へと戻っていく。
その様を遠目から眺めていたベルゼは、わざとらしくため息をついた。

ベルゼ「あーあ、道理で急に身体がダルくなったワケか……ケッ」
オルグ「お、ベルゼ。 なんだ、調子悪ぃのか?」
ベルゼ「……別に」


【拝啓、医務室のベットより】の感想は『続きを読む』からどうぞ。

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coeurl6461 at 15:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 普通の雑記。 

2010年10月13日

螺旋:心の壁

ディクローズの拠点、ベルゼの空中庭園にて。

クアール「……自らも死ねば、彼女の元へ逝き、その地で守り続けられる、か」

クアールは先日出来た冒険報告書を眺めた後、静かに目を伏せる。

クアール「……そんな場所、あるわけがない。死んだら無に帰るだけだ」


ベルゼ「テメェが俺の庭に来るとはな、どういう風の吹き回しだァ?」
クアール「俺はチェンバーの管理人だ。状況を管理する必要がある。無論、ここも」
ベルゼ「明後日の方向むいた上に目ェ閉じてか? 器用なこった」
クアール「もう終わったよ、少し風に当たっていただけだ」
ベルゼ「そうかよ。 まァ勝手にしてな」
クアール「…………」

ベルゼ「あー、そうだ」
クアール「?」

ベルゼ「メテオが言ってたゼ、お前の口から『俺』ってセリフ、いつ聴けるンだってな?」
クアール「……誰がその噂を広めたかは知らないが。 それに答えるつもりはない」


クアールの『俺』口調、密かに望まれているのでしょうか。
んー、それに関しては以下の追記でちまっと書いてみます。

それでは、【共】の感想はいつもの『続きを読む』からどうぞ。
それと、コメント返信が1件あります。


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coeurl6461 at 15:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 普通の雑記。