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July 17, 2007

十三粒目「日本に珈琲がやって来た!」

日本で最初に珈琲を飲んだ人は誰だと思う?
これまた答なんかわかるわけないんで、想像力をたくましくして、
勝手に楽しもうよのコーナー。

 江戸時代、鎖国の間、出島でだけ許された外国との貿易。
このタイミングで、珈琲が舶来品としてやってきたのはイメージしやすいよね。
まぁ、好んで仕入れたっていうより、出島のオランダ人がおいしそうに飲んでて、
幕府のおエライさんが、「そのものは何と申すか」とか言って、
オランダ人が「これ超ウメエからオサムライさんも飲んでみ!」とは言うものの、
ドス黒いその飲み物を口にするには勇気がいるもんで、
自分の家来に、「おいオマエ、これ飲んでみろ」っていう・・・
 結局後世の記録や文献には、この幕府の人が出てきたりするんだろうけど、
本当に最初に口にしたのは、この毒味役(?)の家来だよね。

 また、もうひとつなかなか信憑性があるのが、
オランダ人によって、淹れ方まで教わり、味わった当時の遊女の存在。
これはちゃんと資料にも載っているんだ。
流れとしては非常に自然だし、十分ありうるよね。

 珈琲を飲んでみた感想を述べたわが国最古の文献を書いたのが、
太田蜀山人(おおたしょくさんじん)っていう人、スゴイ名前だよね!
この人、幕臣だし、儒学者だし、戯作者だし、いわゆる文化著名人ってやつ。
グルメでも知られていたこの人の珈琲の感想は・・・

「『カウヒイ』っつうものを飲んでみたんだけどよ、
てやんでぇ、あんなもん焦げ臭くて飲めたもんじゃねぇよ!」

 ってなもんであった。

うまけりゃいい珈琲だけど、そううまくもいかなかったようだね。


coffeebunmei at 13:42│Comments(0)TrackBack(0)

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