喫茶ラルゴで開催中の「石原清雅 江南OB交流展」。
6月30日(日)に、石原さんご本人による展示解説が行われました。

今回の交流展は、石原さんが長年書道教諭として在籍した釧路江南高校の卒業生の皆さんの活躍を紹介、それを称える石原さんの書も展示しています。

開始時刻ちょうどに一人でお越しになり、「じゃあ、始めるかね」。
よく声の通る石原さん、「マイクはいらない」と言われましたが、念のためのお節介で使っていただきました。

P1100921 (2)


約30分、立ち続けたまま熱のこもった解説をして下さいました。

解説の後はご参加の皆さんと談笑。

P1110042
左は釧路市在住の中川(旧姓岡野)廣二さん。

ブラジルに柔道を広め、1972年の五輪ミュンヘン大会で柔道ブラジル代表チームの監督を務めて初のメダルをもたらした、釧路江南高校出身の岡野脩平さんの甥にあたる方です。

中川さんは、今回の展示にあたり、ブラジル在住の岡野脩平さんに連絡して当時の新聞記事のコピーを送っていただくなど、大変ご協力下さいました。
P1110035 (3)


柔道の話に花が咲いていたようでした。
P1110051 (2)
P1110048 (4)


余談ですが、以前、岡野家一族のご自宅は現在の喫茶ラルゴのすぐ真裏にあったそうです。不思議なご縁ですね。


1966年、釧路江南高校の野球部エースとして甲子園に出場し、一回戦で延長の末惜しくも敗退。
その後阪神タイガースに入団し活躍した平山英雄さんを称賛する石原さんの書。
P1110088
音別町の特産品「富貴紙」(フキガミ=植物のフキで漉いた和紙)が使われています。
富貴紙は手漉きのため流通数が少なく、何枚も使って書き直すことができないそうです。

P1100964
「平山くんの"一球入魂"とは比較にならないけれど気持ちはわかる。絶対失敗できない、この一枚しかないという気持ちでやらないと駄目ですね。人間、緊張感を持ってないと。」
はい。思わず背筋が伸びます。



この日は、石原さんのお弟子さんである書道家の安部清堂さんに司会進行をお願いし、展示解説終了後は「拓本」(石碑に紙を密着させ、上からタンポで墨を打って写し取るもの)の実演もしていただきました。
P1110002 (2)
P1110080
ムラにならないよう力加減に気を配りながら手早く仕上げていきます。かなり神経と体力を使う作業のようです。

P1100989
こちらは石原さんの作品。
石原さんは一時期この拓本に熱中し、遠くは九州まで拓本の道具一式を背負って旅をして、気に入った石碑があれば写し取っていたのだとか。


いくつになっても好きな事に熱中して、緊張感をもって、新しい挑戦を求め続ける石原さんに大いに刺激と感銘を受けた一日でした。

石原さん、安部さん、ご来場のお客様、ありがとうございました!

P1110087
↑石原さんから「お土産」をいただきました。
皆さんに差し上げてくださいとの事。ご来店の際にご自由にお持ち帰りください。
展示会は7/13(土)まで開催しています。


(スタッフS)