劇団コギト2016年度卒業公演ブログ

劇団コギト2016年度卒業公演

『めぐりめぐりゆく、』

作・演出:林揚羽
2017年2月18日(土)→21日(火)
20170106

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林揚羽。彼女をなくしてコギトは語れません。

コギトをご贔屓にしてくださっている方はご存知でしょう。

今回の卒公で一緒に卒業する新田が、紹介も兼ねて彼女について語ります。

ちょっと長くなりますが、卒業生ということで甘えさせてください。お付き合い頂けると嬉しいです。



彼女ほど「どんな人?」に答えられない人を私は知りません。

大胆なようでいて繊細で、高慢なようでいて謙虚で、感情的なようでいて論理的。

好きとか嫌いとかいう次元じゃないですね。いや、もちろん好きなのですが。無関心ではいられない人です。気高くて、可愛い人です。


彼女がコギトに入団した時、私も一緒にいたので、当時のことは今のコギトの誰よりも知っています。
大学入学前からコギトについて調べて団員や過去公演を把握しており、新歓公演を、全公演(5回)観ていました。

入団後すぐの7月公演、彼女と私は一緒に役者をやりました。中学高校と6年間演劇をやっていたとはいえ、あまりにも違う大学演劇に戸惑い、苦悩していました。高校演劇のやり方が染み付いてしまっていたために、演劇初心者だった私に羨ましいとさえ言っていました。その時の四年生には大変お世話になり、卒業公演では、彼女も私も涙が止まりませんでした。尊敬している先輩方を精一杯送り出した、かけがえのない公演でした。
彼女はこのとき、自分も3年後、こんな卒公を打てる卒業生になりたいと言っていました。

それ以来、今公演に至るまで彼女と私の共演はありませんでした。
彼女は演出を今公演までに2度しましたが、私がそれに出演することもありませんでした。

私が単位取得や単位取得に奔走している間に、彼女はメキメキと実力をつけ、いつの間にかコギトの中核を担う存在になっていました。

観に行く公演毎、巧くなっていくのが、コギトを必要としていくのが、コギトに必要とされていくのがわかりました。どんどん遠くなっていく気がしていました。


でも、彼女はどんなに高みに行こうとも、同期を大事に思ってくれていました。

今回、最後に彼女の演出のもと、彼女と共演することができて、本当に幸せです。簡単なようで難しかった夢が実現しました。


彼女は、後輩たちから見て、私たちが1年のときの4年生のようになれたのだなあと思います。彼女を中心に、藤森、武田と可愛くて頼もしい後輩たちと一緒に稽古場で作品を作り上げている今が、かけがえのない尊いものです。


彼女がいなくなったコギトはどうなってしまうのだろう、と思うこともありますが、きっと、大丈夫なのでしょう。彼女がいなくても、彼女の残した色は残り続けます。彼女の塗った色の上に、また誰かが色を塗り重ねていくのでしょう。そのとき、彼女の色が透き通って見えるはずです。


私がコギトを去ることも、彼女がコギトを去ることも、藤森や武田がコギトを去ることも、どうしようもなく寂しいです。


彼女は昨日の夜公演の前に「どうしよう、あと3回で終わっちゃう」と言って泣きました。
でも、「まだ終わってないよ。」
今が尊く、幸せなんです。私たち、噛み締めています。今この時を。

あのときは、とか、卒業したら、なんて今はいいのです。今なのです。
今の私たちを観に来てください。

今日と明日で最後です。

劇場でお待ちしております。
20170106


役者の遠藤瑞季です。今夜も月がきれいです。

本番まであと少しです。緊張感が高まってまいりました。手汗がやばいです。





今回はアヤ役の新田彩さんをご紹介します。





彩さんはペペロンチーノとミュージカルをこよなく愛する淑女です。

シャンデリア付きの居間で貴族と語らい、天蓋付きのベッドで眠りにつく毎日を過ごしています。


無題
画像は彩さんのイメージです。

でも8割こんな感じです。これが本人と思っていただいても差し支えないです。











【出演歴】
2013年度7月公演「ごちそうさま」
2013年度卒業公演「Sweet Spirit in the Room」
2014年度新歓特別企画「喜劇の1週間~あらヤダ、肩の力をお抜きになって~」
2015年度7月公演「ワン」
2015年度卒業公演「うしろ姿のしぐれてゆくか」
2015年度3月企画公演「贋作 ロミオとジュリエット」

・・・たくさんありますね。他にも音響を中心に様々な公演に携わってきた、ベテラン中のベテランなのであります。

そのため、やはり彩さんの演技は安定感があります。

声も姿勢も、表情もとても綺麗で、見習うべき部分がたくさんあります。

残り少ない稽古期間、彩さんの技術を少しでも多く吸収したいです。









僭越ながら彩さんにインタビューをさせていただきました。



Q,なぜ演劇を始めたんですか?

新田「それぞれの得意分野をいかして1つのものを作ることに魅力を感じていて、あと、ドラマや映画を見ていて、役者の演技や音響に対して自分ならこうするのになあ思うようになって。それでコギトの新歓公演を観たら、やってみたい!と思い、始めました。」



たしかに、彩さんの演技に対するこだわりには並々ならぬものを感じます。

彼女の安定感、安心感のルーツはここから来ているのでしょうか。





Q,最近ハマっていることは?

新田「ルパン三世。金曜ロードショーでカリオストロの城を観てからもうぞっこんです。最近はネカフェで観てます。」




ネカフェ行ってるんだ・・・。そもそもネカフェという単語を知っていたんだ・・・。

庶民派です。親しみが持てます。





Q,相手役・リホ(橋本莉穂)の印象は?

新田「繊細で気をとても遣っている人。誤解されがちだが、自分の芯というか、こだわりを持っていて、みんなに愛されている人。」





Q,自分の役の印象は?

新田「自分に似ていて共感できる部分がたくさんある。でも逆に似すぎていて、いかに自分と役を乖離できるかという役作りが難しい。」





Q,今回、タイトルが「めぐりめぐりゆく、」ということで、彩さんが巡ってみたい場所はどこですか?

新田「京都の寺社仏閣。」



それなら知恩院の石庭が良いですよ!最高です!





Q,最後に、共演者に一言!

新田「一緒にいい劇作ろう!」








最後まで丁寧に答えていただきました。

このブログをご覧の皆様、彼女の演技を観に国立までぜひお越しください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。




そろそろお時間のようです。それでは、彩さんのうしろ姿を見ながらのお別れです。

こちらを向いているのは相手役のリホ(橋本莉穂)です。
SNS用キャスト写真_7



それではまた、劇場で。




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2016年度卒業公演『めぐりめぐりゆく、』
20170106

2月18日(土)→21日(火)
入場無料(カンパ制)
@一橋大学西キャンパス学生会館1階演劇練習室


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