したらば

2017年09月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



459 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/09/16(土) 20:01:23 ID:F8p6elNc0

2017年9月1日(金)

「あ」
仕事の合間にだらだらしていたとき、ふと思い出したことがあった。
「どしたの?」
「今日、資格試験の結果発表だ」
「!」
思わずか、うにゅほがピンと背筋を正す。
「××が緊張しなくても」
「だって……」
「大丈夫大丈夫。たぶん、なんとかなってるって」
「でも、◯◯、はんはんって……」
「あれから何度か試験のときのことを思い返したんだけど、どう考えてもミスはない」
「……そか」
うにゅほの頬が緩む。
「では、ネットで合否を確認してみましょう」
「うん!」
Google検索から、当該ページを開く。
「合格者受験番号検索……」
「?」
うにゅほが小首をかしげる。
「とりあえず、受験番号を入力すればいいのかな」
受験票とにらめっこしながら、9桁の受験番号を打ち込む。
「わたし、なまえがたくさんかいてるのかとおもった」
「俺は、番号がずらっと並んでるのかと思った」
個人情報保護とか、そういう問題があるのだろうか。
「よし、と」
エンターキーを、気持ち強めに叩く。
切り替わった先のシンプルなページには、赤文字で一行、こう書かれていた。
「入力した受験番号は、合格者一覧にあります──だって」
「……うかった?」
「たぶん」
「やった!」
「いえー」
「いえー!」
ハイタッチを交わす。
「よかったね!」
「ああ、よかった」
「◯◯、がんばってたもんね!」
「それなりにな」
「それなりじゃなくて、すーごいがんばってたよ」
「……それなりにな」
ぽんぽんとうにゅほの頭を撫でる。
照れ隠しだった。
ともあれ、懸念事項がひとつ解決したのは喜ばしい。
来年にはひとつ上の資格を取得しなければならないが、それはそれ。
今くらいは解放感に浸っていてもいいだろう。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(11)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年09月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



442 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/09/01(金) 19:50:37 ID:axmEZoRs0

2017年8月16日(水)

「夏休みが、終わりました」
「──…………」
「終わってしまいました」
「はい……」
「今日から、また、仕事です」
「がんばって……」
「頑張ります」
「!」
ぴ、と敬礼してみせると、うにゅほも敬礼を返してくれた。
「……でも、正直、夏休み短いよね……」
「うん……」
「一ヶ月とかわがまま言わないから、せめて二週間くらい──」
そこまで口にして、ふと気づく。
「……学生みたいに夏休みって呼ぶから、期待はずれな気分になるんだ」
「?」
うにゅほが小首をかしげる。
「社会人にあるのは夏休みではない! お盆休みだ!」
「あー」
うんうんと頷く。
「同様に、冬休みは正月休みとなる」
「なるほど」
「夏休みが五日間だと短いけど、お盆休みが五日間なら妥当な感じしない?」
「おぼんって、それくらいだもんね」
「──…………」
「◯◯?」
「夏休みが欲しい……」
「……うん」
「名目はなんだっていいから、二週間くらい休みたいです……」
「がんばって……」
「頑張る」
「うん」
「頑張るので、ごほうびをください」
「なにほしい?」
「膝枕をしてほしい」
「そんなでいいの?」
「生足で」
「なまあし」
「具体的に言うと、ホットパンツで」
「きがえるね」
なんて素直な。
今日の仕事を終えたあと、うにゅほの生足膝枕を堪能した。
うん。
このためならば、頑張れる。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

18:00|この記事のURLコメント(20)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年08月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



426 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/08/16(水) 20:47:23 ID:B..2D8KI0

2017年8月1日(火)

空になったペプシのダンボール箱を畳んでいたときのことである。
「──ぐッ!」
胸を衝く痛み。
「◯◯……?」
俺の呻きを聞きつけてか、うにゅほが、読んでいた本から顔を上げる。
「──…………」
「どしたの?」
「……いや、なんでもない」
畳み終えたダンボール箱を、箪笥と壁のあいだに挿し込む。
「◯◯、ぐ、っていった」
「言ってないよ」
「きこえた」
「──…………」
「◯◯、けが、してない?」
「してないって」
「ほんと?」
心の底から心配そうに、うにゅほがこちらの顔を覗き込む。
言えない。
ダンボール箱のカドが乳首にクリーンヒットしただなんて、恥ずかしくて言えない。
しかし、うにゅほの追求は容赦ない。
「◯◯のこえ、いたそうだった……」
「う」
「ほんとに、けがしてない?」
「怪我は、してない」
「──…………」
じ。
上目遣いで見つめられる。
「──と、思う。そのはず」
「てー、きってない?」
「手じゃないよ」
「どこ?」
しまった、墓穴を掘った。
「──…………」
「どこ?」
「……乳首」
「ちくび」
「はい。カドで乳首を打ちました……」
なんだこの羞恥プレイ。
だが、うにゅほの反応は、予想を遥かに越えていた。
「みして」
「……はい?」
「ちくび、みして。けがしてるかも……」
「──…………」
「はい」
ぺろん。
うにゅほが、俺の甚平の上衣をめくる。
「ぎゃー!」
思わず後じさる。
「自分で確認するから勘弁してください!」
「えー」
どうして残念そうなんだよ。
うにゅほ、恐ろしい子。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

18:00|この記事のURLコメント(16)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年08月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



409 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/08/02(水) 00:35:01 ID:kWiOFaUA0

2017年7月16日(日)

「あめだー……」
「雨だな」
窓の外が、雨滴に煙っている。
雷様が雲の上でバケツをひっくり返したような天気だった。
「きょう、ずっとあめ?」
「天気予報だと、夕方には上がるみたい」
「どこにもいけないねえ……」
「どこか行きたかった?」
「……んー」
肯定とも否定ともつかない返答だが、うにゅほ歴の長い俺にはわかる。
行きたい場所はある。
だが、どうしてもと言うほどではないのだろう。
「晴れたら出掛ける?」
「はれるかなあ」
「晴れなかったら、のんびりしよう」
「うん」
休日を思い思いに過ごし、午後四時を回ったころのことだった。
「──あ、はれた!」
うにゅほが窓の外を指し示す。
「お、本当だ」
雨が上がり、雲のあいだから晴れ間が覗いていた。
「せっかくだし、出掛けようか」
「うん!」
「行きたい場所、ある?」
「うーとね、ゲームセンター……」
「珍しいな」
普段は俺が付き合ってもらう立場なのに。
「あのね」
「うん」
「おもちゃのかんづめね、あたらしくなったんだって」
なるほど。
「じゃあ、ゲーセン行ってチョコボール荒稼ぎしてくるか」
「うん!」
本日の釣果は、五百円で十六個。
銀のエンゼルが揃うまで、しばらくおやつはチョコボールである。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

18:00|この記事のURLコメント(19)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年07月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



393 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/07/16(日) 21:11:36 ID:eJXmlFGk0

2017年7月1日(土)

不穏な音と共にシーリングライトが点かなくなったのが、昨夜のことである。
丸型LED灯の口径を確認するためにカバーを外したところ、あることに気がついた。
「ネジが打ってある」
「ねじ」
「これ、そもそも交換できないのでは……」
「そうなのかな」
「型番で調べてみよう」
「うん」
「読み上げるから、メモってくれるか」
「かくのもってくるね」
型番で検索したところ、NECのLIFELED'Sというシリーズであることがわかった。
「あー……」
「わかった?」
「わかった。これ、LEDだけ交換できないやつだ」
「まるごと?」
「まるごと」
「おかねかかるねえ……」
「このシーリングライト、いくらだったっけ」
それがわかれば、予算を組める。
「ぱそこん、でない?」
「生産終了してるから──いや、検索ワード工夫すればわかるか」
再度検索する。
「7,690円だって」
「けっこうするねえ」
「まあ、必要経費だ。割り切ろう」
「うん」
「買いに行くとしたら、ヨドバシだけど──」
窓の外を見やる。
スコールじみた大雨が世界を煙らせていた。
「……明日にしようか」
「うん……」
「それにしても、今日は蒸すなあ」
甚平の上衣をパタパタさせる。
「エアコン、つけよ」
「……いいのかな」
「もう、しちがつだよ?」
「言われてみれば」
7月は、夏だ。
我慢する必要はあるまい。
エアコンを26℃に設定して、始終だらだらと過ごした。
涼しかった。
文明の利器、ばんざい。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

18:00|この記事のURLコメント(17)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年07月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



377 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/07/01(土) 21:21:02 ID:/Yh50urY0

2017年6月16日(金)

「◯◯」
「んー?」
「あさって、ちちのひ」
「マジで?」
「まじで」
完全に忘れていた。
「まあ、ちょっと良いウイスキーでもあげれば、ホイホイ喜ぶでしょう」
母の日とは違い、実に楽である。
「うーとね」
うにゅほが、言いづらそうに口を開く。
「おとうさん、ことしはおさけいいって」
「……マジで?」
「まじで」
「何が欲しいとか、言ってた?」
「いんたーねっとで、とれーなー、ほしいっていってた」
「トレーナー……」
「とれーなーって、ふく?」
「厚手の長袖シャツかな」
「おとうさん、よくきてる、ちゃいろみたいやつ?」
「そうそう」
「それがね、ゆにくろとかいったけど、いいのなかったんだって」
「それで、ネット通販か」
「うん」
「それって、俺たちが選んでいいの?」
「おまかせだって」
酒はいらんと言われたときはどうなることかと思ったが、それならなんとかなりそうだ。
「しかし、通販で服なんて買ったことないぞ……」
「しちゃくできないもんね」
「父さん、Lサイズだっけ」
「うん」
「通販サイトを一通り調べて、候補を挙げて、そこから二着見繕おうか」
「わたしと、◯◯で、にちゃく!」
「その通り」
ふたりでわいわい騒ぎながら、四千円前後のトレーナーを二着注文した。
父の日に間に合うだろうか。
まあ、間に合わなくてもいいけれど。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

19:00|この記事のURLコメント(17)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年06月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



362 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/06/16(金) 22:27:13 ID:da7KxcBc0

2017年6月1日(木)

「──……困った」
現状に、思わず頭を抱える。
「えい」
ぷち。
「てい」
ぷち。
うにゅほの細い指先が、アリを次々潰していく。
侵入口は、たしかに塞いだ。
だが、
「塞いでも、塞いでも、別の場所から出てくる……」
隅を塞げば、その上から。
更に塞げば、畳の下から。
食料があるでなし、何が彼らをそうさせるのだろうか。
「ありのすころり、きかないねえ……」
「入ってくるなり全滅させてるから、仕方ない」
「?」
「毒エサで巣ごと駆逐する薬剤だから、まず持って行かせないとダメなんだ」
「つぶさないほういいの?」
「それが悩ましいんだよなあ……」
アリの死骸をティッシュで拭いながら、言葉を継ぐ。
「たとえ毒が入っていたとしても、アリにとってエサであることに変わりはない」
「うん」
「家の中にエサがあると知ったら、アリはどうする?」
「──……!」
うにゅほの顔が、さっと青ざめる。
「毒で全滅するまでの短いあいだとは言え、これ以上入ってこられると対処のしようがない」
「そだね……」
「穴を塞ぐ以外で、アリが入ってこないようにできないかなあ……」
物理的に塞ぐから、別の侵入口を探すのだ。
それ以外の方法があるはずだ。
「あ」
「どした?」
「あみどにしゅーする、むしこないやつ!」
「虫コナーズか」
「うん」
「あれ、ユスリカとチョウバエ用だったと思うけど、効くかな」
「やってみよ」
「そうだな。物は試しだ」
侵入口すべてに、スプレーをたっぷり噴霧する。
果たして効果はあるだろうか。

一時間後、
「いなくなったな……」
「うん」
「でも、油断はできない。ちょくちょく確認しに来よう」
「はい!」

三時間後、
「いない」
「いないねえ」

六時間後、
「──虫コナーズ、アリにも効くんだな」
「すごい」
だが、楽観はできない。
明日明後日と効果が続く保証はないのだ。
アリとの戦いは、まだ始まったばかりである。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(16)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年06月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



345 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/06/01(木) 18:38:12 ID:K7EIZMvM0

2017年5月16日(火)

「──……ッ!」
跳ね起きる。
「わ」
目を白黒させるうにゅほを尻目に、大口を開けて姿見を覗き込んだ。
「──…………」
「……?」
「夢、か……」
ほっと一息ついて、ベッドに腰を下ろす。
「こわいゆめみたの?」
「怖い──とは、すこし違うかも」
前髪を掻き上げながら、先程の夢を思い返す。
「なんせ、見ているときは、ちょっと気持ちよかったくらいだからな……」
「どんなゆめ?」
「──…………」
すこし躊躇したあと、観念して口を開く。
「……自分で歯を抜く夢」
「ほわ」
「しかも、けっこうリアル」
「リアルなんだ……」
「歯がぐらぐらする感じとか、頭蓋骨に響くメキメキって音とか」
「うひー……」
うにゅほが自分の口元を押さえる。
「いたくなかったの……?」
「痛くなかった」
「きもちかったの?」
「抜くたびにすっきりして、さあ次だって感じ」
「──…………」
「全部抜かないと入れ歯を作れないとか、ぶっ飛んだこと考えてた気がする」
「へんなゆめだねえ……」
「ここ一年でいちばん変な夢だな」
「わたし、ゲームセンターで、うまいぼうとるゆめみた」
「取れた?」
「たくさんとれた」
「平和な夢だなあ」
「うん」
できれば俺もそっちを見たかった。
夢占い的にどうなんだろうとふと思ったが、信じてないので調べない俺だった。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(18)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年05月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



329 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/05/16(火) 20:47:50 ID:zfpugVKc0

2017年5月1日(月)

「五月だ!」
「ごがつだー」
「桜だ!」
「さくらだー」
「よし、ヨドバシ行くか」
「うん!」
コンテカスタムに乗り込み、エンジンを掛ける。
目的地はヨドバシカメラだが、特に用事があるわけではない。
新川沿いを南下していくと、
「わあ!」
「おー、咲いてる咲いてる」
10.5kmに及ぶ日本最長の桜並木が姿を現した。
もっとも、Wikipediaによると、本当に日本一かどうか定かではないらしいが。
「五月に入ったのに、まだ咲き始めだな」
「ことし、おそいねえ」
「毎年いまくらいの時期には満開になってるイメージあるけど」
「うん」
「綺麗だな」
「きれい……」
助手席のうにゅほが、こちらへ身を乗り出して、桜並木に見入っている。
少々危ないが、赤信号のときくらいは構わないだろう。
今年初めて見る桜。
何故なら、
「──うちの近くの桜の木、切り倒されちゃったからな」
「うん……」
誰のものとも知れない小さな庭園が、潰され、アパートと成り果てたのは、去年の出来事だ。
「……さくら、きれいだったのにね」
「そうだな」
「コロ、おちたはなびらたべたことあるんだよ」
「なんでも食うなあ、あの犬」
「ふふ」
数年前に死んだ愛犬の話をしながら、桜並木を行く。
時は移ろう。
何もかもが変わっていく。
それでも変えたくないものを、変わらないように、守っていく。
そうできたらいいと思うのだ。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(9)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年05月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



313:名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/05/01(月) 21:10:38 ID:BaNh4fu20

2017年4月16日(日)

「──……あちい」
ぐでー。
チェアの背もたれを限界まで倒し、天井を仰ぐ。
「昨日に引き続き、今日も暑い……」
「はちーねえ……」
「何度?」
「きのうにひきつづき、にじゅうはちど」
「窓開けるか」
「うん」
重い腰を上げ、南東側の二重窓を僅かに開く。
隙間から流れ込む春の空気。
「涼──しくもないか」
思いの外、暖かい。
当然と言えば当然である。
「……でも、きもちいね」
春の風。
春の空気。
部屋に立ち込める湿った冬の残り香が、春の匂いに押し出されていく。
「──そういえば、空気の入れ換えなんて何ヶ月ぶりかな」
「ゆき、あったもんね」
「寒いしな」
「うん」
新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込もうと、深呼吸をした瞬間、

「──うんこー!」

遠くから、男子小学生の奇声が轟いた。

「ちんこー! うんこちんこー! ちんこー!」

「──…………」
「──……」
うにゅほと顔を見合わせる。
「……その、げんきだね」
「元気なのはいいけど、いろいろ台無しだ……」
オリジナルのうんこちんこソングを聞き流しながら、溜め息をつく。
漫画から抜け出してきたようなアホガキだ。
「春だなあ」
いろいろな意味で。
「はるだねえ」
桜のつぼみは、いつほころびはじめるだろう。
楽しみだ。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(12)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年04月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



297 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/04/16(日) 14:03:01 ID:IkP4P6qU0

2017年4月1日(土)

4月1日、エイプリルフールである。
「うー……」
部屋の隅にうずくまって、うにゅほがなにやら考え込んでいた。
「××」
呼び掛ける。
「──あ、まって!」
「?」
「もすこしまって……」
「はあ」
しばし待つ。
「……きくらげは、くらげなんだよ?」
「××」
「まって、いまのなし!」
「いいけど」
しばし待つ。
「……えのきがそだつと、ホワイトアスパラになる……」
何故きのこ縛り。
「今年の嘘は、それでいいのか?」
「ばれた」
むしろ、バレないと思っていたのだろうか。
「まあ、それはいいとして」
「うー」
「夜、友達とごはん食べてくるから」
「そなんだ……」
「そんなに遅くはならないと思うけど、もし遅くなったら──」
「あ、それうそ?」
「残念ながら、本当です」
「そか……」
「というか、エイプリルフールのことなんて、今の今まで忘れてたよ」
「えー」
「もし遅くなったら、早めに寝てていいからな」
「うん」
うにゅほが素直に頷く。
「……それ、嘘だろ」
「うへー」
こんなとき、うにゅほが先に寝ていた試しがない。
「待つなとは言わないけど、あったかくしとくんだぞ」
「うん」
「ココアとコーンポタージュ、どっちがいい?」
「ココア!」
「わかった。帰りに買ってくるから」
「うん」
帰宅したのは、日付が変わるころだった。
せっかく起きていてもらったので、すこし遊んでから寝かしつけようと思う。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(13)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年04月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



280 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/04/02(日) 03:08:48 ID:gqStcMdc0

2017年3月16日(木)

「んー……」
マウスを軽く持ち、左右に振るように動かす。
「いまは大丈夫か」
「どしたの?」
「最近、たまに、マウスの挙動がおかしくなるんだ」
「こわれた?」
「壊れたとは思いたくないなあ……」
いま使っているマウスは、LogicoolのM950tである。
三年の保証期間は既に過ぎてしまったため、壊れたら買い換えるしかない。
「まうすのよび、あったきーする」
「予備はあるけど、予備は予備だよ。新しいのを買うまでの繋ぎ」
「そなの?」
「3ボタンしかない有線マウスなんて、いまさら使ってられないからなあ……」
「◯◯のまうす、ボタンたくさんあるもんね」
「8個かな」
「すごい」
「凄いだろ」
「そしたら、こわれたら、おなじのかうの?」
「そうしたいんだけど──」
キーボードを叩き、Amazonの当該ページを開く。
「これ」
「?」
うにゅほがディスプレイを覗き込み、
「──にま!」
あまりの値段に妙な声を上げた。
「廃番になって、プレミアついちゃったんだよ」
「たかい……」
「さすがに買えない」
うにゅほが無言でうんうんと頷く。
「壊れてないことを祈るしかないな……」
「だいじにつかお」
「ああ」
いつか壊れるのが道具の定めだとしても、そのいつかを遠ざけることはできるはずだ。
丁重に扱っていこう。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(19)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年03月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



264 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/03/17(金) 11:09:18 ID:28A1ghjw0

2017年3月1日(水)

「あ!」
仕事部屋にしている仏間で図面を引いていると、隣で暇そうにしていたうにゅほが唐突に声を上げた。
「えい」
なにやら手のひらを畳に押しつけている。
「どうかした?」
「むし」
「虫がいたのか」
「うん」
「潰したのか」
「うん」
「……どのくらいの虫?」
「ちいちゃいむし」
「そっか」
大きい虫、苦手だもんな。
俺もだけど。
「あー……」
自分の手のひらを覗き込んだうにゅほが、ティッシュで虫の残骸を拭い取る。
「虫が出てきたってことは、そろそろ春だな」
「そだねえ」
「あったかくなってきたもんなあ」
「うん」
「言うなれば、春告虫ってところかな」
「はるつげむし?」
「春を告げる虫。春告鳥はウグイスで、春告草は梅。春告魚は──なんだったか」
「はるつげむし……」
「まあ、潰しちゃったけどな」
「つぶさないほう、よかったかなあ」
「いや、潰してくれ」
「いいの?」
「春を告げようが何しようが、虫は虫です」
「はい」
「見敵必殺!」
「けんてきひっさつ!」
「私は仕事に戻るので、××隊員は他に虫がいないかチェックしてくれたまえ」
「はい!」
今年は自室にエアコンがあるので、窓を開けずに済む。
害虫を見ずに済めば良いのだが。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(16)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年03月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



250 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/03/02(木) 03:07:16 ID:N353/H7I0

2017年2月16日(木)

「……落ち着かない」
「?」
「ベッドの頭側って、やっぱこっちだって」
抱えていた枕をエアコンの真下に置く。
「あぶないよ……」
「言い出しておいてなんだけど、考え過ぎだと思う」
「でも、がたっていったって」
「寝入り端だったから、正直それも怪しいと思う」
「でも、おちたら……」
うにゅほが目を伏せる。
「要は、落ちないという確信があればいいわけだ」
「……うん」
「そこで、エアコン室内機の落下事故について調べてみました」
「はい」
「エアコンの落下事故には、二通りあります」
「はい」
「まず、取付工事が雑だった場合。これは、ちゃんとしたところに頼んだので、うちには当てはまりません」
「そかな……」
「触ればわかるけど、かなり頑丈に取り付けられています」
「さわっていい?」
「いいぞ」
うにゅほがベッドに上がり、エアコンの室内機に手を触れる。
「ガタガタする?」
「ううん」
ふるふると首を横に振る。
「このパターンは、ないと考えていいですね?」
「……はい」
あんまり納得してない感じだけど、続ける。
「もうひとつは、取付強度以上の地震が来た場合」
「!」
「この場合、壁自体が倒壊するので、エアコンとかもう関係ありません」
「こわいね……」
「怖いけど、こればっかりはな」
「うん」
「あと、エアコンが外れた場合でも、真下に落ちることってまずないんだって」
「そなの?」
「外に配管が繋がってるから、ホースでぶらんぶらんする」
「あ、そか」
「というわけで、エアコンの真下で寝ても大丈夫です」
「……うー」
「大丈夫です!」
「わかりました……」
心配してくれるのは嬉しいのだが、それは杞憂というものだ。
安心して床につこう。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(15)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年02月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



234 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/02/17(金) 02:40:29 ID:0yLSJMtg0

2017年2月1日(水)

床屋からの帰途の車中にて、不意に思った。
「豆大福が食べたい」
「いきなりだ」
「急に食べたくなった」
「でも、たべたいね」
「だろ」
「コンビニよる?」
「どうせ食べるなら、本格的なやつにしよう」
「ほんかくてき?」
「通り沿いに、たしか、小さな和菓子屋があっただろ。行ったことないけど」
うにゅほが小首をかしげる。
「あったっけ……」
「あるの」
「あるんだ」
「あります」
「おいしいかな」
「わからないけど、美味しいといいな」
「うん」
自宅までの道のりを行くこと数分、目指していた黄色い看板が見えてきた。
「ほら」
「あ、あっこか!」
「そうそう」
「駐車スペースは──」
愛車のライフの速度を緩め、
「──…………」
店舗の前をゆっくりと通り過ぎていく。
「……ない」
「あー」
切なげな声を上げながら、うにゅほが後ろを振り返る。
「すぎちゃった……」
小さな店舗だ。
駐車場がないことは承知していたのだが、店の前に巨大な雪の壁があるとは思わなかった。
「……あの店、お客さん入ってるのかな」
「わかんない……」
Uターンして再度スペースを探すも、駐車するのは不可能という結論に至った。
「──…………」
「……ローソンのまめだいふく、おいしいよ?」
「知ってる……」
知ってるけど、ちょっと切ない。
「春になったら、買いに行こうな」
「うん」
それまでに潰れなければいいのだが。





(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

16:00|この記事のURLコメント(30)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

2ch東方スレ観測所

このブログについて

当サイトは、2ちゃんねる・ふたばちゃんねるの東方関連のスレや画像をまとめています。

Twitter
RSS
このブログについて
メールフォーム

よくある質問
東方Projectとは?
二次創作って何?
登場キャラクター
キャラ解説

コメント欄規制リスト


・今までに頂いたTOP絵
皆様、ありがとうございました!

真霜とうろ様より

流羽菜様より

H-utr様より

G-Ape様より

yuki58様より

柊梓音様より

あめ様より

W istaria様より

ジオ様より

かに様より

ECHE様より

大根様より

JIGSAW様より

おぬこ様より

フーバー様より

ky-sp様より

もっつ様より

huronto様より

福心漬様より

おたま11様より

マルセ様より

ウララ様より

美海様より

有希様より

あさくろ子様より

ラムディア様より

starforest様より

千扇様より

ECHE様より

明松様より

ザキ様より

白嵐様より

サラダ様より

kanon様より

様より

みりん様より

阿部ちゃん様より

史花様より

うどんこ様より

ゆゐネット様より

あきみかん様より

dollar@\(^o^)/様より

miruyuana様より

鍋島 ろょ様より

ななじゅうく様より

はる様より

ところ心太様より

上白沢生足様より

VIP東方スレ避難所様より

TOP絵随時募集中です!
(900×230)

・MAIL
toho2chあっとyahoo.co.jp
最新記事
記事検索