うにゅほとの生活を書き連ねた日記

2017年12月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



539 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/12/02(土) 01:20:23 ID:uam5SNHs0

2017年11月16日(木)

台所で、朝食代わりのヨーグルトを食べていたときのことである。
「──…………」
ういーん。
駆動音と共に、ロボットクリーナーがリビングを斜めに駆け抜けていく。
そして、
がつん、がつん。
「××さん」
「あらー」
「こいつ、俺のかかとに頭突きしてくるんですけど」
「どかすね」
「頼む」
うにゅほがロボットクリーナーを抱きかかえ、リビングの端に放す。
ういーん。
ロボットクリーナーは、先程と同じルートを辿り、
がつん、がつん。
「……××さん」
「あー」
「俺、ゴミだと思われてるのかな」
「たまたまとおもう……」
「台所でなんか食うたびに寄ってくる」
「どかす?」
「いいや、食べ終わったし」
ヨーグルトの容器を軽く水洗いし、ゴミ箱に捨てる。
「◯◯になついてるのかも」
「嬉しくないなあ……」
「そかな」
ソファに側臥し、うにゅほの膝に頭を乗せる。
ういーん。
「あ、こっちきた」
「……やっぱ、俺のことゴミだと思ってるんじゃ」
「そんなことないよ」
ロボットクリーナーは、俺たちのいるソファの下に滑り込み、ごつんと壁にぶつかった。
そして、
「……あれ、止まった?」
「とまった……」
しばらく待っても動き出さないので、ソファをどかして救出する羽目になった。
いまいちポンコツな我が家のお掃除ロボットである。





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2017年11月17日

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523 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/11/16(木) 15:47:12 ID:YRlcd/ZQ0

2017年11月1日(水)

「11月だなあ」
「じゅういちがつだねえ……」
「11月と言えば? ──はい、××さん」
「え!」
「五、四、三、ニ──」
「うと、うと、じゅうにがつのまえ……」
11月が聞いたら泣くぞ。
「まあ、あんまりイベント感のある月ではないよな」
「うん」
淡々と過ぎ去っていくイメージがある。
「1月は?」
「いちがつは、◯◯のたんじょうび!」
「お正月もあるな」
「うん」
「2月は?」
「えほうまき」
先にバレンタインが出てほしかった。
「3月」
「はる」
「4月」
「さくら!」
「5月」
「うと、ごーるでんうぃーく……」
「6月」
「──…………」
うにゅほが考え込む。
「……たしかに、6月もイベント感ないな」
「うん……」
「7月」
「なつ!」
「8月」
「はかまいり」
「9月」
「あき」
7月が夏で9月が秋であるあたり、北海道である。
「10月」
「とりっく、おあ、とりーと」
「ハロウィンな」
「はろうぃん」
「11月は、コロの命日くらいしかないな」
「うん……」
今年もビーフジャーキーを供えてあげよう。
「とりあえず、6月と11月には、もうすこし頑張ってもらわないとな」
「そだね」
何がどうなれば頑張ったことになるのかはわからないが、是非頑張ってほしい。





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2017年11月02日

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506 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/11/01(水) 22:38:08 ID:gqojmHCg0

2017年10月16日(月)

寝不足にまかせて午睡にまどろんでいたときのことだ。
「◯◯──、あっ」
声と気配に、薄く目を開く。
「ごめんなさい、おこしちゃった……」
「寝てない、寝てない……」
半分くらいしか。
「どうかした?」
「うん。◯◯にね、なんかとどいたの」
うにゅほが手にしていたのは、小さめのダンボール箱だった。
その左手首には、昨日プレゼントしたばかりの腕時計が光っている。
気に入ってくれたようだ。
「どこから?」
「うーと、おーでぃおてくにか、だって」
「なら、イヤホンだな。修理が終わったんだろう」
ベッドから身を起こし、箱を開封する。
「ほら」
「ほんとだ」
イヤホンを装着し、頭を右に傾けてみる。
開かない。
「うん、直ってるみたい」
「よかったー」
まずは一安心である。
「やっぱ、長く使いたいもんなあ」
「そだね」
買い替えるのは最後の手段としたい。
高かったし。
「なんか、見えないとこのネジが緩んでただけみたい」
「そなんだ」
「……これ、保証期間外だったらお金掛かってたのかな」
「うーん……」
謎だ。
少なくとも、返送料くらいは掛かっていたかもしれない。
「せっかくだし、ふたりでなんか見るか」
「ひるね、しなくていいの?」
「夜寝れば問題ない」
「そか」
まあ、夜にちゃんと寝てないから眠いのだけれど。
今日こそは早めに寝よう。





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2017年10月17日

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490 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/10/16(月) 20:28:17 ID:LiyNQJIQ0

2017年10月1日(日)

「──……はあ」
カレンダーをめくり、溜め息を漏らす。
「もう半分かあ……」
「はんぶん?」
「今年度が、半分過ぎた」
うにゅほが指を折り曲げる。
「しー、ごー、ろく、なな、はち、きゅう──あ、はんぶんだ」
「六月から七月は、夏に浮かれてるからか、あんまり意識しないんだけどさ」
「うん」
「九月から十月は、なんか切ないかんじがします」
「わかるかも」
うにゅほがうんうんと頷く。
「◯◯、あさ、ふとんけっとばしてないもんね」
「そうなんだ」
「うん」
「……それ、切なさと関係ある?」
「かけてあげるの、すき」
「そうなんだ……」
頑張って蹴っ飛ばそう。
「まあ、でも、秋はわりと好きかな」
「わたしも」
「××が好きなのは冬じゃないの?」
「ふゆもすき」
「夏は?」
「なつもすきだよ」
「春」
「はるもすき」
「嫌いな季節は?」
「たいふう……」
季節じゃないけど、気持ちはわかる。
「……俺も、台風ダメだわ。なんとも思ってなかったけど、ダメになった」
「ひこうき?」
「うん」
「たいふうのとき、ひこうき、もうのったらだめだよ」
「乘りません」
自動車は、安全運転をすることで事故率を下げることができる。
だが、飛行機は、自らの命をパイロットに預けることしかできない。
一介の乗客の身では、何をしても無駄なのだ。
それが怖い。
「ともあれ、残り半分もよろしくな」
「うん、よろしくおねがいします」
小さく頭を下げあうふたりなのだった。





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2017年10月02日

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475 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/10/01(日) 21:52:20 ID:U8ysMISo0

2017年9月16日(土)

「──……はー」
うにゅほが小さく溜め息をつく。
「あしたのいま、◯◯、いない……」
「まあ、うん」
「いないのかあ……」
そして、また溜め息。
「××さん」
「……?」
「ちょっと、トイレに行きたくて……」
膝の上のうにゅほに正面から抱きすくめられているため、身動きが取れない。
「まって」
ぎゅー。
「──…………」
「──……」
しばしののち、
「はい」
うにゅほが膝から下りる。
なにかをチャージしていたらしい。
「では、行ってきます」
「はい」
自室を出て、トイレへと向かう。
「──…………」
「──……」
当然のように、ついてくる。
さっきのチャージはなんだったのか。
「……中まではダメだぞ」
「まってる」
「ならいいけど……」
トイレに入って小用を済ますが、落ち着かない。
可愛い。
可愛いがゆえに、厄介である。
何故なら、俺の頬も緩んでしまっているからだ。
ここまで求められたら、嬉しいに決まってる。
「──よし」
水を流し、トイレから出る。
「!」
タックル気味に抱き着くうにゅほを引きずりながら手を洗い、抱き上げた。
「わ」
「俺も、××分を補給しとかなきゃな」
「うん、して」
うにゅほが、うへーと笑う。
たった一日いないだけで、この騒ぎだ。
二泊三泊は無理だろうなあ。
 





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2017年09月17日

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459 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/09/16(土) 20:01:23 ID:F8p6elNc0

2017年9月1日(金)

「あ」
仕事の合間にだらだらしていたとき、ふと思い出したことがあった。
「どしたの?」
「今日、資格試験の結果発表だ」
「!」
思わずか、うにゅほがピンと背筋を正す。
「××が緊張しなくても」
「だって……」
「大丈夫大丈夫。たぶん、なんとかなってるって」
「でも、◯◯、はんはんって……」
「あれから何度か試験のときのことを思い返したんだけど、どう考えてもミスはない」
「……そか」
うにゅほの頬が緩む。
「では、ネットで合否を確認してみましょう」
「うん!」
Google検索から、当該ページを開く。
「合格者受験番号検索……」
「?」
うにゅほが小首をかしげる。
「とりあえず、受験番号を入力すればいいのかな」
受験票とにらめっこしながら、9桁の受験番号を打ち込む。
「わたし、なまえがたくさんかいてるのかとおもった」
「俺は、番号がずらっと並んでるのかと思った」
個人情報保護とか、そういう問題があるのだろうか。
「よし、と」
エンターキーを、気持ち強めに叩く。
切り替わった先のシンプルなページには、赤文字で一行、こう書かれていた。
「入力した受験番号は、合格者一覧にあります──だって」
「……うかった?」
「たぶん」
「やった!」
「いえー」
「いえー!」
ハイタッチを交わす。
「よかったね!」
「ああ、よかった」
「◯◯、がんばってたもんね!」
「それなりにな」
「それなりじゃなくて、すーごいがんばってたよ」
「……それなりにな」
ぽんぽんとうにゅほの頭を撫でる。
照れ隠しだった。
ともあれ、懸念事項がひとつ解決したのは喜ばしい。
来年にはひとつ上の資格を取得しなければならないが、それはそれ。
今くらいは解放感に浸っていてもいいだろう。





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2017年09月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

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442 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/09/01(金) 19:50:37 ID:axmEZoRs0

2017年8月16日(水)

「夏休みが、終わりました」
「──…………」
「終わってしまいました」
「はい……」
「今日から、また、仕事です」
「がんばって……」
「頑張ります」
「!」
ぴ、と敬礼してみせると、うにゅほも敬礼を返してくれた。
「……でも、正直、夏休み短いよね……」
「うん……」
「一ヶ月とかわがまま言わないから、せめて二週間くらい──」
そこまで口にして、ふと気づく。
「……学生みたいに夏休みって呼ぶから、期待はずれな気分になるんだ」
「?」
うにゅほが小首をかしげる。
「社会人にあるのは夏休みではない! お盆休みだ!」
「あー」
うんうんと頷く。
「同様に、冬休みは正月休みとなる」
「なるほど」
「夏休みが五日間だと短いけど、お盆休みが五日間なら妥当な感じしない?」
「おぼんって、それくらいだもんね」
「──…………」
「◯◯?」
「夏休みが欲しい……」
「……うん」
「名目はなんだっていいから、二週間くらい休みたいです……」
「がんばって……」
「頑張る」
「うん」
「頑張るので、ごほうびをください」
「なにほしい?」
「膝枕をしてほしい」
「そんなでいいの?」
「生足で」
「なまあし」
「具体的に言うと、ホットパンツで」
「きがえるね」
なんて素直な。
今日の仕事を終えたあと、うにゅほの生足膝枕を堪能した。
うん。
このためならば、頑張れる。





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2017年08月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

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426 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/08/16(水) 20:47:23 ID:B..2D8KI0

2017年8月1日(火)

空になったペプシのダンボール箱を畳んでいたときのことである。
「──ぐッ!」
胸を衝く痛み。
「◯◯……?」
俺の呻きを聞きつけてか、うにゅほが、読んでいた本から顔を上げる。
「──…………」
「どしたの?」
「……いや、なんでもない」
畳み終えたダンボール箱を、箪笥と壁のあいだに挿し込む。
「◯◯、ぐ、っていった」
「言ってないよ」
「きこえた」
「──…………」
「◯◯、けが、してない?」
「してないって」
「ほんと?」
心の底から心配そうに、うにゅほがこちらの顔を覗き込む。
言えない。
ダンボール箱のカドが乳首にクリーンヒットしただなんて、恥ずかしくて言えない。
しかし、うにゅほの追求は容赦ない。
「◯◯のこえ、いたそうだった……」
「う」
「ほんとに、けがしてない?」
「怪我は、してない」
「──…………」
じ。
上目遣いで見つめられる。
「──と、思う。そのはず」
「てー、きってない?」
「手じゃないよ」
「どこ?」
しまった、墓穴を掘った。
「──…………」
「どこ?」
「……乳首」
「ちくび」
「はい。カドで乳首を打ちました……」
なんだこの羞恥プレイ。
だが、うにゅほの反応は、予想を遥かに越えていた。
「みして」
「……はい?」
「ちくび、みして。けがしてるかも……」
「──…………」
「はい」
ぺろん。
うにゅほが、俺の甚平の上衣をめくる。
「ぎゃー!」
思わず後じさる。
「自分で確認するから勘弁してください!」
「えー」
どうして残念そうなんだよ。
うにゅほ、恐ろしい子。





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2017年08月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

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409 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/08/02(水) 00:35:01 ID:kWiOFaUA0

2017年7月16日(日)

「あめだー……」
「雨だな」
窓の外が、雨滴に煙っている。
雷様が雲の上でバケツをひっくり返したような天気だった。
「きょう、ずっとあめ?」
「天気予報だと、夕方には上がるみたい」
「どこにもいけないねえ……」
「どこか行きたかった?」
「……んー」
肯定とも否定ともつかない返答だが、うにゅほ歴の長い俺にはわかる。
行きたい場所はある。
だが、どうしてもと言うほどではないのだろう。
「晴れたら出掛ける?」
「はれるかなあ」
「晴れなかったら、のんびりしよう」
「うん」
休日を思い思いに過ごし、午後四時を回ったころのことだった。
「──あ、はれた!」
うにゅほが窓の外を指し示す。
「お、本当だ」
雨が上がり、雲のあいだから晴れ間が覗いていた。
「せっかくだし、出掛けようか」
「うん!」
「行きたい場所、ある?」
「うーとね、ゲームセンター……」
「珍しいな」
普段は俺が付き合ってもらう立場なのに。
「あのね」
「うん」
「おもちゃのかんづめね、あたらしくなったんだって」
なるほど。
「じゃあ、ゲーセン行ってチョコボール荒稼ぎしてくるか」
「うん!」
本日の釣果は、五百円で十六個。
銀のエンゼルが揃うまで、しばらくおやつはチョコボールである。





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2017年07月17日

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393 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/07/16(日) 21:11:36 ID:eJXmlFGk0

2017年7月1日(土)

不穏な音と共にシーリングライトが点かなくなったのが、昨夜のことである。
丸型LED灯の口径を確認するためにカバーを外したところ、あることに気がついた。
「ネジが打ってある」
「ねじ」
「これ、そもそも交換できないのでは……」
「そうなのかな」
「型番で調べてみよう」
「うん」
「読み上げるから、メモってくれるか」
「かくのもってくるね」
型番で検索したところ、NECのLIFELED'Sというシリーズであることがわかった。
「あー……」
「わかった?」
「わかった。これ、LEDだけ交換できないやつだ」
「まるごと?」
「まるごと」
「おかねかかるねえ……」
「このシーリングライト、いくらだったっけ」
それがわかれば、予算を組める。
「ぱそこん、でない?」
「生産終了してるから──いや、検索ワード工夫すればわかるか」
再度検索する。
「7,690円だって」
「けっこうするねえ」
「まあ、必要経費だ。割り切ろう」
「うん」
「買いに行くとしたら、ヨドバシだけど──」
窓の外を見やる。
スコールじみた大雨が世界を煙らせていた。
「……明日にしようか」
「うん……」
「それにしても、今日は蒸すなあ」
甚平の上衣をパタパタさせる。
「エアコン、つけよ」
「……いいのかな」
「もう、しちがつだよ?」
「言われてみれば」
7月は、夏だ。
我慢する必要はあるまい。
エアコンを26℃に設定して、始終だらだらと過ごした。
涼しかった。
文明の利器、ばんざい。





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2017年07月02日

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377 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/07/01(土) 21:21:02 ID:/Yh50urY0

2017年6月16日(金)

「◯◯」
「んー?」
「あさって、ちちのひ」
「マジで?」
「まじで」
完全に忘れていた。
「まあ、ちょっと良いウイスキーでもあげれば、ホイホイ喜ぶでしょう」
母の日とは違い、実に楽である。
「うーとね」
うにゅほが、言いづらそうに口を開く。
「おとうさん、ことしはおさけいいって」
「……マジで?」
「まじで」
「何が欲しいとか、言ってた?」
「いんたーねっとで、とれーなー、ほしいっていってた」
「トレーナー……」
「とれーなーって、ふく?」
「厚手の長袖シャツかな」
「おとうさん、よくきてる、ちゃいろみたいやつ?」
「そうそう」
「それがね、ゆにくろとかいったけど、いいのなかったんだって」
「それで、ネット通販か」
「うん」
「それって、俺たちが選んでいいの?」
「おまかせだって」
酒はいらんと言われたときはどうなることかと思ったが、それならなんとかなりそうだ。
「しかし、通販で服なんて買ったことないぞ……」
「しちゃくできないもんね」
「父さん、Lサイズだっけ」
「うん」
「通販サイトを一通り調べて、候補を挙げて、そこから二着見繕おうか」
「わたしと、◯◯で、にちゃく!」
「その通り」
ふたりでわいわい騒ぎながら、四千円前後のトレーナーを二着注文した。
父の日に間に合うだろうか。
まあ、間に合わなくてもいいけれど。





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2017年06月17日

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362 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/06/16(金) 22:27:13 ID:da7KxcBc0

2017年6月1日(木)

「──……困った」
現状に、思わず頭を抱える。
「えい」
ぷち。
「てい」
ぷち。
うにゅほの細い指先が、アリを次々潰していく。
侵入口は、たしかに塞いだ。
だが、
「塞いでも、塞いでも、別の場所から出てくる……」
隅を塞げば、その上から。
更に塞げば、畳の下から。
食料があるでなし、何が彼らをそうさせるのだろうか。
「ありのすころり、きかないねえ……」
「入ってくるなり全滅させてるから、仕方ない」
「?」
「毒エサで巣ごと駆逐する薬剤だから、まず持って行かせないとダメなんだ」
「つぶさないほういいの?」
「それが悩ましいんだよなあ……」
アリの死骸をティッシュで拭いながら、言葉を継ぐ。
「たとえ毒が入っていたとしても、アリにとってエサであることに変わりはない」
「うん」
「家の中にエサがあると知ったら、アリはどうする?」
「──……!」
うにゅほの顔が、さっと青ざめる。
「毒で全滅するまでの短いあいだとは言え、これ以上入ってこられると対処のしようがない」
「そだね……」
「穴を塞ぐ以外で、アリが入ってこないようにできないかなあ……」
物理的に塞ぐから、別の侵入口を探すのだ。
それ以外の方法があるはずだ。
「あ」
「どした?」
「あみどにしゅーする、むしこないやつ!」
「虫コナーズか」
「うん」
「あれ、ユスリカとチョウバエ用だったと思うけど、効くかな」
「やってみよ」
「そうだな。物は試しだ」
侵入口すべてに、スプレーをたっぷり噴霧する。
果たして効果はあるだろうか。

一時間後、
「いなくなったな……」
「うん」
「でも、油断はできない。ちょくちょく確認しに来よう」
「はい!」

三時間後、
「いない」
「いないねえ」

六時間後、
「──虫コナーズ、アリにも効くんだな」
「すごい」
だが、楽観はできない。
明日明後日と効果が続く保証はないのだ。
アリとの戦いは、まだ始まったばかりである。





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2017年06月02日

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345 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/06/01(木) 18:38:12 ID:K7EIZMvM0

2017年5月16日(火)

「──……ッ!」
跳ね起きる。
「わ」
目を白黒させるうにゅほを尻目に、大口を開けて姿見を覗き込んだ。
「──…………」
「……?」
「夢、か……」
ほっと一息ついて、ベッドに腰を下ろす。
「こわいゆめみたの?」
「怖い──とは、すこし違うかも」
前髪を掻き上げながら、先程の夢を思い返す。
「なんせ、見ているときは、ちょっと気持ちよかったくらいだからな……」
「どんなゆめ?」
「──…………」
すこし躊躇したあと、観念して口を開く。
「……自分で歯を抜く夢」
「ほわ」
「しかも、けっこうリアル」
「リアルなんだ……」
「歯がぐらぐらする感じとか、頭蓋骨に響くメキメキって音とか」
「うひー……」
うにゅほが自分の口元を押さえる。
「いたくなかったの……?」
「痛くなかった」
「きもちかったの?」
「抜くたびにすっきりして、さあ次だって感じ」
「──…………」
「全部抜かないと入れ歯を作れないとか、ぶっ飛んだこと考えてた気がする」
「へんなゆめだねえ……」
「ここ一年でいちばん変な夢だな」
「わたし、ゲームセンターで、うまいぼうとるゆめみた」
「取れた?」
「たくさんとれた」
「平和な夢だなあ」
「うん」
できれば俺もそっちを見たかった。
夢占い的にどうなんだろうとふと思ったが、信じてないので調べない俺だった。





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2017年05月17日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



329 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/05/16(火) 20:47:50 ID:zfpugVKc0

2017年5月1日(月)

「五月だ!」
「ごがつだー」
「桜だ!」
「さくらだー」
「よし、ヨドバシ行くか」
「うん!」
コンテカスタムに乗り込み、エンジンを掛ける。
目的地はヨドバシカメラだが、特に用事があるわけではない。
新川沿いを南下していくと、
「わあ!」
「おー、咲いてる咲いてる」
10.5kmに及ぶ日本最長の桜並木が姿を現した。
もっとも、Wikipediaによると、本当に日本一かどうか定かではないらしいが。
「五月に入ったのに、まだ咲き始めだな」
「ことし、おそいねえ」
「毎年いまくらいの時期には満開になってるイメージあるけど」
「うん」
「綺麗だな」
「きれい……」
助手席のうにゅほが、こちらへ身を乗り出して、桜並木に見入っている。
少々危ないが、赤信号のときくらいは構わないだろう。
今年初めて見る桜。
何故なら、
「──うちの近くの桜の木、切り倒されちゃったからな」
「うん……」
誰のものとも知れない小さな庭園が、潰され、アパートと成り果てたのは、去年の出来事だ。
「……さくら、きれいだったのにね」
「そうだな」
「コロ、おちたはなびらたべたことあるんだよ」
「なんでも食うなあ、あの犬」
「ふふ」
数年前に死んだ愛犬の話をしながら、桜並木を行く。
時は移ろう。
何もかもが変わっていく。
それでも変えたくないものを、変わらないように、守っていく。
そうできたらいいと思うのだ。





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2017年05月02日

1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
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313:名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2017/05/01(月) 21:10:38 ID:BaNh4fu20

2017年4月16日(日)

「──……あちい」
ぐでー。
チェアの背もたれを限界まで倒し、天井を仰ぐ。
「昨日に引き続き、今日も暑い……」
「はちーねえ……」
「何度?」
「きのうにひきつづき、にじゅうはちど」
「窓開けるか」
「うん」
重い腰を上げ、南東側の二重窓を僅かに開く。
隙間から流れ込む春の空気。
「涼──しくもないか」
思いの外、暖かい。
当然と言えば当然である。
「……でも、きもちいね」
春の風。
春の空気。
部屋に立ち込める湿った冬の残り香が、春の匂いに押し出されていく。
「──そういえば、空気の入れ換えなんて何ヶ月ぶりかな」
「ゆき、あったもんね」
「寒いしな」
「うん」
新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込もうと、深呼吸をした瞬間、

「──うんこー!」

遠くから、男子小学生の奇声が轟いた。

「ちんこー! うんこちんこー! ちんこー!」

「──…………」
「──……」
うにゅほと顔を見合わせる。
「……その、げんきだね」
「元気なのはいいけど、いろいろ台無しだ……」
オリジナルのうんこちんこソングを聞き流しながら、溜め息をつく。
漫画から抜け出してきたようなアホガキだ。
「春だなあ」
いろいろな意味で。
「はるだねえ」
桜のつぼみは、いつほころびはじめるだろう。
楽しみだ。





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