うにゅほとの生活を書き連ねた日記

2020年08月02日

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1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



598 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/08/01(土) 16:29:15 ID:lx5eJSUk0

2020年7月16日(木)

「虹の日」
「にじのひ」
「今日は語呂合わせだぞ」
「よかった……」
昨日は早とちりをしてしまったものな。
「今日は、すっきりパターン。当ててみな」
「うん!」
カレンダーを覗き見たあと、うにゅほが小首をかしげる。
「にじ、にじ……」
「──…………」
「な、いむ、ないろ……なな、いー、ろー」
「お」
「あ、ないろんのひ!」
思わず肩を落とす。
「どうして最後の最後で脇に逸れるんだ……」
「ごめんなさい」
「ほとんど答え出てましたよ」
「でてた?」
「うん」
「ないろ、なな、い、む、なな、い、ろ──」
「出てる出てる!」
「なないろ……」
「七色と言えば?」
「にじ!」
「正解!」
うにゅほの頭をぐりぐり撫でる。
「うへー……」
「すっきりパターンだろ」
「すっきりパターンだった!」
「語呂に無理がないし、"七色=虹"っていう連想も綺麗だ。これはレベル高いですよ」
「なんてんですか?」
「九十点は行くんじゃないか」
「おー……」
うにゅほが感嘆の声を上げる。
しつこいようだが、黄ニラ記念日には見習っていただきたいものである。





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2020年07月17日

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うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


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582 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/07/17(金) 04:16:04 ID:tck030ug0

2020年7月1日(水)

カレンダーをめくり、呟く。
「……七月」
「うん」
「七月じゃん」
「しちがつだよ?」
「待って待って、早い早い早い! 今年もう半分過ぎたじゃん!」
「そだけど……」
「時間の流れが早すぎる……」
「はやいけど、そんなにかな」
「なんか誤魔化されてない? 一日が二十時間くらいになってない?」
「なってないとおもう……」
「俺、今年、何かしたっけ……」
たぶん、新しいことも、継続も、何かしらはしている。
だが、自分が何をしてきたか、どうにも忘れがちだ。
俺は記憶力が悪いらしい。
「……後半は頑張ろう、後半は」
可能なら、何かしら成したいものである。
「××は、この夏したいことあるか?」
「うーと」
しばし思案し、うにゅほが答える。
「おまつりかなあ」
「夏祭りか」
我が家の前にある公園で執り行われる、町内会主催の小さな夏祭り。
俺たちの毎夏の楽しみだ。
「他には?」
「……うと、はかまいり?」
「墓参り……」
しち面倒な墓参りも、うにゅほにとっては大切な夏のイベントであるらしい。
「したいことって言うか、確定ですることだよな」
「うん」
「こう、海行きたいとか、キャンプがしたいとかさ。なんかない?」
「うーん……」
再び思案し、
「あ、プールいきたいかも」
「……プールか」
「だめ?」
「個人的には行きたいけど、コロナがな」
「あー……」
プールの水を通じて感染なんて、いかにもありそうだ。
「そう考えると、人の多い場所はダメだな」
「そだねえ」
「まあ、なんか思いついたら言ってくれ。一緒にやろう」
「うん」
夏を満喫する。
2020年の夏は、一度しかないのだから。
 





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2020年07月02日

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566 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/07/01(水) 19:35:39 ID:W7k1mGiE0

2020年6月16日(火)

「──…………」
目が覚めた。
俺のベッドの傍には飾り棚があり、寝るときはそこに眼鏡を置いている。
体をひねり、眼鏡に手を伸ばす。
ぐに。
体の下で、何がが潰れる感触がした。
「……?」
確認すると、それは、俺の眼鏡だった。
「あ」
そうだ。
昨夜、飾り棚に眼鏡を置くのすら面倒で、枕元に放置したまま眠りについたのだった。
「やっちゃった……」
恐る恐る、眼鏡を掛けてみる。
壊れてはいない。
だが、見え方が明らかに不自然だった。
「……◯◯ー?」
気配を察したか、うにゅほが顔を覗かせる。
「どしたの?」
「眼鏡、潰しちゃった……」
「えっ」
「どんな感じに見える?」
「──…………」
うにゅほが、じーっと俺の顔を見つめる。
「めがね、かたむいてる」
「やっぱりか……」
「ふじめがね、いく?」
「行く。さすがに放置できない」
「うんてん、できる?」
「──…………」
「──……」
「でき……、る」
「あやしい……」
「正直言って、すぐは無理。でも、二、三時間もすれば目が慣れるから、そしたら大丈夫」
「そか」
「こんなとき、××が免許持っててくれたらなー」
「う」
「父さん母さんに言えば、教習料金くらい出してくれると思うけどなー」
「……かんがえさして」
「はい」
免許があれば便利とは思うのだが、どうにも気が乗らないらしい。
眼鏡の調整は無事終わり、日記執筆時点では違和感もない。
その程度で済んでよかった。





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2020年06月17日

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550 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/16(火) 22:56:18 ID:CGPT9EMs0

2020年6月1日(月)

目薬が切れたため、ドラッグストアへと立ち寄った。
帰宅し、封を開けたところで気が付いた。
「……しまった、これクールタイプだ」
「きゅーってするやつ?」
「きゅー?」
「すー?」
「すーすーするやつだな」
「それ」
きゅー、というのは初めて聞いた。
「──……あっ」
思案し、気付く。
「目を、きゅーって閉じるってことか」
うにゅほが小首をかしげながら、口を開いた。
「そなの?」
「いや、××が言ったことだからな」
「そうかも……」
「本当に?」
「……うと、わかんない」
誤魔化すように、うへーと笑ってみせる。
なんというか、かんというか。
「罰として、××に目薬をさしまーす」
「ごめんなさい!」
「はい、天井を見上げてください」
「……ほんとにさすの?」
「うん」
「うー……」
観念したうにゅほが、顔を上げる。
そっと目蓋を押し開き、
「行くぞ」
「──…………」
ぽた。
「う!」
「左目も」
ぽた。
「う!」
激しくまばたきをしたあと、うにゅほが言った。
「きゅーってする……」
「どこが?」
「めが……」
やはり、うにゅほの擬音は独特である。
「あ、さっぱりしてきた」
「目薬だからな」
「さしたあと、きもちいのにねえ……」
俺も、クールタイプはさほど好きじゃないから、気持ちはわかる。
だが、買ってしまったものは仕方がない。
使い切るまで我慢である。
 





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2020年06月02日

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533 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:38:04 ID:d6bDyQRM0

2020年5月16日(土)

冷蔵庫にチューハイがあったので、晩酌をすることにした。
「──ういー、ひっく」
膝の上のうにゅほが、呆れたように言う。
「それ、うそのやつ」
「バレたか」
「わかるよー」
「まあ、まだひとくちしか飲んでないしな」
「おいしい?」
「飲む?」
ストロングゼロの梅酒サワーをうにゅほに差し出す。
「じゃ、ひとくち……」
うにゅほが、舐めるように梅酒サワーを飲んだ。
「うぺ」
べ、と舌を出す。
「へんなあじする!」
「それがお酒の味だよ」
「そなの……?」
「××、度数の低いお酒しか飲んだことないだろ」
「わかんないけど……」
「これ、9%だからな。質が良くないのもあるけど、エタノールの風味がしてくる頃合だ」
「……おさけ、おいしくないね」
「基本、美味しくないぞ」
「よいたいから、のむの?」
「俺はね。純粋に美味しいから飲むって人もいるけど」
「おとうさんとか?」
「誕生日に贈っておいてなんだけど、ウイスキーの何が美味いかわからん」
「ういすきー、なんパーセント?」
「40%くらいかなあ」
「!」
うにゅほが目をまるくする。
「よんじゅうパーセント、おさけなの……?」
「蒸留酒だからな」
「おいしいの……?」
「だから、わからないって」
「◯◯、のんだことある?」
「あるけど、味以前に喉が熱くなって、まともに味わえなかった」
「あついの……」
「こっそり飲んでみる?」
「──…………」
うにゅほが、ふるふると首を横に振る。
賢明だ。
「今度、度数3%くらいのジュースみたいなチューハイで、一緒に晩酌しようか」
「いいの?」
「いいよ」
「じゃ、する……」
厄介な酔い方をするうにゅほではあるが、たまにはいいだろう。
楽しみだ。





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2020年05月17日

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516 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/05/16(土) 17:26:17 ID:VOz98VgQ0

2020年5月1日(金)

仕事を終え、大きく伸びをする
「ゴールデンウィ──……、クッ!」
「わー」
うにゅほがぱちぱちと拍手を送ってくれる。
「ごーるでんうぃーく、きたね!」
「来たな!」
「なんれんきゅう?」
「五連休」
「おおー……」
「例年より短いけど、二日仕事すればすぐ二連休だしな」
「ね、ね、なにする?」
「不要不急の外出は控えるべきだから、家でできることだな」
「ゲームする?」
「聖剣3のリメイクが多人数プレイ対応だったらなあ……」
「まえ、すいっちで(弟)とやってたやつ?」
「そうそう」
「すーぱーふぁみこんのやつ」
「子供のころ、弟と何周もしたっけなあ」
「へえー」
「クラスチェンジってシステムがあって──」
しばし思い出話にひたる。
「……と、話が長くなっちゃったな。つまらなかったろ」
「ううん」
うにゅほが首を振り、うへーと笑う。
「◯◯、むかしのはなしするの、めずらしいから」
「そうかな」
「うん」
そうらしい。
忌避しているわけでもないが、話題に出すのはたしかに珍しいかもしれない。
「リメイクしてほしいソフト、たくさんある」
「なにとか?」
「クロノトリガーとか」
「いいね!」
「まあ、リメイクは出来が悪いこともあるから、単純には喜べないけど」
「せいけんスリーはおもしろいのかな」
「いまんとこ悪い評判は聞かないかな」
「たのしみ」
「××がやってもいいぞ」
「みてるのすき」
「ゲームは見てるよりプレイしたほうが──」
と言い掛けて、実況プレイ動画を楽しんでいる自分を省みた。
「うん、見るのも楽しいよな」
「でしょ」
やっても楽しい、見ても楽しい。
ゲームとは素晴らしいものである。





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2020年05月02日

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1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

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500 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/05/02(土) 02:04:48 ID:9BvAsfC.0

2020年4月16日(木)

「──あっ」
デスクの引き出しを開き、あるものを見つけた。
見つけてしまった。
「どうして……」
それは、先日なくしたばかりの爪切りだった。※1
「どしたの?」
うにゅほが、きょとんと、まるい目をこちらへ向ける。
「──…………」
爪切りを取り、うにゅほに見せる。
「!」
うにゅほが驚愕するのがわかった。
「どこあったの?」
「引き出し……」
「さがした、よね?」
「何度も探した」
「へんなとこはいってたの?」
「普段入れてる場所の、目立つところにあった……」
「えー……」
「マジで、なんで気付かなかったんだ」
「こないだ、りもこんでもおんなじことやった」※2
「あー」
リモコンを、探して、探して、探しまくって、結果、何度も探したはずのデスクの上で見つかったのだった。
「意識の死角ってやつかな」
「そうかも……」
何度も何度も探したはずなのに、どうしても見つからない。
脳内で井上陽水が歌い始める。
そんな経験は誰にだってあるだろうが、たまに起こると不思議で仕方がない。
「早くもボケてきたわけじゃないよな……」
「まさかー」
うにゅほが笑う。
だが、こちらとしては半ば本気だ。
「……ボケたら介護してくれる?」
「うん」
とりあえず、将来は安泰のようだった。

※1 2020年4月9日(木)参照
※2 2019年10月13日(日)参照





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2020年04月17日

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484 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/04/16(木) 14:24:11 ID:KR68bmow0

2020年4月1日(水)

「◯◯ー」
「うん?」
「エイプリルフール、ことしからなくなったんだって」
「──…………」
うにゅほが、いたずらっ子の笑みを浮かべている。
嘘だ。
顔色を窺うまでもないけれど。
「そっか。じゃあ、今年からは嘘つけないな」
「ざんねん」
さて、どこで突っ込んでやろうか。
そんなことを考えていると、
「おかあさん、タルトかってきたって。たべる?」
「──…………」
なるほど、これが本命の嘘か。
二段構えとは凝っている。
「うん、食べる食べる」
「もってくるね」
恐らく、タルトに代わる何かはあるのだろう。
うにゅほのことだから、"やっぱり何もありませんでした"とはならないはずだ。
何が出てくるか予想しながら待っていると、
「はーい」
うにゅほが自室へと戻ってきた。
その手には、タルトがあった。
「──…………」
意想外の結末に、思わず沈黙する。
「××、タルト……」
「タルトだよ?」
「タルトだな」
何度見てもタルトである。
「タルト買ってきたっていうのが嘘だと思ってた」
「エイプリルフール、なくなったもん」
なるほど。
二段構えの嘘ではなく、嘘を補強するための言動だったのか。
「腕を上げたな」
「うへー」
うにゅほの笑みを見ていて、ふと思いついたことがあった。
「唐突ですが、問題です」
「ててん」
「"私がエイプリルフールに発する言葉はすべて嘘だ"と言う人がいる。さて、彼の言葉は嘘か本当か」
「……うーん?」
うにゅほが首をかしげる。
「なんかへん……?」
「自己言及のパラドクスってやつだな。嘘でも本当でも矛盾が起きるんだ」
「へえー」
うんうんと頷く。
「ちょっとおもしろい」
「だろ」
今年のエイプリルフールは、俺がひとりで自爆してしまった。
来年は頑張ろう。





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2020年04月02日

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467 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/04/01(水) 14:38:54 ID:SX.ATHyk0

2020年3月16日(月)

──カーン……、カーン……

裏手の家の、外壁張り替え工事が始まった。
少々うるさいが、それは構わない。
構わないのだが、
「◯◯ー……」
「んが」
昼近くまで寝こけていた俺を、うにゅほが揺り起こした。
珍しいことだ。
上体を起こし、うにゅほの頭を撫でる。
「どした」
「カーテンしめて……」
「……しめれば?」
「しめれない……」
「なんで?」
「こうじのひとと、めーあった……」
「あー」
また目が合うのが嫌だから、俺にカーテンを閉めてほしいのだろう。
おもむろにベッドを下り、書斎側の窓から外を見やる。
いつの間にか足場が組まれていた。
たしかに、俺たちの部屋を覗き込める高さだ。
「いる……?」
「今はいない」
シャッ、とカーテンを閉める。
「すきまないようにしめてね」
「はいはい」
ようやく安心したのか、うにゅほがほっと息を吐く。
「これでみられない」
「知らん人に覗かれるの、嫌だよなあ」
「しってるひとでもいや」
たしかに。
「工事が終わるまで、カーテン閉めっぱなしか。ちょっと暗いな」
「でんきつける?」
「そうしよう」
シーリングライトをつけると、部屋が昼間のように明るくなった。
いや、昼間には違いないのだけれど。
「工事、早く終わってほしいな」
「ねー」
窓の外に人がいるというのは、カーテンを閉めていても気になるものだ。
事故が起こらない程度に急いでほしいところである。





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2020年03月17日

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451 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/03/16(月) 13:06:51 ID:KuiodvmI0

2020年3月1日(日)

ヨーグルトの蓋を開けるのが苦手だ。
そんなことに得意も苦手もないと思われるかもしれないが、苦手なものは仕方がない。
「またビニールが残った……」
うにゅほが俺の手元を覗き込む。
「ほんとだ」
蓋の裏にコーティングされた薄いビニールが、容器を塞ぐ形で残ってしまっていた。
二回に一回は、必ずこうなる。
「××、ヨーグルト開けてみて」
「うん」
うにゅほがヨーグルトの蓋を開く。
「はい」
綺麗に開いた。
「……どうやったら綺麗に開けられるの?」
「どうやったらのこるの……?」
最初からできる人間には、できない人間の気持ちがわからないものだ。
「これ剥がすとき、指につくのが嫌なんだよなあ……」
「ヨーグルト、ふらなかったらいいきーする」
「振ってドロドロにして食べたいの」
「そか……」
「貴様、呆れてるな!」
「あきれてないよ」
「本当に?」
「──…………」
「本当は?」
「……ちょっと」
「貴様ァ!」
うにゅほのほっぺたを両手で潰す。
「むいー……」
「ドロドロにしたほうが美味しくない?」
「わたし、ふつうのすき」
「まあ、普通でも美味しいけど」
「ね」
「でも、結局振っちゃうんだよな」
「なんでビニールのこるんだろうねえ」
「気を付けて開けてるつもりなんだけど」
「きーつけないであけたら?」
「残る」
「ふしぎ……」
容器側の不具合と思いたいのだが、うにゅほは普通に開けられている。
謎だ。





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2020年03月02日

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436 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/03/01(日) 19:05:44 ID:ZODKBnEc0

2020年2月16日(日)

「ふー……」
本日のリングフィットを終え、チェアに腰を下ろす。
毎日欠かさず運動をしていると、そこはかとなく健康になった気がしてくる。
「◯◯、レベルすぐあがるねえ」
「空気砲連打してるからな」
リングフィットにおけるEXPとは"エクササイズポイント"の略称である。
つまり、どれだけ運動を行ったかで、EXPの多寡が変わってくるのだ。
ステージ中にリングコンを押し込むと、オブジェクトを破壊する空気砲を放つことができる。
この空気砲連打によるEXPが、なかなか馬鹿にならない。
「××も押し込みまくる?」
「てーつかれる……」
「空気砲も運動だからな」
運動すれば運動するほどレベルが上がり、有利になっていく。
本当によくできたゲームだ。
「さ、次は××の番だぞ」
「はーい」
俺とうにゅほはゲームの進行度を合わせている。
うにゅほがお揃い好きというのも理由のひとつではあるが、ストーリーのネタバレを防ぐための措置という意味合いが大きい。
「◯◯、フィットスキルなにとったっけ」
「好きなの取ればいいと思うけど……」
「いいの」
「たしか、ウシロプッシュだったかな」
「あたまのうしろでおすやつ?」
「そうそう」
「きつかった?」
「俺は普通かな。むしろ楽だった気がする」
「そか」
ウシロプッシュをスキルスロットにセットし、ステージ内で接敵する。
「では、つかってみましょう」
「どうぞどうぞ」
リングコンを後頭部へ運び、押し込む。押し込む。押し込む──
「ぎ……!」
たった三回で、うにゅほが苦しげに吐息を漏らした。
「きつ、いー……!」
「××、腕スキル駄目だなあ」
「はずすう……」
事程左様の理由から、スキルセットまでは揃えていない。
俺は腹スキルを、うにゅほは足スキルを多めに入れている。
うにゅほに関しては、美脚になりたいとかではなく、ただ単に楽なスキルを優先的に積んでいるだけだろう。
きつくなってきたジーンズを無理なく穿くため、俺は明日も頑張るのだ。





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2020年02月17日

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1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

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420 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/02/16(日) 01:50:56 ID:VMWSRCsU0

2020年1月31日(金)
2020年2月1日(土)

大腸内視鏡検査の結果、大腸にごく小さなポリープが発見された。
その場で切除、焼灼され、一泊二日の入院と相成った。
「はー……」
止血剤の入った点滴を受けていると、ベッドサイドのうにゅほが溜め息をついた。
「ぽりーぷ、あってしまったねえ……」
「残念ながら」
「いっぱく、にゅういんだねえ……」
「申し訳ない……」
「◯◯のせいじゃないもん」
「そうだけどさ」
「いちばんつらいの、◯◯……」
「──…………」
入院と言っても、たかだか一泊だ。
明日の朝九時に退院できるとなれば、さして嫌でも苦でもない。
むしろ、寂しがりのうにゅほのほうが、俺なんかよりダメージを受けている気がする。
「うーん……」
なんか、こう、ないかな。
うにゅほが寂しがらずに済む方法。
「──あ、今夜は俺のベッドで寝るとか」
多少男臭いかもしれないが、俺の匂いがすることで多少落ち着くかもしれない。
「◯◯いないとき、いつも◯◯のベッドでねてる」
「寝てるんだ……」
まあ、俺も時々うにゅほのベッドで寝るしな。
お互い様である。
「じゃあ、寝るまでLINEするとか」
「しょうとう、くじ……」
「俺が九時に眠れると思う?」
「おもわない」
「だろ」
「でも、おこられない?」
「基本、相部屋の人に迷惑かけなければ問題ないはず」
「あいべやのひと、いないね」
病室は二人部屋だが、今日は俺ひとりしかいない。
iPhoneやiPadをいじるくらい、大目に見てもらえるはずだ。
「……かえったら、らいんするね?」
「ああ」
「あさもしていい?」
「いいけど、九時に退院だぞ」
「わたし、おきるのろくじ」
「……頑張って返信するよ」
「うん」
午後八時、母親がうにゅほを迎えに来て、日を跨ぐまでLINEでやり取りをしていた。
翌朝、午前六時半に起床すると、すでにメッセージが届いていた。
時刻はすぐに午前九時を迎え、
「──ただいまー」
「おかえり!」
帰宅すると同時、うにゅほに抱き締められた。
「うへー……」
「そんなに寂しくなかったろ」
「うん」
うにゅほを置いて外泊する際は、今回くらい密に連絡を取ろう。
そう決意する俺だった。





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2020年02月02日

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1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



403 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/02/02(日) 00:38:05 ID:7gfsWP320

2020年1月16日(木)

「ふー……」
久方ぶりにリングフィットアドベンチャーを起動し、ひとしきり汗を流した。
「スワイショウとサゲテプッシュで雑魚殲滅できるようになったから、だいぶ楽になったな」
「◯◯、こしだいじょぶ?」
「大丈夫、大丈夫」
ギックリ腰と診断されてから、既に一ヶ月半は経過している。
しばらく前から運動の許可は下りていたのだが、仕事の忙しさにかまけてサボり続けていたのだった。
「さ、次は××の番だぞ」
「はーい」
アカウントを切り替えたのち、リングコンをうにゅほに手渡す。
「頑張れ」
「がんばる!」
ふんす、と鼻息荒く、うにゅほがディスプレイへと向き直る。
「──…………」
「うー……、しょ! うー……、しょ!」
うにゅほが汗を流しながら運動するさまを眺めるのは、やたらと楽しい。
ずっと見ていたいくらいだ。
「ふひー……」
俺と進度を合わせたあと、うにゅほが深呼吸をする。
「すわいしょう、らくでいいね!」
「全体攻撃だし、積極的に使っていきたいよな」
「うん」
「ところで、今日はもう終わり?」
「おわり」
「もう1ステージくらいやらない?」
「えー……」
「××が運動してるとこ見るの、好きなんだよな」
「へんなの」
「さ、続けて続けて」
「◯◯がやるなら、いいよ」
「やるやる」
「やるんだ……」
「じゃあ、もうひと頑張りするか」
「がんばって」
うにゅほが運動するさまを眺めるために、運動する。
これをうにゅほダイエットと名付けよう。





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2020年01月17日

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387 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/01/16(木) 20:22:56 ID:FoLlVZQ60

2020年1月1日(水)

元日である。
起床すると、時刻は既に正午を回っていた。
寝正月とはよく言ったものである。
「××、おはよう……」
「あけまして、おめでとうございます」
うにゅほがぺこりと頭を垂れる。
新年の挨拶なら昨夜もした気がするが、何度言っても困りはしない。
「あけましておめでとう。今年もよろしくな」
「うん!」
うにゅほが、屈託のない笑みを浮かべた。
「では、俺サンタからお年玉プレゼントだ」
作務衣のポケットから、キティちゃんのポチ袋を取り出す。
「はい」
「ありがとう!」
「貯める一方ではなく、たまにはちゃんと使うように」
「つかう……」
「欲しいものとか、したいこととか」
「くつしたほしいかも」
「靴下……」
駄目ではない。
駄目でないのだが、いささかベクトルがずれている。
俺の表情からそれを察したのか、
「うーと、じゃあ、まんがとか……」
「漫画か」
「だめ?」
「いや、大いにアリだ」
自分の意思、自分のお金で買った漫画なら、愛着もひとしおだろう。
「欲しい漫画、目星はついてるのか?」
「ジャンプのやつ、どれかそろえたいなって」
「鬼滅とか?」
「きめつとか、アクタージュとか……」
「いいじゃん」
「やた」
「Amazonより、本屋に行って直接買ったほうがいいかな」
「ほんやいく?」
「今日は元日だし、さすがに開いてないだろうなあ」
「じゃあ、さんがにちすぎたらだね」
「そうしよう」
俺も、何か買おうかな。
たまには表紙買いなんかも悪くないかもしれない。
 





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2020年01月02日

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1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

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370 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/01/02(木) 03:48:10 ID:OEntINWo0

2019年12月16日(月)

「わ!」
台所に、うにゅほの小さな悲鳴が響いた。
見れば冷蔵庫のドアが開いている。
「またか……」
「うん……」
我が家の新しい冷蔵庫には、タッチオープン機能が搭載されている。
センサーに触れることで、冷蔵室のドアが自動で開くのだ。
だが、
「れいぞうこ、しめたら、またあいた」
「よくあるよな」
「びっくりする……」
この通り、不用意にセンサーに触れてしまう事態が頻発する。
「このきのう、あんましいらないねえ」
「結局普通に開けてるしな」
「うん」
「でも、××、最初はめっちゃ喜んでた気がする」※1
「──…………」
「喜んでなかった?」
「うへー……」
あ、笑って誤魔化した。
「つかってるひと、いるのかな」
「タッチオープン機能?」
「うん」
「両手に鍋とか皿とか持ってるときは便利だって聞くけど」
「うーん……」
うにゅほが首をかしげる。
「あけてからいれてるし……」
「その一手間を省けるかもしれない」
「でも、なかせいりしないと、ものいれれないし」
「それは、冷蔵庫に物を詰めすぎなのでは……」
「そかな」
五人家族だから、ある程度は仕方ない気もするけれど。
「たっちおーぷんきのう、きれないのかなあ」
「切れると思う」
「きれるの?」
「説明書があれば……」
「せつめいしょ、どこかな」
「わからん」
まあ、特に急ぎはしない。
説明書が見つかったらオフにしておこう。

※1 2019年8月5日(月)参照





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