うにゅほとの生活を書き連ねた日記
2026年07月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
- うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます
- ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/

- 925 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/07/16(木) 00:55:51 ID:ZcpFX.tY0
- 2026年7月1日(水)
- 「しちがつだー……」
- 「夏だな」
- 「なつだ」
- 「今年は、そんなに暑くなくてよかった」
- 「ほんと、ほんと」
- とは言え、冷房は入れている。
- 入れなければ、俺たちの部屋は、すぐに30℃を超すだろう。
- 実証済みなのだ。
- 俺たちは、ぐだぐだと午後の時間を過ごした。
- うにゅほを膝に乗せ、マウスカーソルを操作しているとき、不意に思った。
- 「ポインタ変えるか」
- うにゅほが
- 「ぽいんた?」
- 「これこれ」
- 画面上で、マウスポインタをぐるぐる回す。
- 「……どれ?」
- 「だから、これだよ。ずんだもんの」
- 「あ、これ!」
- どうやら、円の中に何かがあるものだと、勘違いしてしまったらしい。
- 「すぐかえれるの?」
- 「ネットには、そういうの公開してくれてる人たちがいるから」
- 「おー」
- 集合知である。
- ボカロ系にしようと探していると、ドット絵が愛らしい重音テトのマウスポインタが見つかった。
- 「お、これよくない?」
- 「うごく!」
- 「アニメーションまでしてくれる」
- 「いいね」
- さっそく導入してみたところ、速攻で問題が見つかった。
- テキスト選択時の"I"の字マークが、異様に大きいのだ。
- たぶん、上下の部分は役に立っていない。
- ひたすら視認性が悪かった。
- 「このマウスポインタ、気に入ってるんだけど、さすがに無理かな……」
- 「じぶんで、できないの?」
- 「──…………」
- できる。
- 可能性はある。
- 俺は、マウスポインタを作成できるドット絵制作ツールをダウンロードし、当該部分だけを修正した。
- 「ヨシ!」
- 個人利用だからヨシ!
- 「すご」
- 「簡単簡単」
- このくらいの作業なら、AIなしでもできる。
- 最近、AIのことが常に脳裏にチラついているのだった。
- GPT-5.6、楽しみです。
2026年07月03日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 909 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/07/03(金) 11:14:50 ID:m8SzlbPI0
- 2026年6月16日(火)
- 月に一度の定期受診を終え、帰宅する。
- 「はふ……」
- あくびを噛み殺す。
- なんだかんだと完徹なのだった。
- 「◯◯、ねむそう」
- 「寝てないからな……」
- 「ねましょう」
- 「うーん」
- 「ねないの?」
- 「ちょっと、作業が……」
- 「おきてからで、いいきーする」
- 「そうなんだけどさ」
- とは言え、やる気があるときにしておくべきことでもある。
- 「……あとで、ねようね?」
- 「わかった」
- パソコンチェアに腰掛け、キーボードへと向かう。
- 当然ではあるが、俺が集中したいとき、うにゅほは膝の上に座らない。
- 猫みたいに邪魔をしてこないので、その点はありがたい。
- やがて、午後一時が近付き、目がしぱしぱするようになってきた。
- 「……あー、限界かも」
- 「ねよ」
- 「寝るかあ……」
- 「ねないとだめだよ」
- 「そうだな」
- 寝支度を整え、ベッドへと向かう。
- うにゅほもまた、隣のベッドに腰掛けた。
- 「××も、お昼寝の時間か」
- 「うん。ねないと、からだもたない」
- うにゅほは、遅寝早起きである。
- 足りないぶんの睡眠時間を昼寝で補っているのだ。
- 「じゃ、寝るかー……」
- 「おやすみー」
- 「おやすみ」
- CPAPを装着し、目蓋を閉じる。
- だが、いまいち眠れない。
- 神経が冴え渡っている気がする。
- 「──……すー」
- 俺は、うにゅほが寝入っているのを確認すると、PCの前へと戻った。
- 眠れないのだから、仕方がない。
- なお、あとでバレてうにゅほに怒られるのだった。
2026年06月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 893 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/06/16(火) 16:33:22 ID:3Ei5WD5.0
- 2026年6月1日(月)
- エアコンの効いた部屋で涼みながら、俺はちらりと窓の外を見た。
- 「……外は31℃か」
- 「すーごいあつい……」
- 「散歩なんて行ってられん」
- 「わたしもそうおもう……」
- 「でも、どうする? この時点でこんだけ暑いと、昼間の散歩はほぼ不可能になるぞ」
- 「ずっと、あついわけじゃ、ないだろうけど」
- 「朝の散歩に切り替えるか?」
- 「なるほどー……」
- うにゅほが、うんうんと頷く。
- 「いいとおもう」
- 「なら、散歩は朝の五時からかな」
- 「よじでもいいよ」
- 「さすがに眠いだろ……」
- 「でも、ごじだと、かえってくるのろくじだから、◯◯のねるじかんが」
- 「それはそうなんだけど」
- 朝六時に帰ってきて、シャワーを浴びて寝る。
- 就寝は間違いなく七時になるだろう。
- だが、朝五時に帰ってくることができれば、一時間巻きで寝ることができる。
- 俺は、うにゅほに甘えることにした。
- 「……なら、朝四時出発でいいか?」
- 「うん、いいよ。わたし、さんじはんにおきるね」
- 「お願いします」
- 「あさのさんぽ、たのしみー」
- 「……そうだな。なんか、非日常感がある」
- 「よるのさんぽ、できないかも」
- 「深夜の散歩する約束もしてたよな。散歩ってほどじゃなくても、深夜に歩いてコンビニ行くくらいはしようぜ」
- 「いいの?」
- 「いいよ。足が疲れて散歩しない日とかに、最寄りのコンビニ行こう。往復で1kmくらいだろ、たぶん」
- 「らくらく」
- 「今の俺たちは、平気で6km歩くからな」
- 「つよくなった」
- 「足腰、本当に強くなったと思う……」
- と言うか、二ヶ月前の俺たちの足腰は、どれほど弱かったのだろうか。
- 過去に戻って比較してみたい。
2026年06月02日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 876 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/06/01(月) 04:07:49 ID:gkT86JKM0
- 2026年5月16日(土)
- 「さんぽいくー?」
- 「行く行く」
- 日記に書いていない日でも、晴れてさえいれば散歩している。
- 「日焼け止め塗らんと」
- 「そだね」
- 俺は、UVカットもできるオールインワンジェル。
- うにゅほは普通の日焼け止めクリームだ。
- 準備を整え、いざ出陣。
- 五月半ばの陽光が、じりじりと肌を焼いていく。
- 「日焼け止め、正解だな」
- 「なしではいられない……」
- 「マジでそれ」
- 普段通りに5.5kmコースを踏破する。
- もうすこしで我が家というところで、俺はふと気が付いた。
- 「××。この道って、通ったことある?」
- 「んー」
- この道。
- 我が家から左へ向かい、右、左と曲がった先にある道のことだ。
- なんてことのない、ただの住宅街である。
- 「……ない、かも?」
- 「車でなら気まぐれに通ったこともあるかもしれないけど、徒歩ではないよな」
- 「うん、ないとおもう」
- 「てことは、最低でも十五年はこの道通ってないのか……」
- 「こんなにちかいのに」
- 「近いことは理由にならないんだな。用事があるか、ないかだ」
- 「たしかに……」
- なんとなく、その道に入る。
- 「おー、家が増えてる」
- 「そなんだ」
- 「そうなのよ。もっと虫食いだったんだけど……」
- 「すこしずつ、ひと、ふえてるよね」
- 「そんな印象はあるな」
- 「へんなひと、こなかったらいいな……」
- 「それは、本当にそうだな」
- ご近所トラブルとか最悪だ。
- 俺たちは、ただ、静かに暮らしたいだけなのだ。
2026年05月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 860 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/05/16(土) 18:59:08 ID:Sges9GMc0
- 2026年5月1日(金)
- 「だるうー……」
- 昨日、7km歩いたためか、足がパンパンだった。
- 「◯◯、さんぽはー?」
- 「足痛いし、曇りだから、やめ」
- 「はーい」
- 「××は、足大丈夫なのか?」
- 「ちょっとつかれてる……」
- 「7kmって言っても、普段のルートと1.5kmくらいしか差ないのにな」
- 「ふしぎ」
- 一ヶ月間散歩を続けて、それなりに健脚になった気でいたが、まだまだ未熟らしい。
- 「だるい、寝る……」
- 「おやすみー」
- 仮眠を取るため、CPAPを装着する。
- うにゅほを見ると、テーブルの上に溜まっていた洗濯物を、箪笥に仕舞っているところだった。
- 目蓋の上にアイマスクを乗せる。
- 「──ひぎゃ!」
- 「うおッ!」
- 悲鳴なんだかなんなんだかわからない声に、慌てて身を起こした。
- 「むし! むし!」
- 「マジか」
- CPAPを外し、慌ててうにゅほの元へ向かう。
- 「これ……!」
- うにゅほが差した指の先を視線で辿ると、
- 「で……ッ!」
- でかい。
- 春先だし、小さな羽虫かと思いきや、体長2~3センチはあるハチのような虫だった。
- 「どこから入ってきたんだよ!」
- 「わかんない……!」
- 「××、キンチョール!」
- 「はい!」
- うにゅほが即座にキンチョールを取りに行く。
- 幸い、虫は動かない。
- 監視していると、うにゅほがすぐに戻ってきた。
- 「はい!」
- 「よし」
- キンチョールを構え、噴射する。
- 飛ぼうとしても追い掛けて、ぶっかけ続ける。
- 一分ほどで息絶えた虫を、割り箸でつまんで外に投げ捨て、俺はようやく胸を撫で下ろした。
- 「マジで、どっから……」
- 「こないだ、まどあけたけど、あみどしてたのに」
- 「網戸の建て付け悪いのかな」
- 寿命が縮む心持ちだ。
- あの虫は、なんの虫だったのだろう。
- 写真に収めてChatGPTに聞けばよかった。
2026年05月02日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 844 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/05/01(金) 00:47:48 ID:25K.Ocdg0
- 2026年4月16日(木)
- 今日も散歩をした。
- 「きょう、よんきろね。よんきろ」
- 「そうだな。12kmが限界だってわかったし、ゆるく行こう」
- 「うん」
- 快晴の住宅街を歩き、幹線道路まで行く。
- 「ここから向こう、家も車も少なくていいんだよな」
- 「いく?」
- 「行こうか」
- 「うん」
- やがて、空き地と板金業者ばかりが並ぶ田舎道へと辿り着く。
- 「ここ、ほどうひろいね!」
- 「手繋ぐか」
- 「うん!」
- 手を繋いでも、歩行者がいない。
- 自転車も、自動車も、ほとんど通らない。
- まるで、俺たちだけの世界だった。
- 「このみち、いい……」
- 「これは、ベストルート見つけたかも」
- 「ただ、ごみおちてるねえ」
- 「それはしゃーない」
- 歩道の傍に窪みがあり、そこにぽつぽつとゴミが落ちている。
- 缶やペットボトル、お菓子の袋などだ。
- 「なんですてるんだろ……」
- 「家にゴミを持ち帰りたくないんじゃないか」
- 「だめだよ」
- 「駄目だな……」
- 「◯◯、すてないもんね」
- 「……まあ」
- 俺は、ポイ捨てをしない。
- それは間違いない。
- 「なんか、もごもごしてる」
- 「俺は聖人じゃないってだけだよ。××が一緒にいるから捨ててないだけで、捨てたことはある」
- 「あるの!」
- 「あるよ。いつもじゃないし、数えるほどだけど」
- 「そなんだ……」
- 「嫌いになったか?」
- 「なるわけないけど」
- 力強い。
- 「でも、びっくしした」
- 「言っとくけど、ほんと数えるくらいだからな!」
- 「わかってるよー……」
- ぐるりと回って帰宅すると、5km少々だった。
- このルート、しばらく周回しようかな。
2026年04月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 828 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/04/16(木) 01:28:29 ID:Unaotugo0
- 2026年4月1日(水)
- 「××、散歩行こうか」
- 「いく!」
- 身支度を整え、玄関を出る。
- 気温も、天気も、風速も、ちょうどいい。
- 「さんぽびよりだねー」
- 「まったくだ」
- 「きょう、しょうがっこういくの?」
- 「そのつもり」
- 「さんきろこーす、だね」
- 「まあ、そのくらいは歩けるだろ」
- かつての通学路を、うにゅほと歩く。
- 「この家、友達住んでたな……」
- 「いまもすんでるかも」
- 「仮に住んでても、わからんだろうな。顔も名前も」
- 「なまえ、おぼえてないの?」
- 「覚えてない」
- 「そか……」
- 雑談と共に、1.5kmはあっと言う間に過ぎる。
- 「ほら、ここが俺の母校だよ」
- 「ここ、かよってたんだ」
- 「あんまり覚えてないけどな」
- 「そなんだ……」
- とは言え、入るわけにもいかない。
- 小学校を遠巻きに見て、ルートを変える。
- 「じゃ、帰るか」
- 「うん」
- 帰り道、変なものを見つけた。
- 電柱の足元にくくりつけられた350mlの小さなペットボトルだ。
- 「……これ、なんでしばってるんだろ」
- 「わからん。まさか、猫避けじゃないよな……」
- 「ちいさいよ」
- 「あと、なんかお茶っぽいの入ってるけど」
- 「……おしっこだったりする?」
- 「想像したくない……」
- 街中の違和感に気付くのも散歩の醍醐味だ。
- 3km、案外普通に歩けるな。
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2026年04月02日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 811 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/04/01(水) 02:33:23 ID:TOEU..g20
- 2026年3月16日(月)
- PCをいじっていて、ふと気が付いた。
- 「……One-Touch Search、作れるんじゃないか?」
- 膝の上のうにゅほが、こちらを振り返る。
- 「それなに?」
- 「ロジクールのマウスで昔使えた機能なんだよ」
- 「ふんふん」
- 適当なサイトの適当な文字列を選択する。
- 「今、"木曜日"って単語を選択してるだろ」
- 「してる」
- 「マウスのワンボタンで、Google検索できるんだ」
- 「え、べんり」
- 「便利なんだよ。でも、なんでか消された機能でな……」
- 「なんでだろ」
- 「しかも、さらに便利なのは──」
- 俺は、適当なフォルダを開き、適当なファイル名をクリックした。
- ファイル名が選択される。
- 「今、"椅子1_マーブル2"って文字列が選択されてるだろ」
- 「されてる」
- 「この状態でも検索してくれるんだよ」
- 「……ふん?」
- ピンと来なかったらしい。
- 「ブラウザで完結してないってことは、Chrome拡張機能では再現できないってことでな……」
- 「ふんふん」
- 「ともあれ、これをAntigravityで作れるんじゃないかってこと」
- 「つくれそう?」
- 「行けるんじゃないかな……」
- 行ってみた。
- 「行けた」
- 「すごい」
- 「完璧だぞ、これ……」
- 「べんり、つくれるね!」
- 「本当にな。今はシンプルなものしか作ってないけど、もっと複雑なものでも普通にできるはず」
- 「えーあい、すごいねー……」
- 「すごい」
- ただし、便利の陰で失われていくものもある。
- それは仕方のないことなのだろうな。
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2026年03月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 795 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/03/16(月) 03:10:47 ID:gdUkBjdE0
- 2026年3月1日(日)
- 「あ、そだ」
- 「んー?」
- 「あさって、びょういんだよ」
- 「あ、そうか。たしかに」
- 忘れかけていた。
- 「そのつぎのしゅうも、びょういんだよ」
- 「どの病院?」
- 「だいがくびょういん」
- 「あー……」
- 面倒くさい。
- 病院の中でも、大学病院は特に面倒くさい。
- だが、行かないという選択肢は、ない。
- 「大学病院のほうからこっち来てくれたらいいのにな」
- 「すごいこといってる」
- 「待ち時間とか、家で過ごせるんだぞ」
- 「それはいいかも……」
- 「だろ」
- 「でも、ひとたくさん、うちくるよ」
- 「それは嫌だな……」
- 「うん」
- 「じゃあ、患者が俺ひとりだったらいいのに」
- 「ひろいのに、だれもいないの?」
- 「そう」
- 「こわいかも……」
- 「リミナルスペースみがあるよな」
- 「りみなる?」
- 「不気味な雰囲気の、誰もいない空間──みたいな」
- 「ぜったい、にげるけいのげーむだよ……」
- 「わかる」
- 「こわい」
- 「でも、職員とかはいるから」
- 「いるんだ」
- 「会計とかできないし……」
- 「かいけいできるんだ……」
- 「患者がいないだけだからな」
- 「あ、そか」
- 「そうそう」
- 「でも、しごとないね」
- 「患者、俺ひとりだけだからな……」
- 「べんりだし、はやいけど、ちょっとやだよりかも」
- 「なら、待ち時間ゼロ」
- 「それがいちばんいいよ」
- 「本当にな……」
- 待ち時間で一、二時間は平気で飛んでいく。
- 当たり前に三十分以上待たせるのであれば、そもそも予約の時間を三十分以上ずらしてほしい。
- 困ったものである。
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2026年03月02日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 781 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/03/01(日) 23:37:52 ID:3OPCFrrw0
- 2026年2月16日(月)
- インターホンの音で目を覚ました。
- 午前中の来客は基本的に無視することにしているのだが、寝起きだと反射的に出てしまうことがある。
- 慌ててインターホンを取ると、見知らぬ女性がふたりいた。
- 「あのー、すみません」
- 「はい」
- 「私たち、このあたりの方々に、水晶の言葉を届けているのですが……」
- 「はい?」
- 間違いない、宗教の勧誘だ。
- 「すみません、興味ないので……」
- とだけ断り、通話を終了する。
- 隣で様子を見ていたうにゅほが、小声で尋ねた。
- 「すいしょうのことばって、なに?」
- 「知らん」
- 「しらんかー……」
- 「なんか宗教なことだけはわかる」
- 「やだね」
- ふと、とある話を思い出した。
- 「宗教勧誘って、信者を増やすためだけにしてるわけじゃないんだって」
- 「そなの?」
- 「そうなの」
- 「なら、なんで?」
- 「手痛く断られるためだよ」
- 「……??」
- うにゅほの頭上にハテナが浮かぶ。
- 「断られると、どうなる?」
- 「かなしい」
- 「そう、悲しい」
- 「かなしくなるためなの?」
- 「より正確に言えば、悲しみを共有するためなんだ」
- 「きょうゆう……」
- 「冷たくあしらわれた人たちが、みんな集まって互いを慰め合う。そうすると、自分たちには仲間しかいないんだ、となる」
- 「あ」
- 「そう、結束力が上がるんだ」
- 「ほー……」
- 「結束力が上がると信仰心も上がる。だから、宗教にとっては、信者が増えても断られても、どっちでもいいんだ」
- 「あたまいい」
- 「頭はいいけど、最悪だよ」
- 「そだね……」
- 以前、宗教勧誘を華麗に退けた、みたいな武勇伝を見掛けたことがあった。
- だが、手ひどく断れば断るほど、その宗教は結束を強めるのだ。
- 「と言うわけで、無視がいちばんだ」
- 「うん」
- とにかく、深く関わらないこと。
- これが大切なのだと思う。
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2026年02月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 765 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/02/16(月) 18:51:41 ID:FyGf35Pc0
- 2026年2月1日(日)
- 「はっ」
- と気付けば、パソコンチェアで寝落ちしていた。
- 痛む首をさする。
- 最近、また、寝落ちの頻度が上がっている気がした。
- 周囲を見渡すと、うにゅほがいない。
- 廊下から顔を出すと、すぐに居場所がわかった。
- 弟の部屋から、母親とうにゅほの声がしたのだ。
- 適当に覗きに行くと、なにやらアソビ大全を買ったらしく、いろいろ試しているようだ。
- 俺もヨットに参加したが、出目がまったく振るわず、一度も勝つことができなかった。
- 「あそびたいぜん、いいねー」
- 「わりといいな。アホみたいにゲーム詰まってるし」
- 「ごじゅういっこ?」
- 「多分……」
- 「たぶんなんだ」
- 「こういうのって、後か追加されたり、ある程度プレイしたら解放みたいのあるから」
- うにゅほが、うんうんと頷く。
- 「そういうの、ある」
- 「たとえば?」
- 「──…………」
- 特に思いつかなかったらしい。
- 「マリカとか?」
- 「まりかとか!」
- 即相乗りされた。
- まあ、いいか。
- うにゅほと遊べるゲームが増えるのはいいことだ。
- 何か面白そうなゲームを見繕っておこう。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
2026年02月02日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 748 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/02/01(日) 01:45:59 ID:TtRrAlIE0
- 2026年1月16日(金)
- ミント味のボトルガムを久し振りに購入した。
- 「なんか懐かしいな」
- 「ねー」
- 「昔はよく噛んでたっけ……」
- 「うん」
- 「××も食べる?」
- 「いい……」
- 「やっぱり」
- うにゅほはミント味が好きではないのだ。
- 「◯◯、すきだね」
- 「好きってわけでもないんだけど……」
- うにゅほが目をぱちくりさせる。
- 「そなの?」
- 「ああ。むしろ苦手なほう」
- 「……なんでたべるの?」
- 「口の中がスッキリするから……」
- 「あ、なるほど」
- 「つまり、食べ物としてより、うがいとか歯磨きみたいな感じで噛んでるんだよな」
- 「たべものじゃないんだ」
- 「歯磨き粉だって味はするし……」
- 「わたし、◯◯、みんとすきなのかとおもってた」
- 「誤解でした」
- 「まだしらないこと、あるんだね……」
- 「どんなに一緒にいたって、完璧はないさ」
- ガムを二粒取り出し、口に放り込む。
- そして、数回ほど噛んだとき、
- 「──ひィッ、ぷし!」
- くしゃみが出た。
- 「◯◯、みんとあじたべると、くしゃみするね」
- 「なんでだろ……」
- 「わかんないけど、いつもしてる」
- 「自覚はある。××は出ないのか?」
- 「みんとあじたべないから……」
- 「食べてみよう」
- 「にがて……」
- 「そっか」
- 苦手なものを無理矢理勧めないのが、良好な関係を長く続けるコツである。
- 読者諸兄も気を付けよう。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
2026年01月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 732 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/01/17(土) 00:36:29 ID:QsRDub0k0
- 2026年1月1日(木)
- 「また勝ってしまった……」
- 「ね!」
- 大晦日に引き続き、家族でドンジャラをした。
- 自室に凱旋し、機嫌よくうにゅほを膝に乗せる。
- 「わたしたち、つよい」
- 「引きも良かったな」
- 「すぐリーチなった」
- 「あとは、俺が麻雀打てるってのも理由かもしれない」
- 「まえ、ぱそこんでやってたね」
- 「ドンジャラって麻雀の簡易版みたいなもんだから、コツが似てるんだよ」
- 「なるほどー……」
- 「みんな、麻雀あんま知らんからな。俺たちだけ微妙に有利だから、打てば打つほど勝てるんだと思う」
- 「──…………」
- 「どうした?」
- 「なんか、ずるしてるきーしてきた……」
- 「ズルはしてないだろ……」
- 「そかな」
- 「運だけの勝負なら、じゃんけんしてるのと変わらないだろ。ちゃんと考えれば有利になるゲームだから、面白い」
- 「それは、うん。そうだけど」
- 「あと、コツって言っても運で簡単に引っ繰り返る程度だからな。今日も勝てたのは、たまたまでもあるよ」
- 「そか」
- うにゅほが、うんうんと頷く。
- 納得してきたらしい。
- 「ちなみに麻雀は、半荘だけなら素人でもプロに勝てる。でも、長期的に見れば勝率が段違いだから、プロが成立するんだ」
- 「はんちゃん?」
- 「一ゲーム、みたいな意味」
- 「ほー」
- 「とにかく、ズルはしてません。正々堂々と勝負しただろ」
- 「うん、した」
- 「なら問題なし」
- 「なし!」
- 正月三が日のうちに、また卓を囲むことになるのだろうか。
- また大勝ちしてやろう。
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2026年01月02日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
- うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます
- ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/

- 715 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2026/01/01(木) 18:24:01 ID:HFZ3SaYg0
- 2025年12月16日(火)
- 「運動しないとな……」
- 「からだ、うごかさないとね」
- 「ああ。でも、ちょうどいい運動がなかなかないんだよな」
- 「どんなの、ちょうどいいの?」
- 「散歩」
- 「さんぽ……」
- 外を見る。
- 吹雪とは言わずとも、雪が降っていた。
- 十二月半ばともなれば、当然積もってもいる。
- 「さんぽは、だめかも」
- 「そうなんだよ。寒いし、道が悪くてそもそも危ないし」
- 「いえのなかで、できるうんどう」
- 「その場足踏みとかかな」
- 「あ、むかしやったきーする」
- 「やったやった。これは候補に入れてよさそうだな」
- 「ほかにはー」
- 「何かある?」
- 「えあろばいく」
- 「エアロバイクか……」
- 「やだ?」
- 「嫌ではないんだけど」
- 「だけど?」
- 「嫌」
- 「どっち!」
- 「まあ、気が向いたらってことで」
- 「じゃあ、◯◯が、ゆーちゅーぶみながらやってたうんどうは?」
- 「背中のやつな」
- 「うん。まいにちやってた」
- 「あれ、軽くやってみたんだけど、前屈したときに腹部に違和感が」
- 「まだはやいね……」
- 「まだ早い」
- 「あしぶみ、やろ」
- 「ああ。まずは五分間から始めようか」
- 「うん」
- 使わなければ、体はどんどん衰えていく。
- この体をすこしでも長持ちさせたいのであれば、運動はすべきだろう。
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2025年12月17日
- 1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0
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- 701 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2025/12/16(火) 10:45:59 ID:16rzhFZ.0
- 2025年12月1日(月)
- 「とうとう12月か……」
- 「そだねえ」
- 「もうすぐ2026年か……」
- 「そだねー」
- 「あっと言う間に2027年か……」
- 「まだはやい」
- 「それはそう」
- 「きーはやいよー……」
- 「でも、人生が加速してるような気もするんだよな」
- 「それは、わかるけど」
- 「二十歳くらいのときは、一年前のことを"ちょっと前"って言うと友達に笑われたもんだけど……」
- 「いちねんまえは、ちょっとまえじゃないよ?」
- 「××はまだ若いからな。俺くらいおっさんになると、二、三年前のことが"ちょっと前"になるんだよ」
- 「こわい……」
- 「怖いだろ……」
- だが、事実である。
- 「××が俺くらいの年になる頃には──」
- 言い掛けて、そのとき自分が何歳になっているかを想像してしまった。
- 「……将来のことを考えるのは、やめよう」
- 「そだね……」
- 気が滅入るばかりだ。
- 弟のこともあるし、今は何も考えたくない。
- 「ゲームするかー」
- 「しよう、しよう」
- 弟から勧められたキュイジニアというゲームを、最近すこしずつ遊んでいる。
- ゲームパッド対応のはずなのに何故かゲームパッドが使えず、仕方がないのでキーマウでプレイする羽目になっているのだが。
- 「これ、なんでゲームパッド使えないんだろうな……」
- 「あいしょうわるい、とか?」
- 「相性とかあんのかな」
- 原因をゲームパッドに絞り込み、適当にいじっていると、何故か使えるようになった。
- 「お、行ける」
- 「やた!」
- 「これで、だいぶ操作しやすくなるな」
- 面白いゲームなので、ストレスなくプレイできるようになったのは嬉しい。
- ちょこちょこ遊んでいこう。
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