2011年12月02日
90S−ブレンボキャリパー うんちく
12月に入って、少しだけ寒くなってきたがそれでも、寒が入るという言葉からはおおよそかけ離れてもいる福岡である、メンテナンスとか何とか言っているわりには、この辺のレーシングキャリパーはあまりまじまじと見たことがなかったものである、よく巷で、ワークスキャリパーとか、肩のこるような言葉を聞くが、FACTORYトップチームなんかが使った、スペシャルキャリパー、フオークなんかも初め、キャリパーに至ってはブレンボがスペシャルに作ってきてつかわせたもので、ある意味ブレンボのデーター取りみたいなワンオフのキャリパーといったところが正確なところだろう、別にFACTORYが要望してこんなのを作れとか言ったものではないだろう、パッドや耐久用に加工してくれくらいのレベルなら、レーシングパーツの加工品くらいであっただろうが、こと材質や形状はたまた、ピストン径なんかまではやはり、ブレーキメーカの仕事以外なにものでもない。写真の上のほうは、当社#2-F98-996についているキャリパーこの98年は実にさまざまなキャリパーがコース別に投入されたDUCATI-CORSEだった、同径、同形ブリッジ付き、ベリリウム製などなど、その中で当F-98に搭載のキャリパーは材料はベリリウムモノブロックだ、勿論、ピン、ニップル、ブリージングもすべてチタニュウム製、98年はまだラジアルシステムは存在しない、その中でキャリパーが開かない、熱引きがいい、軽いと言ったところでつくられたのであろうが、単純に考えても、この大きさのベリ材を、2個買うだけでしかもそれから切削加工となると、けっこう毛だらけ猫灰だらけといった金額である、ブレンボNOは、R-7F18,L-4-7E08,ブレンボレーシングに紹介しないと内容はわからない内容だ、市販の加工品のものは、市販のNOしか勿論打たれてはいない、メーカーがスペシャルでつくったものはすべてNOでわかる仕組みである、叉製造年もこのキャリパーには入っていない、重量は、527Gなんだか軽いと思いきや、測るとこんな軽さである、下の2ピースキャリパーもスペシャル品、1996年11月製造のもの、DUCATI-CORSE-FACTORYから購入したが、HONDAのミックドゥーハンが使っていたとも以外にもITALYで聞いた、NOは、R-7D15-6718,L-7M02-6719,2種類ともに市販レーシングパーツNOには該当しないものである、といった感じで、FACTORY-BIKEを開発するにあたって、ブレンボやオーリンズその他、まつわるメーカーが総力を挙げて開発してきたものを、武装しワールド選手権に挑んだものなのだろう、普通シーズンが終われば、叉使用期間が終われば、ほとんどが回収になっている、叉翌年サテライトに払い下げのBIKEにおいては、このようなハードパーツをはじめほとんどが回収されて付いていない、当時オンタイムで、グズグズ言って付けてもらった記憶があるが、今となっては、13年も前のイタリアでの懐かしい話でもある、しかし聞いたところ、ベリリウムは1998年のみで、当時98−F-1マクラーレンメルセデスが速かったのも、ベリリュウムコンロッドが入っていたからだという話がある、しかしこの切削粉を吸い込むと、肺がんになるということで1年で打ち切られたいわくつきの切削物でもある、叉キャリパー1個削るのにかなりの時間と、バイトを何個もダメにしたとブレンボに当時きいいたことでもある。今でもメーカー系ワークスでは同じ様に、R&Dパーツが投入され試行錯誤されているのであろうが、それにしても、コストを考えるととんでもない感じでメーカー系ではないとできない技でもあるだろう結局資金力にレース界もなるのであろう おわり。