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Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro

正直買わぬが吉。スマホホルダー MINOURA IH-500

さて、最初の見出し部分で多くのロード乗りの物欲を折ったと思います。
また、特定の製品を名指しし、ダメ出しを行うのは道義的な観点から良くないとも承知はしています。

しかし、自分は只の一般ロード乗り。
良い製品は良いと言えるし、駄目なやつはとことんダメ出しできる自由があります。それなりの価格がする本製品を買って、自分のように後悔しないようこうして記事をまとめるには意義があると、自分は考えています。

結論から言うとミノウラのiH-500は製品としてはよろしくありませんでした。汎用スマホホルダーとしてかなり魅力的なポイントがあるもののこの製品には致命的な欠陥が認められるためです。

今回はその点に深く追求し、多くのロード乗りの役に立てれば幸いと思います。
加えて、わずかですが新製品のiH-520に関しても少し触れます。

2機買って、2機とも同じような壊れ方をした

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本記事を書くきっかけになったのは、先日のハルヒル試走時に2機目のiH-500-OSが壊れたからです。

しかも同じように、2機とも下側固定爪の根元部分の樹脂パーツが折れてしまいました。
荷重がかかるとテコの原理が働く部分にもかかわらず樹脂製のため、破損してしまったのでしょう。
1機目は自分に非があったので買い直しましたが、二度目はほんの僅かな負荷でポキっと逝きました。

【ロードバイク】2015年第三回榛名山ヒルクライム(ハルヒル)レポート 前日編

デザイン

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なんか凄く多機能で信頼の置けそうなデザインです
シンプルさは欠けますが、悪くないデザインだと思います。

重量

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折れた固定爪も含めて全部で117g
公称では116gでしたので、1gほど実測値は重い結果になりましたが、誤差の範囲内です。

価格

2015/05/27現在2254円(税+送料込み)
定価は3292円なので、スマートフォンフォルダーとしては比較的高い方?

OSとSTDの違いは対応クランプ経の違いのみ

iH-500には「iH-500-OS」と「iH-500-STD」の2タイプがあります。
この違いは対応するクランプ経が違うだけです。フォルダー部分は同一製品ですね。

なおロードバイクの標準的な経は31.8mmなのでOSが対応します。
まちがってSTDを買わないよう注意しましょう。

あらゆるサイズのスマホに対応

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横方向に伸びるウィングと縦方向に調節可能な固定爪、スマホの厚みの違いにも対応

MINOURAでは以下のように対応サイズを説明しています。
・設計推奨サイズは、電話機・保護ケースの幅が55mmから75mmまで、厚みが6mmから18mmまで。
・左右に大きく開くウィング先端の爪は二種類あり、取り付けサイズにより交換・高さ調整が可能。

―公式HP
スペック上iPhone6にも対応しています。
かなり大きなスマートフォンにも対応することがお分かりいただけると思います。

大小様々なスマホまで対応できる汎用性の高さは魅力

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iPhone専用のスマホホルダーはTOPEAKなどから販売されています。
しかしスマホは数年おきに買い替えする時代。長く使うなら様々な大きさに対応可能なこの製品は魅力的です。
この高い汎用性は、特に規格が無いアンドロイドスマホユーザーにとっては決定的な点でした。

縦・横に角度変更可能

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スマホをサイコンやナビゲーションとして活用できる

トップ画像やこちらの画像のように工具不要でスマホを縦横に配置できます
両手をフリーにした状態で安全にスマホを見ることができるので、サイコンとしての活用や、ナビゲーションとしての活用が可能であり、その魅力は非常に大きいです。

サイコンといえばGarminですが、ナビ付きのEdge810は御存知の通り非常に高価。
それを手持ちのスマホで代用できるので、ブルベやロングライドをする上では非常に重宝するでしょう。

しかし・・・・・・・

致命的欠陥1:走行中の微細な振動でガタガタ煩い

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まず最初に指摘するのは、縦横にスマホの配置を可能にするための構造です。
画像のようにクランプ部とホルダー部分は工具不要で縦横に変更できるようワンタッチで脱着が可能になっています。この手軽さは良いのですが、結果として、連結部分に遊びを持たせなくてはなりませんでした。

そしてこの遊びがあるため、走行時の僅かな振動で連結部分から激しく音鳴りします。
「カタカタカタカタガタガタガタガタ」
神経質な人はぶっ壊したくなりますね(笑)

対策は可能

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この音鳴りに関しては対策が可能です。
単純に衝撃による振動を吸収させてしまえばいいので、連結部分に柔らかい樹脂片やゴムをかませてやれば解決します。自分はこの方法で音鳴を軽減しました。

しかし、当然縦横の配置換えは非常に面倒くさくなるので、自分は横方向に使った試しがありません。

致命的欠陥2:ロック機構は衝撃で解除され保定ウィングが開く

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この製品の最もダメなところは大切なスマートフォンを保定するロック機構に脆弱性があることです

MINOURAではこのロック機構を以下のように説明しています。
強い衝撃が加わってもウィングが開かないロック機構
※衝撃の度合いや方向によって、必ずしも保証することはできません。

―公式HPより
しかし実際のロックの強さはかなり弱い
スピードが乗った状態で荒れた路面でガタガタと連続して細かい振動が加わった時。
あるいは段差(路面の亀裂等)といった比較的大きな衝撃が加わった時、ロックがパカっと解除されます。

このロックが解除されると、スマホを保定するウィングもパカっと開きます。
走行中にそうなると、一体どうなるでしょうか。

ダウンヒル中、細かい振動や段差による衝撃でロックが外れた結果

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スマホが吹っ飛びぶっ壊れました

大事なスマホを安全に使用するためのツールでこのような事態が起こるのはイカンでしょ。
ちなみにグレーチングの段差でロックが解除されました。

もう少し詳しくはこの記事にて
【ロードバイク】2015年スズパワーセンチュリーライド 130km 前編

致命的欠陥3:固定爪の根元部分が簡単に壊れる

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構造を見ても分かる通り、固定爪の根元部分はテコの原理が働き強い負荷がかかります。
しかし樹脂製のパーツで出来ているため、ちょっとした荷重がかかるとポキっとパーツの頭が吹っ飛んでしまいます。スマートフォンを保定するパーツそのものにも脆弱性有り、ということです

あるときポキっと逝ってしまわれた根元部分

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ボルトと断裂してしまった固定部分の樹脂の一部が虚しく残ってます。
この部分は金属にしないと慎重な人でもいつか必ず壊してしまうと思います

こうなってしまうとヤフオクに中古品として流すことも出来ません・・・無念。

改良版「iH-520」が5月下旬から販売開始の模様

キャプチャ
http://www.minoura.jp/japan/accessory/utilityholder/ih-520.html

改良が加わったiH-520シリーズ

以上のような致命的欠陥に関して余程の苦情が寄せられたのでしょうか。
iH-500シリーズをマイナーアップデートさせたiH-520シリーズが発売されます。

画像から読み取れるiH-500からの変更点

  • 固定爪の根元部分が金属化
  • 下部固定爪がフルモデルチェンジ
  • ロック機構はそのままだが、補強用の輪ゴムが付属
  • クランプとホルダー部分の機構が変化(非脱着式?)
折れやすい下部の固定爪の根元は金属化され、固定爪そのものも変化しています。
少なくともiH-500よりかは快適に使えそうです。

ただロック機構に加えて輪ゴムを加えて補強しているあたり、ロック機構の脆弱性は改善されてないかも
自分はもう買いません。。。



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