経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

 ようこそ「経済ニュースゼミ」へ。当ブログにアクセスして頂き、ありがとうございます。私は2004年以降、一般の方々に経済ニュースを分かりやすく解説する仕事をしております。経済のニュースは難しいことが多いですし、それに誤解を呼びそうな報道も多いからです。皆様が、このブログをお読みになって、ご自分で考えることができるようになることを望んでおります。当方へのご連絡先は、次のとおりです。seiji+cj9.so-net.ne.jp (+を@にして下さい)

 中国経済は、5年連続の2ケタ成長が確実視されています。

 中国のGDPは、2004年にフランスを抜き、翌2005年には英国を抜きました。
2006年の中国のGDPは、約2兆6千億ドルであり、一方、世界第3位のドイツの
GDPは、約2兆9千億ドルです。仮に中国の2007年の成長率が10%だとすれば、
2兆6千億ドル×1.1=2兆86百億ドルとなるので、そろそろドイツを抜きそうな勢い
です。

 わが国のGDPは4兆ドル強というところですから、後4年ほどもすれば中国に追
い抜かれる計算になります。

 いずれにしても、実質ベースで毎年2ケタの成長を維持するのは驚きです。

 中国に対しあまりいいイメージを抱いていない貴方!

 少しジェラシーを感じませんか。

 でも、よく考えて下さい。中国の人口はわが国の10倍もあるのですから、GDP
で抜かれたといっても、1人当たりにすれば、まだわが国の1/10ということです。

 まあ、一生懸命働いている人のことを考えたら、同じ人間でありながら、こうも
生活水準が違うのが気の毒にさえ思えます。

 それはさておき、こんなに経済が急成長を遂げ、何か歪みは起きていないので
しょうか。

 景気が過熱すると、当然インフレになりやすいものです。中国のインフレ率が6
月に4.4%となり、目標値の3%を超えているのが気がかりです。また、土地価格
や株価の高騰ぶりは異常といった方がいいかもしれません。

 先日、中国の外貨準備多様化のための特別国債の発行で上海株式が一時も
たつきましたが、ここにきてまた上げているようです。

 このため、バブル崩壊を恐れる中国当局は、20日、民間銀行の預金金利と融
資の基準金利を引き上げました。上げ幅は0.27%です。利上げは、今年の3月と
5月に行っていますから、今年で3回目となります。


 ここで、少しだけ中国の金融政策について考えてみましょう。

 今回の利上げは、預金金利と融資の基準金利だということです。

 わが国は、預金金利は銀行の判断で設定していますが、かつては預金金利は
規制されていました。日銀がガイドラインを示していたわけです。これと同じことを
中国は今やっているわけです。面白いのは、貸し出し金利です。正確には融資
の基準金利ですが、この金利の9掛けを下回るレートで融資することは禁じられ
ているということです。上限には規制がないようです。

 わが国の場合には、金利が規制されていたときでも、貸し出し金利は銀行が自
由に決めていました。それを中国では、規制しているわけです。しかも、下限は
規制するが、上限はない。日本の場合には利息制限法があるので、この辺も違
う訳です。

 こうしてみると、まさに中国は統制経済であることが実感されます。やっぱり、
他の国とは随分違うのです。

 ところで、もう一つ面白いのが、中国の利上げの幅が0.27%刻みであることで
す。アメリカなどは、最近では0.25%刻みで上下させることが多いようですが、中
国では何故か0.27%刻みなのです。

 どうして0.27%という数字なのでしょう。0.25%だと、4回上げれば合計で1%の
利上げになるのに、0.27%だと計算が面倒です。

 なぜ0.27%か理由を探そうと試みました、まだ分かっていません。誰かご存知
の方がいらっしゃれば、教えて下さい。

 ちなみに、預金金利の上げ幅等もみていると、どうも0.9%を一つの単位と考え
ている節が伺えます。要するに、0.9%、1.8%、2.7%、3.6%、4.5%というような上
げ幅になっているのです。


 いずれにしても、中国は、こうして金融の引き締めを行ってきているわけです
が、他方で、ドルの買い支えを行って、市場に膨大な資金を放出しているので、
相矛盾する行いをしているのです。従って、中国が本気で引き締めにかかるか
どうかは、人民元レートの上昇のペースを見ていると分かるということになりそう
です。



 さて、経済面以外で、急成長の歪みは出ていないのでしょうか。

 あるのです。しかも深刻です。

 中国の重慶では、月や星をみたことがないといいます。日本でも都会では、ネ
オンの明かりがまぶしくて星空を見る機会は少ないですよね。でも、月ぐらいは
見えます。実は、中国では大気汚染がすごいのです。

 最近では、中国国内で、大気汚染をめぐって住民と警察の衝突が相次いでい
るようです。何しろ、年間40万人が大気汚染が原因で命を落としているということ
です。

 私の記憶では、日本は、20年近くも中国に対し環境面での協力をしてきている
のですが、どうして未だに環境問題を克服できないのでしょうか。

 中国のエネルギー源の8割は石炭だといいます。石炭は、燃やすと煤が出ます
し、硫黄酸化物を排出します。さらに、中国は質のいい石炭は輸出に回し、質の
悪い石炭を国内で消費しているといいます。どうしても、経済成長が第一になっ
て、環境対策がおろそかにされていることのようです。


 しかし、無理は続きません。貧困から一刻も早く脱し、欧米に追いつきたいの
は分かりますが、環境問題を悪化させ、国民の生命を脅かしては元も子もありま
せん。それに、日本にも酸性雨などの形で悪影響を及ぼしています。



 中国には、持続可能な成長を志向して欲しいと思います。

 環境問題は、一国の問題ではないのだ、とお思いの方、クリックをお願いしま
す。

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 村上ファンド事件の判決が下りました。2年の実刑と罰金、それに追徴金です。
 執行猶予がつかない実刑は少し厳しいかも、というのが実感です。それに考え
ると不自然なことが多い事件です。何が不自然かというと、これを立件した検察
の考え方です。でも、事実関係をつぶさにチェックしたわけでもないので、軽々に
発言することもできません。しばらくは様子を伺っていました。

 テレビの反応は、大体予想通りでした。
 村上氏は、欲にまみれた男であり、しかもインサイダー取引という不正な行為
を通じて金儲けをするのは許せない。断罪されて当然であると。

 コメンテーターも、皆村上氏を非難するだけ。
 そうですよね。よっぽどしっかりした考えがあれば別ですけど、村上叩きの風潮
の中で、敢えて判決内容にケチをつけようものならば、貴方は村上氏を弁護する
のかと非難されるのが目に見えているからです。

 それに、テレビ局側は、皆、ホリエモンや村上氏には恨みがありますから、テレ
ビに出るコメンテーターも、そうした事情に気を配らざるをえないのです。



 では、今回の判決のどこがおかしいのでしょうか。判決の要旨を見てみましょ
う。

 「被告は巨額の資金を集めるファンドを支配しており、このような立場を利用し
て高値で売り抜けることを企て、それを確実にするためにライブドアのインサイダ
ー情報を利用した動機には強い利欲性が認められ、強い非難に値する」

 「被告のファンドなのだから、安ければ買うし、高ければ売るという徹底した利
益至上主義には、りつ然とする。不公平な方法で類例を見ない巨額な利益を得
たことは、証券市場の信頼を著しく損なった」

 「市場の適正化のため、本罪の厳重な処罰の必要性が高まって入ることに鑑
みれば、酌むべき事情を最大限に考慮しても懲役刑の実刑が相当」

 
 判決では、先ず、動機において強い利欲性が認められ、強い非難に値すると
述べていますが、「利欲性」というのは変な日本語ですね。それは、置いといて、
欲望が強いのは全て非難に値するのでしょうか。聖職者が病める凡人に説教を
するのであればわかるのですが‥。

 また、利益至上主義にはりつ然とすると言っていますが、今の世の中、りつ然
とすることだらけで、この程度の金儲けでりつ然とするものでしょうか。

 問題は、インサイダー取引を行ったかどうか、その一点であるはずです。村上
氏が金亡者であろうとなかろうと、インサイダー取引を行ったかどうか、そこが問
題なのですが、今回の判決は、インサイダー取引の範囲を広げすぎているように
見受けられます。

 そもそもインサイダー取引がけしからぬというのは、特別な立場にいる人が、
株価に影響を与えるであろうと思われる重要な情報に接し、それを利用して株の
取引をするのは公平でないからです。

 ところが、今回、一般の投資家は、村上氏に対し「てめえ、汚いぞ!」とは言っ
ていないのです。

 まあ、確かに村上ファンドは大もうけをしましたが、それはライブドアが高値で
買ってくれたからです。でも、ライブドアが高値でも買おうと思ったのは、ニッポン
放送を手に入れたかったからです。別に、高値で買ったからといって、村上ファ
ンドに騙されたとは思っていないのではないでしょうか。

 次に、判決は、証券市場の信頼を著しく損なったと言っていますが、まったく証
券業界のことを知らないのではないでしょうか。証券関係者が、そのような受け
止め方をしているとは、とても思えません。

 また、判決は、市場の適正化のために厳罰が必要だといっていますが、そもそ
も証券市場の適正化について考えるのは、第一義的には証券取引等監視委員
会の仕事のはずです。しかし、この村上ファンド事件とライブドア事件について
は、証券取引等監視委員会は動かず、東京地検が直接動き出したのです。

 もし、証券市場の適正化が必要というのであれば、証券取引法等の改正が必
要だと思うのですが、そうした動きがないのではないでしょうか。

 
 こうしてみてくると、今回の事件は、どうしても村上氏を罰したかっただけで、理
由は、何でもよかったとしか思えないのです。

 確かに、あの不遜な村上氏の言動を見て、いい感じがする訳はありません。そ
の意味で、国民の中にも「いい気味だ」と思っている人が多いかもしれません。

 でも、そのことと、判決の正当性は関係がありません。

 今回の判決をみると、件の緒方元長官の詐欺容疑が重なって見えてきます。
緒方元長官が、朝鮮総連側を騙し、手数料や不動産を騙し取ったとされる事件
です。

 でも、詐欺罪が成立するためには、被害者がいないといけないのですが、朝鮮
総連側には、騙された認識はないと言っています。

 朝鮮総連が、騙されていないというものを、多くの税金を投入し、立件する意味
があるのでしょうか。

 でも、罪状が何であれ、緒方氏の行為は許せないという判断が多分あるのでし
ょう。まあ、それは多くの国民も同じかもしれません。でも、だからといって、何で
もいいからしょっぴいてしまって‥、それでいいのでしょうか。



 緒方元長官が許せないというのであれば、もっと他の方法で糾弾すべきだと思
います。例えば、かつて与えた叙勲は取り消すとか。村上氏に対してもそうです。
二度とテレビには登場させないとか。

 でも、テレビは節操がないから、しばらくしたら、また村上氏がテレビに登場す
るのですよね。ホリエモンもそうでしたし。

 

 話は戻りますが、今回の判決のようにインサイダー取引の範囲を広げすぎる
と、実務上大変困った問題が生じることも事実です。

 銀行は、取引企業に融資をすると同時にその株を取得する場合もありますが、
取引先の内情を常に把握していますが、そうすると当該株の売買はできなくなっ
てしまいます。また、自己株式の売買もそうです。

 そんなことをよく知らない人が、正義感だけで判決を書いたような気がします。

 証券関係者は、今回の判決に戸惑っているかも、と思う方はクリックをお願い
します。

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 アメリカでも中国製品の安全性が大きな問題になっています。18日、ブッシュ大
統領は輸入品の安全性を高めるため、閣僚級の作業部会を設置したとありま
す。

 これまでに、アメリカではペットフードや魚介類、練り歯磨き、おもちゃなどから
有害な物質がみつかっています。

 こうした動き、当然といえば当然でしょう。それに中国にとっても、外国が厳しく
接してくれた方が、後々のことを考えると、ためになると思われます。

 例のダンボール入りの肉まん事件が本当かどうかは知れませんが、いずれに
しても、そういうことが報じられ市民が真に受けるほどですから、相当おかしな状
況に陥っているのは事実です。そうでなければ、中国人自らが、「マイオイル」を
レストランに持参することもないでしょう。それ以外にも、野鳥に毒の混じった餌
を食べさせ、そうして捕獲した鳥をレストランなどに売っていた事件もありました
ね。

 

 ところで、怖いのは中国だけなのでしょうか。アメリカの製品は大丈夫なのでし
ょうか。そんな思いでいっぱいです。というのは、アメリカでは遺伝子操作作物、
GMOだらけになっていて、自然界の生き物や人体にも目に見えないような影響
をじわりじわりと及ぼしている恐れがあるからです。

 目に見えないといいましたが、ミツバチの集団失踪、CCDは起こっています。
除草剤をたっぷりとまかれたラウンドアップレディ・アルファルファの畑で蜜集め
をした蜂たちが、嫌気を起こしたことが考えられます。



 ただ、公平を期すために最初に言って起きますが、アメリカにおいても日本に
おいても、栽培されているGMOは、安全であるとして当局のお墨付きが得られて
いるのです。例えば、我が国において安全性が確認された遺伝子操作作物は、
厚生労働省のホームページで確認することができます。ごらんになると分かるの
ですが、実に多くの作物が認可されています。


 ところで、遺伝子操作作物というと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。
先ずは、人間が勝手に遺伝子を操作していいのか‥、神をも恐れぬ行いではな
いか‥というような反応があると思いますが、そうした思いも遺伝子操作作物の
栽培が拡がるとともに、慣れによって薄れてきています。そのうちに、遺伝子操
作作物の安全性が確認され、しかも、価格も安いから、しょうがないかな(どっか
の元大臣のような発言ですが‥)と思ってしまうかもしれません。遺伝子操作で、
収穫量も増え、味もよくなるのであればなおさらかもしれません。

 しかし、遺伝子操作作物の本質はそんなものではないのです。

 遺伝子操作作物は、農薬の使用の延長線上に花咲いた技術なのです。ただ、
その花は恐ろしい花なのですが‥。

 どういうことでしょうか。
 農薬をまくのは、雑草が生えないようにするためとか、害虫をよせつけないた
めです。農薬の使用によって、どれだけ農家の人たちは重労働から開放された
ことか。それに収穫量のアップに寄与したことか。

 でも、いいことばかりだけではありませんでした。農薬の大量使用によって、人
体への影響が確認されたからです。それは、農家の人が一番よく知っています。
農薬をまいた日にはお酒を飲んではいけないと。それに、農薬を使用し始めたこ
とによって、それまで田んぼにいた小動物がすっかり姿を消してしまいました。

 自然に少しでも関心のある人であれば、そこで何が起こっているか、分かるは
ずです。

 でも、一旦農薬を使い始め、重労働から開放されると、再び無農薬の農法に戻
ることは至難の技です。そうでなくても、農業に従事する人々は高齢化するばか
りですから。せいぜい、農薬の使用量を、最小限度に抑えようという程度です。


 しかし、農薬を長く使っていると、そうした農薬に耐性を持つ虫や草が現れてき
ます。当然、毒性を強くするか、何らかの工夫が必要になります。それに、除草
や害虫駆除など、目的に応じて農薬をまく必要がありました。何とかいい方法が
ないかと‥。

 ところが、メーカーが研究していく過程で、そうした農薬にびくともしない遺伝子
を発見しました。それをコーンや大豆に組み込むとどうなるのでしょう。

 コーンや大豆が大きくなってから農薬をまいても、コーンや大豆は青々としてい
るのに、雑草だけが枯れていくのが確認されました。つまり、遺伝子操作作物
は、農薬という毒物に対して耐性を持った植物というわけです。毒物に耐性があ
るわけですから、いくら農薬をまかれても平気。雑草だけが除去されるというわ
けです。

 これで、農家の人の草取りは不要というわけです。
 つまり、遺伝子操作作物を育てるということの本質は、おいしいものを作ろうと
いうことではなく、農薬をたっぷりつかうことのできる農業を行うということなので
す。

 メリットは、草取りという重労働から開放されることです。しかし、草取りが不要
であるとか、害虫が寄り付かないということは、それだけその畑や田んぼが毒性
が強い状態になっているということです。

 そうした状態で作られたコーンや大豆を食べて大丈夫なのでしょうか。

 ここで改めて書いておきますが、少なくても現状ではアメリカ及び日本では、安
全性は確認されています。

 

 でも、遺伝子操作作物のことを調べていると、納得ができないような事柄が沢
山見つかるのです。遺伝子操作作物の代表ともいうべきものは、ランドアップレ
ディ(roundup ready)というやつです。

 私、ランドンアップレディと聞き、レディは、婦人の意味かなと思ったのですが、
そうではないのです。ランドアップというのは、モンサント社の有名な除草剤で
す。レディというのは、準備ができているという意味で、遺伝子操作がなされてお
り、ラウンドアップを撒かれても耐性ができているから、影響を受けないという意
味なのです。

 こうしてラウンドアップのコーンとか大豆ができるのでが、この安全性を確認す
る当局にモンサントの関係者が送り込まれたりするなど、太いパイプがモンサン
ト社と現政権の間に築かれているのです。詳細は記述しませんが、本当に客観
的に安全性が確認されているか、疑問なしとはしません。



 この他GMOには、さらに深刻な問題もあります。それは、いくら日本では遺伝
子操作作物を作らないと頑張っていても、GMOと従来種の交雑が起こり、いず
れは全てがGMOになってしまうという恐れです。これは、アメリカやカナダでは実
際に起きている現象だといいます。GMOの花粉が風や虫の媒介によって運ば
れるというのです。そうなると、もはや「遺伝子操作でない」大豆から作ったとうふ
や納豆は食べられなくなってしまうのです。否応なくGMOを食べさせられる。しか
も、それらを栽培する権利は全てモンサント社が保有している。要するに、世界
中の農家がモンサント社などのいいなりになってしまうということです。

 日本では、相変わらず食料自給率の確保が大事だと言われています。確かに
そうかもしれません。しかし、そのために何をやっているのでしょうか。アメリカは
世界中の畑にGMOを植えさせ、それによって食料面で世界を制覇しようとしてい
るのです。

 ブッシュ政権は、エネルギー問題や地球温暖化対策の切り札として、バイオエ
タノールの利用を強く薦めていますが、しかし、その裏には、それによってラウン
ドアップ・コーンの栽培をさらに拡大させようという戦略が潜んでいるのです。

 

  モンサント社の悪口を書いたように思う方もいるかもしれませんので、公平を
期すために、日本モンサント社のホームページを訪れることをお勧めします。

 ランドアップレディを使うことで、除草という重労働から解放されることや、農薬
の使用回数が減り、環境にもいいことなどが書かれています。また、私が信奉し
ている「不耕起栽培」という言葉も登場します。

 是非、皆様、ご自分でアクセスし判断して下さることを希望します。

 

 少しくらい高くても、自然農法による作物を食べたいと思う方は、クリックをお願
いします。

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 午前中、NHKの教育番組をみていました。子供向けのやつです。

 テーマは、稲作に農薬は使うべきか使わざるべきか。

 最初は、農薬を使うと如何に危険かについて説明し、ここで、農薬を使わない
有機農法が優れていることを納得してもらう段取りのようです。

 でも次に、農薬などを使わない有機農法によると、収穫量が少なく、米の値段
が3倍にもなってしまうことにも言及します。さらに、有機農法による米は全体の
1%にも満たないと。ここで、子供たちは、「どうして?」となるわけです。

 そして次に、農薬を最小限度だけつかって稲作をしている農家を紹介します。
凄い規模の水田を所有している人です。

 「趣味で農業をやるのであれば、無農薬でもできるかもしれないが、これだけ
の広さの水田を無農薬で維持することはできない」と。ご自分も好きで農薬を使
っているわけではないと言っていました。

 一番大変なのは、草取りのようでした。もし、農薬を使わないとなると、大変な
労力が草取りにかかると。

 この人、1回だけ農薬を撒くということです。

 まあ、それでも、数十年前の日本と比べたら、農薬の使い方も随分マイルドに
なっていますね。

 結局、この番組、農薬を使うのがいいのか、使わないのがいいのか、見ている
人が考えて下さいといって、番組を終わってしまいました。

 まあ、農薬の使用はすぐやめるべきだなどと、NHKが放送しようものなら、視
聴者から山のような抗議の電話があるでしょうから、止むを得ないとも思いまし
た。

 でも、私が信奉する「不耕起農法」+「冬季湛水」によれば、田んぼの草取りも
それほど必要ではないのです。

 でも、それがどのような理由によるものか、忘れかけていたので、本をひもとい
てみました。

 「不耕起でよみがえる」(創森社、岩澤信夫著)の序章にその答えが出てきます。
いわさわ


 「冬季湛水(冬の田んぼに水を張
ること)との組み合わせで、抑草や
肥料効率が向上する。

 冬季湛水をすると、イトミミズの糞
がトロトロ層を作り草の種を埋めて
しまいます。また、耕さずに酸素を
土に入れなければ、雑草の種は発
芽しにくくなります。イトミミズの糞
は、施用する米ぬかやくず大豆の
肥料効率を上げてくれます。」

 

 

 不耕起というのは、田んぼを耕さないという、常識はずれの農法です。でも、耕
す必要がないので、大変楽です。そして、耕さないから土の中の酸素が少なくな
り、雑草が発芽しにくくなるというのです。さらに、冬の間に水を張っておくと、そ
のなかでイトミミズがそだち、その糞のなかに雑草の種が埋没してしまうというの
です。

 私自身は、経験したことはないので、これ以上のことをいうわけにはいかない
のですが、岩澤さんという人は、その信奉者とともにそうした農法を実践している
わけですから、農薬を使わなくても草取り作業から開放されることを証明している
のです。


 こうした自然農法が今後少しでもひろまっていくことを期待しているのですが、
それを阻むものがあります。アメリカの近代農法というやつです。大規模な農法
で、空から種をまくという程度のものであれば、それほど目くじらを立てる必要も
ないかもしれませんが、今のアメリカの農法は、クレージーとしか言いようがあり
ません。

 何故か。それは完全に自然の摂理に反した農法であるからです。

 戦後、日本の農家は、農薬の使用によって田の草取りという重労働からかなり
解放されました。今までのことを思えば、まさに夢のようであったに違いありませ
ん。その意味では、化学の恩恵は大きいものがあります。

 しかし、農薬を使えば、雑草や害虫を除去することはできても、本当は稲にも
良い影響がある筈はないのですよね。当然、その地域で生活している人間の健
康にも影響を与えるはずです。また、農薬を使っていると、雑草や害虫の方にも
抵抗力が出来てきて、もっと沢山使わないと効かないということになってきます。
そうなると、益々人体に影響が及びます。


 それに、雑草は枯らしても、稲には影響を与えないというのも随分虫のいい話
です。

 しかし、遺伝子操作という技術を使えばそれが可能なのです。遺伝子操作され
たコーンや大豆、小麦、稲は、どれだけ農薬をまかれても平気なのです。周りの
草は枯れてしまっても、自分たちは遺伝子操作されて、農薬には抵抗力がつい
ているのです。となると、雑草一つないコーン畑、あるいは大豆畑ができあがると
いうことです。草取りの作業は当然必要がない。

 そうした農法をアメリカは実行しているのです。
 でも、そうした農法は完全に自然の摂理を無視しています。そこで使われた農
薬および遺伝子操作された作物の遺伝子は、何らかの影響を自然界に及ぼし
ています。

 一時的に大量の収穫が約束されるかもしれません。しかし、自然界は、人間の
価値判断とは無関係に多くの生き物が存在していることによって成り立っている
のです。益虫だけ存在し、害虫の存在は許さない、或いは、農家の野菜や果物
は育って欲しいが、雑草は育ってはいけないというのは、成り立たない話なので
す。当然、その報いがきます。

 田んぼに、ミジンコが発生し、イトミミズもいる。だから小魚も棲み、ちょっとは
虫もよってくる。しかし、それはカエルの餌になり、また、クモの餌になる。当然、
それらを狙う鳥もやってくる。そうするといたちも現れる。それが自然の摂理で
す。それを、農薬や遺伝子操作ということで、自然界のメカニズムを断ち切って
いるのです。


 確かに、そうしたアメリカの農作物の価格は日本と比べるとはるかに安い。し
かし、そこには大きなリスクを抱えているのです。後になって、その被害の大きさ
に気がついても取り返しがつかないと思います。

 アメリカの農作物の安さは、後々社会が負担することになる莫大な社会的コス
トを含んでいることがないから、一見安く見えるだけです。その一方、自然農法に
よる農作物の高さは、周囲が受けている社会的恩恵が含まれていないから一見
高く見えるだけの話です。

 つまり、基礎的な経済学の知識があれば、どちらの農法が優れているかという
ことは一目瞭然なのです。



 でも、日本の政治家で、こういうことについて国民に説明してくれる人はいませ
ん。

 日本の農業は、効率性が低いなどと言われますが、実は、自然農法をもっと拡
げることによって国際競争力を獲得することができるのです。

 遺伝子操作作物のリスクの大きさを世界的に理解させ、同時に、日本の自然
農法による農作物の安全さとおいしさを証明することができたら、日本は、農作
物の輸出国になることができると思います。


 なるだけ自然農法が拡がるようにと思う方は、クリックをお願いします。

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 それにしても、遺伝子操作作物で儲けているモンサント社は、政治家などとの
つながりも太いものがありますね。

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 地下鉄の初乗り料金が1000円になりました。

 そんなバナナ!

 いえ、バナナではないのです。

 1000円だったらタクシーの方が安いじゃないの。

 それはそうですが。

 

 実は、これは英国での話です。元々英国では、地下鉄の料金が高いらしく、4ポ
ンドもするといいます。5−6年前には、1ポンド150円程度だったので、そのころは
600円で地下鉄に乗れたようですが、昨今の円安のせいで、1ポンドがとうとう250
円台になってしまいました。

 4ポンド×250円=1000円

 というわけです。

 ルーブル美術館の入場料は、約1500円。これは大したことはありませんね。
エッフェル塔の入場料は約2000円、これもそんなものでしょうか。しかし、ロンドン
の観覧車は約3800円。これはちょっと高いですね。

 食べ物では、ロンドンでは、サンドイッチが2切れで約500円、パリでビッグマッ
クを食べると約540円です。うーん、これはやっぱり高いかも。

 

 円建てベースで給料をもらっている現地の駐在員の生活は大変だそうです。ま
た、海外旅行に行ってもすごく物価が高いと感じるそうです。

  円安は、日本経済を救う救世主と思われてきましたが、やっぱり良いことば
かりではないですね。

 最近、海外における魚や肉類などのセリにおいて、日本勢が競り負けるケース
が増えています。その背景には、途上国側の経済発展や、海外の食習慣の変
化などの理由もありますが、円安も大きな理由になっています。



 ああ、円高のありがたみは、円安になって初めて知るのですね。

 でも、悲しんでばかりではしょうがありません。円安で現地駐在のサラリーマン
の生活が苦しくなるということは、逆に海外から日本に赴任してきている外国人
の生活ぶりは楽になっているはずです。同じことは、旅行についても言えます。


 我が国の観光業、特に旅館の経営には近年大変厳しいものがあります。だか
らこそ、あの観光県の東国原知事が韓国にまで出かけPRするのです。ここは、
国を挙げて、日本へいらっしゃいとPRをしたらどうでしょうか。今がチャンスです。




 きっと日本全国の旅館が満員になる日が来るに違いありません。


 Welcome to Japan!  日本の観光、頑張れと思う方、クリックをお願いします。

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 給食費の不払い、保育料の未納、そしてモンスターペアレンツと、おかしな親が
繁殖していることにテレビは注目していた。そして、そうした報道を一番関心を持
ってみていたのは学校の先生かもしれない。

 先生のだらしなさが散々指摘されてきたが、最近の親はこんなにも変な人ばっ
かしになっているのですよ。やっと自分たちの苦労が分かってもらえてのでは
ないかと。

 しかし、今回の足立区の学力テストに関する不正行為は、先生もモンスターだ
と認識させるに十分の出来事である。否、先生だけではなく、日本の教育制度自
体がおかしくなっているのかもしれない。

 ところで、今回の不正についての様々な反応であるが、競争原理の導入が不
正の背景にあるという意見もある。

 私は、この手の考えが大嫌いである。そして、そうした考えが相当以前から日
本の教育界に存在していていることも分かっている。

 競争原理を導入すれば、競争が激しくなる可能性があるのはそのとおり。しか
し、だから不正にいたるというのは論理の飛躍だ。競争原理を導入しても、不正
に対して厳しく処罰する態勢が確保されていれば、不正は防ぐことが可能だ。

 問題の本質は、学校の先生に、学力試験の実施を完全に任せきっているとい
うテストの運営方法にある。もし、テストが、その学校だけのものであれば、先生
たちには不正を働くインセンティブは働かない。テストの結果、成績のいい生徒と
そうでない生徒が明らかになるだけのことであるからだ。しかし、今回の学力テス
トは、学校同士のランク付けを明らかにするものである。生徒たちもランク付けさ
れるが、学校もランク付けされるのである。だから、学校が組織的にいんちきを
働いたわけである。

 要するに、

 conflict of interest

 が存在したということ。利益相反だ。こんなことどうして区の教育委員会や東京
都、或いは文部科学省が気がつかないのか。

 使命感の欠如なのか、やる気のなさなのか。

やばい1

  

 ちなみに、ベストセラーになった「ならずものの経済
学」(Freakonmics)にも、その第1章、「学校の先生と相
撲取りの共通点は何か」で、扱われている問題だ。

 こうした問題を起こさないようにするためにはどうす
ればいいか。


 簡単なことだ。試験の実施を第三者に任せるか、あるいは、試験の実施の際
に、第三者に監視させればいいだけのことだ。

 

 それにしても、教育委員会の弁明の記者会見も頂けない。処分も未定のようだ
が、どうも甘すぎるきらいがある。

 大体、そんな不正を働いて、どれほどの悪影響を子供たちに与えているのか、
先生たちは気がついていないのだろうか。

 それにも拘わらずどうして、不正を働いた校長の名前が公表されないのか。そ
れに、教育委員会の甘すぎる姿勢も気になる。ひょっとしたら、教育委員会も、
足立区のランクが上がるように、区内の学校の校長に暗黙裡のうちに、そうした
行為を示唆した疑いはないのであろうか。

 

 それにしても、72校中42位の学校が、一気に1位になれば疑われるのは分
かりきっていると思うが、そこには思いいたらなかったのであろうか。その意味
で、件の校長は、悪知恵が足りなかったようである。

 なげかわしいが、これが今の日本の実態なのであろうかと思う方、クリックをお
願いします。

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 事務所費問題が、依然くすぶっています。
 赤城農水大臣の事務所費です。

 しかし、いつも言っているようにテレビの突っ込みは非常に甘い。なので、テレ
ビの視聴者の多くは、じれったくてしょうがないのではないでしょうか。

 記者やレポーターは、赤城氏側に、事務所の実態はなかったのではないかと
突っ込みます。事務所の実態がないのに、経費を計上するのはおかしいと。

 それに対し、赤城氏側は、実態はあったといいます。だから経費を計上してど
こがおかしいと。

 従って、事務所としての実態があったかなかったかが、先ず問題になります。
そこで、記者やレポーター或いは野党は、実態があるのであれば、証拠を示せ、
領収書をみせろということになります。

 しかし、その点については、法は、領収書の添付を求めていません。法は、政
治団体の資金の「入り」と「出」を明らかにすることを求めていますが、どのように
使われたかについては、確認する方法がないのです。

 要するに、それだけの法にとどまっているのです。

 赤城氏の弁明は苦しいのですが、それ以上追求する法的な手段がないので
す。後は、国民がどのように判断し、それを選挙の場で意思表示するかどうかな
のです。

 この点で、テレビのコメンテーターなどは、一応憤って見せます。民間の会社や
自営業者は、領収書を添付し説明しても、経費として認められないこともある。政
治家だけ特別扱いされるのは不公平だ! とこうなるわけです。



 しかし‥、です。
 ひょっとしたら、税金の申告をしたことのない奥様たちからみると、この事務所
費問題は、何が問題なのか分からないかもしれません。

 農水大臣の答弁が何となくうさんくさく聞こえるので、ずるをしているのではない
か‥、程度のことかもしれません。

 使っていないなら、最初から計上しなければいいものを、と思っている人がいる
かもしれません。

 そこのところを、テレビは親切に教えてくれません。

 実は、政治資金管理団体や政治団体には、資金の収支を報告する義務が課
せられており、入金と出金が合わなければいけないのです。この点は理解しても
らえると思います。でも、そうであれば、知られたくない遣い途については、その
財源になった入金も隠しておけばいいのでは?となります。

 しかし、政治団体に対する寄付などが非課税になるためには、政治団体側が
入金を認めなければなりません。従って、どうしても、入金は、隠しようがないの
です。もっとも寄付する側が、課税されてもいいというのであれば別ですが‥。

 そして、入金総額が明らかになると、それらがどのように使われたかを政治団
体は明らかにしなければいけません。でも、中には明らかにできない遣い途もあ
るということです。ひょっとしたら、全く個人的な用途に使ったものもあるかもしれ
ません。もしそうだとすれば、そうした行為は脱税に該当する可能性があります。

 問題の本質は、そこにあります。
 政治団体は、遣い途の明細を明らかにする必要がないのです。単に報告する
だけでいい。だとすれば、どうしても誘惑が働いてしまいます。だから、次から次
に事務所費問題が起きるのです。

 みんな、大なり小なりそうした処理をしているとすれば、自分だけ真面目に申告
するのは、バカにみえてしまうかもしれません。みんなやっていることだからと。

  要するに、そうした認識が、件の大臣や総理にあるのではないでしょうか。全
く問題のない議員を探すことなどできないと。しかも、農水政策に通じているとい
う条件も満たさないといけないし‥。

 だから、辞めさせる必要がないといい、辞める必要がないと思うのかもしれま
せん。それに、この問題で辞任すると、他にも辞めないといけない議員が沢山出
てくるでしょう。

 そうそう、小泉首相も、「入り」の方の問題で、地元企業から支援を受けていた
ことについて突っ込まれたとき、「人生いろいろ、会社もいろいろ」と言って切り抜
けてしまいました。マスコミも、それ以上は追求することができませんでした。そう
したことを目撃しているから、「俺だけが悪いのだろうか」と思っている可能性が
あります。

 政治とカネの問題では、秘書給与のピンハネ事件というのもありましたね。あ
れも、多くの議員がやっていました。与野党を問わずです。恐らく、事務所費問
題も同じだと思います。



 赤城パパは、家賃をもらうようなバカなことはしないと、きっぱりと言っていまし
た。正直ですね。でも、赤城大臣が、公私混同をし、家賃相当費をパパとママに
渡していたとしたら、それは立派な経費ですから、家賃として支払っていたのが
悪いのですかと言えたのです。


 総理は、「800円で辞めさせろと言うのですか」と食ってかかりました。また、大
臣は、公私混同はないと強調していますが、ただそう言われても、信じることはで
きないのです。そこで、いいアイデアがあります。それこそ、今や注目の存在であ
る第三者委員会に判定してもらったらどうでしょう。人柄も含めて総合的に判断
するというやつです。

 
 政治家がまともに税金をはらわないのだから、国の赤字が増えるのは当然だ
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 今日も、消えたミツバチを追ってみましょう。

 mitubachi3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先ず、私の実際の体験です。

 私が住んでいる福岡市中央区ですが、近くの舞鶴公園では、ミツバチは全く見
かけることがありません。熊蜂は見つけましたが‥。元からあまりいないのでしょ
うか。

 次は、私の実家の長崎県島原市。昔は、日本ミツバチを育てて蜜をとる農家
があったとか。先日、実家でミツバチを一匹みつけました。忙しそうに蜜を採取し
ており、近距離で写真をとってあげているのに無視されました。ミツバチというと
かわいいイメージもありますが、近距離で顔を覗くと、宇宙人みたいですよね。他
の昆虫もそうですが。

 では、全国の状況は如何に。

 ニュースをチェックしていると、先月の記事ですが、「ミツバチ駆除でお手柄/弘
前」とあります。私が、こんなに心配しているというのに、駆除とは何事かと思い
ましたが、記事を読んでみました。

 ミツバチ約1万匹をボランティアで駆除した功績をたたえ、弘前市の木村さんと
奈良さんの二人に弘前警察署が感謝状を贈呈したと。

 花壇の木枠に大量のミツバチが群がっていると民家から同署に通報があり、
署員と市職員が駆け付けたらしいのですが、駆除業者と連絡が付かず途方に暮
れていたところ、木村さんが偶然、現場を通り掛かったとあります。

 木村さんは状況が危険であると判断し、同プロジェクトの仲間である奈良さんと
新聞紙を燃やし煙でミツバチをおとなしくさせ、巣箱に手際よく誘導したとのこと
です。そして巣箱に移したミツバチを白神山地へ返したのです。
 

 ミツバチはこの時、分蜂(ぶんぽう)の状態になっており、新たに巣を作る場所
を探していた模様です。いずれにしても、駆除したのではなく、ハチと住民を助け
てあげてよかったですね。

 

 次は、京都での話です。

 「ミツバチの塊ブドウ畑に出現 福知山、巣分かれで 」とあります。 
 
 京都府福知山市の農業横田さんのブドウ畑で、どこからか群がってきたミツバ
チがバスケットボールほどの大きさになっていて、横田さんは苦手なハチに気を
取られ困っているとあります。

 房を間引いていたところ、不思議な塊に気付き、ハチの大群とわかったとあり
ます。駆除するのはかわいそうだし、巣ができたら怖くてブドウ栽培に専念できな
い。養蜂(ようほう)業者に引き取ってほしいと仰っているとか。

 そうですよね。駆除するのはかわいそうですよね。駆除なんかしてはだめです
よ。

 

 最後は、東京です。しかもど真ん中の銀座。

 「銀座の真ん中 ハチミツで「地産地消」」とあります。

 銀座でハチミツの「地産地消」に取り組んでいるNPOがあるそうです。

 ミツバチを飼っているのはNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト(高安理事
長)」。プロジェクトは今年で2年目で、銀座や丸の内で働く約20人のメンバー
が交代でミツバチの世話をしているそうです。

 高安さんは、農業や街づくりの勉強会を重ねるなかで、銀座でやれるものはな
いかと探り、都心で養蜂を実践していた岩手の養蜂家、藤原さんに出会ったとあ
ります。

 目指したのは「地産地消」で、銀座産のハチミツを地元の企業に使ってもらい、
銀座オリジナルの商品が店頭にならんでいるとか。

 銀座のミツバチは、どこに行っているのでしょう。日比谷公園あたりにでも行っ
ているのかと思ったのですが、銀座の街路樹、浜離宮公園、日比谷公園、皇居
などで蜜を集めているらしいとか。この時期は、コガネモチ、エゴノキ、キンカン
の花が盛りだとあります。

 ひょっとしたら、放置された空き缶に残ったジュースも吸っちゃうのでしょうか。

 

 ということで、国内の状況はそれほど深刻でないのかもしれません。しかし、他
方で、「ミツバチの駆除」などという言葉が使用されているということは、アメリカで
CCDが起きているということについても殆どの人が気づいていない可能性もある
ということです。

 ミツバチは受粉作業という農家にとって重要な仕事をする昆虫なので、人間は
ミツバチの集団失踪にが気がついただけかもしれません。

 人間の生活とあまり関係のないようにみえる地味な昆虫も、ひょっとしたら集団
失踪をしているかもしれません。でも、地味だから人間が気がつかないだけかも
しれないとしたら、少し心配になってきます。


 ミツバチのことが心配だと思う方は、クリックをお願いします。

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 ミツバチの集団失踪、米国では、CCDと呼ばれます。
 Colony Collapse Disorder

 アメリカでは、昨年の11月からミツバチの集団失踪が起きていると言われてい
ます。議会で公聴会まで開かれた位です。

mitubachi2

 

 

 

 

 

 

 

 

  この経済ニュースゼミは、常々、ミツバチの集団失踪についてフォローしよう
と努めています。でも、なかなか情報が集まらないのが事実です。本日、米国の
最近の様子が分かったのでご紹介します。

 

 米国では、昨年の11月からミツバチの集団失踪が起きています。全米の27州
で確認されたといいます。でも、殆ど影響を受けていない州もあるようです。その
一つがバーモント州です。

 急に、ヒデキの歌を思い出しました。
 ハウスバーモントカレーだよ。りんごとハチミツ、とろーり溶けてる‥

 ハチとバーモンドは相性がいいのでしょうか。

 それはそうと、どうしてバーモント州は影響を受けていないか。
 バーモント州の養蜂家がこう答えています。「工場のようなモノカルチャーの農
家がなから」と。一面のとうもろこし畑とか、一面のアーモンド畑とか、そういう農
業が行われていないということのようです。バーモント州は、小規模な農家が多
く、いろんな作物を育てていると。

 来る日も来る日も、場所は移動しても、連れて行かれるのがアーモンド畑ばか
りだとすれば、ハチにとっていいはずがないと。バラエティにとんだ花粉をとらな
いとハチもやっていられないということです。人間だって、1ヶ月間毎日マクドナル
ドに行って食事をすると、健康に影響があるだろう、と言っています。

 これは、説得力のあるご意見です。
 その他にも、農薬や遺伝子操作作物の影響、或いは、ハチにコーンシロップを
与えていることなども影響していると考えているようです。

 バーモント州以外でも、影響の少ないところがあります。南アリゾナです。これ
までのところ、ハチは元気だとか。

 南アリゾナの養蜂家は言います。
 皆、CCDの原因となる単一の答えを見つけようとするからいけないのよと。答
えは一つではなく、多くの要因が累積した結果だと。それに、ハチが生き物であ
ることを忘れてはいけないと。

 この養蜂家によれば、1930年代に始まった養蜂によりハチの大きさは、自然
のそれと比べ40%から60%も大きくなったとか。私たちのところでCCDが起きて
いないのは、養蜂を大きな産業として考えていないからだとしています。おばあち
ゃんが孫に話しかけるようにしてハチを育てていると。

 また、ミツバチには、アフリカ種とヨーロッパ種がいて、アリゾナのミツバチはよ
り強いアフリカ種が多いとみている人もいるようです。




 ミツバチの集団失踪が報じられてから、随分時間がたち、相当回復しているの
かなと、思っていましたが、案外そうでもなさそうです。


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 円安が続き、我が国の輸出企業はほくそ笑んでいるのかと思っていたら、どう
もそうばかりではないようですね。

 日経新聞の「YEN漂流」を見ると、その様子が紹介されています。

  • 地元企業は金利上昇よりも円安を怖がっている(日銀札幌支店長)
  • 素材・食品・小売にとってコスト増。今の円安は行き過ぎとの声もある(日
    銀福岡支店長)

 それに、もっと驚くべきことは、日本商工会議所の山口会頭が、円買い介入論
にまで言及しているのです。

  • (円安が)行き過ぎると反動で円高のエネルギーが一気に来る。あまり円
    が安いのは問題で不安定だ(日本商工会議所山口会頭)
  • 日本の基礎体力からみると、これ以上の円安は企業活動の面からも警戒
    しないといけない(経済同友会桜井代表幹事)

 円安に対する不満は海外からだけ起こるのかと思っていたら、結構、国内でも
円安を不安視する動きが出てきているのです。

 欧米の関係者から言われるまでもなく、過度の円安は、日本企業に必要以上
のハンディキャップを与えていることに気がついているのです。それに、あるとき
を境に一気に円高に転ずるよりも、徐々に円高に向かう方が、対応がしやすいと
考えているようでもあります。

 その結果が、円買い介入論です。

 皆さん覚えていますか。今年の2月の初めにフィナンシャルタイムは、我が国に
対し、円買い介入を行うべきだと主張しましたが、そのとき、そうした意見に耳を
傾ける日本人は殆どいなかったと思います。

 それが、今や、国内からもそうした声が上がっているのです。



 これ以上の円安を食い止めるには二つの方法があると思います。

 一つは、提案のように、円買い介入を行うことです。そして、今一つは、金利を
引き上げることです。

 しかし、政府のこれまでの立場からすれば、消費者物価が低迷する状況下で
金利を引き上げることには反対するでしょう。そうなると、円買い介入をするか、
ということになろうかと思いますが、これも、「円高恐怖症」に陥っている政治家か
らは大反対があると思います。

 対ユーロや対ポンドで、歴史的な円安が続いていますが、山高ければ谷深しで
す。そうしたリスクを考えると、これ以上の円安は回避したほうが懸命だと思いま
す。

  海外旅行に行くと、円安の意味が分かるのだよね、と思う方はクリックをお願
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  日本に駐在している外国人は、円安で恩恵を被っているのですね。でも、日
本に出稼ぎにきて送金している人は、その反対です。

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