9月になりましたが、世の中少しずつ時代が変わろうとしています。

 政治の中心は、小泉総理から次期総裁と目される安倍官房長官に移りつつあ
ります。

 夏の終わりは寂しいものですが、それが世の常なのでしょう。

 ところで、日本の景気はこれだけよくなっているのに、まだデフレ宣言はなされ
ていません。確かに、個々の企業ベースで考えると、景気回復どころか厳しい経
営を迫られているところもあるでしょう。しかし、全体としてみれば、回復している
と判断せざるを得ません。

 設備投資の数字がそれを物語っています。

機械受注

最近の機械受注がどの位に水準にあるか
を知るために、長いスパンで見てみまし
た。

 

1990年ごろから、最近までの動向を見て
みると、これまでに3回ピークを迎え、今4
回目のピークを目指しているようなところ
です。

 

(日経、9月5日)

 

 

1回のピークは、1990年頃で、まさにバブル経済の終わりの頃です。

この時は、1ヶ月の受注額(除く船舶・電力ベース)で

13千億円程度にまで達しています。

 ピークの前後2年間ほどは12千億円ほどの受注が続いていたようです。
そして、それが、1993年ごろには8千億円程度にまで落ち込みま
す。

 

次のピークは、1996年頃で、この時も13千億円程度までに
達しましたが、この前後の2年間ほどは、11千億円ほどのペースでした
ので、バブル期よりは低い水準だったと言えます。そして、1998年から

1999年にかけて8千億円程度にまで落ち込みました。

 

3番目のピークは2000年夏ごろの12千億円弱程度ですが、その前後の1
年間程度は、約1兆円程度のレベルになっていました。そして、それが

2001年から2002年にかけて8千億円ほどまで落ち込みました。

 

 こうしてみると、13千億円程度のところに、見えないガラ
スの天井があるように思えます。そして、見えない床もあるようで、それ

8千億円程度のところにありそうです。

 

現在は、2002年から反転し右上がりに増え続けている上昇過程にあるの
です。そして、6月時点では、12千億円を突破しました。

 

 

 現在、機械受注の水準は相当のレベルまで来ているということですが、
過去のピークである13千億円まではまだ余裕があるので、もうしばらく
機械受注の増加が続いても不思議ではなさそうです。

 

 次回の機械受注統計の発表は、9月11日です。