経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

2012年11月

 いきなりですが、貴方に質問をしたいと思います。

 支持政党、お決めになりました?

 人に質問をしていて何なのですが、私はどの党も支持する気になれないのです。だって、どの党も、耳触りのいいことを言うだけであり、そして、肝心ことになると、曖昧なことしか言わないからです。

 ただ、それはそれとして、最終的にどこかを選ばなければならないとすれば、やっぱり原発、増税、TPP、経済政策、外交などが判断基準になると思うのです。

 で、そのうちの原発の問題についてなのですが‥どう思います?

 脱原発を支持します? それとも、ある程度原子力発電が必要だという方ですか?

 まあ、政党によっては、態度を明らかにしているところもありますが、多くのところは、イマイチはっきりしないのです。民主党もそうだし、自民党もそうなのです。

 自民党の態度、今原発を再開するなんて言えば、支持率が落ちることが目に見えているために、今はおとなしくしておいて、数年経ち、もう少し世間が静かになった上で原発再開をするつもりなのではないか、と勘繰りたくなってしまいます。

 それにしても、第三局の維新の態度も分かりません。石原氏と橋本氏の言う事が違うではないですか!

 これじゃ、原発で判断しようとしている有権者は、維新を支持することはできないでしょう、多分。

 私、尖閣の問題では、石原知事の行動を支持していたのですが‥それ以外の問題になると、?マークが付くような言動ばかりですよね。

 素人が銀行を作って、都民に大損をさせたにも拘わらず‥

 そもそもこの人、経済には大変疎いのです。

 昨日、記者会見で石原は次のように言いました。

「君、何年前にだね、ある電力の値上げがあってだね、電気料金が上がっね、一体どれくらいの期間に日本の重要な産業であるアルミ業界が潰れたと思っている‥知ってる? 言ってみろよ、知らねえだろう」

 先ず、言いたい。話の内容の前に、「言ってみろよ、知らねえだろう」という口調は頂けません。品格に欠ける発言です。

 次に、もし、質問した記者が、日本のアルミ産業がかつてほぼ全面撤退した事実を知っていたとしたらどうなのでしょう?

 その時、石原知事はどう応えるのでしょう?

 実は、私は、日本のアルミ産業がアルミ精錬から手を引いたという事実を知っています。

 何故か?

 私、今から35年以上も前、社会人になりたてのときに、地域の経済調査のために地域の有力企業にヒアリングに出向いていたことがあり、そのときの対象企業にアルミ精錬の企業があったからなのです。

 殆ど素人同然の私は、当時の世界の代表的なアルミ精錬企業はアルキャンとアルコアであることをそのとき知りました。そして、アルミニウムとは電気の缶詰であるとも。

 つまり、アルミを精錬するのに大変な量の電気を使用しなければならず、従って、アルミは電気の缶詰と呼ばれていたのです。そして、だからこそ電力コストの低い国はアルミ精錬に向いているが、その反対に日本のように電力コストの高い国はアルミ精錬には向いていない、と。

 従って、そもそも日本は、アルミ精錬には向いている国ではないです。

 それが、どうして原発の問題と関係があるのでしょう?

 私には、石原氏の言いたいことの意味が分からない。

 彼が言いたかったことは、恐らく次のようなことだったのでしょう。原発を止めて電気料金が上がると、日本の産業のなかには大打撃を受けるものが出てくるかもしれないが、それでいいのか、と。

 しかし、石原氏の主張が説得力を持つためには、そもそも原発のコストが他の火力発電や水力発電などと比べて割安だということを証明することが必要なのですが、果たして原発のコスとは本当に低いと言えるのでしょうか?

 答えは、ノー。

 明らかに高い。

 しかし、表面的には安そうに装っている。それは、本来含めないといけない経費が、コスト計算に算入されていないからなのです。早い話、こうして原発の事故が起こって、大変な損害を地域に与えているのですが、そのようなことは全く考慮されていない。そして、核のゴミをどうやって管理していくかという費用も算入されていない。

 つまり、例えば、原子力発電と火力発電と水力発電と太陽光発電と風力発電の発電コストを比較する際の、原子力発電のコストには核のゴミの処理などにかかる所謂バックエンド費用は含めていないのです。

 しかし
、だったら何故消費者から徴求する電力料金のなかには、そうしたバックエンド費用も含めるのか?

 何を考えとんのじゃ、と言いたい!

 要するに、原子力発電は全然安くないのです。

 しかし、そう私が言っても、現実に原発を停止して、火力発電に頼る割合を増やしたところ、天然ガスを沢山輸入している関係で、料金が上がっているではないかという人がいるかもしれません。

 確かに日本は、大変高い天然ガスを購入しているのです。

 何と日本の買う天然ガスは、米国の9倍するのだ、と。

 ということで、何故日本の買う天然ガスが高いのかということが関心を呼んでいる訳なのですが‥

・日本の買う天然ガスが高い理由(PRESIDENT Online  実践ビジネススクール「なぜ日本の天然ガスの価格は高いのか」を参考にしました)

(1)海外の天然ガスを日本に輸入するには、冷却して液化したうえでLNG専用船で運搬し、わが国に着いたのち再び気化する必要がある。従って、コストがかかる。

(2)日本の場合、ヨーロッパとは異なり、天然ガスのパイプライン網が整備されていない。

(3)安定供給を確保するため、LNG価格を原油価格にリンク(油価リンク)させているため。

 しかし、これだけの理由ではないのです。

 その理由は、我々が常識を少し働かせたら分かるのです。

 もし、貴方が、ある品物を安く購入したいと思えばお店でどんな態度を取るでしょう?

 「○○はある? 急いでるんだけど」

 そんなことをお店で言って、安く売ってもらえるでしょうか?

 答えはその反対。つまり、海外の業者は日本の電力会社が、原発を停止したために、どうしても天然ガスを購入する筈だと判断しているので、高く売ることはあっても安く売ることはないのです。

 だったら、どういえばいいのか?

 「○○はある? これから先もずっとお宅から買わせてもらうから」

 ずっと買ってもらえると言えば、それなら少しはサービスしときましょうと、なる訳です。

 しかし、日本の電力会社は原発の再開を目論んでいるために、今後も大量に天然ガスを購入し続けるとは言えない。

 そしてまた、例えば、電力会社がまとまって、そして、ガス会社とも共同で天然ガスの購入に当たるならば、大きな交渉力を身に着けることもできたのに、それをしない。

 だって、どうしても原発再開に未練があるから、そこまでのことができないのです。

 しかし、そうして電力会社が個別でスポット買いみたいなことを繰り返すから安く買うことができないのです。

 石原氏の言葉に話を戻しましょう。

 日本は、電力コストが高いためにアルミ精錬産業から徹底を余儀なくされた。

 しかし、実は、日本軽金属蒲原工場だけは、日本で唯一アルミ精錬を今でも行っているのです。

 では、何故、そこでは事業を継続できているのか?

 石原氏が言及するように原子力発電のお蔭なのか?

 答えは、その反対。

 原子力発電ではない、自前の水力発電所を持っていて、そこで発電する電力を利用してアルミ精錬事業を今でも継続していると言うのです。

 やっぱり、水力発電の方がコストが安くつくという証拠ではないのでしょうか。



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 石破幹事長が、こともあろうに安倍総裁の金融緩和策に疑問を呈したというので、ネット上で議論が巻き起こっています。

 それはそうでしょう。自民党を勝利に導こうと安倍総裁が必死になって頑張っているのに、その安倍総裁が言っていることを、一部とは言え否定するようなことを言うからです。

 そもそも石破氏は、どんなことを言ったのか?

 ■ 引用開始 

 読売新聞 11月29日

 自民党の石破幹事長は28日、東京都内での講演で、同党の安倍総裁がデフレ・円高対策として大胆な金融緩和策を掲げたことについて「極端な円安は決して日本経済に良いことではない」と述べ、疑問を呈した。

 石破氏は「我が国は内需の割合が極めて高く、輸出で稼いでいるのは15%くらいだ。円安にどれだけのメリットがあるか、きちんと論じなければいけない」と語った。

 ■ 引用終わり

 まあ、内容としては、それほどおかしなことを言っているとは思われません。というよりも至極当然。でも、だからと言って、何故今、そんなことを言う必要があるのか?

 ということで、安倍総裁の熱狂的なファンと思われるような人々にとっては、石破氏は何を考えているのか、と。そしてまた、こうして内部分裂を誘発するような記事を書いた読売新聞はとんでもない、と。

 彼らの言葉を引用するならば、マスゴミによる捏造記事ということになるのです。 新聞社テレビ局の報道する内容は偏っている、と。

 では、新聞社やテレビ局が信じられないとすれば、何を信じたらいいのか?

 そう言えば、安倍さんもマスゴミ嫌いで有名だと思うのです。しかし、その一方で、与党の前原氏も、自分のことを「言うだけ番長」と書いた新聞社をボイコットしたことがありました。

 いずれにしても、では、何なら信じることができるのか?

 ネットの情報なら信頼できるのか?

 私に言わせたら、そんなバナナ! 

 いずれにしても、何故石破幹事長は、安倍総裁が言っていることを否定とまでは言わなくても、修正するようなことを言ったのか?

 かつて安倍総裁降ろしに動いたように、仲がよくないからなのか?

 でも、それにしても選挙の直前に、仲間割れをするようなことはしないでしょう。

 違うのです。石破幹事長は、安倍総裁と経団連の会長の仲を取り持とうとして、そのために安倍総裁の主張をマイルドなものに見えるように努力をしているということなのです。

 決して過激なことをして、経済にショックを与えるようなことのないように配慮するから、経済界の人々も安心して欲しい、と。

 そうとでも言わないと、今経済界の中には、安倍総裁に任せて本当に大丈夫なのかという疑問が起きているからなのです。

 安倍総裁は、政権に復帰したら消費税増税を見送るとまで言っています。

 しかし、消費税増税を一番推していたのは、経済界だったということを忘れてはいけません。

 では、経済界は何故消費税増税を推すのか? 

 そうでもしないと、遠からず日本が財政破綻してしまうと彼らは肌で感じているからです。そして、そうして日本経済が大混乱に陥って、一番迷惑を受けるのは国民とともに自分たち企業経営者であることをよく認識しているのです。そして、その一方で、決して法人税の引き上げには応じることができない、と。できれば、さらに下げて欲しい、と。しかし、さらに法人税を下げるためにはさらなる消費税の引き上げが必要だ、と。

 つまり、経済界は、自分勝手ながらも現実的なことを考えているのに、安倍総裁は何を考えているか訳が分からん、と。挙句の果てに、経済界の重鎮にもっと勉強しろだなんて。

 やっぱり、誰かが仲裁に入るしかないじゃないですか。

 だから石破氏が、それとなくやんわりと‥

 そういうことだと思うのです。


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 またこんなことを書くと、池田信夫氏からストーカーだとかヨタモンだとかと言われかねないので嫌なのですが‥でも、書かずにはいられないのです。

 池田氏に絡めて記事を書くとアクセス数が増えるから? 彼はそんなことを言う訳ですが、自分が思うほど世間の人は彼に関心がある訳ではないのです。

 では、何故?

 それは、彼も私と同じように反リフレ派の立場にあり、その意味では彼に頑張ってもらいたい面があるですが、それだからこそ彼が間違ったことを述べれば却ってリフレ派を利することになってしまい、そうなるが嫌なのです

 つまり、インフレ目標なんてつまらんという常識的な考えを支持する人々に間違った知識をもってもらいたくないからこそ、こうして私は記事をかいているのです。

 で、本日、私は言いたいのか

 その前に、理屈などどうでもいいと思っている人にとって、この記事は何の役にも立たないでしょう。ここで読むのを止めた方がいいと思います。

 その反対に、正確な知識を身に着けたいと思う人、それに自分で考える力をつけたいと思う是非読んでもらいたいと思うのです

 池田信夫氏が次のように言っています。

 ■引用開始

 「リフレで日本経済の問題は解決しない」というと「じゃあどうすればいいんだ」という質問が必ずある。この答は簡単ではないが、きのうのアゴラ経済塾で使ったスライドで、あえて超簡単に説明してみよう。

<図は省略>

 (但し、この図に、次のようなことが書いてある。

  流動性の罠 : 自然利子率 < 0 < ゼロ金利 )

 日本経済が行き詰まっている最大の原因は、ゼロ金利で流動性の罠に陥って「意図せざる金融引き締め」が起こっていることだ。これは金融的な現象だが、その原因は金融市場にはない。ここがむずかしいところで、流動性の罠は自然利子率が実質金利より低いとき起こるものだが、自然利子率は以前の記事でも説明したように実体経済に中立な実質金利で、日銀のコントロールできない実物変数である。

 では自然利子率は何で決まるのだろうか。ややこしい計算を省いて結論だけいうと、潜在成長率で決まる。したがって現在のように自然利子率が低い(マイナスになっている)状態を是正するには、日銀が通貨をばらまくのではなく、潜在成長率を引き上げる政策が政策が必要なのだ。

<中略>

 この流動性の罠が日本経済のボトルネックだが、これを打開するには自然利子率を上げるか実質金利を下げるしかない。実質金利を下げる方法としては、日銀が将来の利上げをしないことにコミットしてインフレ予想を醸成する時間軸政策があるが、その効果は限定的だ。日銀がリスク資産を買う「包括緩和」の効果も疑わしい。

 したがって残る手段は、自然利子率=潜在成長率を引き上げる構造改革しかない。この点で安倍氏の側近である塩崎恭久氏が自然利子率に言及したのは大きな進歩だが、彼が「日銀が自然利子率を上げろ」というのは間違いだ。池尾和人氏もいうように「自然利子率の引き上げは政府の責任」であって日銀の責任ではない。それは潜在成長率すなわち日本経済の実力を上げることに他ならないからである。

 ■引用終わり

 私、池田氏の言いたいことに概ね異論はないのです。

 つまり、一般企業の側にすれば、予想収益率よりも借入金利が低い時には、資金需要が起こらず、従って、そのようなときにそれ以上金利引き下げることができなければ、資金需要が増える筈がない、と。

 分かりにくいかもしれませんが、企業の予想収益率の平均値が自然利子率に相当し、その平均値を実質金利と比べ、実質金利よりも低い場合には流動性の罠に陥ってしまうと池田氏は言うのです。

 従って、そこから導かれる彼の言う「流動性の罠」というのは、企業がお金を借りることのなくなった状態を指すのです。

 でも、一体全体、そんな風に「流動性の罠」を理解するのが正しいのか?

 少なくても、経済学のテキストにはそんな風に書いてはいないのです。

 例えば、井堀利宏教授のテキスト(新世社)には、次のように書いてあります。

 「貨幣の需要曲線である流動性選好表が水平である状態は、流動性のわなと呼ばれる。図4.3に示すように、MM線が水平であるとき、貨幣需要の利子弾力性(=利子率が1%低下したときに、貨幣需要が何%増加するかを示す指標)は無限大となり、利子率が少しでも低下すると、貨幣の資産需要が無限に出てくる状態となっている」

 「ケインズは、1930年代の貨幣市場の状態を、この流動性のわなという概念で説明しようとしたため、初期のケインズ経済学では、この現象が強調されることが多い。この場合、金融当局が貨幣供給を増加させても、MM線は水平なため、SS線のシフトによっても利子率は何ら変化しない。利子率を低下させるのが、拡張的な金融政策の大きな目標であるとすれば、この目標は何ら実現しないことになる。流動性のわなは、金融政策が無効となる一つの極端な例を示したものである。」

 どこにも、池田氏が言うように、企業の資金需要が起きなくなるなんて書いてないでしょう?

 ペンギンの経済学の辞典も見てみましょう。(Dictionary of ECONOMICS)

 liquidity trap

  A situation in which the rate of interest is so low that no one wants to hold interest-bearing assets(i.e.>bonds) and people only want to hold cash. The interest rate can fall far enough for everybody to expect it rise. Bond prices fall when interest rise and, because no one wants to hold an asset whose price will fall, everyone will hold cash rather than bonds. In this situation, the interest rate can fall no further-> liquidity preference is absolute. If the government expands the money supply, instead of the usual fall in interest rates occurring, there is no effect at all. There is no need for the interest rate to drop to entice people to hold the extra cash available.

<仮訳>

「金利が非常に低いために誰も利付債を保有したがらず、人々はただ現金を保有したがる状態。金利は、人々があとは上がるだけと予想する状態にまで低下することがあり得る。金利が上がると債券の価格は低下する。そして、価格が低下する資産を保有したがる者は誰もいないので。全ての人々が債券ではなく現金を保有したがる。この状況では、金利はそれ以上低下することはない。流動性選好は無限大になる。もし、政府がマネーサプライを増大しても、いつものような金利の低下は起きず、効果は全くない。人々に余分の現金を保有させるためにそれ以上金利が低下する必要はない。」


 この辞典にも、自然利子率が低くなりすぎて企業の資金需要が起きないなんてことはどこにも出てこないでしょう?

 それはそのとおり。というのも、池田氏のいう「流動性の罠」とは、あくまでも彼の言う「流動性の罠」に過ぎないからなのです。

 但し、池田氏が言いたいことは分からないではない。

 つまり自然利子率というか、企業の予想収益率が何らかの理由で急激に低下したときに、資金需要が起きないのは、そのとおり。

 しかし、何度も言うように、それを流動性の罠と呼ぶのはおかしい。

 それに、彼の言い分を聞いていると、自然利子率はこの世に一つしかないみたいな前提で話をし、また、企業の借入金利もこの世に一つしかないみたいな前提で話をしているのは全くおかしい。

 確かに、全ての企業の予想収益率を平均して一本化することは観念的に可能でしょう。

 しかし、その平均値が如何に低くなろうと、個々のケースを見れば、どんな不況の真っただ中にあっても儲け話が全くなくなってしまう訳ではないので、予想収益率が高い企業も、少ないとは言っても当然ある訳です。

 つまり、売れるヒット商品を持っている企業はどんなにゼロ金利と呼ばれる時代にあっても、お金を借りたいと思う訳ですから、資金需要が全く途絶えることなどないです。

 それなのに、そうした現実に目を向けることなく池田氏は、自然利子率が実質金利よりも低いと資金需要は起きないと、一刀両断。

 皆さんには、流動性の罠の正しい意味を理解して欲しいと思います。

 

 確かに教科書でいう「流動性の罠」と池田氏のいう「流動性の罠」が違うことが分かったと言う方、クリックをお願い致します。
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 安倍総裁が経団連の米倉会長に反発しています。よっぽど腹が立ったのでしょうか? 

 でも、経団連って、自民党のスポンサーでしょう? そスポンサーの親分に盾突くなんて‥

 米倉会長は、11月26日(月)、記者会見で次のように述べました。

 「大胆というより無鉄砲だ」
 「今の相場が安倍総裁の発言で(円安に)動いていると思っていない。むしろ日銀が先月実施した追加の金融緩和策などの成果ではないか」

 それに対し、安倍総裁

 「毎月、日本銀行は国債を今1兆8000億円買っています。そのことを米倉さんは勉強して頂きたい」
 「建設国債の直接引き受けと言ったことは一回もない」
 「これから選挙戦を戦う上で米倉さんとけんかする気は全くないが、間違った認識は正しておく必要がある」

 貴方は、このやりとりを見てどう思います?

 どっちの言い分が正しいのか?

 どっちもどっちみたいなところがあるのですがそもそも米倉会長も、総理経験者に無鉄砲だは、よく言ったものなのです。

 でも、ここで私は考えてしまいました。無鉄砲の意味は分かっているのだが、どうして無鉄砲と書くのか、と。つまり鉄砲がないと書くと、何故「むちゃくちゃ」みたいな意味になるのか、と。

 調べてみると、むてっぽうは無点法とか無手法というのが無鉄砲に転じたのだとか。

 そして、意味としては、後先のことをよく考えずに行動すること、或いは、向こう見ずという意味なのだ、と。

 まあ、そこまで言われれば、ある程度反発するのも当たり前かもしれません。

 でも、安倍さんは、無鉄砲という言葉よりその後の台詞にムカッときたのではないでしょうか?

 つまり、円安になったり株価が上がったのは、安倍総裁の発言のお蔭ではない、と。

 だって、安倍総裁は、つい先日、「勝負はあった」と発言したばかりですから。つまり、自分の発言によって円安と株高に流れが変わった、と。そうして少しばかりいい気分になっていたところに、米倉会長水をかけるような発言をするからです

 ここは第三者として客観的に判断すべきでしょう。

 多分、今回円安に振れているのは‥安倍総裁の発言が一番効いていると思うのです。その意味では、米倉会長の言い分には理はない、と。しかし、だからといって、勝負があったと言うほどではないでしょう。何故ならば、市場は、米倉氏の言うとおり、安倍総裁の発言を無鉄砲だと感じたからこそ円安を予想し、そして、円安になったから株が上がったに過ぎないのです。

 いずれにしても安倍総裁は、無鉄砲だなんて言われたものだから、米倉会長に勉強しろよなんて言い返してしまったのです。何と大人げない。

 それに、安倍総裁が言うように、米倉会長は日銀が毎月大量に国債の買いオペを実施していることを知らないのか?

 そんなことはないでしょう。それどころか、それを知らないのはよっぽどの素人だと言うべきなのです。そして、米倉会長は、そうした通常の国債の買いオペと国債の引受けの違いをよく知っていたからこそ、無鉄砲だと批評したのだと思うのです。

 さらに、安倍総裁はこうも言います。国債の引き受けなどと一言も言ってはいない、と。

 この人も、相当くどいですね。

 分かりました。確かに国債の引き受けとは言ってはいないのでしょう。

 でも、国債の引き受けとは言っていなくても、建設国債を100%買いオペ日銀が買い取るなんて言ってしまえば、形は買いオペではあっても、実体は国債の引き受けと何ら違いはなくなってしまうのです。

 そこのところが分かっているのでしょうか?

 けんかするつもりはないと言って、既に喧嘩モードに突入している二人ですが、経済を良くするための議論であれば、むしろ歓迎すべきと思うのです。

 でも、お二人とも少し大人げないかも。



 米倉会長も我が儘だが、安倍総裁は、批判されるとすぐ反応しちゃんだよね、と思う方、クリックをお願い致します。
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 「締める金融政策が好きな財務省」というタイトルをみて、へーっと思いました。

 がそんなことを書いているのかと。

 へー、この方ね。この方、そもそもは官僚をよいしょして表舞台にのし上がってきた人なのです。そして、そのうちに政治家を手玉に取るようになった、と。ご存知ですか?

 そう、田原総一朗です。

 若い官僚をテレビに登場させる手法が大好きで、そして視聴者には、このような若手の官僚が将来の日本を背負っていくのだとよく喧伝したものなのです。

 しかし、昨今は官僚バッシングの嵐でしょ?

 その田原氏が次のように言っています。

 「バックに財務省がついているから、白川総裁は強気なのだろう。財務省は「締める」金融政策が好きなのだ。だから、安倍さんが主張するインフレターゲット政策は、財務省官僚にとってはもってのほかなのだ」

 私は、池田信夫氏ではないが、バナナを引き合いに出して、そんなバナナ!と言いたい。

 確かに、財務省の幹部で、或いは財務省出身者でインフレターゲットを主張したような人を世間は知らないと思うのです。例えば、日銀の副総裁になった武藤氏も、余り自分の立場を鮮明にはしないタイプです。しかし‥

 その前に、2000年夏速水総裁が世間の反対を押し切ってゼロ金利を解除したことを事を思い出して欲しいのです。

 2000年8月11日の政策決定会合で、日銀の速水総裁は、「その議論はかなり出ている」「これ以上議論しても、時間がかかるばかりだ」と述べ、
政府の反対を押し切りゼロ金利の解除を決定したのです。

 一方、何が何でもゼロ金利解除を阻止しようと動いたのが村田吉隆大蔵総括政務次官だったのです。会議場の外から政府に電話連絡していた姿が思い出されます。

 当時の私は、そこまでして日銀を従わせる必要があるのかと感じていたのでよく憶えているのです。それに、その村田さんというのは、かつての私の上司だからなおさら印象に残ったのです

 私がヒラ係長の中間的な立場でいたときの総括課長補佐。

 私の担当する仕事の関係で国際会議に出席してもらったのはいいものの、肝心の会議の報告に出てくる数字の辻褄が合わないものだから、私がいろいろ数字を修正して報告書を完成させたことがあるのです。

 そうすると村田さんも、ああそういうことか、なんて。

 いずれにしても、大蔵省、財務省が金融の引き締めに積極的だなんていうのは全くのデタラメであるのです。

 政府は膨大な借金を抱えている訳ですから、インフレになれば借金の実質負担が軽くなるということもあるのです。つまり、金融引き締めよりも金融を緩和してインフレに持っていった方が都合がいいと。

 さらに、
財務省は財政出動したくないので、その分なおさら金融緩和を求めがちになるのです。

 それから、大蔵省にもバリバリのインフレターゲット論者がいることをお知らせしたいと思います。

 私は、インフレターゲットなんてつまらんと考えているので、本当はそんなこと言いたくはないのですが、実はいるのです。

 しかも、その方、大出世をしている方なのです。その名は、黒田東彦。名ははるひこと読むようです。現在は、アジア開発銀行総裁。

 官僚時代には、中南米の累積債務問題を解決するために打ち出された宮澤構想の原案を考えた人と言われています

 その人が、昔からインフレターゲットを主張しているのです。

 でも、私は支持しませんけど‥

 田原総一氏が変なことを言うのでこの記事を書きました。

 白川さんは、財務省がバックについているので強気のではなく、経団連の会長が安倍氏に批判的になっているので強気になれるのでしょう。そして、経団連が安倍氏に批判的のは、安倍氏がTPPに積極的にならないからです。

 非常に分かり易い!

 
 借金をしている人は、インフレを好むだろうから、財務省が金融引き締めを好むというのは理屈が合わないな、と感じた方、クリックをお願い致します。
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 朝のワイドショーも選挙モードに変身したかのようで面白くありません。

 というのも、見飽きた顔の政治家や殆ど知らない政治家が番組に出て、陳腐な意見を述べるだけなのですから。

 多くの政治家が言うのです。デフレであるのに税金を上げるのか?と。

 ただ、そうした意見を述べる政治家に対して、司会者やコメンテーターが、景気がよくなると増税が必要でなくなるのか」と聞と‥はっきりしたことは言えないのです。

 若い人々は違った受け止め方をしているかもしれませんが、私はもうこのような意見は聞き飽きました

 だって、10年以上も同じようなことを聞かされているのですよ。

 例えば、舛添議員。彼に言わせると、日銀のやることは too little で too lateなんですって。

 私は、自分と意見が異なるからと言って、そうした人々を直ぐに嫌いになる訳ではありません。意見が異なっていても、それなりによく考えた上で発言しており、筋が通っているなら、それならそれで傾聴には値する、と。

 だから、例えばあの亀井氏のように徹頭徹尾積極財政派であるのであれば、それはそれで‥

 しかし、舛添議員や みんなの党の江田議員などは、国の借金のことも心配する必要はあるが、今は景気を回復させることが先決で、景気がよくなったら財政を健全化させることを考えればよい、なんて偽善者ぶるから嫌なのです。

 それに、日銀のやることがちまちまし過ぎだというのであれば、何故、日銀による国債の引き受けに踏み切ることを考えないのか?

 安倍総裁が、日銀の国債引き受けなんて言っていないということに対し、何故そんなちまちました考えなのかと、批判しないのか?

 そもそも安倍総裁の考え方も首尾一貫しているとは言えないのです。

 ご自分は、日銀による国債の引き受けなんて、一言も言っていないと仰います。

 それならそれでいいでしょう。でも、その一方で、マイルドなインフレが起きるまで無制限に金融を緩和すると、言っているのでしょ?

 だったら何故国債の通常のオペに拘るのか?

 安倍さんに応援のファックスを送ってきたという浜田教授も、本当は国債の引き受けの方が効果があるのに‥と言っていたではないですか。

 いずれにしても、こうして10年間同じようなことを聞かされ続けて‥国民はどう思っているのでしょう?

 繰り返しになりますが、確かに若い人々の受け止め方は違うかもしれません。

 若い人たちは、インフレの記憶もないでしょうし、それに過去どれだけ不況から脱出するという目的のために公共事業を実施してきたかを知らないでしょうから。

 何かあると、すぐ財務省の陰謀だと言いたがる人々がいますが、その前身の大蔵省時代の昭和51年当時、大蔵省がマスコミの批判を受け入れて、若手の職員にケインズ経済学などを教えるための大学院レベルの経済理論研修を実施していたことをどれだけの人がご存知なのか?

 当時マスコミは、大蔵省はケインズ経済学を知らないのか、と手厳しく批判をしたものなのです。 

 最後にもう一つ言いたい。

 確かに景気がよくなれば、税収が上がることは十分期待できます

 でも、そうやって景気回復にともなって税収が上がっても、今のままでは借金なしで予算を組むことなど到底できないのです。

 何故ならば、あのバカ景気のバブルの時代においてでさえ、一時、赤字国債の発行こそ必要ではなくなったものの、それでも相当額の建設国債の発行は続いていたのですから。

 むしろ、将来の増税の可能性が少しでも小さくなるように今のうちに少しずつ税を上げるような方法を選択しておいた方が、将来の世代にとってどれだけ親切になるのか、と。


 結局、政治家の大半は、票欲しさに国民には甘いことしか言わないということ国民は早く気が付かなければいけないのです。

 


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 安倍さんの本の宣伝を新聞で見つけました。

 「約束の日 安倍晋三試論」とあります。

 どんな内容の本なのでしょう?

 私、想像もつかないのですが、吉田松陰と三島由紀夫の辞世の句が載っています。

 吉田松陰は分かります。安倍氏と同じ山口県の出身で、幕末時代において、日本の行く末を見据えていた日本の思想的リーダーであった人だからです。

 では、何故三島由紀夫は?

 覚えているのは中年以上の世代だと思うのですが、市ヶ谷の自衛隊の駐屯地に突入して割腹自殺をしましたよね

 私には、どうしても分かりません。

 いずれにしても、この本が大変売れているというので、アマゾンでチェックをしてみたのです。

 そしたら、何とこの本、安倍さんが書いた本ではないのです。私の知らない人が書いた本なのだとか。

 しかし、ブックレビューの数の多さに驚きました。

 なんと、既に119件も。では、評価の高低はどうかとみると‥

・約束の日 安倍晋三試論 小川榮太郎

119件のカスタマーレビュー

星5つ 98
星4つ 10
星3つ  3
星2つ  1
星1つ  7

 星5つが多い割には、星1つという辛口の批評もあるのです。政治家だから当然でしょう。安倍氏を支持しない人もいる訳ですから。

 いずれにしてもこれは本人が書いた本ではないので、本人が書いた本をチェックしてみました。

・美しい国へ 安倍晋三

204件のカスタマーレビュー

星5つ 70
星4つ 38
星3つ 30
星2つ 21
星1つ 45

 「美しい国」という台詞を久しぶりに聞いた思いです。そういえば何年か前に、安倍さんはよくそのフレーズを口にしていました。でも、今回は全然言わない。言うことは、デフレ脱却、無制限の金融緩和‥なんてことばかり。

 この「美しい国へ」は、「約束の日」以上に評価が大きく分かれている気がするのです。繰り返しになりますが、政治だからだ当然でしょう。

 でも、こうして評価が分かれると、どっちが本当なのだろうか知りたくなるのが人情。しかし、結局自分で読んでみたいと分からない。

 さて、安倍さんの本を紹介したところで、もう一人、安倍さんの総理再選を願っている麻生太郎さんの本をチェックしてみることにします。

 否、その前に、民主党の菅さんと野田さんの本をチェックしてみましょう。
 
・東電福島原発事故 総理として考えたこと 菅直人

22件のカスタマーレビュー

星5つ  9
星4つ  3
星3つ  4
星2つ  0
星1つ  6

 カスタマーレビューのなんと少ないこと。そう思いました?

 でも、本当はこれが普通だと思うのです。安倍さんの本に対するレビュー数が異常に多いと判断すべきです。だって、他の本をチェックすればそんなことすぐ分かります。

 いずれにしても、これまた評価が大きく分かれている気がするのです。政治家の本だから、宿命みたいなものでしょうか。

 次は、野田さん。

・民主の敵−政権交代に大義あり 野田佳彦

15件のカスタマーレビュー

星5つ  1
星4つ  1
星3つ  4
星2つ  3
星1つ  6

 いやー、これは大変手厳しい。何と星ひとつが一番多い。それに、その星1つの意見のなかには、動画まで埋め込んで如何に野田さんが嘘つくか、なんて言っているものもあるのです。そこまでの手間暇をかける本の虫とはどんな人なのでしょうか?

 では、最後に麻生太郎さん。

・とてつもない日本 麻生太郎 

246件のカスタマーレビュー

星5つ 171
星4つ  45
星3つ  22
星2つ  3
星1つ  5

 これも大変な数のレビュー数なのです。そして、この本こそ、発売後数年を経て、急に爆発的に売れた本なのです。

 確かに星5つが多い。但し、星3つ以下も目に付くのです。

 いずれにしても、これらのレビュー内容をチェックしていると、あることに気が付くのです。

 べた褒めの内容が多いとか、ボロクソの批評が多いとかというのではありません。そうではなく星5つの評価した人の大半が2009年3月、特に3月12日前後に意見を書いているということなのです。それ以外の評価については、そのような時期の偏在は見られないのにです。

 ということは、何かの理由で2009年3月に、急に麻生氏の本を読みたくなった人が増えたということなのです。

 麻生太郎さんは、まだ記憶にあるように2008年9月から2009年9月にかけて総理の務めていたのです。

 簡単に言えば、麻生さんの熱狂的なファンが生まれたということでしょう。日増しに麻生さんの悪口を
いう人が増えていたにも拘わらず、です。

 最近の政治家の街頭演説の風景をみていても、桜が大変多いことが分かるのです。

 そして、そのことに対して、民主党は大変無防備である、と。

 確かに、民主党の支持率が低いのはそのとおりでしょうが、普通の人は、そこまで罵倒するようなことはしないのです。







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 安倍総裁が発言を撤回(本人に言わせればマスコミが誤報)しましたが、それでも安倍総裁は、今までとは次元の違う金融政策を実現させたい言うのです。

 一体誰が安倍氏にそういったアイデアを授けているのでしょうね

 どう思います

 安倍さんは、エール大学の浜田教授からファックスをもらったなんて言っていますが、浜田教授なのでしょうか? 或いは竹中教授‥或いは高橋洋一教授‥或いは‥

 で、それについて池田信夫氏は、やっとブレーンというかアイデアを焚き付けているのが三橋貴明氏であると気が付いたようのです。

 但し、これは推測の域を出ないのですが‥

 私のことを、与太者だとか、卑しいやつだとか、ストーカーだとかと言って頂いた池田信夫さま。貴方、気が付くのが少し遅かったのじゃないの?

 因みに、私は、何も池田氏のことを誹謗中傷したのではないんですよ。彼が得意にバナナのたとえ話をしたことに関し、彼の勘違いを指摘しただけなのに‥何にもそれについては返答もなし。ただ、何回も記事にしたので、私はストーカーなのだと。

 それはそれとして、
私は、すぐそう思いましたよ。知恵袋が三橋貴明氏じゃないかって

 だって、三橋氏は麻生太郎氏から可愛がられており、一緒に動画に出演し、経済論議までしているんですよ。

 そして、その麻生太郎氏は、安倍氏の総理再選を心から応援しており‥

 それに、もうひとつ理由があるのです。何故三橋氏なのかという‥

 それは安倍さんの好みの問題です。安倍さんって、あんまり東大卒の人を好きじゃないみたいなのです。菅さんにしても秘書の方にしても‥学歴はそれほどではないが、苦労して頑張っているという感じの人が好きなのです。相手がそうだと多分自分も話がしやすいのでしょう。

 高橋洋一教授竹中教授だと、安倍さんが話をして面白い筈がないじゃないですか

 その点、三橋氏は全然違う。三橋氏と麻生さんが話をするときの、あの麻生さんの笑顔。つまり、相手をよいしょするのが上手いんです。

 もちろんどんな経済政策を信奉するかも大切ですが、その点、三橋氏は、麻生氏と同じように積極財政派に属し‥

 積極財政派なんて言うと、ほめ過ぎでしょうか?

 要するに、政府の借金など気にせず、イケイケどんどんということなのです。国の債務は国の債権であるから、借金なんて気にする方がおかしい、と。

 でもね‥三橋氏は、当初はそんな考え方でもなかったのです。

 最初は、韓国や中国の経済発展は、砂上の楼閣みないなものだと言い、嫌中、嫌韓の人々に気に入られようとしていただけなのです。後は強い円は良いことだ、と

 彼の手法は、新聞などに出てくるデータを上手に再利用して、自説を展開することに特徴があるのです。

 彼は、最初の頃、平沼赳夫氏なんかと一緒に写真に納まって得意になっていたこともあります。だって、自分でその写真をブログに掲載していた訳ですから。

 そして、そのうちに次第にリフレ派的な考えに変遷していったのです。それには、多分彼と付き合いのある人々の考えが影響したのだと思います。

 そして、ある時に麻生氏と接点を持つこととなった。

 麻生氏の本が急に売上ランキングの上位に登場したこともあったのです。

 でも、その本というのは新刊書でないのですよ。相当前に出版した本が、ある日突然売れだした、と。政治家の書いた本なんて普通、それほど売れないのが常識なのに、急に売れだした。

 何故か?

 それは、ネットを利用して彼が麻生氏を応援したからです。そして、彼は、麻生氏の考えを知ると、その考えをあたかも自分の考えのように吹聴するようになったのです。

 麻生氏にしたら、自分は経済通であるという自負心はあるものの、しかし、その割には周囲の者がそのように見てくれないのがイマイチ不満であったのが、こ若手の経済評論家自分の考えを絶賛してくれた、と。

 そして、二人は意気投合した、と。

 その麻生氏と大変親しい安倍氏にその影響がない筈がないのです。

 麻生氏も三橋氏も、こんなデフレの時代には財政出動するしかないという考えです。

 もちろん、そうした考えも、政府がこれほど借金を積み上げていなかったら、まだ説得力を持ったかもしれません。しかし、これまで何度、大型の補正予算を組んで公共事業を実施したか。しかし、結局、経済は復活はしなかった、と。

 だから、次第に増税すべきだという意見が政治家のなかでも大きくなる傾向にあったのです。

 その時に、三橋氏はったのです。

 政府の借金は国の借金とは違う、と。政府が多額の借金を抱えているとしても、その反対に民間部門は債権を抱えているので、ならせばチャラになる、と。そして、国としては、むしろ純債権国なのだから借金を心配するのは馬鹿げている、と。

 三橋氏が幾らそのようなアイデアを披露しても、彼が無名であれば、麻生氏も安倍氏も相手にしなかったかもしれません。

 しかし、彼はネット界の有名人。彼のブログのアクセス数は、殆ど常にナンバーワン。そして、出す本はいずれも大変な売れ行き。

 でも、何故彼のブログがそんなにアクセス数があるのが少し不思議なのです。いずれにしても、麻生氏も三橋氏もネットを道具として利用しているところは同じ。

 そして、そこまで本が売れると流石にテレビ局が放っておく訳もなく、テレビにもちょくちょく顔を出すようになったのです。

 ということで、安倍さんに建設国債を引き受けさせるアイデアを吹聴したのは恐らく三橋氏だと思うのです。推測で悪いですが。

 もし、本当に三橋氏が安倍総裁のブレーンだというのなら、何故堂々と安倍さんは、彼の名前を出さないのでしょう?

 やっぱり何か不安なところがあるのでしょうか?

 確かにエール大学の浜田教授の名前を出す方が効果はあるでしょうが‥

 この記事を読んで下さっている人のなかには、何故私が三橋氏のことをそこまで知っているのかと思う人も多いでしょう。面識でもあるのか、と。

 全然ありません。

 ただ、私も長いことブログやメールマガジンを出してきている訳ですが、いつも気が付いたらそばに彼がいたのです。

 本当だったら彼の名前を出すことはしなかったと思うのですが、日本の将来に少しばかり影響しかねないと思い、敢て記事にしたということなのです。



 それにしても、安倍さんが国防軍なんていうから、また憲法改正に反対する人が増えるじゃないですか。これでは、いつまで経っても日本は自主憲法をもてないでしょう。


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 ニュースをチェックしていると、「『日銀の国債引き受け』発言を軌道修正」という文字が目に入ってきました。どういうことなのでしょう?

 安倍総裁の過激な発言のせいで円がこんなに安くなり、安倍陣営としては作戦成功ということで喜んでいると思いきや、自分の言ったことを否定しているのです。

 うーむ、これは一体どういうことなのか?

 先ず、安倍総裁の説明を聞いてみましょう。

 21日の記者会見です。

 「私の発言が正確に伝えられていない。私は、日銀がいわゆる『買いオペレーション』により市場から建設国債を買うと言ったのであって、『日銀が、政府から直接買い受ける』とは言っていない」「野田総理は日本銀行という腹話術師に操られる人形のごとく、お経を述べている」

 他人のことを言うのは余計なんじゃないでしょうか? 野田さんが腹話術の人形だなんて‥重すぎます。それにお経を述べているなんて‥そんなことを言えば、お寺の関係者からも総スカンを食らうでしょう。

 次にフェイスブックにも書いているそうで‥

 「私は物価目標について、『名 目2〜3%を目指す。私は3%が良いと思うが、そこは専門家に任せる』『建設 国債の日銀の買い切りオペによる日銀の買い取りを行うこ とも検討』と述べている。国債は赤字国債であろうが建設国債であろうが同じ公債で あるが、建設国債の範囲内で、基本的には買いオペで(今 も市場から日銀の買いオペは行っているが)と述べている 。直接買い取りとは言っていない。言っていない事を言っているとした議論は、本来論評に値 しない。」

 ですって。

 どう思います?

 私はインフレターゲットはつまらんと思っている方ですから、これが安倍さんの真意であるとするならば、それならそれでもいいのですが‥しかし、リフレ派の人々や、どうしてもインフレを起こすこと必要だと思っている人々はさぞかしがっくり来ているのではないのでしょうか

 違います? 先ずマイルドなインフレを起こすことが必要なのでしょ? そして、これまでの市場からの国債の買い入れ程度では不十分だから、建設国債に限るとはいっても、国債を直接引き受けるような荒療治も必要だと思っていたのに‥

 そしたら、安倍さんは、そんなこと言ってはいないと言うのです。

 でも、件の発言が新聞やテレビで大々的に報じられても安倍さんはそれを否定することはなかった。それなのに何故昨日になって否定したのか?

 先ず、17日の熊本での安倍総裁の発言を振り返ってみましょう。

 「やるべき公共投資をやって建設国債を日銀に買ってもらうことで強制的にマネーが市場に出ていく」

 建設国債を日銀に買ってもらうと言っているのですから、誰だって政府が日銀に買って思うと考えるのです。そして、だからこそ強制的にマネーが市場に出ていくのです。もし、これが市場の投資家が国債を買うだけなら、マネーは移動するだけであって、強制的に出ていくことはありません

 私は、そのような政策は大変にまずいと思いながらも、ただどうしてもインフレを起こすためには、それ一つの手段であると思っていたのです。つまり、筋は通っている、と。

 でも、安倍総裁は、それはみんなの誤解であり、また、マスコミが間違った報道をした、と。

 だったら改めて聞きたいマイルドなインフレを起こすことは諦めたのですか、と。

 いずれにしても、何故安倍総裁は態度を急に変えたのでしょうか?

 報じられるところでは、政府内から批判が相次いでいるからだ、と。そして、自分も財政規律は重視していることを示すためだ、と。

 でも、私は腑に落ちないのです。自民党のなかから批判が相次いでいるというのなら分かります。
少し過激すぎたかなということで、軌道修正もあり得るでしょう。

 しかし、与党の閣僚が批判したところで、そんな批判があるのは最初から分かっていたはず。だから、安倍総裁は言うべきだったのです。そんなに財政規律なんてことばかり気にしているから、少しもインフレにならないじゃないか、と。

 何があったか分かりません‥でもないのです。

 実は、経団連の会長様も少しばかり心配になっているのです。もう少し現実的な路線をとるべきではないか、と。

 それが分かり、安倍総裁は自分の言った発言に急に自信が持てなくなってしまったのです。こんなに円安にしてあげて感謝されるのかと思ったら、肝心の経済界が、もう少し現実的なことを言えだなんて。ガーン! そう安倍さんは感じたのでしょう。

 でも、そうと分かれば、ここは早期に軌道修正をしておこう、と。そして、昨日の弁明会見になったのだと思います。

 確かに発言を修正すれば、経済界からは見放されないかもしれない。しかし、リフレ派は突然梯子を外された思いでおもしろくもない、と。

 しかし、それでも安倍総裁を弁護する向きがあるのです。

 そもそも、これは安倍総裁を陥れる「マスゴミ」の策略だ、と。そこまでして安倍総裁の足をひっぱりたいのか、と。

 いずれにしても、安倍総裁がこうして言ったことを簡単に撤回するのは、それが、自分が考えて考えて考え抜いたことではないからです。どうにかして国民の生活を助けたい。どうにかしてデフレから脱却したい。それにはインフレを起こすしかない。そう考えて安倍総裁が言ったとしたなら、彼はその発言をそう簡単に撤回することなどしなかったでしょう。むしろ、反対をする人々を説得しようとするはずです。

 しかし、いとも簡単に撤回をした。

 私は、昨日「オバマ大統領の公認が欲しい野田総理がしたこと」という記事を書きました。

 多分、賛否両論あるでしょう。TPPを野田総理が支持したくらいで‥と。

 しかし、「おやじの小言と冷たい酒は、効かないようで後で効く」

 TPPに自民党が全然本気にならない。だから、経済界は、その自民党に対してむくれているのです。もっとTPPに積極的になれ、と。本当は民主党なんかでなく自民党を支持したいのに、これじゃ自民党を支持できないじゃないか、と。それだけならまだしも、国債を日銀が直接引き受けるみたいなとんでもないことばかり言って、と。

 安倍さんは、そうした経済界の思いにやっと気が付いたのです。

 でも、TPPに積極的になることはなかなか難しい。

 これでは病気持ちでなくても、神経性の何とかになってしまうでしょう。


 

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 ポッポちゃんが出馬を断念したことが驚きをもって受け止められています。

 「おふくろさんよ〜、おふくろさん。空を見上げりゃ‥」と歌って、数日前までやる気があると思っていたのに。

 いずれにしても、毎日毎日選挙に関することばかりテレビは報じているのですが、そうした状況にあって俄然関心を集めているのがTPP。

 私、はっきり言って、少し前まで何故TPPが選挙の争点になるの腑に落ちませんでした

 何故かと言えば、TPPに関しては経団連を中心とする財界関係者と、農業関係者の意見が正反対であり、とても妥協が成立する状況にはないからです。プラス、政治家態度にしても、同じ党内でもいろんな意見があり‥全然まとまる気配はな、と。

 多くの国民、イマイチ態度が決められない、と。

 韓国などとの関係で輸出競争上不利になるからTPPを推進しなければいけないと言われれば、それはそうだと思いつつも、その一方で、日本の農業が壊滅してもいいのかと言われれば、それは許せない、と。

 それに、仮にTPPに賛成するか反対するかを決めたとしても、では、それによって自動的に支持政党が決まるのか、と。つまり、多くの人にとって、TPPはそれほど重要ことではないのです。

 しかし、野田総理は敢てTPPを選挙の争点として打ち出した。

 ということは、TPPに賛成するならば、民主党を支持して欲しいと言いたいのでしょう。

 では、自民党の態度はどうなのでしょう?

 曖昧なんですよね。多分、安倍総裁TPPに積極的ではない。だって、「聖域なき関税撤廃ならTPP参加はありえない」と言っているからです。

 交渉に参加しないと明言している訳ではないが、例外を認めないようでは交渉に参加できない、と。

 つまり、野田民主はTPP交渉に参加したいと言い、その一方で、安倍自民は、どうしようかな、と

 で、ここで話はポッポちゃんに戻るのです何故彼は出馬を断念したのか?

 そ、れ、は‥ポッポちゃんは、増税にもTPPにも反対しているからなのです。どんなに民主党から立候補したくても、野田総理が推進しようとする増税とTPPに反対する候補者は公認されない、と。

 じゃあ、何故そこまでしてポッポちゃんはTPPに反対なのか?

 それは、ポッポちゃんの選挙区がどこにあるか関係しているのです。

 そうなのです、ポッポちゃんの選挙区は北海道9区。そして北海道と言えば、農業など一次産業のウェイトが高いのが特徴です。

 その北海道をバックとして、どうしてTPPに賛成などと容易く言うことができるでしょう?

 もし、それでもなおTPPに賛成と言うことができる人は、日本の農業再生に関してとてつもないプランを有していることでしょう。日本へ入ってくる農産物の関税をゼロにしたって、日本の農業は生き残ることができると断言できなければ、そんな態度は取れないのです。

 しかし、ポッポちゃんにはそのようなアイデアはなし。だら、TPPに反対して、北海道の農業を守り抜くとしか言いようがない。

 つまり、TPPに賛成するなんて言ったら‥そうでなくても当選の可能性が低いのに‥落ちるに決まっているではないか、と。だから、どうしてもTPPに賛成する訳にはいかず、さればとて民主党の公認を得なければ、これまた落ちるに決まっていると判断したから、こうして出馬を断念したのでしょう

 では、何故野田総理は、TPPを推進しようとするのか?

 それは、野田さんの選挙区千葉だから。

 もちろん千葉にも農家は多いですが、昼間は首都圏に通うサラリーマンも多いのです。つまり、農業関係者は僅かであり、多分自分の当落には影響はない、と。

 それに、野田総理としては、TPPを前面に打ち出すことが得であるという計算ができているのです。

 しかし、多くの方は、ここで疑問が浮かびます

 そもそも選挙をやったら民主党は大敗すると読んでいたのではないのか、と。だからこそ、解散を先延ばししてきたのではないのか、と。その野田民主党がTPPなんて言いだしたら、益々支持率が落ちるのではないか、と。

 でも、野田氏には、野田氏としての計算があるのです。確かに政権を維持することは難しい。しかし、少しでも傷を軽くする方法がある。

 確かにTPPは、経団連を中心に日本の経済界が強力に推進しようとしており、その意味では経済界には受けがいい。しかし、そもそも経団連は、本気で民主党を支持するつもりなどない。

 では、何故?

 実は、経団連よりももっと大きな力を持った存在があるのです。それは、ズバリ、オバマ政権下のアメリカ。

 オバマ大統領の経済回復策の目玉は、輸出の振興によって経済を活性化させ、雇用を創出することのです。そのためには、ドル安を利用することのほか、TPPを推進することが有力な手段になると考えているのでしょう。或いは、具体的な数値として効果が表れないとしても、例えば、牛肉の日本への輸出を増加させることで、オバマ大統領は点数を稼ぐことができるのです。或いは、遺伝子組み換え作物をこれまで以上に日本に売り込むことができれば、これまた大きな得点になる、と。

 つまり、野田総理がオバマ大統領に、日本がTPPの参加に積極的になっている姿を見せれば、それだけで恩を売ったことになるのです。

 そして、恩を売ることができれば、当然見返りもある、と。つまり、比喩的に言えば、オバマ政権の公認を得ることができるのです。

 一方、安倍政権はどうかと言えば、どうもTPPに対しては消極的であり‥そして、安倍さん独自の憲法を持とうと言うような考え方が、米国にとっては少し気になってしまうのです。

 日本が日米同盟を重視し、軍備の増強に向かうのは歓迎できるが、しかし、アメリカのコントロールが効かない軍隊になっては困るのです。その点、安倍総裁にはリスクがある、と。

 その一方野田総理は、確かにアメリカに盾を突いたポッポちゃんの2代後の民主党の総理ではあるが、アメリカの意向に逆らうようなことは何も言わない、と。

 つまり、野田総理は、安倍総裁よりも自分のことを気に入ってもらおうとしてオバマ大統領にせっせとゴマをすっているのです。だからTPPなのです。

 私、野田総理がTPPを争点にしたいと言うのなら、それならそれでどんな分野で特に影響を受けると予想されるの例えば牛肉とかコメとか、コンニャクとか、はっきりと品目を挙げて説明をすべきと思うのです。

 そんなことは交渉次第だなんていう言い訳は通りません。だって、現実に生活が成り立たなくなる人々がいる訳ですからどの程度まで日本として譲歩するつもりなのか、少なくても農業関係者にだけは内々考えを伝える必要があると思うのです



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