経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

2013年07月

 最近、安倍総理がオバマ大統領に嫌われていると‥そんなことが話題になっていますよね?

 えっ、知らないですか? 実は、あの池上さんがそんな質問を、参院選で自民党が勝った7月21日に安倍総理にしたのだとか。

 それに対し安倍総理は、「
それはずいぶん心配性というか、コンプレックスが あるようなお話だと思いますが、そんなことは全くありません」、「日米同盟の信頼関係は 揺るがない」と答えたと報じられています。

 安倍さんが、むっとするのも分からないではありません。しかし、そこのところをユーモアでもって逆に切り返すだけの度量と技があれば、一気に国民の人気を鷲づかみにしてしまうものをと思わないでもありません。

 「池上さんもそう思います? 私も、何か遠ざけられているのかな、と心配していたのですが‥」とか、「仲がよすぎると怪しまれるでしょ?」とか。

 いずれにしても、改めて言われてみると、確かにオバマ大統領が安倍さんとそれほど親しいというようには思われないのです。安倍さんが総理に返り咲いて直ぐに訪米しようとしたときも、延期を申し入れられましたし、先日の北アイルランドでのG8首脳サミットでも会談が叶わなかったようですから。その一方で、中国の首脳や韓国の大統領との会談時間は格段に長い訳なのです。

 まあ、会談時間が長いから、では、中国の国家主席のことをオバマ大統領が親しく思っているかと言えば、それはそうではないのでしょうが‥

 いずれにしても、日本はパスされているような気がしないでもない、と。

 但し、私も日本の国民の一人として言わせてもらえば、だったら米国の大統領は、そんなに素晴らしいのか、と言いたい。

 率直に言わせてもらうならば、私は、オバマ大統領にそれほど親しみを感じることはありません。何故かと言えば、彼自身が日本に対してそれほど関心を寄せているとは思えないからです。オバマ大統領が日本について語ったことはと言えば、鳩山総理の時代に訪日して、「抹茶アイス」と言ったこと位しか思い浮かびません。

 そのオバマ大統領が、来年、訪日すると報じられています。何をしにくるのでしょう?

 マスコミが報じるところによれば、同盟関係の強化が目的だとか、中国、TPP問題があるからだとか、言われていますが。

 でも、そのような理由なら別に目新しくもないのに‥と思っていると、なんとこのオバマ大統領の訪日は、安倍総理の招請に応じたものなのだ、と。

 つまり、日本側の要請に応じて訪日する訳です。だとすれば、オバマ大統領がお土産を持ってくるのではなく、日本側が何か差しださければいけないということですよね。「康介さんを手ぶらで帰らせる訳にはいかない」なんて言葉が今でも記憶に新しいところですが、「オバマ大統領を手ぶらで帰らせる訳にはいなかい」ということで、日本側がお土産を用意しなければならないのです。

 いずれにしても、そこまでしないとなかなか日米首脳会談に応じないというオバマ大統領。やっぱり日本の総理に親しみを感じないからなのでしょうか?さらに言えば、オバマ大統領は安倍さんのことが嫌いなのでしょうか?

 しかし、その質問について考える前に、国内では、実際に安倍さんのファンがどれほどいるのでしょうか?

 もちろん、大ファンもいるでしょう。しかし、その反面、そうでもないという人も多いみたいです。何故かと言えば、安倍さんというのは、記憶に新しいところでは、例えば元外交官に対して、「外交を語る資格がない」なんて過敏に反応するようなところがあるでしょ? それに、気に入らないテレビ局や新聞社は徹底的に排除する。そんな態度が度量が狭い、と映ってしまうのです。

 では、何故オバマ大統領は安倍さんを遠ざけるのか?

 私、思うのは、オバマ大統領というのは、格好や形とかよりも中身を重んじる人だと思うのです。だから、首脳会談をするにしても、儀式的なことよりも中身を重視したいと。

 しかし、オバマ大統領が、幾ら腹を割って中身のある話をしたいと思っても、官僚が用意したような発言しかしない、と。例えば、牛肉やそれ以外の農産物をもっと買って欲しいと話をしても、決まりきった発言しかしない、と。それに、2人だけで話をしたくても、通訳がつかないと話ができないではないか、と。英語も話せなくて何が首脳会談だ、と思っているのでしょう。

 それに、仮に英語がイマイチでも、それなりの情報を日本側が持っていれば、これはまた話が別でしょうが、世界情勢に関して、日本が独自の情報をそれほど有しているとはとても思えない、と。

 しかも、よりによって自分とは反対の立場にあるネオコンたちと、あれほど親しくするものか、と。安倍さんにしても麻生さんにしても、米国でスピーチをして、大変に受けたという話が流れてくるのは、全てネオコンたちがお膳立てしたような講演会ばかりですから。

 さらに言えば、何がアベノミクスだ、何が I am back だという思いがあるのかもしれません。自分たちの自慢話をする前に、他人の話をよく聞け、と。そんな気持ちでいるのではないでしょうか?

 最後に決定的な理由を挙げておきましょう。

 何故オバマ大統領が安倍さんを好きになれないのか?

 オバマ大統領には黒人の血が流れています。それゆえ、オバマ大統領は、演説でアメリカには、白いアメリカも、黒いアメリカも、ヒスパニックのアメリカもある訳ではなく、ただアメリカがあるのみだ、という台詞をよく吐きます。また、黒人であるが故に、そして民主党員であるが故に、奴隷解放を成し遂げたリンカーン大統領を尊敬しているのです。

 なんとなくオバマ大統領の心情が分かるでしょう?

 リンカーンは、エイブラハム・リンカーンと言いますよね。略して、エイブと呼ばれることもあるのですが‥エイブはAbeと書くのです。

 問題はここにあります。自分が最も尊敬する政治家であるリンカーンの愛称はAbe。一方で、日本の総理も同じ名前。しかし、それにしては思想信条が大きく異なるのではないか、と。

 安倍さんは、オバマ大統領が何を考えているのか、そこら辺りをよく考える必要があるのでしょう。だったら、オバマ大統領に、ゴルフのパターなんかを贈るべきではなかったのかもしれません。そんなものよりも「おしん」のDVDをお土産に持って行って、これを観ろ、と言った方がよかったかも。


 
 無理して米大統領に訪日してもらい、お土産を渡す必要もないのではないか、と思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 麻生副総理が、またまた誤解を招くというか、真意を測りかねる発言をしています。

 「護憲と叫んで平和がくると思ったら大間違いだ。改憲の目的は国家の安定と安寧。改憲は単なる手段だ」

 確かに護憲と叫んでいればそれで平和が維持できると考えるのは甘いでしょう。それは認めます。現に、中国が日本の領海・領空を侵犯し続けているのも、日本は憲法の規定によって軍事的行動が制約されているということを見越した上で行っている訳ですから。

 ただ、「改憲は単なる手段だ」などと軽く言われることには、少しばかりむっとしてしまう。

 「騒々しい中で決めてほしくない。落ち着いて、われわれを取り巻く環境は何なのか、状況をよく見た世論の上に憲法改正は成し遂げられるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない」

 騒々しい中で決めて欲しくない、落ち着いて考えるべきだと言うのもそのとおりでしょう。

 しかし、麻生さんは、落ち着いてよく考えた上で、憲法9条を変えるべきだと言っているのですよね。つまり、自衛隊では不十分だと。国防軍にすべきだという意見なのでしょ?

 ここに至ると、平和を実現する手段に関し、私などとは意見が大きく異なることが判明します。ただ、そうはいっても世界の常識からすれば、国防軍を持つことを麻生さんたちが主張したとしても、それほどおかしなことではないかもしれません。

 「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」

 これが、まさに真意を測りかねる発言です。ドイツのあの手口を学んだらどうか、なんて。

 私は、ナチスのやり方を学べと麻生さんが言っているなんてことを言うつもりはありません。しかし、誰も気がつかない間に憲法が変わるようなことが良い筈はないでしょう。だって、日本は民主主義の国ですよ。国民が主権者なのですよ。その主権者が気が付かないうちに‥だなんて。麻生さんは民主主義を否定するのか、と言いたい。

 民主主義の社会では何を考えても自由ですし、そして、表現の自由も許される訳ですから、例えば平和を実現するための方法について議論すれば、いろんな意見があって当然なのです。今の憲法を守ることが重要だという意見もあれば、麻生さんたちのように国防軍を保有することは当然だという考えもあるでしょう。そうした意見を闘わせることによって、国民の総意を形成していく‥それが重要であるのです。

 なのに、誰も気が付かない方がいいだなんて!

 もう一度言います。護憲だけを叫んでいて平和が維持できないのは、それは認めます。しかし、だからと言って軍備を増強することだけが大切なことなのか? そして、平和を実現するためには、戦争も紛争の解決手段として認めるべきなのか? しかし、そんなことをしていては、人類として進歩がない。でしょ?

 それに、軍隊が大きくなるから、どうしても軍隊の存在を必要とさせるような社会情勢に変えたいという力がかかるようになる。そうでしょ?

 韓国のおかしな人々が「歴史を忘れる民族に将来はない」なんて言っていますが‥違う意味で、我々は歴史を忘れようとしているのではないでしょうか?

 というよりも、安倍総理などはお年が若くて、昔起きた出来事を本当は十分理解していないのではないでしょうか? 何かそういう気持ちになってきます。

 繰り返しになりますが、護憲とだけ叫んでいて平和が守られることはないという意見には同意します。でも、だからと言って、直ぐに国防軍ということになるのでしょうか?

 そうなる必要はないのです。例えば、日本が独自の軍隊を持つという選択肢ではなく、世界の警察を新しく発足させ、そして、その世界の警察に平和を維持させる方法だってある筈です。何故ならば、国内ではそうやって社会の平和と秩序を守っているからです。

 何故そのような新しい方法を模索しない?

 もちろん、そうした理想的な体制が直ぐに整備されると考えるのは、いささか楽天的過ぎるでしょう。そして、そうした体制が整うのまでの間、今の自衛隊を維持強化することが必要であるかもしれません。しかし、いずれにしても、そうした方向を目指すことこそが本筋であることは明らかなのではないでしょうか?

 麻生さんは、「国のために命を投げ出してくれた人に敬意と感謝の念を払わない方がおかしい」「静かにお参りすればいい。何も戦争に負けた日だけに行くことはない」とも言っています。

 私も、国のために命を投げ出してくれた人に敬意と感謝の念を払わないのはおかしいと思います。それはそのとおり。そうでもしなければ、尊い命を犠牲にして日本を守ろうとした人々の霊は浮かばれません。

 しかし、それはそのとおりであっても、靖国神社に祭られている人のなかには、判断を誤った人もいるのです。大きな責任がある人もいるのです。無理に日本を戦争に引きずり込んで、無理に死を強いた人々がいる。

 例えば、海外で捕虜になった兵隊さんたちは、生きて故国の土を踏むことが許されませんでした。あのオーストラリアのカウラで、スプーンを武器代わりにして収容所から脱走し自害した兵隊さんがいます。同じ収容所に入れられていたイタリア兵などは、戦争が終わったらこんな商売をしようと、将来のことを考えていたのにですよ。
 
 靖国神社の参拝を巡る議論は、一時期に比べて何か後退してしまっている気がするのは私だけなのでしょうか?

 いずれにしても、国民が気が付かないうちにという意見は全く頂けません。本当に、現政権が国防軍が必要だと思うのであれば、それを国民に説得すべきであるのです。





 憲法改正を行うなら、皆で意見を十分言い合って、議論を尽くした上でのことだと思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 昨日のサッカーの日韓戦で日本が勝ったと聞き、ああよかったと思っていると、韓国が横断幕を掲げたというニュースが耳に入りました。

 ほんとにもう、まったくもう!

 横断幕に何と書かれていたかと言えば、「歴史を忘れた民族に未来はない」と。

 別に日本を名指ししている訳ではないので、日本がけなされたと断定することはできないのでしょうが‥しかし、日韓戦の最中にそのような横断幕が掲げられるのですから、日本のことを指していると解釈するのが常識的でしょう。

 もう一度、考えてみましょう。歴史を忘れた民族に未来はない‥

 うーむ、難しい! 何と言っていいのか?! 確かに、日本人はあまり物覚えがいい民族ではないかもしれない。鬼畜米英と戦っていた筈なのに、ある時を境に、ギブミーチョコレートという台詞を憶えてしぶとく生き抜いてきた民族ですから。

 しかし‥その一方で、物覚えがよくない人には未来がないと何故言えるのか? 確かに経験から学ぶに越したことはない。しかし、余りにも昔のことばかり覚えていると、新しいことが覚えられないのも事実。適当に忘れることも人間がしぶとく生き延びるためには必要に思えるのです。だって、そうでなければ生きていないですよ。

 もし、韓国のサッカーファンが、日本のことを悪くいうつもりでそのような横断幕を掲げたとするならば、そもそも日韓戦を行うこと自体をボイコットした方が分かりやすかったのではなかったのか!? それなら理解できる。しかし、実際には、日韓戦のサッカーを観戦しながら相手チームというか相手国をボロクソに言う。そして、そうやって相手国に反抗の姿勢を示したものが英雄扱いをされる。

 まあ、そのような国民性だから、政治家というか大統領もそうした国民の雰囲気を無視することができず、日本に対して一歩距離を置かざるを得ない。但し、日本との関係が悪化するなかで、米国との関係はむしろ強化しておきたいと思うから、米国の政治家には様々なロビー活動を行う。そして、米国側としたら、そうやって韓国が米国にすり寄ってくるから‥それに、韓国との親密な仲を日本に見せつけた方が、日本に対する影響力を強めることができると思うから、韓国を利用しようとする。

 まあ、全ての韓国人が横断幕を掲げるようなことを支持するとは思いません。いろんな思惑が絡んでいるのでしょう。

 しかし、それはそうであっても、世界の人々が見るかもしれないサッカーの国際戦でそうして横断幕を掲げることに異議が唱えられないのですから、韓国自身の常識が問われているとも言えるのです。

 私は韓国の人々に言いたい! そのようなことをしても、国際的には決して評価されない、格好悪い、時代遅れだ、と。

 韓国としては、特に明治時代以降、日本に大変残酷な仕打ちを受け、そのことが無念で忘れられないのかもしれません。

 私は1990年初頭に、韓国に対する最後の円借款供与のための交渉会議に日本側の交渉団の一員として韓国を訪れたことがあるのですが、昔の日本人が韓国の人々に残酷な仕打ちを行った絵が展示されてある史跡に案内されて閉口した思い出があるのです。

 確かに、残酷なことが行われたのでしょう。でも、そうしたことを戦後生まれの我々に言われても‥という思いでいっぱいになりました。実際には、案内した人は何も言うことはありませんでした。ただ、残酷な仕打ちをする日本人が描かれた絵を見せただけなのですが‥

 いずれにしても、ずっとそうした過去を引きずって生きるのか、と言いたいのです。もちろん、先祖の命日にお参りすることは必要でしょうし、韓国の人々が過去の悲惨な出来事を忘れないのは必要なことかもしれません。それは日本人でも同じです。

 ですが‥過去のことを忘れずに先祖を霊を慰めることと、加害者に対していつまでも怨念の気持ちを持ち続けるのは別のことなのです。怨念の気持ちを持ち続けていて、どうして魂の真の開放がもたらされるでしょう。

 それに、今の韓国の若者が、どれだけ過去の出来事を正確に理解していると言えるのでしょう?だって、竹島は100%韓国のものなのでしょ? 貴方がたの考え方によれば。ひょっとしたら、何でもかんでも自分たちの都合のように理解しているのではないでしょうか?

 さらに言えば、韓国にしても中国にしても、欧米人の侵略行為については、問題視することがないのですよね。しかし、そもそもは欧米人の世界侵略こそが戦争の原因ではなかったのか?

 隣国の日本が国際的に悪く見られるならば、相対的に韓国の地位が上がる。他人の不幸は蜜の味!

 しかし、あからさまに日本を悪く言うことによって、果たして韓国の人々が国際的にどれほどよく思われるというのでしょうか?

 韓国の人々が、米国の議会が慰安婦の問題で日本を非難する決議をしてくれたから、米国は韓国の見方だなんて思ったら大間違いだと思うのです。欧米人からみたら、日本人も韓国人も殆ど違いはないのです。同じ黄色人種に過ぎないのです。

 日本人の政治家の写真に火をつけ、皆でそれを踏みつける!

 そうした行為が是認されるのは、韓国の中だけの話なのです。外国から見たら、何と格好の悪いことか! 何と野蛮なことなのか!と。

 それだったら、まだ横断幕の方がいいかもしれない。しかし、本当に言うことがあれば正々堂々と言うべきです。日本の新聞などに投稿をすればいいのです。

 私がどうしても理解できないのは、そうして散々日本をボロクソに言っておきながら、例えばテレビ番組にしても、CMにしても、或いは様々な製品にしても、日本のものとそっくりなものを作り続けてきたではないですか?

 そんなに嫌いな日本なのにどうして真似をし続けるのか?

 或いは、本当は日本のことが好きなのか?

 私は、何も日本が様々な援助をしてきたのだから、日本にゴマをすれなどと言うつもりはありません。普通でいいのです、普通の態度を取って欲しいのです。隣の国を悪く言って、隣の国の評判が落ちなければ自分の国がよく見えないということでは、そもそも恥ずかしくありませんか?

 日本が発展しようと衰退しようと、韓国には関係がない。韓国は、韓国の道を進むだけだ、と何故言えないのでしょうか?

 この際ですから、竹島の問題も国際司法裁判所でじっくりと時間をかけて判断してもらった方が双方にとって良い結果を生むと思うのですが、韓国の人は何故それを受け入れないのでしょう? 






 韓国人が他国の国旗を焼くような行為は許されないと思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 日曜日なのにブログをお読み下さってありがとうございます。

 さて、本日は中国のバブル崩壊の可能性について考えてみることにしましょう。

 中国は、バブルだ! バブルが間もなく崩壊する、否、今崩壊しつつある、なんてことが以前から言われ続けています。

 どう思います?

 というよりも、中国の株価はもう、かなり以前に大暴落を演じていますよね。

 だから、その意味ではバブルは既に崩壊したと言えないこともない。

 では、不動産価格の方はどうか?

 不動産価格については、近年、都市部で異常な価格高騰が起きた(2004年以降、5、6倍も上ったなどとも言われています)後、当局が引き締めを実施したことなどもあり、一旦価格が低下していたかと思っていたら、また最近上がっていると報じれられています。

 ということで、不動価格の方はまだまだ上昇しているとさえ言える。つまり、バブル崩壊など心配するには及ばないのかも。

  しかし、少し調べてみただけでも、そうした認識は適当ではないことが分かるのです。何故ならば、中国では既に、不動産価格の下落のために個人的に大きな損失を被ったようなケースが沢山発生しているからなのです。

 但し、そのようなこととは、余り報じられることはないと言います。それは、中国では報道が規制されているからなのです。

 いずれにしても、不動産価格の推移だけをみるならば、現時点では、中国でバブルが弾けそうな気配はないというべきかもしれませんが、現実には、局地的にバブルがあちこちで崩壊しており、ただ、それを国家が今のところどうにかコントロールができているので、外部から見ているだけでは、バブルが崩壊したような様相を呈していないということなのです。

 では、何故、中国はバブルが崩壊しないようにコントロールすることができているのか?

 それは、中国では、個人や企業の経済活動が規制されることが多くて、自由に活動することができないからなのです。

 例えば、バブルの発生を抑え込もうと当局が考えた結果、不動産取得に関して、様々な制限を課すことがある訳ですし、或いは、不動産投資への資金の流れを直接管理することもできるのですから。

 よく、バブルの崩壊ということが言われる訳ですが‥バブルが崩壊したと言われるためにはどのようなことが起きる必要があると思いますか?

 例えば、住宅やマンションの価格がそれまでの半分に低下したら、バブルの崩壊と呼ぶべきなのでしょうか?

 実は、価格が幾ら急激に低下したとしても、それによって借金の返済が滞ったりしなければ、別に急に問題が顕在化する訳ではないのです。早い話、投機をしていた者が、全て自己資金の範囲で行っていたら、幾ら不動産価格が落ちても直ぐには何の影響もないのです。或いは、投機資金を第三者からの借入で賄っていたとしても、そのローンの返済をどうにか続けることができるのであれば、取り敢えず問題は生じないのです。

 つまり、幾ら不動産価格が急落するようなことが起きても、中国当局がお金の循環を滞らせないような政策を続けるならば、バブルは崩壊しないのです。

 ここまで言うと、中国で何故バブルの崩壊が起きそうで起きないのか、その理由が少し分かってきたではないでしょうか?

 念のために言うと、中国の大銀行は国営であり、そして、そうした銀行は中国当局の意のままに資金を市場に流すことになっている訳ですから、幾ら末端で不良債権が発生していると判断されても、そうした不良債権に引き続きお金が流れるようにしておけば、いつまで経っても不良債権が表面化することはないのです。

 でも、実際には、採算に合わない開発案件が多数発生しているのも事実。つまり、客観的にみれば、不良債権となっていて、本当なら借金の返済ができないにも拘わらず、そうした案件が一斉に表面化すると国家として一大事に陥るからという理由で、当局によって支えられている案件も多い、と。
 
 では、そうした不良案件は今後も当局によって支援されるのでしょうか?

 問題は、そこなのです。それに最近シャドーバンキングという言葉が俄然注目されていることもご存じだと思うのですが‥

 シャドーバンキングとは何でしょう? これ、結構、誤解している人が多いのです。何か全く非合法のお金のやり取りであるかのように。つまり、裏経済のお金のやり取りのように思っている人がいる。だから、そうしたアウトローのお金のやり取りに関するデータがないとしても、それは当然ではないか、と。

 しかし、シャドーバンキングというから何やら胡散臭いお金のやり取りをイメージさせるのですが、実際には、それほどおかしなお金のやり取りでもないのです。早い話、今となっては時代遅れの規制があるので、その規制を回避するために少し細工をしたのがシャドーバンキングだとも言えるのです。

 例えば、大手の国営銀行は、地方政府に対し不動産融資を行ってはいけないという規制があったとき、銀行はその規制にただ黙って従うだけでしょうか? 或いは、銀行の貸出金利は最高何パーセントだと決まっていたとき、或いはまた、預金者からお金を預かる場合には、預金金利は何パーセント以内にすべきだと決まっていたとき、銀行はただ黙って従うだけでしょうか?

 もちろん、そうした規制に従って、それで十分利益が確保できるのであれば、銀行もそうした規制を破ることはないでしょう。

 しかし、例えば、そうした規制に従っていては十分な預金が集まらずに事業が拡大できない場合に、銀行はどうするでしょうか?

 もちろん、正真正銘の預金に対して上限を超えた金利を支払えば規則違反になる。同様に、上限を超えた金利を融資先から徴収すればそれも規則違反になる。

 だったら、預金でない仕組みを利用したらどうでしょうか?

 つまり、銀行は、形式的にはお金を預からない。その代り、様々なローン債権を組み込んだような商品(債券)を発行し、それに対して預金金利よりも高い利回りを保証する、と。

 そのようなことをすれば、預金ではないので預金金利の規制から逃れることができるのです。そして、そうした資金を調達した者が支払う金利も、貸出金利ではないので規制から逃れることができるのです。

 こうしてみると、シャドーバンキングといっても、何か胡散臭いことをしているのではないことがお分かりになるでしょ?

 そうなのです、これは欧米や日本では当たり前と思われるような取引なのです。つまり、自由経済体制の下では通常認められるような行為に過ぎないのです。

 では、こうしたシャドーバンキングが拡大することによって、中国経済にどのような影響が及ぶのか?

 先ほど、中国経済のバブルは、弾けそうでなかなか弾けないと言いました。その理由は、中国の経済が統制されたものであるので、実際に不良債権が大量に発生しているとしても、当局が資金の供給を継続させる限り、借金の返済が滞ることが起きないからです。

 しかし、シャドーバンキングとは、そうしたコントロール下にある取引ではないのです。つまり、自由にお金を融資し、自由にお金を調達する、と。金利も自由に定められる、と。そうした人々の自由な意思で行われている取引を、どのようにしたら当局はコントロールすることができると言うのでしょう?

 今のところは、シャドーバンキングとは言っても、国営の銀行が関与していることが多いので、どうにかシャドーバンキングへの資金の流れが滞らないようにしているのですが‥しかし、考えたら、預金金利を上回る利回りを享受している人々が、何故国家によって保護されなければいけないのかという不満が人々から巻き起こる可能性もあるのです。

 もし、当局がいつまでも、そうしてシャドーバンキングにお金を預ける個人層を保護するというのであれば、それなら、もう誰も正規の銀行預金をする人はなくなるでしょう。しかし、そうなれば、何のために預金金利を規制しているのか意味がなくなるのです。というよりも、国営銀行は必要な資金を預金という形で確保することができなくなるでしょう。

 そういうことが容易に予想できる訳ですから、いつまでもシャドーバンキングを保護する訳にはいかない。シャドーバンキングに関与している人々には、そのリスクも負ってもらう必要がある、と。

 シャドーバンキングに関与している人々は、通常では享受できない高い利回りを確保できる訳ですから、その反面、そうした金融商品がただの紙切れになってしまうリスクも負わなければならないのです。

 言われてみたら当然のことです。しかし、もし、そうした現実を中国の人々が思い知らされたら、彼らはどのような行動に出るでしょう?

 そうした人々のなかには、今度は逆に、そうした金融商品を購入した自分たちのお金がどのようなプロジェクトに流れているのかを心配し始め、そして、そうしたプロジェクト、つまり不動開発案件を見て、急に資金を引き出したくなる人もいるかもしれません。

 中国の社会って、偽装が起きてもおかしくないのでしょ? だから、人々は心底信じることをしない。取り敢えず、中国当局が言うことには従うが、その当局が保証をしてくれないと分かったシャドーバンキングの金融商品を、果たしていつまでも信用し続けることができるのでしょうか?

 恐らく、何かをきっかけにして、集団的な資金の引き出しが起きるでしょう。謂わば取り付け騒ぎみたいなものです。そして、そうしたことが起きれば、米国や日本以上にパニックに陥る可能性が大きいと思われるのです。だって、心の底では何も信じないのですから。信じているのはお金だけ。そのお金が返ってこないなら、パニックになるのは当然でしょう。

 もちろん、そのような事態に陥りそうになれば、そのときに当局が何か行動を起こすかもしれません。しかし、行動を起こして、本来自己責任でリスクを負うべき人を助けてしまうと、そもそもの銀行業務が成り立たなくなってしまうのです。

 ということで、当面、中国でバブルが崩壊する可能性は小さい。しかし、いつまでも当局がコントロールできる話ではないのです。そして、信用不安が仮に起きたとしたら、中国人社会の特性からして、とんでもないパニックに発生することが予想されるのです。




 これだけ経済が発展していて、銀行の預金金利はともかくとして、貸出金利が規制されているなんて
信じられないと思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 本日、来年度の概算要求について、政府が上限を示さないというニュースを目にしました。
 
 「政府は、2014年度一般会計予算の大枠となる概算要求基準(シーリング)で、政策に充てる経費の上限を数字で示さない方針を固めた」(YOMIURI ONLINE)

 流石、異次元の緩和策を日銀に求めただけのことはある!? 政府自身も、こうして異次元の予算編成を行おうとする訳ですから。

 では、そもそも何故今までは、予算のシーリングなんかを設けていたのか? ご存知ですか?

 それは、予め財政当局が予算の上限を示しておかないと、各省庁がどれだけでも予算を要求して、削るのに大変だからなのです。

 バッサリと切ればいいじゃないか、ってですか?

 できれば、苦労はない! のですよ。

 予算のシーリングなど設けない方が、メリハリのついた予算が編成されるから、その方がいい!?

 それは正論。なんか4年ほど前の出来事を思い出しました。政権交代の直後の話。民主党が予算要求をゼロから見直すみたいな話をしたものの‥結局、大したことはできませんでした。

 それに、各省庁には有力政治家がついており‥つまり、族議員と言われる政治家ですが‥幾ら総理であっても、あの人の言うことは聞いて、この人の言うことを聞かないというようなことは、大変に難しいのですよ。

 もちろん、私としては、そうした私情はこの際抜きにして、国家のために理想的な予算を編成してもらいたい。多分、多くの国民もそう思っているでしょう。

 まさにそれこそがメリハリのついた予算です。しかし、人間は感情の生き物。嫉妬してしまうのですよ。幾ら重要性が薄いと思われる予算であっても、他の省庁にだけ沢山予算がついて、その一方で自分が応援している省庁の予算がつかないとなれば、自分の立つ瀬がない。

 そうした有力政治家の顔を立てつつそれなりの予算を組むとすれば、結局、各省庁の予算の伸び率にそれほど差をつけることができなくなるのです。その代り、政治家同士が嫉妬したり、足を引っ張るということはなくなる。

 しかし、メリハリのついた予算を編成できないとなれば、真の国益に反する。

 では、現政権は、そうした古い手法から脱却するために、今回シーリングを撤廃するというのでしょうか?

 私には、どうもそのようには思えないのです。というのも、シーリングを設けないのには、別の理由があるように思われるからなのです。仮にシーリングを設けてしまえば、現内閣自身の手足も縛ってしまいます。否、総理の裁量さえ抑え込んでしまいます。

 しかし、安倍さんとしては、自分の自由裁量を確保しておく必要があるのです。

 何故か?

 それは、秋になって消費税増税を実施するかどうかの最終判断を下さなければならないからです。

 皆さんは、増税の実現性についてどう思いますか?

 ひょっとしたら、延期されることもあり得ると思いますか?

 私は、その可能性は極めて低いと思っています。何故ならば、3党が一致して法案を通したときよりも、経済の状況は確実に上向いているからなのです。もし、この状況で増税を延期する位だったら、あの時法律を成立させてはいけなかったと言うべきでしょう。それに、ここで増税を延期すると、却って世の中を混乱させるだけ。

 しかし、その一方で、増税を嫌う声も多い。

 では、どうするのか? そこで、景気対策をまた打つ可能性があるのです。消費税を増税しても景気の腰を折らないようにという名目で。

 つまり、そのときに、シーリングがあると自由に景気対策を打つことができないので、今回シーリングを設けないなんてことにしたのだと思うのです。

 いつもいつも同じようなことばかり繰り返している政治家たち。

 景気が悪くなってはいけないという名目で予算の大盤振る舞いをし、その結果、これだけ多額の借金を抱えるようになり‥そして、だから増税が必要だと言う。しかし、増税をイザ実施しようという段階になると、景気回復に冷や水をかけてはいけないからと言って、また、予算の大盤振る舞いをする、と。

 何のための増税か、と言いたい。

 メリハリのついた予算編成をすることが目的なのではなく、予算の大盤振る舞いをするためのシーリングの撤廃であれば、異次元の予算編成ではないことは明らかなのです。



 I am back. 予算の大盤振る舞いも戻ってくる知れません。ちょっとまずいかも、と思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 消費者物価指数の伸び率が14か月ぶりにプラスになったと報じられています。しかも、上昇率は前年同月比0.4%にも達すると。

 このニュースをお聞きになって人々はどう思うのでしょうね。

 多分、殆どの方は、余り良い反応を示さないと思うのです。値上げりしているものが多いからな、と。生活が苦しくなるかも‥と。

 しかし、リフレ派の方は、これでデフレから脱却できるかもしれないと、多くの人々とは違う反応を示すと思うのです。

 案の定、麻生さんも次のように言っています。

 「いい流れになりつつある。デフレからインフレの流れになりつつある」

 やっとインフレの兆しが出てきましたか? 今からですよね、異次元の緩和策の真価が問われるのは。予想インフレ率が高まり、果たして家計や企業は、行動を変えるのか? 消費が活発になるのか、そして、設備投資が活発になるのか?

 しかし、その前に、念のために本当にインフレの兆しが見え始めているのか、確認しておきたいと思います。総務省のサイトにアクセスして、新聞発表資料を自分の目で確認しましょう。

 でも、生データに当たると、どうも微妙なのです。これで本当にインフレが起きると思っていいのか、と。

 総務省が発表する消費者物価指数には、3つの種類があることをご存知でしょうか?

 先ず、それをご存じの貴方は凄い!

 総合指数と、生鮮食品を除く総合と、そして、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合の3つがあるのですよね。そして、生鮮食品を除く総合指数は、コア指数と呼ばれ、そして、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合は、コア・コア指数とも呼ばれるのですよね。ついでに言うと、コア・コア指数は、以前は算出されてはいなかったのです。そして、コア・コア指数は、米国のコア指数に倣って算出されているので、米国型コア指数とも呼ばれるのです。

 それについてもご存じの貴方はなお凄い!

 では、その凄い貴方にもう少し質問します。総合指数から生鮮食品を除いたり、或いは、食料及びエネルギーを除いたりするのは何故か?

 これは、それほど難しくはないですよね。生鮮食品は、天候の影響などで価格が不規則な動きをしがちであるので、それを除いた方が一般的傾向が確かめやすいからです。そして、エネルギーなどを除くのも、似たような理由です。原油価格などは極めて特異な理由で変動することが多いから、これも除いた方がよかろう、と。

 では、我々がデフレを認識する場合、上の3つの物価指数のうち、どれに着目するのが一番適当だと思いますか? ズバリお答え下さい。

 リフレ派の方々なら、それはコア・コア指数に決まっているとお答えになるでしょう。

 それでは、今回、消費者物価指数の伸び率がプラスに転じたと報じられていますが、そのコア・コア指数がプラスに転じたのか?

 答えは、コア・コア指数は、前年同月比で相変わらずマイナス0.2%とマイナスから脱出することをできないでいるのです。残念! 新聞が報じているのは、コア指数についてなのです。コア指数が、前年同月比0.4%のプラスになったと。

 では、コア指数の伸び率はプラスに転じ、その一方で、コア・コア指数の伸び率がマイナスのままであるのは何故か?

 答えは、コア・コアからはエネルギーなどが除かれている訳ですが、ガソリン価格が最近上昇している分がコア・コアには含まれていないので、その結果、コア・コアの伸び率はマイナスに留まっているのです。ということは、コア指数の伸び率がプラスに転じた最大の理由は‥そうなのです、ガソリンの価格が上昇したからと言っていいのです。

 異次元の緩和策を実施中の黒田総裁や岩田副総裁の考え方によれば、日本銀行が国債をバンバン買入れ、そして、それによってマネタリーベースが増大すれば、必ずインフレになるということでしたよね。日銀当座預金残高が80兆円ほどになれば、インフレになる、と。岩田副総裁は、そうならなければ責任を取るとまで言っていました。

 もう、80兆円には達しているのですけど‥

 そして、そうした場合のインフレは、多くの品目の価格が全体的に上がることによって起きる訳ですよね? つまり、まだまだ想定したシナリオに基づいたインフレが起きつつあるとは言えない状況なのです。

 但し、理屈はどうであれ、コア指数がプラスに転じたことは事実。繰り返しになりますが、後は、予想インフレ率が変化することによって、企業経営者の行動に変化を及ぼすか、ということなのですが‥

 何度も言っているとおり、そう簡単には設備投資が動き出すことはないでしょう。

 もし、動き出すことがあるとすれば、欧州経済が上向き、世界経済がまた順調に回復軌道に乗るとか‥或いは、思い切った規制緩和が実施され、国内でのビジネスチャンスが一気に増えるというようなことでもない限り‥

 民間企業の経営者に麻生さんは、「お金は眺めるものではない」と説教を垂れる訳ですが、民間企業の側からしたら、「規制緩和を実施しないのであれば、ねじれが解消しても意味がない」と言いたいところではないのでしょうか。


 お金を大量に供給してインフレを起こすというのであれば、全体的にモノやサービスの価格が上がらないと理屈が合わない、と思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 安倍総理が本日から27日までの間に、マレーシア、シンガポール、フィリピンを訪れるといいます。そして、27日土曜日にはフィリピンのアキノ大統領と会談を行う、と。

 参院選で勝利を収めた後の最初の外遊。さぞかし気持ちがよいことでしょう。ただ、外遊につきものなのは「おみやげ」。先方も、日本の総理が訪れるからには、何かお土産がもらえると期待する。

 今から20年以上も前の私の現役時代には、お土産といったら円借款や輸銀ローンに決まっていたものなのです。

 では今回、フィリピンを訪れるに際して、安倍さんは何をお土産に持って行くのか? 何をプレゼントするのか?

 何と巡視船を10隻プレゼントするのだ、と。

 やっぱり違いますね。異次元の金融緩和を日銀に迫った安倍さんは、自らも異次元のお土産を用意する、と。

 ズバリ聞きます。貴方は、このお土産をどう思いますか?

 しかし、その前に、何故安倍さんはフィリピンに巡視船を供与するのでしょう?

 そうです、それなんですよ。つまり、中国側からいじめられてきたフィリピンに対して、安倍さんは加勢したいと言っているわけなのです。南シナ海のスカボロー礁の領有権を巡って、フィリピンは中国と対立しているのですよね?

 そこで、安倍さんは、フィリピンの海上保安能力の拡充を後押しして、中国をけん制したい、と。

 まあ、このような話を聞けば、中国の態度に普段不満を抱いている日本人ならば、悪い気はしないでしょう。率直に言って、私も悪い気はしないのです。フィリピンなどとタッグを組んで中国に立ち向かいたい、と。

 しかし‥それはそうなのですが‥その一方で、少しばかり危うい気がしないでもない。

 日本がフィリピンに巡視船を供与するということを中国が知ればどう思うでしょう?

 これは明らかに中国を刺激する行為だと映るでしょう。従って、益々日本に対する挑発を強めるでしょう。

 そう思うでしょう? まさか、日本がフィリピンに加勢をするのを見て、そこまで日本がするなら、少し態度を軟化させよう、なんて中国が思う筈がないでしょ?

 問題は、先ずそこにあるのです。しかし、それだけではありません。ここはよく考えなければいけないのです。

 尖閣は我が国の領土です。それは、日本国としての公式の立場です。だから、尖閣を奪おうとする行為に対して、日本が牽制するのは当然のこと。しかし、南シナ海のスカボロ―礁の領有権については、どうなのでしょうか? それは、100%フィリピンのものなのか?

 しかし、日本国民の殆どは、何も知らないのです。知らないけれども、テレビの報道などによって、或いは、普段の中国の行動から、多分、中国がフィリピンの領土を奪おうとしているに違いないと思っている、と。

 もう、2番目の問題の所在がお分かりでしょう。我々は勝手に中国が悪いと推測して、行動しようとしているのです。それはいささか姿勢が前のめり過ぎているのではないでしょうか?

 でしょ?
 
 それに、仮にフィリピンに支援をするにしても、資金使途に限定のないローンを供与することもできるのです。そして、そのお金でフィリピンが勝手に巡視船を建造することももちろんできる。しかし、今回日本がしようとしていることは、巡視船そのものを供与しようという訳ですから、これ、はっきり言って中国に喧嘩を売っているようなものなのです。

 もちろん、何故そのようなことを安倍さんがしようとするのかと言えば‥もう繰り返すまでもありません。そして、私も、本音としては支持したい。しかし、今言ったように問題があるのです。

 恐らく、そのような行動に出れば、益々日中間の緊張は高まるでしょう。経済にも影響があるでしょう。

 誤解のないように言っておきますが、中国との関係を維持したいがために、或いはお金のために、日本が弱腰になるのも止むを得ないと私が言いたいのではないのです。

 そうではなく、そのような重大な決断をするからには、もっと国民の意見を大切にして欲しい、と。そして、また、経済界もそうしたことから大いに影響を受けることが容易に想像される訳ですから‥事前に日本としての意思を統一しておく必要があると言いたいのです。そうしないと、後で安倍さんの足を引っ張るような動きが出て、却って日本のためにならないと思うのです。さらに言えば、アメリカの理解を得ているのか、と。そんなことをして、後からアメリカからクレームがついて、一旦決めたことを撤回するようでは却って中国の思うつぼ。

 私、思うのですが、そうやって中国に対し日本の意思をはっきりと示すことも必要であると思うのですが、その一方で、では何故韓国に対しては、竹島の件で国際裁判所に訴えるようなことをしないのか‥もっと言えば、何故韓国による竹島の不法占拠を見逃したままでいるのか、それが理解できないのです。

 竹島は、事実上韓国によって占拠されたままになっている。そして、それに対して、日本はもう長い間、事実上見逃したままでいる。

 この日本の態度を中国は見て、学んだのです。尖閣についても、どうにかして事実上占拠することに成功すれば、後は韓国が竹島を占拠したように、尖閣は事実上中国のものとなる、と。

 そう思いませんか?

 だからこそ、そうした中国の思い違いを理解させるために、日本は韓国に対して明確な態度を取る必要があり、その一環として、国際司法裁判所に訴えるべきなのです。

 最後にもう1つ。安倍さんは、今回の巡視船供与を日本のODAを利用して実現しようとしています。

 しかし、日本のODA供与は、平和目的のために行うという崇高な理念に基づいていたではありませんか?

 戦略的と言えば聞こえがいいが、軍事目的の強いアメリカのODA供与と違い、日本は、平和の維持という理念を尊重しつつ、ODAを供与してきたのではないのか? 若干の例外もありますが‥

 その日本が、ODAを利用して巡視船を供与するとことが、大変気にかかるのです。巡視船だから軍艦とは違うと主張するのでしょうか?

 いずれにしても、もう少し国民の意見を聞いた上で、今回の件について判断しても遅くないような気がするのですが‥



 日本がフィリピンとの連携を強化するのはいいが、そうなると中国も黙ってはいない筈だ、と思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 突然ですが、貴方はアベノミクスを支持しますか?

 原発再開を支持する人は少なくても、アベノミクスを支持する人は多いのですよね。きっと貴方もその口かもしれませんね。では、何故アベノミクスを支持するのか?

 リフレ派的な政策が正しいと考えるから? 何が何でも物価を上げることが先決だと考えるから?

 アベノミクスを支持する人の多くは、そんな面倒くさいことは考えないのです。そんなことよりも、現実に円安になって株価が上がったではないか、と。そして、株価が上がり富裕層の財布のひもが緩んでいるから、高級品が売れるようになっているではないか、と。

 そういうことですよね?

 では、個人消費や民間企業の設備投資は今後どうなるのか? 輸出は回復することが見込まれるのか?

 今のところ、個人消費はまあまあ堅調に推移していると見る向きが殆どです。私もそれには異存ありません。

 では、民間企業の設備投資は、今後動き出す可能性があるのか?

 これがなかなか厳しいのです。そして、厳しいと政治家たちも認めているから、それを何とか動かそうとして、「お金は眺めるものではなくて、使うものだ」なんて経営者に説教を垂れる。

 リフレ派のシナリオどおりならば、予想インフレ率が上がることによって実質金利が下がるから、設備投資が動きださなければおかしいのでしょ?

 しかし、企業は、仮に設備投資をするにしても、国内だけを対象として考える訳ではないのです。海外での設備投資も大いにあり得る。しかし、海外の設備投資は、我が国のGDP統計には反映されないので、政治家としては意味がない。プラス、今は世界経済の行方がはっきりしないものだから、そもそも設備投資に積極的になることができない。

 では、輸出回復の見通しはどうか?

 輸出が回復すれば、それによって景気回復を後押しし、そしてそうなれば設備投資が動き出すかもしれない。逆に言えば、2008年秋に襲ったリーマンショック以降、輸出がまだ回復していないから、日本経済の足取りが覚束ないのです。

 しかし、私がそのようなことを言うならば、一時の超円高も相当修正されてきており、輸出も回復基調にあるではないか、と反論する人がいるかもしれません。

 2011年の秋に一時、1ドル=75円台にまで進んだ超円高も、ご承知のように昨年の12月頃から大きく流れが変わり、最近では1ドル=100円程度で推移している訳ですから、輸出回復に貢献している違いない‥

 今、貴方はそう考えたでしょ?

 しかし、そのように認識している貴方は、悪いですが、少しばかり甘い!

 グラフをご覧になって下さい。


輸出伸び率の推移
 青と黄色の棒グラフですが‥最近の輸出の動きを示しているのはどちらでしょう?

 前年同月と比べてどれだけ増えたかを示しているのですが‥どちらでしょう?

 そうなのです、青の棒グラフが、前年同月と比べた輸出額の伸び率を示しているのです。

 1月頃から回復していると考えていいと思うのですが‥では、何故回復したのか? それは、繰り返すまでもなく円安が進んだからですよね。円安のお陰でこれだけ輸出額が増え、だからこそ、輸出企業の業績は回復している、と。

 では、黄色の棒グラフは何を示しているのでしょう? 如何ですか?

 実は、この黄色のグラフも輸出の伸びを示したものなのです。貴方、今怪訝な顔をしていますね。輸出は増えていると今言ったばかりなのに‥黄色のグラフによれば、輸出は前年同月と比べて減っているではないか、と。

 この黄色の棒グラフは何を表しているのか?

 実は、これは輸出数量の伸びを示しているのです。

 では、何故輸出額と輸出数量の伸びは反対の方向を示しているのか?

 それは、輸出額が伸びるためには、必ずしも輸出数量が伸びる必要はないからです。つまり、円安になった分、円建てでの販売価格はぐっと上がっているので、それで輸出額が伸びているだけなのです。逆に言えば、幾ら輸出数量が減っても、それ以上に円安の効果が大きければ、輸出額は増えるということなのです。

 輸出数量が増えていなくても、輸出額が増えているのだから、それでいいではないか、と思いたい人もいると思います。しかし、それでは実質経済成長率は伸びないのです。そこが問題なのです。

 よく、貿易収支の回復が遅れる理由として、或いは輸出回復が遅れる理由としてJカーブ効果を挙げる人がいるのですが‥そして、あの黒田総裁もJカーブにしばしば言及するのですが‥しかし、そうした人々は大切な事実を見逃しているのです。

 こうして今でも輸出数量が減り続けているのは、Jカーブ効果のせいなのか? そう思う方は、もう少し基礎を復習して欲しいものなのです。

 Jカーブ効果は、例えば円安が起きたときに、それが輸出数量の増加にまで結びつくには時間がかかるために起きる現象なのですが‥しかし、そのJカーブ理論も、輸出数量の回復に時間がかかるとは言っても、輸出数量が減少するなんてことは一言も言っていないのです。

 円安になった → 円安の分、現地でのドル建ての製品価格を下げる → 輸出数量が増加し始める

 この流れのなかで、円安がどうして輸出数量の減少を招くことができるというのか? 確かに、輸出数量が増え始めるまでには相当の時間がかかるかもしれません。しかし、だからと言って、ドル建ての製品価格を下げているのに、何故輸出数量が減らなければならいのか?

 従って、Jカーブ効果だけでは、現在の日本の貿易状況は何ら説明できないのです。

 にも拘わらず、黒田総裁はJカーブ効果に言及する。

 要するに、円安を武器にして日本の経済を回復させるという作戦は、思ったほどの効果は出ていないということなのです。それどころか、4月、5月、6月と、輸出数量が大きなマイナスになっている訳ですから、これは必ず4-6月期の実質GDP統計に反映されて、実質経済成長率を下押しする力をかけるのです。

 そのことにどこまで政治家たちが気が付いているのか?
 
 もちろん、だからと言って、だったら円安が起きなかった方がいいのか、という反論がなされることが予想されるのですが‥

 いずれにしても、これだけの円安が起きながら、一向に輸出数量が回復しないどころか、今でも減少し続けているのですから、その原因を政府としては徹底的に調査分析することが必要だと思います。



 円安でもう少し輸出が回復していると思ったのにと、という方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 2013年度の年次経済財政報告、簡単に言えば経済財政白書が発表されました。

 「緩やかなデフレ状況が継続しているものの、2013年3月以降、変化がみられる」のですって。そしてまた、日銀が大胆な金融政策を打ち出したことを「レジーム転換」と評価しているのですって。

 まあ、政治家がリフレ政策の採用を強要したのも同然であるのに、そうしてレジーム転換だなんて評価する訳ですから、自画自賛というか、我田引水というか‥

 いずれにしても、現時点では、理屈は抜きとして(この理屈は抜きとして、というところが重要です)私もアベノミクスにそれなりの点数をつけているのです。つまり、70点ほどは上げないとまずい、と。

 しかし、これはシェイクスピアではないですが、All is well that ends well. であるのです。

 終わりよければすべてよし。つまり、株価が上がっているのだから、理屈はどうであろうといいではないか、と。逆に言えば、仮に目標通り早期にマイルドなインフレが実現されても、その一方で、株価が低迷したままであれば、流石の政治家たちもアベノミクスにいい点をつけることはできないでしょう。

 これだけ株価が回復しているのですから、やっぱりそれなりの点数をつけないと、まずいでしょ?

 だから、私は70点をつけただけなのです。決して、アベノミクスが筋書き通りに進んでいるからではないのです。そして、まただからこそアベノミクスを本当に評価する気にはなれないのです。

 いずれにしても、これだけ政治家からの圧力があれば、白書の執筆者も政治家の意向が気になるのはそのとおりだと思われます。だからレジーム転換だなんて格好いい言葉もちりばめる、と。

 でも、レジーム転換はいいでしょう。何故ならば、それはそのとおりだからです。今までにないことを実施しているのはそのとおり。

 しかし、どうしても納得が行かない記述があります。

 それは何かと言えば‥

 「名目金利から物価上昇率を差し引いた実質金利が09年から11年まで高止まりしたことが実質国内総生産(GDP)を累積で約8.5兆円押し下げた」

 そのとおりの記述がなされているのかどうかは分かりませんが、その趣旨のことが書かれているのだ、と。

 実質金利が高止まりしたから、実質GDPの伸びを抑えてしまっただなんて‥どう考えても納得が行かないのです。

 というのも、その当時、先ず長期金利は大体1%前後の水準で推移していた訳ですし‥そして、インフレ率はどうだったかと言えば‥確かに2009年度にはマイナス1.7%と、低下幅が大きくなったために、結果として実質金利が上昇したと言われれば、そのとおりなのでしょうが‥しかし、そもそもリーマンショックの直後で、輸出が急激な落ち込みを示していた訳ですから、そのような局面では、仮に実質金利が逆に低下していても、企業が設備投資に打って出るようなことはとても考えられないからなのです。

 それに、そもそも企業側に実質金利が高くなっているという認識があったかと言えば、答えは、ノー。というよりも、実質金利で金利水準を判断するようなハイカラな経営者がどれだけ存在するというのか?

 そのようなことを意識するのは、専門家しかいないのです。

 大事なことを指摘したいと思います。

 リフレ派的な考え方を支持する人々は、安倍さんも含めて、GDPは、実質ではなく名目で見なければいけないと言うのですよね。実質GDPが増えても名目GDPが増えないと、国民にはGDPが増えたという実感は起こらない、と。

 だから、名目GDPの目標値を掲げている訳でしょ? そして、名目GDPを大きくしたいからマイルドなインフレを起こす必要があると言うのでしょ?

 では、そうして「名目」概念を大切にするリフレ派が、何故金利に関しては、「実質」金利を持ち出すのか?

 実質金利なんて、そんなもの、多くの企業経営者は考えたことはないのですよ。

 要するに、アベノミクスに現時点で高得点が付くとしても、単に株価が好調であるとか、企業経営者の気持ちが少し明るくなったというだけの話で‥リフレ派の主張する、或いは、黒田総裁の主張するシナリオ通りには全然物事が進展していないのです。

 最近、ハマコウ教授が、景気がよくなりさえすれば物価が目標通りに上がらなくても特に問題がないなんて言っていますよね。

 結論としては、大賛成。ハマコウ教授も良いことを言う、と。

 しかし、それはそうなのですが‥リフレ派の主張することとしては、それは筋が通っていなくておかしいのでしょ?

 まただからこそ、ハマコウ教授以外の関係者は、例えば黒田総裁も含めて、物価目標は必ず達成すると意気込んでいるのでしょ?

 どうなっているのだ、と言いたい。



  企業の多くが海外移転を考えることが普通になっているのだから、幾ら金利が低くても、国内で設備投資が増えることは考えにくい、と思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

 選挙が終わりました。余りにも予想通りに事が運び過ぎて、逆にそのことが少しサプライズに感じられるほどです。

 私は、自民党に対し、国民は自民党を心底、或いは積極的に支持している訳ではない、なんてことを言うつもりはありません。自民党が大勝利したことは間違いのない事実ですから。

 ただ、その私も一言だけ安倍さんに言いたい。

 安倍さんは、親の仇を討ったような気持ちになっているかもしれませんが‥そして、今から4年ほど前、自民党が大敗して政権が交代したことを余程安倍さんたちは残念に思っており、だからこそ「親の仇」なんて言葉が口から出てくるのだと思うのですが‥

 しかし、あのとき政権交代が実現したのは、国民がそれを選択したからなのです。そうでしょ? つまり、年金問題や政治家のお金を巡る問題、或いは止むことのない予算の無駄遣いなどに対する国民の不満が頂点に達して、そのような結果になったのです。

 政治家が、他の党のことを批判するのは no problem、つまり全く問題はない。しかし、政治家が、政権交代を選択した国民の判断にまでケチをつけるのであれば、それは全く本末転倒だと思うのです。

 何故、あのとき国民は政権交代を望んだのか?

 それは自分たちのせいでしょ?

 確かに、政権交代が実現した後、民主党が国民の期待を裏切ったのは事実。そして、また、だからこそ、振り子のように政権が戻り、そして、今回はねじれまで解消することができた。

 しかし、繰り返しますが‥4年前、国民が政権交代を望んだ判断が間違っていたと言うのであれば、それは少しばかり考え違いなのではないでしょうか。それに、今回大勝利したとは言っても、かつての問題が全て解決している訳ではないのです。

 だから、安倍さんには、もっと太っ腹になって頂き、「親の仇」なんて言葉を言わないで欲しいと思うのです。これだけ大勝して、ねじれも解消できたのですから、「親の仇」なんてもう言う必要がないですよね。

 思い起こせば、インド洋での給油活動が「ねじれ」のために継続できなくなったことが安倍総理が体調を崩す一つの原因になったのでしたよね。オーストラリアで当時の安倍総理がブッシュ大統領と会談を行った直後におかしな雰囲気になり‥そして、突然入院するような事態になってしまったのですよね。


 自民党についての話はそれ位にして‥

 大敗した民主党はどうすればいいのか?

 はっきりと言います。国民は民主党に反省など求めていないのです。反省など今更する必要はない!

 反省するのだったら、例えば、鳩山さんが総理の座を降りるときに、もっと徹底的に反省すべきだったのです。或いは、菅さんが、総理の座を降りるときに反省すべきだった。

 もう遅すぎるのです。

 労働組合などは、これからも民主党を支持し続けるかもしれませんが、政権交代に賛同した多くの国民は、もうそんな気持ちなどさらさらないのです。

 もう顔も見たくない、と。 Get out of here!

 それに、もう少し言わせてもらうなら、反省、反省なんて口では言っても、全然反省していないではないですか。

 党を離れたとは言え、鳩山さんの言動を見ても、或いは未だに発言を続けている菅さんを見ても、反省しているとは思えません。

 だから、自民党やそれ以外の党に票を投じたくないが、しかし、だからと言って民主党に票を入れる訳にはいかないという人が結構いて‥だからこそ、投票率が大きく低下していると思われるのです。

 つまり、民主党が国民の期待を裏切った「民主党政権奪取物語」が今回の選挙まで続いていて、そして、今回、民主党が大敗したことにより、その物語がやっと終わりになったということなのでしょう。

 そうなのです、もう終わったのです。だから、反省など全く求められていないのです。

 もう一度言います。政権交代をしてから1年程度は、国民は反省を求めていたのです。しかし、民主党は全然聞く耳を持たなかった。

 ですから、もういいのです。

 それに、政治家の多くは、選挙に通るのであれば、別にどこの党でもそれほど気にしないのでしょ?まあ、いきなり共産党に入党するようなことはないにしても‥

 どこの党に属するというようなことではなく、本当に政策で一致する人々だけが集まって、自分たちが信じる政策を地道に国民に訴え続ける他ないではないですか?

 いずれにしても、今後様々な難問が待ち構えているのです。そして、日本として決断を求められる局面が必ずある筈です。そのような諸問題を解決するに当たって、国民を正しい方向に導いてくれるのが真の政治家の役割なのです。

 口先だけの反省なんてどうでもいいのです。それよりも、将来のことを見据えて国民をよりよい方向に導いていくことを国民は望んでいるのです。そして、それはどの党の政治家に対しても言えることなのです。

 民主党は、反省することよりも解党することを強くお勧めしたいと思います。

 
 政治家が反省するなんて言っても、口だけだと思う方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ

 
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ