1月も10日になったので、今更おめでとうというわけにもいきませんが、今年も
よろしくお願いします。

 さて、今年の日本経済の懸念材料というのが、1月3日付けの日経に掲載され
ていました。どのようなものか分かりますか?

 5つだけ挙げて見ましょう。

 (1)米国経済の減速で、輸出が減速

 (2)個人消費が低迷

 (3)IT分野の在庫調整で、生産が鈍化

 (4)双子の赤字などによる円高の進行

 (5)過度の利上げによる景気の腰折れ

 こうしてみると、それほど目新しいものが含まれているわけではないようです
が、原油高の影響が上位にランクされていないのが今年の特徴のようです。

 ところで、米国経済の軟着陸については、最近一貫して多くのエコノミストの関
心を集めているところですが、肝心の米国のエコノミストは、今年の米国のGDP
の実質伸び率を2.5%−3.0%と見込み、また、景気はゴールディロックス状態に
近づくとみているとあります(1月9日、日経)。

 ここで、ゴールディロックスという耳慣れない言葉が跳び出してきましたが、これ
は、景気が熱過ぎず、また、冷たすぎる状態でもない最適の状態を意味するも
のとされています。

 新聞などでたまに登場する言葉ですが、知っていると格好がいいので、覚えて
おいて損のない単語だと思います。

 「だけど、覚えにくい‥」という声も聞こえそうなので、ゴールディロックスの由来
を紹介しましょう。次の女の子がゴールディロックスです。

 

goldilocks

 

 「女の子と経済とどう関係するのだ?」と言われそう
ですが、少し話を聞いて下さい。

英語圏の童話で、"Goldilocks and the Three Bears"という
のがあります。日本語に訳すと、「ゴールディロックスと
3匹の熊」となりますが、ゴールディロックスというのは
主人公の女の子の名前です。そのゴールディロックス
が森で3匹のクマさんの家に迷い込む、というお話です。


 クマさんの家に迷い込んだ女の子は、誰もいなかったので、無断でお父さんグ
マのおかゆをひとさじ食べ、too hotと文句を言い、次にお母さんグマのおかゆを
食べ、too coldと文句を言います。そして、子グマのおかゆに対しては、ちょうどい
いと言い、全部食べてしまいます。

 次に、お父さんグマのいすに座りtoo hardと文句を言い、お母さんグマのいすに
はtoo softと文句を言いますが、子グマのいすには、ちょうどいいと言いますが、
いすを壊してしまいます。

 次は、お父さんグマのベッドに横たわりtoo hardと文句を言い、お母さんグマの
ベッドに横たわりtoo softと文句を言い、最後に子グマのベッドに横たわって、ちょ
うどいいと言って眠ってしまいます。

 そのうち、クマの家族が戻ってきて、子グマのベッドで寝ている彼女を発見。彼
女は子グマの声に驚いて逃げ出す、という話だということです。

 この話から、ゴールディロックスは、(1)不法侵入者、(2)えり好みが激しい
人、(3)浮気の相手の代名詞、としてよく使われるようになったということです。

 また、(2)のえり好みが激しいという意味からさらに派生し、「ちょうどいい」とい
う意味を表すようになったとされています。

 従って、ゴールディロックスの経済といえば、インフレが起きるほど景気が過熱
しているわけでもなく、また、景気が冷え切っている状態でもない、ちょうどいい状
態の経済を表すということです。

 ただ、私から見ると、米国の最近のマーケットは、金融政策に対し少し、えり好
みが激しすぎるように見えます。

 

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