2008年06月26日

拉致問題の解決方法

 ブッシュ大統領が、福田総理と電話で協議をしたとか。

 信じられません。

 総理の名前を覚えてもいないと思われるブッシュ大統領が、協議をす
るなどとは。

 でも、新聞記事になるくらいですから、電話をしたのは事実なのでしょ
う。

 本日の日経新聞は、一面で、「米大統領「拉致忘れぬ」」と報じていま
す。

 「自分は拉致問題を決して忘れない。日本の懸念は十分理解しており
引き続き緊密に協力していきたい」


 そのような台詞は以前にも聞いたことありますよね。

 「決して忘れない」

 でも、正直言って、忘れてもらっても結構なのです。しかし、その前に
やるべきことをやって下さい。

 逆に、何にも協力してくれずに、いつまでも「忘れない」と言われても
何の役にも立ちません。


 そもそも、日本では新聞の1面の記事になるくらいのニュースなので
すが、ホワイトハウスのホームページを訪れても、この大統領と総理の
電話協議のことなどどこにも出てきません。

 この新聞記事によれば、ペリーノ報道官が、電話協議を発表したとあ
るのですが、ペリーノ報道官のブリーフィングの模様をチェックしても、そ
んなことは見つかりませんでした。

 ペリーノ報道官の記者会見の模様をみると、先ずはジンバブエの件
ばかり質問されていましたし、次には、イスラエルが米国に、イランを攻
撃するようけしかけているのではないか、というような質問。

 北朝鮮のことについても記者が質問していますが、それも、テロ支援
国家の指定解除の件ばかりです。

 拉致のことなど誰も質問していません。

 やっぱり、米国人の認識は、この程度なのですよね。

 だから、そもそも拉致問題を解決するために米国の手を借りようとす
る態度が間違っているのです。


 拉致は、日本人の手で解決する、そういう堅い決意が必要です。

 でも、北朝鮮は、ついこの間までは、「拉致問題は解決済みだ」という
態度を取っていました。

 その北朝鮮が、態度を軟化させることがあるのでしょうか。

 ここは冷静に、過去を振り返ることから始めなければいけません。


 そもそも、これほど頑なな北朝鮮が、今から6年ほど前の2002年9月、
平壌を訪問した小泉首相に対し、日本人13人を拉致したことを認め、し
かも、2002年10月15日に5人の帰国が実現したのは何故なのでしょう
か。

 これは、日本と北朝鮮の間で、ある合意ができたからです。

 北朝鮮は、拉致を認め、何人かを日本に戻す。そして、日本は、北朝
鮮に対し経済支援を行う。


 ところが、そもそも一時帰国であったはずの5人が、北朝鮮に戻ること
がなかった他、それ以外にも拉致被害者がいるはずだということで大騒
ぎになり、そして約束のはずの経済支援が実行されなかったことから、
北朝鮮は梯子を外された気持ちでいるのです。

 悪いのは、北朝鮮です。

 しかし、変な期待を持たせたものの、日本国内の世論に配慮し何の
約束も実行できなかった日本側にも問題があるのです。

 理由は何であるか分かりませんが、どうしても返せない理由があるの
でしょう。

 それに、一旦解決済みと言った手前、まだ被害者がいることを認めれ
ば、北朝鮮は嘘を重ねたことを認めることになってしまいます。

 だから、そこに問題解決の障害が発生します。

 
 ですから、発想を変えないといけません。

 我々は、もはや拉致被害者の返還を求めないことにしましょう。

 その代わり、日本人拉致被害者の家族の気持ちをなぐさめるため
に、北朝鮮から養子を受け入れることにしましょう。或いは単なる留学
生としてでも結構です。

 しかも、その養子は、拉致された被害者と容姿が似ていても全然構い
ません。というか、まったく瓜二つでないといけないのですが。

 で、養子受け入れに協力してくれる北朝鮮へは、感謝の気持ちとし
て、1人当り1億円を贈ることにしましょう。場合によっては、もう少し高く
てもその要望を受け入れましょう

 私が考えていることがどういうことかわかりますよね。

 この方法によれば、北朝鮮側の障害は大部分が取り除かれるでしょ
う。

 北朝鮮の言っていた「拉致問題は解決済みだ」という発言は、何も撤
回する必要がないのですから。

 それに、北朝鮮は、経済的対価を得ることができます。

 そして、日本側も、拉致された家族を取り戻すことができます。

 こういうアイデアでも考えないと、決して拉致問題は解決することはな
いと思います。


 「拉致被害者を取り戻すのにお金を支払うなんてもってのほかだ」とい
う人がいるのは分かっています。

 でも、日本は、国際間の紛争を武力の行使で解決することができませ
ん。

 日本の力は経済力だけです。

 だからやむなくお金で解決しようと言っているのです。

 そうしないと、拉致された人たちも、そしてその家族も、皆歳をとって
しまいます。

 

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columnistseiji at 15:56│Comments(0)TrackBack(0)北朝鮮 

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