10月9日から東京で開催されるIMF・世界銀行総会に中国が欠席するというニュースが流れ、多くの人々は、中国ってどうしようもないね、と思っていることだと思います。
何も東京で開催されるから‥つまり、日本がホストになるからというそれだけの理由でこんな重要な会議を欠席しなくてもと思っていると思うのですが、如何でしょう?
しかし、その前に、皆さんは少しばかり誤解している可能性があるのです。
それは何か?
それは、中国は、今回東京で開催されるIMF・世銀総会には必ず出席をするということです。
はい、そこの貴方! そんなはずはない、ちゃんとニュースで報じているではないか、と今思ったでしょう? 違います?
しかし、報じられているのはこうなのです。
「中国大手銀行が不参加へ、東京のIMF世銀総会」(ウォールストリートジャーナル日本版)
「中国大手銀、欠席へ=東京のIMF・世銀総会」(時事通信社)
「中国大手行の一部、IMF・世銀会合への参加取りやめ」(ロイター)
これで、もうお分かりだと思います。欠席するのは、中国の大手銀行の一部である、と。
そして、欠席の対象になるのは東京で開かれるIMF・世界銀行の総会だ、と
しかし、よーく考えてみて下さい。そもそも中国の大手銀行は、IMFや世界銀行のメンバーであるのか?
答えはノー。メンバーは、飽くまでも各国を代表する財務大臣や中央銀行総裁であるのです。もちろん、世界経済や国際金融に関わる重要な会議であるために、世界中の主要な銀行の代表が参加するのはそのとおりであるのですが、彼らはあくまでもその総会に付随して行われる会議や催し物に参加し、それぞれが旧交を温めあったり情報を交換したりするだけなのです。
では、もう一度ニュースをよく読んでみましょう。
「中国の大手銀行は来週から東京で開かれる国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会やその関連行事への参加をキャンセルしたことを明らかにした」(ウォールストリートジャーナル日本版)
「複数の中国国有大手銀行が、9〜14日に東京で開かれる国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会の関連行事を欠席する方針を固めた」(時事通信社)
ということで、中国の正式のメンバーが、今回東京で開催されるIMF・世銀総会に欠席するとは一言も言ってはいないのです。
多分、日本人の多くが、そのことについて気が付いていないのではないでしょうか。
私は、中国の代表が必ず来ると信じています。何故なら、総会に出席しなければ、中国は言いたいことが一言も言えないからです。
では、何故中国の大手銀行の関係者は欠席するのか?
それは、やはり尖閣が関係していると思うのです。今、日中間でこんなことになっているのに、大手銀行の代表が日本を訪れ‥そして、総会やその関連の催しに参加することになれば、大勢と一緒に写真を撮られることもあり‥そして、その際、シャンパンか何かを飲んでいい気分になっているかもしれず‥そして、そのような光景が中国で報じられたら、若者たちから何と思われることか?
つまり、あの小国日本と仲良くしやがって、と若者たちの反発を招くことが十分予想されるので、ここは最小限度の出席にしようというのが、当局の考えだと思うのです。
もう一度言います。中国は必ず正式の総会には出席するでしょう。そして、例えば、IMFや世銀における中国の発言権をもっと高めることを認めるように要求することでしょう。しかし、その一方で、オブザーバーとして参加する予定だった大手銀行には欠席させ、今回の東京での総会がイマイチ盛り上がりを欠くように演出し‥つまり、中国の関係者が少ないために会議が盛り上がらないことを世界中の関係者に分からせ、日本を相手にするよりも中国を相手にすべきだと言いたいのでしょう。
でも、それは大きな賭けであるのです。
本当に海外の参加者が中国にシンパシーを感じるのか?
そうではなく、こうして日中間でもめ事が起きても、日本が冷静にそして紳士的に振る舞っている姿をみて、むしろ日本を見直すかもしれないのです。
もっとも、日本の大臣は度々入れ替わるので、恐らく日本の財務大臣だと言っても、殆ど誰も知っている人はいないと思うのですが‥その代り、海外が言うことをよく聴くように努めれば、それだけでも好感を抱かれる可能性はあるのです。
海外の人々が自国の話をしたら、少なくても真剣にその話を聞いてあげましょう。そして、貴方の国も大変だな、という言葉を添えましょう。
もちろん、自己主張して日本のプレゼンスを高める努力が必要だという意見もあるでしょうが‥しかし、海外でも、自己主張ばかりする人なんて本当は好かれることはないのです。それよりも真剣に人の話を聞いてあげる人の方が皆から好かれるのです。
For He's a Jolly Good Fellow という歌をご存じかと思うのです。多分、歌を聴けばすぐ思い出すでしょう。
フォー ヒーザ ジョリー グッ フェロー
フォー ヒーザ ジョリー グッ フェロー
フォー ヒーザ ジョリー グッ フェロー
フィッチ ノバディ キャン ディナイ
この歌で歌われている人の好い友達というのは、のべつ幕なしに喋りまくる友人ではなく、いつも笑顔を絶やさない、そして人の話をよく聴く友人だと思うのです。
そんな人になりたいものです。
中国も、会議に欠席するなんて言わなくても‥と思う方、クリックをお願い致します。
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何も東京で開催されるから‥つまり、日本がホストになるからというそれだけの理由でこんな重要な会議を欠席しなくてもと思っていると思うのですが、如何でしょう?
しかし、その前に、皆さんは少しばかり誤解している可能性があるのです。
それは何か?
それは、中国は、今回東京で開催されるIMF・世銀総会には必ず出席をするということです。
はい、そこの貴方! そんなはずはない、ちゃんとニュースで報じているではないか、と今思ったでしょう? 違います?
しかし、報じられているのはこうなのです。
「中国大手銀行が不参加へ、東京のIMF世銀総会」(ウォールストリートジャーナル日本版)
「中国大手銀、欠席へ=東京のIMF・世銀総会」(時事通信社)
「中国大手行の一部、IMF・世銀会合への参加取りやめ」(ロイター)
これで、もうお分かりだと思います。欠席するのは、中国の大手銀行の一部である、と。
そして、欠席の対象になるのは東京で開かれるIMF・世界銀行の総会だ、と
しかし、よーく考えてみて下さい。そもそも中国の大手銀行は、IMFや世界銀行のメンバーであるのか?
答えはノー。メンバーは、飽くまでも各国を代表する財務大臣や中央銀行総裁であるのです。もちろん、世界経済や国際金融に関わる重要な会議であるために、世界中の主要な銀行の代表が参加するのはそのとおりであるのですが、彼らはあくまでもその総会に付随して行われる会議や催し物に参加し、それぞれが旧交を温めあったり情報を交換したりするだけなのです。
では、もう一度ニュースをよく読んでみましょう。
「中国の大手銀行は来週から東京で開かれる国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会やその関連行事への参加をキャンセルしたことを明らかにした」(ウォールストリートジャーナル日本版)
「複数の中国国有大手銀行が、9〜14日に東京で開かれる国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会の関連行事を欠席する方針を固めた」(時事通信社)
ということで、中国の正式のメンバーが、今回東京で開催されるIMF・世銀総会に欠席するとは一言も言ってはいないのです。
多分、日本人の多くが、そのことについて気が付いていないのではないでしょうか。
私は、中国の代表が必ず来ると信じています。何故なら、総会に出席しなければ、中国は言いたいことが一言も言えないからです。
では、何故中国の大手銀行の関係者は欠席するのか?
それは、やはり尖閣が関係していると思うのです。今、日中間でこんなことになっているのに、大手銀行の代表が日本を訪れ‥そして、総会やその関連の催しに参加することになれば、大勢と一緒に写真を撮られることもあり‥そして、その際、シャンパンか何かを飲んでいい気分になっているかもしれず‥そして、そのような光景が中国で報じられたら、若者たちから何と思われることか?
つまり、あの小国日本と仲良くしやがって、と若者たちの反発を招くことが十分予想されるので、ここは最小限度の出席にしようというのが、当局の考えだと思うのです。
もう一度言います。中国は必ず正式の総会には出席するでしょう。そして、例えば、IMFや世銀における中国の発言権をもっと高めることを認めるように要求することでしょう。しかし、その一方で、オブザーバーとして参加する予定だった大手銀行には欠席させ、今回の東京での総会がイマイチ盛り上がりを欠くように演出し‥つまり、中国の関係者が少ないために会議が盛り上がらないことを世界中の関係者に分からせ、日本を相手にするよりも中国を相手にすべきだと言いたいのでしょう。
でも、それは大きな賭けであるのです。
本当に海外の参加者が中国にシンパシーを感じるのか?
そうではなく、こうして日中間でもめ事が起きても、日本が冷静にそして紳士的に振る舞っている姿をみて、むしろ日本を見直すかもしれないのです。
もっとも、日本の大臣は度々入れ替わるので、恐らく日本の財務大臣だと言っても、殆ど誰も知っている人はいないと思うのですが‥その代り、海外が言うことをよく聴くように努めれば、それだけでも好感を抱かれる可能性はあるのです。
海外の人々が自国の話をしたら、少なくても真剣にその話を聞いてあげましょう。そして、貴方の国も大変だな、という言葉を添えましょう。
もちろん、自己主張して日本のプレゼンスを高める努力が必要だという意見もあるでしょうが‥しかし、海外でも、自己主張ばかりする人なんて本当は好かれることはないのです。それよりも真剣に人の話を聞いてあげる人の方が皆から好かれるのです。
For He's a Jolly Good Fellow という歌をご存じかと思うのです。多分、歌を聴けばすぐ思い出すでしょう。
フォー ヒーザ ジョリー グッ フェロー
フォー ヒーザ ジョリー グッ フェロー
フォー ヒーザ ジョリー グッ フェロー
フィッチ ノバディ キャン ディナイ
この歌で歌われている人の好い友達というのは、のべつ幕なしに喋りまくる友人ではなく、いつも笑顔を絶やさない、そして人の話をよく聴く友人だと思うのです。
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コメント
コメント一覧 (2)
そもそもIMFに貢献していない中国が来ようが来まいが
盛り上がりに影響が出るわけない。
どの国も中国なんて信用してないのは事実だしな
日中韓の摩擦を取り上げると、歴史や近代の思想の相克・防衛問題など、多岐にわたる知識が必要です。学校で現代史をあまり教わっていない日本人は多いのではないでしょうか?
いつでも戦争の影には経済の不調があります。今こそ日本の経済をいかに立て直すか、しっかり考えたい。
いきなり戦争だなんて物騒な話、と思われるかもしれませんが、最悪の事態を想定しておくことの大切さを原発事故で学びました。最悪の事態に至らないためには、まず経済を良い方向に持って行くことが大切であり、そのための各国協調が今大切だと思います。
第2次大戦後なぜ東アジアで日本がいち早くテイクオフできたのか?他国に先駆けて「平和の配当」を受け取る事が出来たからだと、私は考えます。日本は中韓と異なり内戦を抑える事が出来たのです。人口論で経済を語る切り口が最近流行です。しかしながら、平和の配当は人口ボーナスより大きい、私はそう思う。