昨夜から今朝にかけて「一億総活躍社会」という言葉を何度聞かされたことか!

 ちゃいますか?

 一体「一億総活躍社会」とは、何を意味しているのでしょうか?

 それに、国民の多くが、「俺は(私は)はもっと活躍したいと思っているのだが、社会にはいろいろな制約があってなかなか自由に活動ができない」とでも思っているのなら、分かります。

 でも、そのようなことを言っている国民なんて殆どいないでしょ?

 それに、今現在の日本の人口は、約1億2685万人。

 その差である2685万人は、活躍しなくてもいいと言うのでしょうか?

 でも、そんなことを言うと、バカだと言われるでしょう。そうではなく、1億というのは、日本の全ての人々を指しているのだ、と。

 しかし、そうだとすると「1億2685万人総活躍社会」と言うべきではないでしょうか。

 でも、そんなことを言うと、再びバカだと言われるでしょう。

 日本は、これから先、人口が益々減っていくことが予想されるが、例えば人口が約1億になったときに、全ての国民が活躍する社会を目指そうと言っているのだ、と。

 では、何時になったら日本の人口は1億人にまで減るのでしょうか。

 で、安倍総理は、そのことについてこう言っているのです。

 50年後において日本の人口が1億人を割らないことを目指す、と。

 そして、その一方で、安倍総理は、2020年代半ばまでに出生率を現在の1.4程度から1.8程度まで引き上げることを目指すとも言っているのです。

 ということは、出生率が1.8程度まで上がれば、50年後も1億の人口がキープできるということなのでしょうか?

 当然、そう予想しますよね。

 しかし、昨年5月に経済財政諮問会議が設置した専門調査会である「選択する未来」委員会がまとめた中間整理案によれば、「このままでは2060年に日本の人口は8700万人まで減少する。50年後に人口1億人を維持するためには、2030年までに出生率を2.07まで回復させる必要がある」というのです。

 話が違うではないですか!

 一体どうなっているのか、と言いたい!

 ただ、いずれにしても、安倍総理としても人口減少のペースを少しでも遅らせたいと考えているのは分かります。人口が減少し続ければ、益々GDPの成長率は低くなってしまうからです。

 そうですよね、安倍総理。

 そして、だからこそアベノミクス第二弾の第二の矢は、子育て支援(出生率1.8)を掲げ、そして、第三の矢は、社会保障(介護離職ゼロ)を掲げているのです。

 つまり、出生率を引き上げ、介護離職をゼロにすることによって少しでも労働力人口の減少を食い止めようという狙いなのです。

 ところで、一般の方々は、介護離職ゼロを目指すなんて言われても、なんのこっちゃいなと思うと思うのですが…

 何故そのような理解がイマイチ難しいものが第三の矢になっているのでしょうか?

 繰り返しになりますが、そうしないと労働力人口の確保が難しいからなのです。介護のために仕事を辞められると、その分、労働力人口が減ってしまうではないか、と。

 確かにそれはそうなのですが…でも、自分の親の面倒を見るためにやむなく職場を離れることになってもそれは仕方のないことではないでしょうか。仮に、面倒を見るべき親がいるのに、それでも仕事を辞めないとなれば、誰が面倒を見てくれるのでしょう?

 国が面倒をみるというのでしょうか?

 私は、仕事を辞めて親の面倒を見ることも、人としての立派な務めだと思うのです。つまり、その人はその人なりに立派に活躍している、と。

 しかし、安倍総理は、介護のために仕事を止めるようなことをするなという訳ですから、不当に家族による介護を低く評価しているとしか思えません。

 一体、何が総活躍なのでしょう?

 要するに、安倍総理は、何がなんでもGDPを増やすことしか頭にないものだから、女性や高齢者や介護すべき親がいる人にも、もっと働いて欲しいと願っているだけの話なのです。

 「輝く」だとか「活躍」だとかといった一見見栄えのいい言葉は、そうした人々を職場に駆り出すためのものでしかないのです。






 結局、一億総活躍という言葉が最初にありき、という程度の話なんだろうな、と思った方、クリックをお願い致します。
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