昨日、日経が次のように報じていました。

 「インターネット上の仮想通貨ビットコインの世界取引が拡大している。円換算した11月の売買高は15兆円超と前月に比べ5割増え過去最高になった。けん引役は中国で、全体の9割を占めた」

 では、ここで問題です。

 何故中国の人々は、ビットコインの取引に熱心なのでしょうか?

 如何でしょう?

 ネット上でゲームをするため?

 そうではないようです。

 ヒントをあげましょう。次のグラフをご覧ください。
米国債保有高


 日本と中国の米国債の保有高の推移を示しています。

 10月分までの数字しか出ていませんが、中国の保有高が最近減ってきて、10月にはトップの座を日本に譲っていますね。

 それが、どう関係あるのかって、ですか?

 では、何故中国の米国債保有高が減っているかと言えば、米国債を売却しているからなのですが、では、何故中国は米国債を売却する必要があるのか?

 その理由は、人民元の価値がどんどん下がっているものだから、人民元の価値を支えるために為替介入をする必要がある訳ですが、そのための資金を米国債を売却して捻出しているからなのです。

 では、何故人民元の価値が下がり続けているのか?

 それは、中国の景気が良くなく、人民元の価値がこの先もっと下がるのではないかとの見方が強く、そのため中国からの資本の流出が止まらないからなのです。

 さあ、これで答えが分かりましたか?

 まだお分かりにならない?

 実は、人民元の価値が下がるであろうと予想するお金持ちの中国人としては少しでも人民元をドルなどに換えたいところなのですが、外貨への交換には枠が課されていて、どれだけでもドルに交換できる訳ではないのです。

 一方、ビットコインとの交換は自由にできるために、そこで人民元をビットコインに交換し、しかるのちに、それをドルに交換しようとする人が多いというのです。

 まあ、それだけ今、中国では資本の流出が凄い勢いで起きているということなのです。


 ということで、トランプ次期大統領の主張とは逆に、人民元の価値はどんどん下がり続けており、中国当局はそれを阻止するために人民元の買い支えを行っているのです。


 
  トランプ氏は、中国が本当に人民元の価値を不当に低くしていると今でも信じているのだろうか、それとも、そう言って米国の産業界の人気を得ようとしているだけなのだろうか、と疑問に思っている方、クリックをお願い致します。
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