既にご報告したとおり、安倍総理は、きっぱりと自分の身の潔白を主張しました。

 そんなことが本当であれば、自分は総理大臣、国会議員を辞める、と。

 それを聞いて安堵した方も多いと思います。

 そうであれば、どんなにいいことかと私も思います。

 ただ、それはそうなのですが…それと同時に、一つの疑問が残ってしまうのです。

 もし、安倍総理、或いは安倍総理の奥様、或いは安倍総理の秘書官などが誰も役所に声をかけなかったとして、そのようなことが起きるものか、と。

 これは、まさに21世紀のミステリーと言っていいでしょう。

 私は、財務局、財務省で働いた経験があるので分かるのです。

 そんな無茶苦茶な時価の算定があるものか、と。

 不動産鑑定士に時価の算定を依頼するのは分かります。

 でも、地下にゴミなどが存在しており、それを撤去する必要があるのが分かっていれば、それを考慮した上で不動産鑑定士は時価を算定する筈なのです。

 でも、実際はそうではなく、ゴミの撤去費用は役所、しかも自分のところ(財務局)ではない他の役所(大阪航空局)にやらせているのです。

 そして、8億円のゴミ撤去費用の算出は、大阪航空局がやったものだから、自分たちは知らんというあの理財局長の態度は、一体なんなのかと。

 大阪航空局は、それほどゴミの撤去費用の算出が巧いのでしょうか?

 おかしいでしょう?

 あの理財局長の答弁を聞いていると少し腹が立ってきます。

 どこまで、国民を甘く見ているのか、と。

 確かに、あんたもある意味被害者であるかもしれないが…そして、胡散臭いことをしているのは、他にもいろいろあるではないのかと言いたのかもしれませんが…でも、やはりおかしい!

 国有地を売却するためには適正な時価を算出する必要があり、私、相当以前に、売却予定地の近隣の土地がどれほどの価格で売買されたか調査に出かけたことがあるのですが…

 よっぽど上手に接しない限り、そんな調査に誰も応じてくれる訳はないのです。

 大体、真昼間に役人が一般の家庭を訪れ、オタクは最近、この土地を買われたようですが、幾らで買ったのかなんて言われて答える筈がありません。

 というか、私だって、絶対に答えないでしょう。

 何故あんたにそのようなことを教える必要があるのか、と。

 少なくても菓子折りの一つが必要であることは言うまでもないでしょう。

 否、答えてくれなくても、今思えば、相手がこう答えたとでっち上げることができなかった訳ではないのです。でも、そんなこと思いも浮かびませんでした。

 それが財務局の文化と言っていいでしょう。

 つまり、インチキなんかしないのです。

 しかし、今回の事例をみたら、インチキのし放題!

 しかも、それを国有財産売却の最高責任者が、適正にやっているのだから、なんか文句はあるのか、みたいな態度で言っているのです。

 でも、どう考えたって8億もゴミ撤去費用に要すると考えるのはおかしいわけです。

 そんなことが分からなくて、どうして東京大学を優秀な成績で卒業し、なおかつ大蔵省に採用してもらうことができたのでしょうか?

 多分、自分が一番分かっているのではないでしょうか。

 財務局の人に言いたい!

 どこからか、天の声みたいなものが聞こえてきたのでしょう?

 多分、局長や部長以外はそれが、どこからか聞こえて来たか知らない。

 しかし、でも、何とかして安く売って上げることができないのか、と。もう少し安くなるのではないのか、と。もっとよく法令をみてみろ、と。埋蔵物を撤去する必要があるならば、その分価格を引き下げることができるのではないか、と。

 私、思うのですが、でも、一義的にはそのどこからともなく聞こえてきた声に負けたあんたらが悪い!

 しかし、私の経験では、そのような声に負けずに正論を通すことのできる職員は多分10人に1人くらいなものでしょう。否、100人に1人かも。

 正論を通すと、なかなか生きていけないのですよね。

 近畿財務局、大阪の国土交通省の航空局、そして、文部科学省や大阪府の職員に言いたい!

 あなた方もある意味、気の毒であったね、と。

 どんなにか嫌な思いをしてきただろうか、と。

 そして、自分たちがしてきたことが、国会の場で議論になるなんて、と。

 でも、同時に、少しばかりほっとしているかもしれません。

 多分、分かっている人はいるし、そのどこからともなく聞こえてきた声にさいなまれていたのは自分の役所ばかりではない、と。

 皆で渡れば怖くないなんて言葉もありますし…

 でも、私、思うのですが、このような出来事が起きると、こんなことがまかりとおるならばと、真似する輩が出てくる気がするのです。

 つまり、不祥事が続出する、と。

 そのようなことになっていいのでしょうか?

 行政の長、最終的な責任者は総理大臣です。その総理大臣が絡んでいるのでないかと思われる出来事が今起きていて、だから国会でも質問がなされているのです。

 自分は、全く関与していないという安倍総理。

 だったら、もっと説得力ある説明をすべきですし、質問した議員が言っていたとおり、李下に冠を正さず、です。

 同時に、何故そのような事件というか事例が発生してしまったのか、それを究明するのがトップとしての責任と言っていいでしょう。

 それなのに、後は財務省に聞いてくれとか、文部科学省に聞いてくれというのでは無責任ではないのでしょうか?






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