安倍総理は、自分がやろうと思えが簡単に身の潔白が証明できるのに、それをやろうとしません。

 つまり、政府の独自の調査は必要ない、と。会計検査院が調査するので、それに任せる、と。

 しかし、そのような極めて消極的な姿勢だから疑惑が深まるのです。

 つまり、疑惑が深まる原因を作っているのは総理自身であって、野党が印象操作をしているからではないのです。

 それにしても、好きですね、レッテル貼りとか印象操作なんてことを言うのが。

 悪魔の証明なんてことも言っています。

 悪魔の証明とは、例えば、地球上には宇宙人がいないことを証明せよ、というような無理難題というか、証明が殆ど不可能なことを言うのです。本当に地球上に宇宙人がいないことを証明するためには、世界中を隈なく調べ尽くす必要があるからです。

 その一方で、宇宙人がいる(仮にいたとして)ということを証明するのは、それほど難しいことではないのです。実際に宇宙人に遭遇した人がいて、その人が明確な証拠を示すことができれば、宇宙人は存在するとなるからです。

 早い話、宇宙人が我々人間の前に姿を現してくれたら、宇宙人が存在することが証明されたことになるのです。

 ネッシーがいないことを証明するのは現実的に不可能なことだと言っていい訳ですが、しかし、いることを証明する(仮にいたとして)のは必ずしも不可能ではないのです。

 今回の政治家の関与とか介入についても、誰も介入していないことを証明しろというのであれば、それは確かに難しい。

 しかし、追及している野党の議員は、政治家が介入していないことを証明しろと総理に迫っているのではないのです。

 誰も介入していないと主張しているのは、佐川理財局長と安倍総理なのです。

 野党の議員は、誰かが介入している筈だと主張している訳ですが…もし、総理が全く関与しておらず、その一方で、誰かが関与しているのであれば、その誰かを明確にすることができたら、総理の潔白は証明できるのです。

 つまり、犯人を見つけることです。

 そして、その犯人とは、財務省、近畿財務局、国道交通省、大阪航空局、大阪府、文部科学省など多くの関係者に圧力というか接触をしているのですから、総理がその気になって調べれば、誰が圧力をかけたか、役人たちは正直に答える筈なのです。


 早い話、「おい、佐川局長、本当のことを言え」と総理が言いさえすれば、それで全てが分かる、と。

 そんな簡単なことなのに、何故総理は指示をしないのでしょうか?

 だから、総理が疑われるのです。



 総理が調査に消極的な理由が分からないという方、クリックをお願い致します。
 ↓↓↓
 人気blogランキングへ