23日に籠池氏の国会での証人喚問が行われます。

 嵐の前の静けさというか、昨日、今日とやや落ちつているようにも見受けられます。

 それにしても、全く理解できない与党の対応ぶり。

 否、本当はよく分かるのです。

 籠池氏にしろ、他の官僚にしろ、国会に参考人や証人として呼ぶのは本当は本意ではないのですよね。

 だって、真相が明らかになって困るのは自分たちですから。

 だから籠池氏についても、本当は呼びたくはなかった。しかし、籠池氏が安倍総理から100万円寄付をしてもらったなんて言い出したものだから、この際、籠池氏の発言が虚偽であることを証明して、それで幕引きしたいということなのでしょう。

 また、だからこそ23日の午前中に参議院で証人喚問をした後、午後に畳みかけるように衆議院で同じく証人喚問をするのです。

 しかも、23日という日は、WBCの決勝戦が行われる日でもあるのです。

 普通は、参議院で先に証人喚問をしたら、数日空けてから衆議院でも証人喚問をするとかにするのが普通だと思うのですが…

 いずれにしても、籠池氏だけを証人として呼んでも全容は解明されないでしょう。役所の関係者からも話を聞かなければ。

 何故近畿財務局、財務省、国土交通省、或いは大阪府、文部科学省の役人たちを呼ばないのか、大変理解に苦しむところです。

 真相を解明したくないということなのでしょうね?

 まあ、いいでしょう。籠池氏はどんなことを言い出すか分かりませんし、仮に何かを言うと、巷で噂されている迫田国税庁長官を少なくても参考人として呼ぶことが必要だと認識されるようになるでしょうから。

 迫田国税庁長官は、森友学園に国有地を売却した際、理財局長を務めていた人です。

 それに、迫田氏は、山口県の出身であり、安倍総理も俺も長州人だと言っていたことがあるのだとか。

 ちなみに、実際の売り払いの権限は近畿財務局に委任されていたのだから、近畿財務局長にも話を聞く必要があるのではないかと思う人がいるかもしれませんが…私は、それは余り意味がないと思います。

 否、近畿財務局の関係者に話を聞く必要がないと言っているのではないのです。実際に森友側や鴻池事務所の秘書と接触をした担当者に話を聞くのは意味があると思います。しかし、財務局長は多分、余り関与していないと思うのです。

 何故かと言えば、これほど異例づくめの案件ですから、近畿財務局の一存で判断したとは到底考えられないからです。

 つまり、実際には理財局長や事務次官からの指示があった後、事務的な手続きに移行する訳で、そのときに近畿財務局は手足として動いただけだ、と。

 決裁文書に、近畿財務局長の印鑑が押されているかもしれませんが、実際に決めたのは、本省の理財局長や事務次官と考えるべきなのです。

 ということで、巷で噂されているように、迫田元理財局長を証人喚問する必要があると思うのですが、それだけでは十分だとは思えません。

 というのも、幾ら大きな圧力があったからといって、理財局長の一存で、将来組織を揺るがすリスクがあるようなことを決められる筈がないのです。

 むしろ、事務方のトップ、つまり事務次官まで話は行っていたと思うのが常識的でしょう。

 つまり、当時次官を務めていた田中一穂氏からも話を聞く必要がある、と。

 田中一穂氏のことをご存知でしょうか?

 財務省では、数年前に非常に稀というか、前代未聞の人事が起きていたのです。

 どういうことかと言えば、同期、この場合昭和54年入省組ですが、その同期のなかから3代も続いて事務次官が誕生したということです。

 2代続くのも割と珍しいのに、3代続くなんて、と。

 木下康司氏、香川俊介氏、そして、田中一穂氏と3代続くのです。

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 香川俊介氏は病を押して消費税増税実現に向けてまい進した人で、気の毒なことに次官を退いた直後に逝去してしまいました。ご承知の方がいるかもしれません。

 その香川氏の後に次官に就任したのがそれまで主計局長を務めていた田中一穂氏。

 田中一穂氏が、どんな経歴を辿ってきたかと言えば…

 安倍第一次内閣の総理大臣秘書官、国税庁次長、理財局長、主税局長、主計局長、そして最終的に事務次官に就任しています。

 主税局長と主計局長の二つのポストを一人の人が経験するのは聞いたことがありません。

 で、ご承知のように第一次安倍政権は、突然の辞任劇で終わってしまう訳ですが、安倍氏が失意の状態にあるなか、この田中氏は安倍氏を例えば登山に誘ったりして励ましていたというのです。

 まあ、そういうこともあってか、政権奪回に成功したとき安倍総理は、「田中を絶対に次官にする」と言っていた言うのです。

 以上のとおり、田中氏は、国税庁次長の後、理財局長、主計局長と出世する訳ですが、田中氏が主計局長に就任した一年後、迫田氏が理財局長に抜擢され、田中事務次官・迫田理財局長コンビで「安倍対策」を担う形になったとも言われています。

 そして、とりわけ田中氏に関しては、「田中さんの一番の仕事は、首相を怒らせない、機嫌をとることでした」という関係者の発言もあるのです。

 首相を怒らせないとはどういうことかと疑問に思う方がいるかもしれませんが、財政健全化路線を進めるために増税を押し付けようとする財務官僚を安倍総理は大嫌いであったということです。

 お前らのせいで景気が悪くなったではないか、と。

 出入り禁止まで言い渡されたほどなのですから。

 そのようななかで何とか安倍総理のご機嫌を取る必要があった財務省。安倍記念小学校とか、安倍昭恵名誉校長なんてことが耳に入って、田中・迫田コンビが何もしないなんてことはあり得ないではないですか?

 それに、2015年9月の疑惑に3日間に、実際に安倍総理は迫田理財局長と直接話をしているのですから。

 森友学園に対する格安での国有地売却が、近畿財務局の一存でできる筈がありません。また、本省の理財局の一存で行われたとも思われません。

 当時の事務次官も知らない筈はないでしょう。

 



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